最後の晩餐で鼻毛を気にする
28日。
答えは沈黙。ナポリタンを作った。美味しかった。
29日。
昔の働いていた仕事の同僚と会う。
一昨年の年末、自分が約束を破り疎遠になってしまった友達だ。
会ってみたら意外とケロッとしていて、面食らって謝り倒した。昔なら説教されていたと思うがお互い歳を取った。角が削ぎ落とされまん丸の円周率πになっていた。彼は私よりも果てしない2年間を経験していたのだと思う。これを人生と二文字にすることも出来るが、それではあまりにも淡白すぎる。難が有るから有難うあるように、色々なハードルを超えた人は他人(それは友でも同僚でも)優しくて感謝を伝えられるのだろう。
その元同僚と一緒に、久しぶりにパチスロを打った。20代前半の時は狂ったように行っていたのを思い出した。思い出のエウレカセブンも現在の規制では、トラパーの波に乗るどころ波の荒さにお金が水没する。もう打たないと決意。ただ、スーパーカーの「STORYWRITER」が流れた時はその頃を思い出すような感覚も得た、だがもう打たん。
そのあと、ブルース理論に付いてお話しを聞く。7thコードを使うのがわかるが、音階に♭をいれるらしい。ギターを使って教えて欲しかった、そのほうが解ると思う。そして、今のJ-POPはブルースを意識されて作られてるのが多いと聞いた。ただ機材が悪くてそれを出せてないと、この人は俺よりちゃんと聴いてるじゃないか!ただただ尊敬しかなかった。
The Smile を聴きながら帰る。
30日。
お前らは、俺を全知全能の神と勘違いしてないか?そんな曖昧な問い合わせで分かるわけないだろう。俺はお前でもない、神でもない、一人の人間で他人だ。自分の力を100%使って答えているのに、呆れたわぁ〜って態度と目線。どうしたら良いのか、なら神と偽ってお前と接するか。それなら答えは決まっている、出直して来いだ!
その夜、なぜか2019年公開の「ジョーカー」と2008年公開の「ダークナイト」を立て続けにみた。自分でも思うがなぜこの2本なのか、気が狂っているとしか思えない。
何度見てもホアキン演じるジョーカーは、気狂いな演技と体の細さに恐怖を覚える。同時に世間の冷たさに泣けてくる。生きる環境によって狂気に陥る喜劇には、ここ日本でも怒るのではないだろうか。
逆にヒース演じるジョーカーは、相手の二歩三歩先を読んで行動する頭の良い立ち振る舞い。自ら悪の種を蒔き、光すらも闇に変える。お茶目な演技がホアキンと違い愛らしさがある。しかし、その影になっているものが絶対あってそこが1番怖い。
映画やドラマ、アニメでも許せない事がある。モブが呆気なく死ぬのが俺は許せない。彼らはあくまでモブ。でも、そのバックボーンには歩んできた人生という二文字じゃまとめられない事が合って、数十年間波瀾万丈に生きてきたのだ。それらを一瞬で殺したり消したりして、俺の脳内のコビーが叫ぶ「命がもったいない!」っと。フィクション映画と理解してるけど、こいつは主役を盛り上げるためのモブだと分かっていても、腑に落ちない。だから、俺が映画を作る時はモブを殺さない。作る予定もないし作らんけど。
31日。
髪を切る。美容室に入るのは今でも慣れない、なぜか緊張する。緊張をいっそ和らげるために、美容室で働こうかとも思う。
美容師との何の発展もしない話は好きである。だが、なにも生まれない。蛇足で相槌をして、蛇足で話題を振る。なんて気楽なんだ。
髪型は一昔前のAyaseになっていた、、。
いっちょDTMして「夜に駆けて(る)」みようかな。「あの夢をなぞって」、バンプの「ハルジオン」みたいな名曲をだして、「群青」色の空の下で「ミスター」(鈴木貴之)に「ラブレター」書いて、みんなに「祝福」をもらいながら、「セブンティーン」の心を戻してこの世界を「アドベンチャー」してやろうか。日本に戻ったら「三原色」の推し色「アイドル」ユニット作り、「優しい彗星」を見て、人生を過ごそう。
水曜日は唯一観るテレビがある、水曜日のダウンタウンだ。今回もやばかった、生放送のドキュメンタリーを見せられた。よくそんな企画思いつくなと。クリエイティブの中に、すごい爆発的なユーモアが合って見てて飽きない。この番組がすごい所は、間の取り方だと思う。VTRの切り替えの間、着地する説の答え、この二点が面白さを加速させる。
これは、数年前に流行ったヒップホップのトラップに似ている。あの音楽も間を楽しむ音楽だと思っていることから、水ダウはヒップホップなんだ。
2月1日。
光陰矢の如し。新年明けてもう1ヶ月経つ。
はぁーと痰混じりのため息がでる。久しぶりに、Galileo Galileiの「パレード」「ALARMS」を聴いた。「パレード」は邦楽ロックが色濃くて俗に言うロキノン系だけど、「ALARMS」はUSインディー感に、ビーチボーイズのようなコーラスワーク、邦楽ロックのスパイス少々あって彼らのアルバムの中で1番好きかも。
2日。
お待ちかねの、The Last Dinner Partyデビューアルバムリリース。
掴みのイントロ曲から思わず笑ってしまった。映画サントラ、さながらハリーポッターのような。こりゃ狙い過ぎてる!事前にヴィジュアルとコンセプトを知っているけど、ここまで貫き通されると痛感!曲全体の感覚だと、ダークな耳触りなのにポップにまとめられている。フローレンスザマシーン、ケイトブッシュやデヴィッドボウイに影響受けてるのが見えるし、音がすごくハイファイ。メジャーレーベルだけあって金掛けてるのが分かる。さすがジェームスフォード、クラシカルなロックとドラマチックな展開で感激。インダストリアルとかギターポップ、クラシカルで新鮮な感じがする。ゴシック的なコンセプトに、アナログ盤を意識した曲構成。ビューティフル!破格なスケールのアルバムだな。The Smileはオケのアレンジやアンビエント的なスタンスで攻めてきたけど、The Last Dinner Partyはピアノやギターなどバンドとしてのサウンドがめちゃくちゃ作り込まれている。
日本でどのくらい人気になるか分からんけど、単独でもフェスでも良いから来日お願いしたい。メジャーだから、いつかは来るだろう。
3日。
節分の日。豆まきをするか?恵方巻きを食べるか?中身が大分違うよ。(初代ポケモンのCMオマージュ)
鼻毛の伸びが異常に早くなった。10代20代の時はほぼ処理してなかったし、出てもなかったと思う。今や気づいたらオーヴァーロード。あなたはこちらの世界に出てわダメなのよっと優しく導くものの出しゃばりなのか、「こんにちは。シャバの空気は美味いな」っと自由奔放に駆け巡る。仕方ない、悪い芽は摘んでおこう。わしの人生がある意味詰んでしまうと引っこ抜くけど、小さいから中々抜けない。こちとら出先だぞ!道具なんて有らんのに、、。ちょろっと出ているこんなものに敗北を覚えた午後。グッドアフタヌーン。
4日。
仕事、忙しい。1日が5分で終わった。
毎年恒例のぴっちさん主催の音楽だいすきクラブに参加してます。去年から参加してまして、レビュー風のポエムを書いてますので参考までに。
誤字脱字が改めて見ると多いですが、根本は作品を聴いてもらうことなので、違和感が有ったら聴いてほしいです。
音楽を言葉に表すのは難しい、感じ方は十人十色だし、ただカッコいいっと単的に終わらせるのはとても愛がない。ただ自分はそのカッコいいっていう理由だけでも良いと思っていますが。レビュー書くならね。
作品の良さを突き詰めると、自分のツボや作品の意図が分かったりするので、こういうレビューは楽しい。ただやっぱり良さを言葉に表せないものもある、理論とかが分かればなお良いだろうか。
音楽作品でもそうだが、自分が大事にしてるのはユーモア。遊び心がある作品に、聴くこちらも遊び心がないと味気ない。
まぁ色々試行錯誤して、もっとインプットをして日々精進するように音楽人生楽しみますわよ。
今週の一枚。(The Last Dinner Party以外だと)
L Devine 「Digital Heartifacts」
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