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英検1級 合格点奪取のための思考法と戦略的アプローチ(概要編)

皆さんこんにちは。 anonymousと申します。

この度、2020年度第一回の英検1級試験に合格することが出来ました。

本記事では、英検1級一次試験で合格点を取得するために、まず英検の採点基準がどういったものなのかを軽く説明し、私が行った勉強の概要と、なぜそのようなアプローチをとったのかという理由について説明したいと思います。それではいきましょう。

目次
1. 英検1級の得点配分
2. 得点配分から読み取れることと取るべき戦略
3. 使用した教材(語彙及びライティング)

1. 英検1級の得点配分
まず初めに、英検1級の得点の配分について説明します。

英検1級の一次試験は、リーディング、リスニング、ライティングの3技能試験構成。
各項目における問題数は下記の通りで、各項目の素点から、CSEスコアという英検独特の得点システムを用いて点数が算出されます。

リーディング
 語彙問題 25問
 長文の語句空所補充 6問
 長文の内容一致 10問
 合計 41問
 配点CSEスコア 850点

リスニング
 会話の内容一致 10問
 文の内容一致 10問
 Real-life形式の内容一致 5問
 インタビューの内容一致 2問
 合計 27問
 配点CSEスコア 850点

ライティング
 英作文 1問
 合計 1問
 配点CSEスコア 850点


2. 得点配分から読み取れることと取るべき戦略
人によって、リスニングはめっちゃ得意でリーディングはまぁまぁなんですぅぅとか、リスニングはそこそこだが、リーディングはイケる!!複雑な構文も読めまっせ!!(日本の典型的な高偏差値受験生?)など、様々なタイプの方がいるので、タイプに応じて取るべき戦略は変わるのですが、ここで注目して頂きたいのは、リーディングの語彙問題数と、ライティングの問題数です。

リーディングの問題数全41問のうち、語彙問題数は25問(61%)
英作文は全部で1問のみ(100%)。

つまり、語彙問題と英作文だけで全体の半分以上の割合を占めているということになります。

私は2020年度第一回の試験で合格したのですが、もしこの回で語彙問題と英作文が満点だった場合、各CSEスコアは下記のようになります。(参照記事:https://eigoful.com/cse-1st-2020-1/)

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リーディング 658点
ライティング 850点
合計 1508点

一次試験の合格ラインは2028点なので、この時点であと520点を取ればギリギリで合格ということになります。リーディングの長文問題とリスニング問題で4割弱とるだけでも合格が見えてきます。

もちろん語彙問題とライティングで満点を取るというはかなり非現実的なので、リーディングとリスニングをもうちょい頑張る必要はあるのですが、ここで言いたいことは語彙とライティングをまず固めるのが、試験に合格するという観点では重要な戦略だということです。

実際語彙とライティングで最低でも7割はコンスタントにとれるくらいにしておかないと、合格は厳しいと思われます。


実際私はリスニングはどちらかというと苦手でして、様々な合格者のブログなどを読み漁り、上記の語彙及びライティング偏重型の戦略をとりました。

それでは最後に、語彙及びライティング対策として私が使用した書籍を紹介します。

3. 使用した教材

語彙対策

究極の英単語 SVL Vol.4 超上級の3000語

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出る順パス単1級がメジャーだと思うのですが、私は究極で臨みました。まぁぶっちゃけ何でもいいと思うのですが、究極を選んだ理由としては下記の2点です。

① 収録語数の違い
② 英検一級語彙問題における網羅率の違い

① まず収録語数ですが、パス単は2,400語(熟語を除くと2,100語)なのに対し、究極は3,000語収録となっており、単語数では900語も違います。1級は10,000~15,000語レベルの単語から良く出題されるので、この収録語数の違いはかなり本番の点数に影響すると思いました。単純に知ってるか知らないかだけの勝負ですからね。多く知ってるほうが有利なのは言うまでもないです。

② 実はパス単の網羅率ってそんなに高くないのをご存じでしょうか?
現在市販のパス単では、近年の英検1級の語彙問題の網羅率は大体6~7割に収まると言われております。

下記動画参照
https://www.youtube.com/watch?v=29a3Yt6KQJQ

また、下記の書籍では2016年第2回までのパス単と究極vol.4のカバー率が調査されているのですが、11~16年度のパス単のカバー率は約4~6割らしく、究極のカバー率を下回ります。

英検1級合格マップ

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上記の通り、語彙問題でどれだけ正解できるかが重要だと考えていた私は、パス単ではなく究極vol4を選びました。ただ、究極は単語のみの掲載なので、熟語対策としては別途下記を購入し、熟語部分のみ暗記しました。

出る順で最短合格! 英検1級単熟語 EX

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実際本番の試験では、21/25正解したのですが、正解となる選択肢はもうこれしかないやん!!という感じで確信をもってサッ、サッ、サッ、とマークしていたことを記憶しています。
(特に消去法に頼るということもなく、いわゆる進研ゼミ状態を発動笑)

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英作文

(MP3音声無料DLつき)最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇

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もう王道ですね。めちゃくちゃ完成度高いですこれ。合格者の方も色んなところで紹介されているので、この本自体について私があまり語ることはないかもです。


今回は以上となります。次回からは具体的に私がどのように学習していったのか等、核心的な部分に入っていきたいと思います。本記事を最後まで読んで頂きありがとうございます!!

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