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<10>「スケープゴート」入院前3月15日
拒食症日記を20年ぶりに振り返っています
3分10秒
16:37
いま、ビール飲んでます♪
このビール好きは「一過性」のものだと思って
許容してしまっているところがあります。
前よりだいぶ、
母のことを流せるようになってきたかな・・。
今日も嫌味たっぷりに言われたけど、何も返事せずに、
心の中でも傷つくことなしに流せたと思う。
多少、カチンときたけど・・。
その「多少」がまだまだだね。
母は、
この帰郷は一時的なものだと知らなかったみたい。
すぐT県に戻るんだよ、ざまーみろ。
この家は、
ワタシがいない方がうまく「機能」する。
皆、
ワタシに頼るからダメらしい・・。
「家庭環境が変わることはないんだから、
それを"なにこのくそ"って言える根性が付けられれば」
みたいなことを父に言われた。
うん、そうだと思う。
この2週間で、
ワタシの金銭感覚が変わった・・。
遠方の祖母が
値段にこだわらずに物を買ってくれること、
父から
「治療・滞在費」としてお金をもらったこと・・
異常な「ケチ根性」が和らいだような気がする。
この感覚に似た感覚で、
「食べない」ことへの執着心が
薄れたような感じもしなくない。
自分から食べ物に歩み寄っていくのがばかばかしくて、
家にいると食べません。
20年後の「振り返り」
当日のワタシは、
悲劇のヒロインにでもなった意識なのか、
家庭の不和を一手に引き受ける姿勢を取っています
第一子ですし、
生来、責任感が強く、人から真面目と言われます
そういう個性もあったのでしょうけども、
おこがましいかな、
家庭の課題を
自分が負うべき責務のように感じているのです
家庭の「機能不全」って、
大なり小なりどの家庭にもありますよね
夫婦仲がそんな良くないとか
子どもの反抗が強いとか
ワタシの家庭も、
その例に洩れず小さな課題はありました
とはいえ・・です・・
スケープゴートという概念があります
「いけにえの羊」という意味の用語ですが、
ある組織の中で一人だけ
異様に我慢し続けるとか、
いじめやバッシングの対象になるとか、
しゃかりきに働いてその集合体を支えるとか、
問題解決または環境維持のために、
一人だけ身を削ることを意味する言葉です
ワタシは当時、
スケープゴートになりに行っていた
と、思います
母がちょっと個性的な人ですから
父も扱いには困っていた様子です
ために、夫婦仲は、
まあ円満かと言えばそうではない
でも、
その仲を子であるワタシが
死ぬ思いで取り持たねばならないかと言えば、
そうではないはず
夫婦の仲は夫婦で考えれば良いのです
それが、当時のワタシにはできていなかった
ワタシが介入してしまうことで
複雑になることもあったでしょうが、
両親のため、弟のため、
ワタシがなんとかせねば
そんな思いに支配されていました
さて、
ちょっと面白いな、
とおもったのが「金銭感覚」
このころはだいぶ「ケチ」だったみたいですw
いまもケチではあるのですが、
この頃のように
神経すり減らすほどのケチではありません(笑
当時は神経すり減らしてケチでした
いやはや
蟹コウラ