英検1級 英単語大量暗記メソッド(イメージ暗記編)
前回、前々回の記事では、復習のスケジューリングの方法、また一回一回の学習時にいかに暗記を100%まで引き上げるかについて解説しました。単語に限らず、これら2つの方法を徹底するだけでも暗記に関してはかなり力がつくと思います。ですが、それでもどうしても覚えづらい単語というのは出てくるはずです。そういうものは、やみくもに回数を重ねても、あまり効果は期待出来ない可能性が高いです。
本記事で紹介するのは、そういった単語にこそ威力を発揮するであろう、最後の砦のような方法を解説します。それではいきましょう。
暗記効率を爆上げするイメージ暗記
よく英単語の暗記法などの記事で、「その単語のもつ意味をイメージしながら覚えて下さい」と書かれていたりします。確かにその通りではあるのですが、そんなに都合よくイメージが思い浮かぶとも限りませんし、そもそもイメージしずらい単語だからこそ中々覚えられず苦労しているのではないでしょうか。個人的には、上記のような記事を見ると、痒い所に手が届いていないというか、読者に対して多少の無責任感を感じる気がしないでもないです。
ちなみに、文字情報のみよりも画像を加えた場合のほうが記憶に残ることを「Picture Superiority Effect:画像優位性効果」と呼び、研究でも証明されています。イメージを用いない場合は72時間後には情報を10%しか記憶できていないのに対し、イメージを用いると65%も記憶に残っているというものです。
参考URL
https://uxdaystokyo.com/articles/glossary/picture-superiority-effect/
上記で証明された効果を勉強に応用する方法を紹介する前に、私のエピソードについて話させて下さい。
デーモンが与えてくれたヒント
皆さんは、「遊戯王」をご存じでしょうか。ブラックマジシャンとか、ブルーアイズホワイトドラゴンとかのカードゲームのあれです。私が当時保育園生のときから流行っており、どっぷりハマっていました。様々な種類のカードがあり、モンスターにはステータスや能力(属性、種族、レベル、攻撃力、守備力、効果)が個々で違います。今でも当時のカードであれば、詳細は結構すぐに思い出すことができます。例えば「デーモンの召喚」というモンスターがいるのですが、どんなステータスだったか、知っている人は今思い出してみてください。
「闇属性、悪魔族、レベル6、攻撃力2500、守備力1200」そしてフレーバーテキストには確か「悪魔族の中ではかなりのレアカード」という記載があったはず。(今記憶だけを頼りにノールックで書いています。)
答え合わせ
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=4028&request_locale=ja
フレーバーテキストの「闇の力で心を惑わす。」は忘れていました笑 が、他はほぼ全て覚えていましたね。
英単語を覚える時になにかもっと工夫できないか考えていたとき、この「デーモンの召喚」がヒントになりました。 まずこのまがまがしいデーモンの顔が頭にパッと思い浮かんだあと(笑)、先ほどのステータスを芋ずる式に思い出したのです。
これ、各ステータスや細かい数値まで詳細に覚えているのって結構すごいことだと思っているのですが、「20年近く前のことをこんなに覚えているのは、もしかしてこのイラストのせいなんじゃ??イラストに紐づいて覚えている??」と思い立ったのが、これから紹介する方法を編み出したきっかけでした。
それでは、具体的な方法に移ります。
イメージ暗記の準備と暗記方法
①グーグルで、覚えたい単語を画像検索
②「word」に、英単語と意味を記載、画像をコピペ
③作成したwordを紙で印刷
④印刷したwordを切り取り、単語カードに張り付け
①グーグルで、覚えたい単語を画像検索
覚える単語を英語で画像検索します。バーっと見ていって、単語の意味に最も近い画像を探します。
②「word」に、英単語と意味を記載、画像をコピペ
wordに、下記のように、単語と画像、意味を記載していきます。(wordの機能のテキストボックスを使用し、意味を記載しています。)
たくさん作ると下記のような感じになります。
③作成したwordを紙で印刷
プリンターで印刷します。
④印刷したwordを切り取り、単語カードに張り付け
③で作成したA4コピー用紙を、単語カードのサイズに切り取り、単語カードに糊でペタペタと張り付けます笑。
完成
カード表
カード裏
「いや、単語の暗記法じゃないやん!!!!!」という声が聞こえてきそうですが、作成した単語カードを、前回の100%暗記法のやり方で、画像も意識しながら暗記していくと、物凄い早いスピードで覚えられます。
今回の記事は以上となります。今回の方法(というか単語カードの作り方?)は、単語を画像検索しないといけなかったりのが手間だったり、そもそもプリンターが必要だったりと、実践するにはハードルが高いかもしれないので、こんな方法でやってる人がいるんだ~くらいに思ってもらえれば十分なのですが(笑)、実際にやってみると尋常じゃないくらい覚えられるので、気になる方はぜひやってみて下さい。
3記事にわたった単語暗記編は以上となります。本記事を最後まで読んで頂きありがとうございます!!試験を受験予定の方は頑張って下さい!!