新規事業の壁〜大きな予算がない〜
気がつけば5年近くプラットフォームビジネスの立ち上げに関わっている私が得たプラットフォームビジネスの失敗禄を残していこうと思います。
他の記事にも違う観点で壁の乗り越え方を記載していますので、是非覗いてみてください。
さて、本日は「お金」の話です。
事業を構築するためにどのくらいの予算が必要か気になりますよね。
結論、私はとしては大きな予算は不要であるが、時間は必要であると考えています。
まず私は何を失敗したのか。
私はプロダクトアウトな発想から、時間とお金を溶かしてしまいました。
ある企業と協業をしてライセンスを受ける形でプラットフォームの立ち上げを試みました。パートナー企業とのライセンスの交渉や決済スキームの構築、システムの開発など約1年近くの時間と1億円近くの費用を投下し、事業参入を進めていました。
ニーズの調査や検証を飛ばし、事業構想を信じきって会社は投資し、私は時間を費やしました。事業構築後まったくユーザーが付かないプラットフォームを誕生させてしまい、自身の失敗に気が付きます。
なぜ失敗してしまったのか。
市況としても悪くありませんでした。競合となるスタートアップは資金調達をしておりましたし、DXブームの駆け出しの時期でした。
しかし、完全にペルソナとなるユーザーのニーズを捉えられていなく、代替手段に勝るソリューションを提供できていなかった。ライセンサーを信用しきり、自社での検証不足とプレイヤーのパワーバランスを理解できていないこと、まずは高品質の正しいものを作ることが原因だと振り返り思います
高品質の正しいものを作ることは不正解なのか?
新規事業においては不正解であると私は考えています。
確実性の高く、顕在化している課題解決は現代でほぼ完成されていると私は思います。または顕在化した時点で後発になることが多い。
そのため、品質が低くとも失敗の回数を増やすことが事業として解を見つける究極解だと信じています。
プラットフォームの構築に求められる人材の役割とは
ではどのような人が必要か。”走””攻””守”がバランス良くできる人間が向いていると思います。つまり、プログラムが誰よりも書ける必要もなく、百戦錬磨の営業マンである必要もないと思います。
失敗にまけず、筋の良い仮説を立てて顧客にぶつけながらも顧客から愛される人間がプラットフォームの事業担当者として向いていると思います。
ノーコードツールが有りふれている
大きな資本の投資で失敗を避けるため検証を進めていくと思います。
是非そのような時に、システムを作ろう!体制を作ろう!ではなく、小さく試してデータを貯めようという意識を持っていただきたいです。
ノーコードツール「LINE」「FACEBOOK」「Notion」「CANVA」などなどコーディングがなくとも顧客に受け入れてもらえる価値づくりができるようになりました。
そのため、0円でまずは価値機能を作ることを試して、実際に投資に値するか判断してみると時間もお金も無駄にせずに済むと思います。
どのくらい投資したら良いのか。
プラットフォームを構築してから事業化するまでに、どのくらいの時間とお金を投下した良いのか?と気になる方も多いでしょう。
こちらは長くなるのでまた別の記事で書きます。
本日もお疲れ様でした。
また、次回をお楽しみに「💓」を押していただけると嬉しいです。