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推しの活動方針へリスナーが直接物言いすることの不毛さ。

リスナー活動を長くしていると、推し(ライバー)の活動方針が変わる場面に遭遇することがある。

大抵は「方針変わった?」程度で流せるのだが、中にはあまりに急すぎて「おいおいそれはちょっと…」と思う方針転換もあったりする。

そんな時、親切心からか推しに直接「その方針は間違ってると思う」と伝えるリスナーがいるのだが、個人的には不毛な行為だと思っている。

今回は「何故リスナーが推しの活動方針に直接物言いすることが不毛であると考えたか」についてお話したい。




ライバーが方針転換するのは「配信を伸ばすため」

そもそも何故ライバーは活動方針を転換するのか。
答えは簡単。「配信を伸ばすため」だ。

今行っている配信が(ライバーの考える)需要と供給を満たしているのであれば方針変更の必要はない。しかし、ライバーが配信が伸び悩んでいる(同接数や再生数、ギフト投げが少ないetc…)と考えた場合、伸びるためにどうするか?を考えることになる。そしてその結果、導き出した結論が「活動方針を転換すること」になるのは自然なことだ。

つまり、ライバーは何も無策で活動方針を転換している訳ではなく、自分なりに「配信を伸ばすため」の施策の一環として方針転換を行うのである。


リスナーからの物言いは推しへの否定と同義

そして、その転換をリスナーが否定するということは、ライバーが「配信を伸ばしたい」と考えることを否定するのと同じになってしまう。当然だが良いリスナーとは言えないし、真にライバーを応援する(推す)なら避けるべきだ。

また、リスナーの物言いはライバーの活動への否定に繋がり、ライバーのモチベーション低下を誘発する恐れがある。それだけで済めばまだいい方で、最悪の場合はライバー自身が活動停止してしまうケースも。

そのシナリオは絶対に実現させたくない。
なのでリスナーは直接物言いすべきではないのだ。


方針転換に納得できないリスナーが取るべき行動

「ではリスナーは黙って推しの方針に従っていればいいのか」という声が聞こえてきそうだが、個人的には「YES」である。

リスナーとは推しが発信するものを享受する存在であって、ライバーの活動を監視したり是正する存在ではない。

なので推しの活動方針が誤っている可能性がある場合、それを指摘したり修正するのはリスナーではなく、ライバー側で活動・支援する人の仕事であることを意識しておく必要がある。

これらを踏まえた上で、それでも方針転換に納得できないリスナーが取るべき行動を2つ提示させてもらう。

1.推しを変える(推奨)
2.我慢して受け入れる

1.推しを変える(推奨)

最も簡単で、かつおすすめできるのが「推しを変える」ことだ。

そもそも、推し以外にもライバーは星の数ほどいる。その中にまだ見ない推し候補だっているのだ。目の前にいる推しの活動方針に納得できないのなら、既にそのライバーは推しとはいえず、推しでないライバーを無理矢理推す行為が健全とは思えない。

なので「納得できない」と自身で結論付けた時点で、早めにその推しからは離れて、新しい推しを探す旅に出るのが良いと思う。その方が時間の使い方も有意義だし、何よりストレスから開放されて一石二鳥だ。

2.我慢して受け入れる

あまりおすすめしない方法だが「我慢して受け入れる」も一つの方法だ。

推しの方針転換を我慢して受け入れているうちに、推しが「やっぱり前の配信スタイルに戻そうかな」と言い出すケースも存在する。そうなれば我慢していた期間が報われるし、何より自分が希望していた活動が戻ってくる訳で、結果としてはハッピーエンドにはなる。

ただ、推しが方針を戻すことがまず稀であることと、方針転換後に伸びてしまった場合、戻ってくることはほぼ100%ないことは留意する必要がある。

また、いつ方針を戻すかを予想することも当然できない。
なので我慢するスタイルを取った場合「終わりのないマラソン」を走ることになるという点は覚悟しておこう。


それでも物言いしたいリスナーへ

理屈は分かった。
ただ、それが分かってもなお私は物言いしたいんだ!

そんな人もいるとは思う。

かくいう私も、過去の推しの方針転換に納得行かず、かといって吐き出すこともできず悶々とした日々を過ごしたことがあった。

なので、どうしても物言いしたいという思いを持つ人向けに、実施してよいと思う策を1つだけ提案する。

それは、

「個人が特定できない範囲で、物言いしたい内容を発信する」

だ。

個人的なおすすめは、

1.物言い用のSNSアカウントを作る(注:このアカウントで推しをフォローしない)
2.物言いしたい内容は1.で作ったアカウントで発信する

というやり方である。
要は「愚痴吐きアカウント」を作ってそこに放流しろ、ということだ。

人に見える見えない関係なく、自身が抱える悩みやモヤモヤを書き出すのはストレス解消の面から見ても有効な行動であり、物言いという名の愚痴を吐き出すのであれば、書き出せる手段を作ってそこにぶちまければいいのである。それだけで大分気分は変わるので、是非試してみてほしい。

なお、1つだけ注意を。

とても大事なことなので守ってほしいのだが、1.の()の中身で、決して愚痴吐きアカウントで推しをフォローしてはいけない。ここは外さないでほしい。

1.で作ったアカウントは前提として「推しに見てほしくない内容を呟く垢」になるので、推しに認知される可能性がある行動は絶対に控えてほしい。

推しに認知される可能性が1%でも発生した時点で、そのアカウントは愚痴吐き用には使えなくなると思った方がいいだろう。


まとめ

今回は「推しの活動方針へリスナーが直接物言いすることの不毛さ」について話してきた。

結局のところ、推しの活動に対してリスナーが関与できる要素というのはごくわずかで、それも「推し自身から請われた場合」という特殊な条件下でのみしか発生しない。

なので推し活の大前提として、リスナーは推しが行う方針転換は甘んじて受けるべき、というスタンスは持っておくべきと言える。

ただ、何でもかんでも受け入れろという訳ではなく、方針転換にどうしても我慢できないなら、思い切って推しを変えたり、悶々とした感情を吐き出せる場を作るといったことは遠慮なく実施していい。

推し活に我慢は無用だ。無理だと思ったら離れるのは悪い事ではない。
推し(候補)は世の中に無限に存在する。その中からまた新しい推しを見つければいいのだから。

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