<7>「わかってほしい」入院前3月8日
1分50秒
20年後の「振り返り」
T県滞在の1か月で通っていた
精神科クリニックのハナシをしています
この日の外来は、
主治医のX先生ではなく
代診の「Fセンセイ」だったみたいです
覚えてないけど
Fセンセイ・・確かにいたような気がします
男性だった気がします
心理師などではなく、Dr.です
とにかく受容してくれているみたいですが、
当時のワタシはそれに救われていたようですね
例のごとく、当時の記憶は曖昧です
なぜって、低栄養状態のため
何かの病気のように記憶が抜け落ちています
神経性やせ症(拒食症)の患者さんは、
こうやって
ひたすらに想いを聞き遂げてもらうことも
救いになるのかもしれません
ただ、
ここまで重症化してしまうと
それだけで治せるものではないのも事実
X先生も、M先生も、個性は違えど、
ただ寄り添うだけではない
ピリッとした強さを持っていました
患者さんを確かな方向へ導くことができる医療者は、
聞き遂げることができる上に、
何か一つ芯の通った姿勢を
持っているのかもしれないな、なんて
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蟹コウラ