【スマブラ日記】ドクマリとガオガエンとベレトの反比例な関係 2022/2/13
本日のトピック
・近況報告
前回ドクマリで「丁寧な差し合い」の片鱗を見出したので、同じようなキャラで操作感が手に馴染むガオガエンで前回に得た意識をもとに対戦をしてみた。理由としては、ドクマリとガオガエンには似たような性能があり、前回の経験を活かせそうだと感じたからだ。
共通の要素として以下のものがあると仮定して臨んだ。
・足が遅い
・優秀な飛び道具がない
・上記二つの理由で差し合いが難しい
・密着戦に持ち込む必要がある
結果として、上記の仮定は一部覆される結果となった。
それも書いていこうと思う。
・ガオガエンはベレトとドクマリの中間的存在
ガオガエンと ドクマリ、ベレト との違いは、リーチと技の回転率である。
この3キャラは、上記のような関係にあると感じた。
勿論ほかにも復帰阻止や崖狩り・着地狩りのしやすさなどで違いはあるものの、「丁寧な差し合い」を目指した立ち回りを心がけた時に明確な違いを感じたのは上記である、ということだ。
これらの違いが生んだ差し合いの変化について記していく。
・技のリーチが伸びると「技を振る」概念に変化が起きる
今回特に感じたリーチの違う技代表として
ドクマリ空後<ガオガエン空前<ベレト空前後
を主軸に書いていく。
結論として、リーチが伸びると技の置きや、押しつけの概念に変化が生まれ、振り方が変わる。
・ドクマリの空後は相手のジャンプを読んで当てに行くことが多い。
・ガオガエンの空前は相手の1ステップの距離に置くこともできるようになる。
(外しても後隙を狩られづらい距離感かつ、相手の技によっては一方的に潰せる。)
・ベレトの空前・後はさらに、相手のガードに押し付けるように(相手がいる場所直接)当てに行くこともできる。反撃が取られないため。
つまり、リーチが伸びれば伸びるほど、(距離の遠い相手に対しては)包括的にやれることが増えていくことを実感した。
今回、ガオガエンを使って自分でも驚いたのが、無意識的に空前を相手の1ステップの位置に置く行動が増え、ステップによる揺さぶりなどが明らかに減ってしまったことである。
ドクマリを使っていたときは、ほとんどがステップ戦のスローテンポな試合になったが、リーチを得たことで少し展開が早くなってしまった。
できることが増えたせいで、脳の処理が追い付かなくなり、それなりに強いワンパターンな行動に集約してしまったのである。
何とも皮肉なことだが、やれることが増えるとやることが単一化していくのだ。
初級者には手厳しいね。
・密着の強さ=技の回転率の高さ=ガードの通しやすさ
技の回転率が高いと、相手に技をガードさせた後に、反撃のタイミングを迷わせることができて、キャラによっては取れないと感じ、逃げの行動を多く選択させることができる。その逃げを追って狩るようになると、無理やりの暴れが増えてくる。それをガードできたら、ドクマリでは、最強の3Fガーキャン上Bという爆リターンが待っている。
これこそが密着の強さなのだと感じた。
つまり
密着の強さ=技の回転率の高さ=ガードの通しやすさとリターンの高さ
今のところはこう感じているが、見落としていることもあるかもしれない。
ガードのリターンが低いけど、密着が強いキャラもいるかもしれない。そこはまだ自分では分かっていない。
しかし、今回ガオガエンを使って感じたことは、ガードのリターンが低く、密着でガードを張っても、せいぜい空Nで、そこまで美味しくないため「近付いてこないでほしい!」ということが多かった。
これも、上の項目で書いた空前の技置きが増えた要因の一つであると考えている。
しかし、掴みのリターンには目を見張るものがあるので、初動及び撃墜帯ではダッシュガードを多く使用していた気がする。
・総合して、ガオガエンの評価は...
以上の感想から、ガオガエンに対する評価は
ガー不の横Bはやはり強いが技置きや引きに対しては弱く、崖に追い詰めた時のプレッシャーがけとして使うことが多く、やはり差し合いに便利な技ではない感じがした。
また、足が遅く、リーチも微妙ということになると、相手の行動にリスクを付けることに限界を感じた。「ベレトなら届いたのに~!」みたいな状況も多く、逆に「ドクマリなら撃墜出来てたな~」ということも結構あった。
その代わり、掴みからのリターンは恐ろしいほどに高く、0~10%で掴むと「下投げ→空上→空上」みたいなダメージが高く、展開もめっちゃいい状況。70%で崖端で掴むと「下投げ→反転空後」で撃墜みたいなことも多かった。当然110%程だとそのまま上投げや後ろ投げで撃墜である。
ガオガエンはいかに掴みを通すかの練習になると感じた。相手の差し込みに対してギリギリの間合いで避けつつ全力で掴みに行くガオガエン君はなんとも勇ましく、かわいいのであった。
・課題
リーチや足の速さが伸びるとやれることが多くなる。つまり、相手の行動への解が何かしら見つかるのである。しかし、それらを対戦中に思いついて実践できるかはまったくもって別の話である。そして私にできていないのはまさしくこれである。
ベレトを使っていて、「絶対にあれ狩れるよな~、でも全然うまくいかないな~」ということがなんと多いか。
それに比べてドクマリは「あれは無理だ、諦めよう!次の機会を待つ!」と割り切ることが多くて、冷静にローリスクな立ち回りができた。
ベレトにおいては、全てをなんとかしようとすると失敗に終わって、逆に窮地に追いやられることも多かった。ある程度は割り切って、後々リプレイなどで見返してどうすればよかったのか検証すべきなのだろう。
なるほど、これがキャラ対策であり、最も時間のかかることなのだな。
これを一つずつ潰していくことこそがスマブラ上達の真理なのかもしれない。
今回ガオガエンを使って、まさかスマブラ上達の真理に気付こうとは、
思いもしなかった。
ありがとう、ガオガエン。
そしてさようなら、ガオガエン。
完