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ネガティブなニュースを聴くと起こる共感疲労とは?

どうも、情報過多な漢です。
今回はネガティブなニュースを小耳に挟むだけで体に起こる変化について語っていきます。

ネガティブなニュースの影響

まずはじめに、「直近3年で、ネガティブなニュースやSNS情報が増えたと感じている?」かという質問から聞いてみると、220の回答のうち、92.3%が「はい」と感じているという結果に。特にSNSが発達し普及したことで、目にする機会が増えたことがわかりますね。

つぎに、「その情報を得たことで、生活に支障がでるくらい精神的な影響を受けた?」と聞くと、約4割が「ある」と回答。ネガティブなニュースを見た時に感じるのは「不安」が多い結果に。具体的なエピソードでは「自分の周りでも起こるのではないか」「今後の世の中が怖い」といった自分の未来に対する心配が挙がり、これが「不安」という感情で表れているのでしょう。テレビやネットの報道によって、感情が揺さぶられることは少なくないようです。

神経学的なレベルで言うと、私たちが暴力的なイメージを目にした場合、その画像や映像は実際の暴力とは違うのだと認識し、その情報は脅威をもたらす刺激としてはインプットされない。しかし、内面的にネガティブな刺激を受け止めてしまい、心に影響を及ぼし周囲に対してより悲観的な感情を持ってしまう。

「そういったイメージは私たちの気分を一層ネガティブなものにし、悲しみや不安を増大させます。またその反応が周囲に対する心理的な変化に繋がっていきます。例えば、私たちはネガティブで脅威をもたらす可能性がある周囲の出来事に関して、より気にかける傾向にあります」とグラハム博士は説明する。「それにより一定の間、精神的に悪循環に陥る可能性があるのです」

共感疲労とは

共感疲労は、他人の痛みや苦しみに共感することで生じる疲れやストレスのことを指します。特に、医療従事者やカウンセラーのように、他人の苦しみを日常的に扱う人々に起こりやすい症状です。共感疲労は、他者とのエンパシーを持つことは大切ですが、その過程で自分の感情や心理的負担を置き去りにしてしまい、自己犠牲をすることで起こります。共感疲労を防ぐためには、自己ケアやメンタルヘルスのケアが重要です。

ネガティブなニュースとの関係

ネガティブなニュースを日常的に見たり聞いたりすることは、共感疲労を引き起こす可能性があります。ネガティブなニュースは、暴力事件、災害、疾病などの悲劇的な出来事が報道されることが多いため、それを受け止めることで心理的負担を感じやすくなります。これにより、共感疲労が増大し、ストレスや不安を引き起こすことがあります。

ネガティブなニュースに過剰に曝されることは、心の健康に悪影響を与える可能性があるため、適度な情報摂取やメディアデトックスが重要です。ポジティブなニュースや活動にも焦点を当てることで、心のバランスを保ちながら、共感疲労を軽減することができます。


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