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弊社がWeb広告運用周りでガチで活用しているツールを挙げてみます

Web広告運用を軸としたWebマーケティング全般の支援会社、アノマリーマーケティング株式会社の代表をしております小田(@AnomalyM_oda)と申します!!

今回はタイトルの通りの内容なんですけど、こういった記事ってよく見ると思うんですよ。
で、それに対して奇をてらった内容を書くと思いきや、普通に使っているツールを紹介していきます!

Web広告運用で成果を出すためにどういったことが重要で、そのためにどんなツールを活用しているかといった部分とあわせてお伝えしますので参考になれば幸いです!
※随時追記・修正していきますね



分析(配信開始前)に活用できるツール

◆Google サーチコンソール・Google アナリティクス 4(GA4)

<用途・目的など>

  • サイトに流入しているクエリを見る

  • GA4と併せて数値を確認して検索広告の配信に活かす

<特長・コメント>

いきなり「そりゃ使ってるでしょ」ってツールから始まりましたが、載せておきます。
LP単体の場合は参考になるデータがないことも多いですが、ある程度動いているサイトであれば見ておくに越したことはないので必ず確認します。


◆キーワードプランナー

<用途・目的など>

  • キーワードボリュームとある程度の入札単価を確認

  • 関連するキーワードや季節性もざっくり確認できます

<特長・コメント>

Google様のツールが続きますね。
キーワードプランナーは無料で使用できるものの、ざっくりした数字の確認しかできないので、常に広告配信を行っているアカウントでの確認できる状態であれば活用度が高いです。
検索クエリごとの月間検索ボリュームと上部に出した際の入札単価を確認して、広告配信前の試算に活用することが主な目的。

以前までは数百円配信していれば数字が見れたようですが、最近聞いた話によると金額が安いと見れなくなった事例を聞きました。
定かではないので参考程度にご認識ください。


◆Google トレンド

<用途・目的など>

  • ざっくりした季節性の確認に活用

  • ツール名の通り、流行り廃りの確認にも使える

<特長・コメント>

いやー、Google様様ですね。
特にこれ以上の説明は要らない気はしますが、個人的に重要度は低いツールでざっくり確認するために一応見ておくかって感じで使っています。

皆さんおそらくそんな感じですよね?
キーワードプランナーもそうですが、地域を絞って見られるので便利です。


◆ラッコキーワード

<用途・目的など>

  • サジェストを見るときに使っています

  • 想像しきれない掛け合わせを見つけるのにオススメ

<特長・コメント>

SEO時代からお世話になっていたラッコキーワード。
基本的にはサジェストを見るために使っていて、広告配信のキーワードを決める際の参考にしています。

以前は無料で使い倒していましたが、今は無料で使用できる回数に制限ができました。
他にも代替できるツールは多いので、使いやすいものを見つけて使うのがいいと思います。


◆Ahrefs(エイチレフス) ※有料

<用途・目的など>

  • 競合サイトの流入キーワード確認に活用

  • 正確ではないが広告の出稿KWも見れる

<特長・コメント>

SEOツールであるエイチレフスですが、SEOも検索広告も同じ検索結果上に出るものなので広告運用を行う上で活用できます。

ただ、一番安いプランでも月額2万円ほどですので、SEO面でも活用できるのであれば契約しておいた方がいいと思いますが、Web広告のためだけに契約するかというと微妙ですね。


◆Meta広告ライブラリ

<用途・目的など>

  • 競合他社の配信しているクリエイティブの確認ができる

  • 確認ができるのは現在配信されている広告に限る

<特長・コメント>

検索系の話ばかりしてきましたが、ここで急にMeta広告に限った話を。
競合を含めた他社がどのような広告を配信しているか確認ができるツールです。

Meta広告に限ると言いましたが、GoogleやYahoo!のディスプレイ広告配信のバナーを制作する際の参考にもできるので広告開始前やバナーの制作時などにはとりあえずは確認しますね。
クライアントに「競合はこういった配信をしていますよ」とそのままURLを送りつけたりもしています。


分析(配信開始後)に活用できるツール

◆Google Analytics 4(GA4)

<用途・目的>

  • サイト(LP)流入データの分析に活用

  • 代替ツールはあるようでない

<特長・コメント>

配信開始前の部分でも挙げたGA4ですが、もちろん配信開始後にも活用します。
最近は後述するLooker Studioで数字を見ることが多いですが、流入経路・ページごとのコンバージョン数などサクッと数字を見たいときにGA4の画面を見に行くことが多いので、大前提どういった数字を見たいかを整理しつつそれに即した設定にしておく必要はありますね。


◆Google タグ マネージャー(GTM)

<用途・目的など>

  • 広告を含めたタグ管理に活用

  • こちらも代替ツールはない

<特長・コメント>

広告運用を行う上で必須で活用するツールです。
最近はUAからGA4になったことでよりエンジニア寄りの領域(JSやHTML)を理解する必要がでてきましたが、その辺りの知識が乏しい私でも使えているので大丈夫だと思います。

説明するまでもない気はしますが、広告の計測やGA4と絡めてアクセス解析をするための計測などに活用します。


◆Looker Studio

<用途・目的など>

  • 広告データやGA4データをダッシュボード化

  • データを見やすくしつつ、分析に活用

<特長・コメント>

こうやって挙げてみると本当にGoogleのツールばっかりですね笑

データスタジオやらデータポータルやらころころ名前は変わってきましたが、昔から重宝しているツール。
弊社の活用方法としては主に下記の3点です。

  1. クライアントの広告データを一覧化して日次チェック

  2. 広告データをルッカースタジオに抽出してダッシュボード化

  3. GA4データをダッシュボード化してLPの分析等に活用

特に2番目に関しては次にあげるDatabeat(データビート)と併せて活用しているので、次で簡単に説明しますね。


◆Databeat(データビート)

<用途・目的など>

  • 広告のレポーティング

  • 広告配信の分析、日次チェック

<特長・コメント>

弊社では広告のレポーティングツールとして以前からATOMを使っていましたが、色んな理由で全てデータビートに乗り換えました。
用途としては日々の広告運用数値のチェックと毎月のレポーティングに活用しつつ、広告データをルッカースタジオに抽出してダッシュボード化してクライアントに共有を行い、毎日の配信データをリアルタイムに近い状態で見やすく確認できる状態にしています。

そもそも弊社では広告管理画面も開示しているのですが、媒体を見に行くのって面倒ですし数字もどこを見たらいいかよくわからないと思うんですよね。

ですので「広告媒体→データビート→Googleクラウド→ルッカースタジオ ※」といった形で広告のデータをルッカースタジオに可視化して見やすくした状態で確認できるようにしていて、それを我々も見ますし、クライアントにも共有しています。
※上記の表現が合っているのかはいったん置いておいてください

この辺りを説明するだけでひと記事分くらいのボリュームになってしまうので今回は割愛するとして、気になる方は「知りたい!」って連絡をくれるなりX(Twitter)でシェアするなりしておいていただけると助かります!!
書きます。

一応、弊社での活用方法をデータビート(アジトさん)にインタビューいただいた記事もありますので、気になる方はそちらもご覧ください!

※活用事例の記事
https://www.data-be.at/magazine/anomaly-marketing/


◆Microsoft Clarity

<用途・目的など>

  • ヒートマップやユーザー行動の録画などが見れます

  • 上記を見てLPの分析に活用できる

<特長・コメント>

個人的に最近はヒートマップ系のツールをあまり見ていませんが、Microsoft Clarityは無料なのでとりあえず入れておいて損はないツールです。
昔よりはUIも使いやすくなっていて、目的がハッキリとしている状態で活用するのであれば有効なツールではないでしょうか。

録画なんか見ていると、意外な発見があって面白いですよ!


入稿に活用できるツール

◆各媒体のエディター(Google・Yahoo!・Microsoft)

<用途・目的>

  • 大量入稿など一度に多くの編集をしたい場合に便利

  • Windowsしか使えないので注意

<特長・コメント>

特に代理店の広告運用者であれば必須で活用したいツールです。
各媒体ごとに操作性が違うのが若干不便なものの、そう難しくはないので覚えましょう!

管理画面だけでできないことはないのですが、大量の入稿や編集(調整・停止)等であればエディターで行った方が早いケースは多いですよね。
また、管理画面上ではできない操作も一部あるため、活用した方が効率化できます。

当記事を書いた本日もエディターを使用しました!


◆画像圧縮

<用途・目的など>

  • 画像の容量が大きくて入稿できない際に活用

<特長・コメント>

みんなおなじみ?パンダさん。
自分でメディアを作っていた時代から周りも使っていた印象で、ポピュラーなのかは分からないけれど馴染みのあるツールです。

同じようなものはわんさかあるので、どれでもいいかと思います!
いくつか触ってみて使いやすいもので。

最近は圧縮しなくても入稿できる仕様になってきましたが、昔は面倒だったんですよね~
特にY〇hoo!さん笑

容量に限らず縛りが多くて、画像の背景が白い場合は枠線を付けなければいけないとかありましたよね。懐かしい。


◆画像チェック&リサイズツール

<用途・目的など>

  • 一括で多媒体の入稿規定に合っているかチェックができるので便利

  • リサイズツールは微妙にピクセルサイズがズレていたり倍だったりした際に活用

<特長・コメント>

広告運用者だったら分かっていただけると思うんですけど、画像のサイズが1201x628だったり、2400x1256だったり、媒体にもよりますが修正しなければいけないケースってありますよね。
そういった際に自分は上記のようなツールを使ってサクッと修正しちゃいます。
※場合によってはデザイナーさんに戻して修正していただくか、ちゃんとしたツールで修正しています

フォトショやそれに準ずるツールを使ってもいいんですけど、簡単な修正で問題ない場合は開くのが面倒なんですよね。
自分で入稿することも減ってきましたが、できる限りそこに時間をかけたくないのでそうしています。

もっといい方法があれば教えてください!


◆キーワード掛け合わせツール

<用途・目的など>

  • キーワードの入稿や除外の際に掛け合わせを作るのに便利

<特長・コメント>

昔は小西さんのSEMカフェのツールを使っていたんですけど、こちらも最近はSO TechnologieさんのAG-Boostにある掛け合わせツールを使っています。
スプレッドシートでも同じようなものは用意できるんですけど、こちらの方が便利なんですよね~

あとは項目を設けてまで書きませんが、同じAG-Boostにある「検索広告CSV変換ツール」も便利ですね。
地味に面倒なんですよこの変換が。

助かってます!


クリエイティブの制作・改善に活用できるツール

◆AUN(アウン)

<用途・目的など>

  • 制作物(LPやバナー等)の改善・修正指示に便利

<特長・コメント>

前職時代から使っていたアウン。
同じようなことは別のツールでも行えますが、URLか画像・PDFなどからツール上に修正したい箇所を表示させて、上から修正指示等を書き込めるので便利で重宝しています。

無料版でも保存期間7日で使用できますが、弊社では有料(月額3,000円/税抜)で使っています!
似たようなツールって以前軽く調べた際は見当たらなかったんですけど、今はあるんですかね?

「こういうやり方もあるよ!」というツール等があれば教えてください!


◆Canva(キャンバ)

https://www.canva.com/ja_jp/

<用途・目的など>

  • ノンデザイナーがバナーやアイキャッチを作成する際に便利

  • 実施・改善のスピードが上がる

<特長・コメント>

ご存知の方がほとんどだと思うので恐縮ですが、上に書いたようにノンデザイナーが広告用のバナーや記事コンテンツのアイキャッチなどの画像を作成する際に活用しています。
テンプレートや素材が多いのでめちゃくちゃ便利なんですよねー

施策を早く進めたい時や簡単に試してガンガン改善していきたい時などに、そこまで知識がなくてもそれなりなものを作れるので最高!

昔(2018年くらい)は「簡単な画像制作だけ!」って感じで素材も機能も限られていたんですけど、できることもどんどん増えて素材も増えて、様々な用途で活用できるようになった印象です!

最近はプレゼン資料もキャンバで作るといった方も増えてきましたね。
余談ですが、資料を作る際に私はGoogleスライドで作ります!
※今回Googleスライド・ドキュメント・スプレッドシート辺りは誰しも使っていると思うので割愛しました


◆CapCut(キャップカット)

<用途・目的など>

  • 動画クリエイティブの制作に活用

<特長・コメント>

こちらもご存知の方が多いと思うので恐縮ですが、簡単に動画編集ができるツールです。
弊社では主に広告用の縦長動画の編集に活用しています!

編集と一緒にAI音声が入れられるので便利なんですよね~
社内で制作することが多いのですが、外部に動画編集などを依頼すると高くつきますし、修正も都度費用をかけて…となるので改善も進まないんですよね。

実際に社内で制作した動画クリエイティブでも成果は出ているケースが多いです!
もちろんクライアントに内容やクオリティの確認は行っていただきますが、その辺りで何か問題があったケースは今までないので安くて早くて成果も出るのであればクライアントに取っては最高ですよね。

特に今の20代前半くらいだと「編集できるよ!」って方も多いので、自分みたいなおじさんはクライアントに素材を用意してもらいつつ構成を出すところまで担って、編集は任せています!
自分にはデザインセンスがないので、制作もそうですが編集ができるのは本当に尊敬しますね!


◆Figma

<用途・目的など>

  • 簡単なワイヤーフレームを作る際に活用

  • そもそも自分で作る必要があるのかは考えたいところ

<特長・コメント>

昔はXDを使っていたんですけどね、2023年に単体販売が終了してサポートもいつか終わりそうなので視覚的なLPのワイヤーフレームを作る際はこちらのツールを活用しています。

Miroでもワイヤーフレームを作ったことがありますが、こちらも無料で似たようなことができるツールはいくつかありますよね。

そもそも自分でワイヤーフレームを作ることすら少ないので、多くのケースはデザイナーさんにテキストで構成だけ送ってワイヤーに起こしてもらっているのですが、得意は方はワイヤーまで自分でやってしまった方が進みも早いし作りたいものとの相違も減るとは思います。

この辺りは任せられるところは任せつつ、大事な部分は自分で責任をもって進めるといった形にできると理想ですね!
クライアントにとって成果に繋がりやすい形で進められるのが一番なので!


ツールもAIも便利だからどんどん活用していきたい

以上が弊社で活用しているツールさんたちでした!

今回AI系は入れていないのですが、AIに限らず広告周りで活用しているツールは他にもあるので近いうちどこかタイミングで追記しておきますね!
保存して首を長くして待っていてください!

また、「ウチではこういうツールを使っているよ!」などといった情報も大歓迎です!
便利なツールはみんなで共有して使い倒しましょう!!

それでは!!