褒めるんじゃなくて認めてもらいたい
承認欲求っていう言葉をよく聞くようになりましたね。
多くの方が、自分を認めてもらいたいと思っているということだと思います。
私も以前は他人に承認してもらいたくてたまらなかったように思いますが、いつの頃からかあまり気にならなくなりました。
何故なんだろうと振り返ってみますね。
子供の頃は、いじめられっ子でした。
私の強いという印象からか、よくいじめっ子の間違いでは?と、からかわれますが、かなりひどくいじめられていました。
いじめられていた内容とかについては、今回は関係ないので割愛しますね。
いじめられっ子だったせいなのか、私はかなり卑屈に育っていて、誰かが褒めてくれても、そんなの私のうわべだけしか見ていない発言だと感じたりしていました。
今でも、褒められても素直に喜ぶことができません。
縁あってキャリアコンサルタントの勉強をしているときに、「認める」ということがどういうことなのかを学びました。
認めるというのは、「それは、そうである」とそのまま伝えること。
褒めるといのは、「いいことだけ」を肯定すること。
私は、褒められるとそうじゃないんだ!と自分のダメな部分を強調したくなってしまいます。
できたことはできたね、できなかったことはできなかったね、と淡々と言ってもらえる方が安心できたのです。
それを知って、相手が話したことに対しても褒めるのではなく、「そうなんですね」「そう感じているんですね」と伝えるようになりました。
自分に対しても他人に対しても、良い悪いで評価するのではなく、事実をそのまま伝えることで、「認める」ことがちゃんとできるようになれたと感じています。
「赤い服を着て素敵ね!」というのが褒める。
「赤い服を着ているね」というのが認める。
そんな感じでとらえていただければ、わかりやすいかもしれませんね。
こんな感じで、自分に対して繰り返してやっていたら、いつの間にか誰かに認めてもらいたいという感情があまりなくなったような気がしています。