ヘテロセクシュアルとは?異性を好きになるセクシュアリティ。
セクシュアリティに興味がある人も意外と知らないのがこの「ヘテロセクシュアル」。例えば女性で同性が好きなセクシュアリティは「レズビアン」といったりしますが、女性で異性が好きなセクシュアリティにも同じように名前がついてるんです。名前をつけることで、これまでとは違った世界の見え方ができるようになるかもしれません。では早速、ヘテロセクシュアルについて知っていきましょう🕊
ヘテロセクシュアルってなに?
ざっくりいうと、異性を好きになるのが「ヘテロセクシュアル」です。例えばこころの性(自分の性別をどう認識しているか)が男性で、異性(つまり女性)を好きになることをヘテロセクシュアルと呼びます。「ストレート」と表現することもありますね。
他にも、以前紹介したトランスジェンダーというセクシュアリティの女性(生まれたときは男性として割り当てられ、今は女性として暮らしている)が、男性を好きになるのもヘテロセクシュアルに当てはまります。
また、ヘテロセクシュアル、ゲイ、レズビアンなど「誰がどんな対象の人を好きになるのか」は「性的指向」と分類されます。身体的な魅力の有無に限らず、人を好きになる恋愛は「恋愛指向」と分類することもあるのですが、これはまた別のテーマで説明しますね。
実は「少ない」ヘテロセクシュアル
まわりのお友達にはどちらかというとヘテロセクシュアルの子が多いなー、と感じる人もいると思うのですが、実は「異性しか好きにならない」という人の方が少ないのではないか?という実験結果もあるようです。
とあるイギリスの調査では、18~24歳の若者の49%が「自分はまったくの異性愛者ではない」と意識しているという結果だったとか。
ここからわかるのは「セクシュアリティは流動的である」ということ。同性が好きなセクシュアリティであるゲイやレズビアンを辞任している人の中には、以前はヘテロセクシュアルだった、という人も少なくありません。わたしの周りの友人にも、今までずっと女性しか好きにならないと思っていたけど、40歳になって初めて男性が好きだと気づいた!という人もいるほど。
セクシュアリティについてはまだまだわからないこともたくさんありますが、初めから好きになる対象が決まっている、いわゆる「先天的」なものではなく、どこにいるか・誰といるかといった「後転的」に決まる要素の方が大きいのかもしれません。
ヘテロセクシュアルの中にもたくさんのセクシュアリティ
男性が好き、女性が好きといった「恋愛対象」について深く考えたことはあっても「どんなふうに人を好きになるんだろう」といった「傾向」について考えたことはありますか?実はそうした傾向もセクシュアリティとして名前がついていることもあるんです。
例えば、あまり恋愛体質じゃないな…。滅多に人のことは好きにならないけど、たまに惹かれちゃうことがあるんだよなあ。という人、いるのではないでしょうか?実はこれ「デミセクシュアル」というセクシュアリティなんです。
他にも知性に惹かれる「サピオセクシュアル」や、男性の身体的に魅力に強く惹かれる「アンドロセクシュアル」など…。まだまだ挙げればキリがありません。このように、ヘテロセクシュアルというくくりで見ると一つに見えるセクシュアリティも、より深く見ていくとその中には無数のセクシュアリティがあることに気づかされますね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
こうして、普段気にしていなかったものにあえて名前をつけて考え直してみることで、これまでとは違った世界が知れるようになったのではないでしょうか。男性、女性なら異性が好きという何気ない日常も、ふと角度を変えてみるとその中に無数の可能性があることにも気づけるかも?
ぜひこれをきっかけに、他のセクシュアリティについても調べてみてもらえると嬉しいです🌱
そういえば自分のセクシュアリティってどこに当てはまるんだろう…と気になった方は、ぜひセクシュアリティを分析する「anone,」も使ってみてくださいね!それではまた、次の記事でお会いしましょう🔥
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