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Xジェンダーとは?男性でも女性でもない性別のあり方。

「Xってあのアルファベットの…?」と思われた方。そうです。あの「X(エックス)」です。わたしもはじめてこの言葉を知ったとき、なんだか強そうだ!と思いましたし、そもそもどう読めばいいのか分からなかったのがこのセクシュアリティ。

「男性でも女性でもない、なんだかわかる気がする」という人も「身近に該当しそうな人がいるかもしれない」という人も、一緒にXジェンダーの世界を覗いてみましょう。

Xジェンダーにもいくつか種類がある

男性でも、女性でもない。それがXジェンダーです。産まれた時の性にかかわらず、「自分がどう生きたいと考えているか」という「こころの性」を指す言葉です。ひとくくりに「Xジェンダー」といっても、その感じ方は人それぞれ。無限にある感じ方のうち、いくつかを紹介したいと思います。

Xジェンダー

中性
これは人によって割合こそ違うものの、文字通り「男女の中間に位置する」とされています。 ある人は60%男性、40%女性という感覚を持ってる人もいれば、ある人は「なんとなく男性と女性が混ざり合っている感じ」というケースも。

②両性
こちらは「はっきりと男女両方の自分がいる」というこころの性なんです。 今日は女性、この人といるときは男性、といった具合にその日のコンディションや誰といるかなどの環境によって分かれていることが多いのが特徴的。

③無性
自分の中に「そもそも男性や女性といった性別の枠組みがない」あり方です。 「男性、女性のらしさとかその感覚はしっくりこないし当てはめてほしくない…!」そんなときはもしかしたらこの無性が当てはまるかも?

④不定性
英語でGender Fluid(ジェンダー・フルイド)とも言われていて、自分の性の感じ方が「常に流動していく」のが特徴的です。 昨日は半分女性で半分男性、でも今日は全く性別を感じていないな、といった風にこれといった決まりがありません。 

ちなみに「Xジェンダー」という表現は、日本特有のものらしく、海外では一般的に「ノンバイナリー(Non-Binary)」というそうです。日本を飛び出す機会がある方は、ぜひ覚えておいてください!

どれに当てはまるのかがわからない

この記事を読んでくださっているみなさんの中には「Xジェンダーに近いかもしれないけど、自分はどれにも当てはまらないような気がする…」と感じている人もいると思います。

Xジェンダー – 1

 もちろん、そういうことだって全然あります。 どこかにバチっとはまって「これだ!」と思ってもらえるのも嬉しいのですが、今回紹介させてもらったのはあくまで参考例。 人の数だけ、性の感じ方はあるのかなと考えています。むしろ、バチっと当てはまる人の方が少ないかもしれません。

あえて自分のこころの性のあり方を決めない・決めたくない場合には「クエスチョニング(Qustioning)」「クィア(Queer)」という言葉も存在します。

Xジェンダー – 2

人間は、本来「男女」という単純な枠組みで区別できるものではなく、もっと複雑なものであるはず。だからこそ、複雑なものを複雑なままにうまく捉えれたり、向き合っていけるようになったりすると、また違った感じ方になるかもしれませんね。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は、男性でも女性でもないあり方「Xジェンダー」についてご紹介しました。

 ゆっくり、時間をかけて日々いろんなシーンで現れる自分と対話しながら「今日はこんなことを感じた」「明日はこうしてみようかな」 そんな小さな挑戦を重ねて、よりしっくりくる性のあり方を見つけ出してみてくださいね。

そういえば自分のセクシュアリティってどこに当てはまるんだろう…と気になった方は、ぜひセクシュアリティを分析する「anone,」も使ってみてくださいね!それではまた、次の記事でお会いしましょう🌱

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