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今宵の月のように 



10月17日。

母、就寝。洗い物を済ませて、

平日なので、お酒は飲まない。

夕食、もう遅いから、抜こうかな?

ベッドに寝転がって 迷っていると お兄ちゃんから着信。

『そっちは晴れてるか?』 『スーパームーン見たか?』 『月も星も凄いぞ!』

ちょっと待って 月がどうしたん? 21時を過ぎると アタマは半分寝てる。

そうだった。お兄ちゃんは宮古島に月イチ帰省中。

92歳の叔母が就寝後 コンビニに行った帰りらしい。

95歳の母と92歳の叔母は 主治医に100歳まで大丈夫と太鼓判を押されている。

私orお兄ちゃんが 先かもね?

いつもの台詞で アハハと笑って スマホを充電器に。

雨戸を開けて見上げた月は どんより曇って 星も見えない。

月がきれいとか 星が降ってきそうとか 伊良部大橋を歩いて渡ってるとか

???な電話は お兄ちゃんがいなくなったら もうかかってこないんだな。

どうか 私より長生きして欲しい。




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