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【初note】noteで「読みたい!」を生む記事づくりについて考えてみた
はじめに
note初投稿ということでnoteで「読みたい!」と思ってもらえる記事づくりについて考えたことをまとめたいと思います。
noteのアルゴリズムや人気記事の傾向、企業noteで成功している事例を調査して見えてきたのは、"読者にとって価値ある体験のシェア"と"わかりやすさ"が大きなカギになるということです。
・具体的なノウハウや数字で説得力を高める
・ストーリー仕立てで読者の共感を呼ぶ
・タイトルやリード文で興味を引く
こういったことがまずは重要になるみたいです。
「noteをはじめてみたけれど、どうすれば多くの人に読まれるようになるのか?」
「企業アカウントで情報発信して、認知獲得やブランディングにつなげたい!」
そんな方の参考になれば嬉しいです。
noteの最新トレンドについて
noteアルゴリズムは"エンゲージメント重視"
noteのトップページやおすすめに表示される仕組みは、読者個人の興味関心と記事のエンゲージメント(スキやコメント、シェア)を評価するアルゴリズムによって決まります。特にスキをもらいやすい記事は上位表示されやすいので、読者とのやりとりを意識することが大切になりますね。
直近ではビジネス・AI領域がトレンド
最近のnoteでは、ChatGPTやGemini、Grok3などのAIトレンドや経営、営業、マーケ系のビジネス領域の記事が注目されているようです。
その一方で、ファッションや映画・書籍の感想、旅行記事などのジャンルも人気があるようです。
記事テーマは著者が得意な領域で発信することが良いかなと個人的に考えていますが、共通して大事なのは"読者が「読んで良かった」と感じられる有益性や個人の体験談に基づいたリアリティ"が大事だと思われます。
人気記事に共通するポイント
数字を用いて具体性と説得力をUPしている
例えばビジネスやAI領域の記事であれば、「効率化できる」という表現よりも「○○%削減できた!」や「××時間短縮できた!」といった具体的な数字を添えると読者に実践してみたいと思わせられ、読まれる記事になります。
また、成果数字ではなくても、個人記事でよく見られる「●●円で世界一周した話」や「30日連続で実践した結果発表」などの記事も思わず見たくなる内容になります。
読みやすい構成で離脱を防ぐ
折角記事を見てもらえても読者が離脱してしまってはもったいないです。
例えば以下の3点に気を付けて読みやすい構成を心掛け離脱を防ぐことも大切です。
・見出しを適度に入れて、話の流れを把握しやすくする
・箇条書きや太字を使って要点を強調し抑揚をつける
・1文を短く区切り、テンポよく読めるようにする
モバイルでの読者も多いため、読みやすいレイアウトはとても重要になってきます。記事冒頭~リード文で「あなたにメリットのある記事ですよ」と示すことが有効です。
"自分語り"を入れる場合は"教訓"もセットで
まだフォロワー数が多くない場合は自分語りの"意見"や"日記"的な発信はしない方が良いと言われています。
それよりも皆が知りたい"情報"を発信するべきです。
"自分語り"的な発信は上手くいけば読者の共感を集めやすいですが、「ふーん…」で終わってしまうことも少なくありません。最後に「ここから得られる教訓は…」など、読者が持ち帰れる学びの要素を添えるとスキやシェアにつながりやすくなります。
企業noteで成功した事例
【採用応募数1.5倍】採用広報にnoteを活用して成功した例
家計簿アプリを提供する株式会社Zaimは、noteを採用広報の場として活用しています。
特徴は社員個人のアカウントで投稿している点で、各社員が「なぜZaimに入社を決めたか」「どんな風に働いているか」といったリアルな声を発信していることです。
ある記事では地方在住のワーキングママが未経験からリモート入社した体験を綴り、記事末に採用サイトへのリンクを配置したところ、応募エントリー数が1.5倍に増加する成果を上げました。内部の本音を共有することで求職者の共感を得て応募促進につなげた好例です。また社員同士も互いの記事を読むことで会社への愛着が増す効果があったといいます。
【note読者の2割が書籍購入】ブランディング&販促にnoteを活用して成功した例
老舗出版社の早川書房は公式noteを自社PR誌のように活用し、ミステリ・SF・ノンフィクションなど自社ジャンルに関連する読み物を多数投稿しています。中でも話題となったのが「海外SFセール」の告知記事です。
300点以上の書籍タイトルを最大半額で提供するキャンペーンをまとめた記事経由で、読者の2割以上が実際に書籍購入に至ったそうです。
この成功要因は、単なる宣伝ではなくSFファンが楽しめるコンテンツとしてセール対象作品を一覧紹介した点にあります。noteの記事自体が有益なリストとなりブックマークされやすく、結果として売上にも直結しました。
個人がnoteで成功した事例
無名からバズを生んだ事例
無名の一般ユーザーでも、ある記事をきっかけに大きく読者を伸ばした例があります。
例えば会社員の方が「会社を辞めた日の心境」を赤裸々に記した記事がSNSで拡散され、一晩で数千のスキが付いて注目作になったケースなどです。
その方はnote開始当初フォロワー数十人でしたが、その記事公開後にフォロワーが数百人単位で増え、一躍人気クリエイターの仲間入りをしました。
成功したポイントは、誰もが抱える仕事の悩みを自分の物語として語り共感を呼んだこと、そしてX等で拡散されやすいようタイトルや内容が工夫されていたことです。
「退職エントリ」はブログ界隈でもバズりやすい定番ですが、noteでも同様で、共感と勇気を与えるストーリーは人々に共有されやすいのです。
継続投稿でnoteの仕組みを味方につけた事例
noteでは継続そのものが成功に繋がった事例もあります。
ある著者は365日連続投稿を通じて試行錯誤しながら書く力を高め、フォロワーとPVを着実に伸ばしました。毎日書くことで書き手自身の専門性やキャラクターが読者に浸透し、途中でいくつかのバズ記事を経験する中で多くの固定ファンを獲得できたそうです。
地道な作業が成功要因のようですがもう少し深堀すると、継続による信頼蓄積と、note内アルゴリズムにも評価されやすい「更新頻度」を武器にした点が挙げられます。
継続投稿はnote公式からも「毎日更新バッジ」が贈られるなど奨励される文化があり、結果的に露出機会増にも寄与します。個人で読者を増やすには、こうした日々の積み重ねも一つの有効な戦略になります。
note記事の拡散・集客術
note内SEOを意識する
noteの機能を活用し、一人でも多くの読者に露出するようにします。
最低限、以下の3点を意識してnoteを完成させましょう。
・note記事に関連するタグを設定する(1記事につき5つ)
・タイトルや本文にターゲットキーワードを自然に盛り込む(検索ヒットしやすくする)
・見出しや段落構成を整えて、読者が離脱しにくい記事に仕上げる
SNS連携を活用する
記事を公開したら、Xやinstagramなどで積極的にシェアします。
特にXでの拡散は上手くいくと爆発力が期待できるため、タイトルに加えて一言キャッチ―なフレーズを添えて投稿することがおすすめです。
instagramではビジュアルで興味を引きやすいので、記事内の写真やイラストを載せつつ「続きはnoteにて!」と誘導すると効果的です。
noteで「読みたい!」を生む記事づくりポイントまとめ
記事テーマ設定
・読者の課題やニーズを意識し、自分自身の視点と経験を織り交ぜる
・トレンドに乗っかったテーマ選びができると効果大タイトル・冒頭文の工夫
・数字や具体的な言葉を盛り込み、記事内容を端的に示す
・「読めば得する」「これって何?」と感じさせるフックを用意ストーリーテリング+得られる学びを
・物語として面白い+読後に「役に立った」と思ってもらえる内容に
・読者視点でのメリット(実践例や具体的な学び)を忘れない読みやすい構成
・見出し、箇条書き、太字などで視覚的に整理する
・1,500~2,500字程度を目安に読了しやすく継続的な発信+SNSで拡散
・アルゴリズム評価&ファン獲得のために継続投稿がカギ
・記事公開後はXやinstagramで拡散する分析と改善
・スキやコメント数、PVなどの反応を見てPDCAを回す
・試行錯誤を重ねて"自分らしいスタイル"を確立しファンを増やす
おわりに
noteはブログやSNSとも違い、クリエイター同士のつながりが生まれやすい独特の文化があると思います。
だからこそ、質の高いコンテンツを出し続ければ、自然と読者が増え、応援も得やすいのが特徴と言えるのではないでしょうか。
初めから「大バズ」を狙うより、まずは継続して書き続け、読者の反応を分析しながら改良していくことが、遠回りのようで一番の近道です。
何よりも、「読んで良かった!」「明日から実践してみる!」そう思ってもらえる記事を増やして、ぜひ自分ならではの世界観や専門知識をnoteで発信してみてはいかがでしょうか。
企業のアカウントでも、ただの宣伝に終わらない読み物を意識すれば、採用や販促、ブランディングにきっと大きな効果が期待できるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が、あなたのnote運用のヒントになれば嬉しいです!