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中小ベンチャーWeb広告代理店あるある早く言いたい~

Web広告運用を軸としたWebマーケティング全般の支援会社、アノマリーマーケティング株式会社の代表をしております小田(@AnomalyM_oda)と申します。
毎度どうも!!

今回の内容はタイトルの通り?なんですけど、ベンチャーWeb広告代理店のあるあるや、よくもたれるイメージを挙げていって1つずつコメントしていきます。

ちなみにわたくし、執筆時点で広告業界歴9年・代理店歴5年なので、わりと解像度の高いあるあるが言えると自負しております。

代理店あるある言いたい~
あるある言いたい〜、早く言いたい〜

ってな感じで自分が言いたいだけの内容と、何かしら役に立ちそうな内容と、2部構成でお伝えするので読んで行ってください!

これからWeb広告代理店で働きたい方、転職を考えている方などの参考になるような内容もある…かも?


代理店あるある:イジり編

・横文字使いがち

まぁよく言われるやつですよね。

「アサインってなんやねん、担当でええやんか!」っていう。
「ジョインってなんやねん、入社でええやんか!」っていう。

社内ならまだしも、クライアントに伝わらない横文字を使うのは悪手ですよね。
そんなつもりはなくてもマウントを取っているように捉えられることもあるので。

「ワークするってなんやねん。機能するようにお前が働け!」っていう。

自分自身もなるべくお客様に伝わるようにと心がけてはいるものの、つい使い慣れている表現で話してしまうときはあります。
CPAって言っちゃって「それってなんですか?」って聞かれるといった感じですね。

変に横文字でカッコつける意味なんて何もないので、気を付けたいところ。


・チャラそうって言われがち

これは人によるでしょうし、偏見がすごいですけどよく言われることですよね。
おそらく、営業のイケイケ感から来ているのではないでしょうか。

Web業界で言うと制作やエンジニアっておとなしい方が多いイメージですけど、広告運用者もおとなしい方が多い印象ですね。
陰キャとまでは言わないけど、陽キャではないみたいな。

ただ、広告運用をやっていると顧客対応が必要になるケースが多いので、おとなしすぎると合わないのかなと思います。
が、営業をやるわけでなければコミュ力!って感じでなくても問題ありません。

もはや誰に向けて言っているのか自分でも分かりませんが、「意外とおとなしい」とご認識ください。


・ラフな格好(服装・髪型・髪色)でも許されがち

これは広告代理店だからというよりWeb系だからだと思いますが、わりと自由な格好をしていても許されちゃうので得していると思います。

めっちゃラフな服装の人とか、派手な髪色の人とか、結構いますよね。
まぁ会社のルールからはみ出していなければ、個性は自由に出せばいいと思います。

個人的には「TOPをわきまえれば何でもいいんじゃない」って思いますね。

例えば、はじめましてのお客さんに短パンサンダルではさすがに印象が悪いですよね。
髪の毛が整っていなかったり、シャツがシワシワだったり、清潔感がなければ、「この人大丈夫かな?」って信頼度を落とすかもしれません。

ですので許されがちとはいえ、関係性や立場、ルールやモラルを自分で考えるのがいいんじゃないでしょうか。
当たり前のことを言っている気はしますが、意外と考えられていないケースって多いと思います。


・役員が持ってきた仕事、めんどくさいかつトラブル起きがち

これは結構共感してもらえると思うんですけど、いかがでしょうか?

これが起きる理由は、実施することだけが決まっていて内容が決まっていない仕事を持ってくるからですよねー。

実務に詳しくない役員が取ってくると内容を固めようがなくて、でも実施することは決まっている状況なのでよくトラブルになりがちです。
ズレやミスマッチがおきているけれどやらなければいけないって状況は地獄ですよね。

あとめんどくさくなりがちなのは、社長の一声で全部ひっくりかえったりこだわりが強かったりといった辺りですかね。

僕自身も代表という立場なのでアレですが、頼むぜ社長!
…気をつけよ。


・変わった福利厚生や制度を作りがち

代理店に限らずベンチャーにはこの傾向がありますよね。

これが、「変わっているけどめちゃくちゃ良い福利厚生だよね!」ってケースだったらいいんですよ。
でもたまに「何それ?」ってものもあるから面白いですよね。

「社長が社員に手料理をふるまいます!」とか笑
興味がある人だけで勝手にやる分にはいいと思うんですけど、それを福利厚生として採用サイトに書くのはどうなの?っていう。
「あちゃ~」って感じですよね。

良い制度は参考にしつつ、「おや?」ってものは反面教師にしたいところ。


代理店あるある:仕事に役立つかもしれない編

・飲み会や外部との交流が多いと思われるけど、そうでもない

むしろ表に出てこない人が多い。

これは電博とか、そこまでいかなくても大きな代理店のイメージから来ていると思います。
いわゆる総合代理店の方ですね。

ってな感じで先ほど書いたようにむしろおとなしめの人が多いんですけど、だからこそ表に出ていく人は強いんですよね。

これはバイアスかもしれないですけど、成長していけるような人が表に出ていくのか、表に出るから成長できるのかは気になるところ。

いずれにしても社内だけでは狭すぎるので、外に出た方が入ってくる情報の質は高いし量も多いのは間違いないです。
SNSなどで情報を取ることもできますけど、ポジショントークが多いしリアルな情報はオフラインじゃないと入ってこないですからね。

誰の言っていることがリアルなのかもオンライン上だけでは分からないので、表に出ること・オフラインの場に行くことはオススメです。
こういう時代だからこそ、ですね。


・稼げそうだけど、手数料ビジネスなので給与水準は高くない

これはその会社の仕組みにもよると思うんですけど、一般的に見ると給与水準が高いとはいいがたいですよね。
でも仕事的には安定はしていると思います。

独立もしやすいですし、独立しちゃえば稼げない仕事ではないので独立する人が多いんでしょうね。
そう考えると運用者のキャリアパスって難しいですね。

マネジメントを行う立場に行くのか、同じ仕事でも給与がもらえる会社に移るのか、少しズラして事業会社に行くのか、独立するのか…などなど。
この辺りも別途掘り下げてみたいところ。

ちなみに弊社は運用者といった仕事でもしっかりと稼げるような仕組みにしています。(インセンティブがあるって感じです)
そうすると稼げるプレイヤー=市場価値が高いので巣立っていきやすいのですが、それでも居てくれるように会社の魅力を高めていかなければならない部分は課題ですね。

まぁ考え的にはリクルートさんのように卒業していってもらった方がいい循環が起きると思っているので、ずっといてくれることが正解とは思っていないです。
本人にとって幸せな形は様々ですからね。


・労働時間がながい、残業が多い

これは実際にそうです。

長時間労働になりがち。
でも給与水準が高くないからしんどい。

というか、Webマーケティングって答えがないので働こうと思えば一生働けるんですよね。
もちろん業務量が多くて仕事に追いかけられるパターンもありますが、答えがないものを楽しんで追いかけられるかがこの仕事が合っているかの肝な気がします。

この業界のできるプレイヤーは軸は違えど楽しみつつめっちゃ働いているイメージなので。
結局どんなことでも、楽しんでやっている人に勝てるわけがないですよね。

同じ2時間の映画でも、面白い場合とそうでない場合で感じる時間が全然違う…みたいな。


・人の入れ替わりが激しい

他の業界に詳しいわけではないけれど、Web業界って人の入れ替わりが激しいイメージがありますし実際にそうだと感じますね。

それって、一つ前の項目にも関連しますが「給与のわりにしんどい仕事」だからだと思います。

あとはイメージとのギャップがあるところも大きいんじゃないですかね。
入ってみたらイメージしていたものと違ったってパターンは多いと思います。

イメージと違うというのは2パターンありまして。

まずはカルチャーマッチの部分。
会社のカルチャーなどとのミスマッチがあると思いますが、それはどの業界にも起こりうることです。
が、ベンチャーの場合はカルチャーが強くでているケースが多いので、合わないとめちゃくちゃ居心地が悪いと思うんですよね。

あとはWebマーケティングという仕事って合う人が狭いと思うんですよ。
未経験の場合はやってみたいと思って入社したものの、合わないな、なんか違うなってなって感じてやめちゃうケースが多い印象です。

逆にできる人はすぐ転職・独立しちゃいますしね~
個人的には会社にいる間は成果を出してくれて、それで会社にも本人にもメリットがあるのであればそれでいいと思いますけどね。

その辺は、それでもちゃんと回ってく仕組みが必要だとは思います。


・キラキラしているイメージだけど泥臭くやらないと結果が出ない

IT・Webって言うと、パソコンポチポチでどこでもできる仕事って思われていて楽そうなイメージがありますよね。
でも実際はどこでもできるからこそ休まらないし、綺麗なことばかりやっていても成果はでないので泥臭くやる必要があります。

ちなみに、SNSでキラキラしているような人は幻ですよ。
過去に努力してきたないし裏でめちゃくちゃ努力している人か、中身のない空っぽな人かいずれかです。

だからこそ先ほども書いたようにオフラインじゃないと何も分からないんですよね。

また、泥臭さの部分で言うと、時には足をつかって一次情報をかき集めたり、それこそオフラインで情報を集めて実務に活かしたり、成果を出すためならなんでもやるって感じです。

マーケティングをやっているとプライベートとの垣根が薄くなってしまうんですよね。
新しいものを見つけたら体験してみるとか、面白いポスター・コピーがあったら見ちゃうとか、日常から学べることって多いので。

そういったところも泥臭さとは少し違いますが、キラキラしたイメージからは想像できない部分かなと思います。

それと、よく間違えがちなのが地味なことと泥臭いことを混同していること。

広告文を作成・入稿したり資料を作成したり、そういったものを泥臭いって言っている人がいますけどただ地味なだけですからね。

いい広告・LPを作るために、自らユーザーインタビューをして一次情報を集めるとか、実際に商品を購入してみる・サービスを体験してみる…といったことが泥臭いことです。
地味なことに時間を使って仕事をしている気になっていたら成長しません。

なので、「楽そう」とか「なんかカッコイイ」とかそういったイメージでやってみたいと思ったのであればやめておいた方がいい仕事だと思いますよ。


・業務領域が広がりがち

できるプレイヤーは広告は1つの手段でしかないと気づくんですよね。
そうすると、それでは成果が出せないので他の領域にも手を広げていくことになるのですが。

そうしてどんどん業務領域が広がっていくんですよね。
気が付いたら広告運用も営業も制作のディレクションもマネジメントも採用もやっている…みたいな。

広告運用の仕事が入りで、最終的に組織のコンサルをやっているみたいなこともありますからね。
課題というかボトルネックが違う部分にあって、自分が入ることでそれが解決するのであれば、手段にとらわれる必要はないと思います。

そうすると業務領域が広がって忙しいことに併せて、できる人には仕事が集まってくるのでえらいことになりますけどね。

たいていは、そこまでしても大して給料が増えないだとか、忙しくて他の領域まで勉強する時間がないだとかでやらない・やれないパターンが多いと思います。

でも目先のお金・仕事にとらわれていると後々詰むんですよね。
必要に思えないときにこそインプットしておくことは大事ですし、インプットがなければアウトプットもいずれ枯れてしまうし、お金なんてあとからついてくるので自らの成長を先に持ってきた方がいいんですよ。

ですので、その辺を頭で理解してやれるようにするか、純粋に自らのスキルアップを楽しんで働きたいですね。

仕事が集まるうちが華ですよ。


まとめ:「広告代理店 頭 おかしい」

今回は個人的に気になるところをピックアップしてまとめてみました。
どこか共感いただけた部分はありましたか?

「あるある早くいいたい~」って方はX(Twitter)で教えてくださいね!

そうそう、書く際に一般的にはどう思われているんだろうと気になったので一応検索して調べてみたんですけど、サジェストを見ていたら「広告代理店 頭 おかしい」って出てきました。

誉め言葉ありがとうございます照

弊社では一緒にバカになって働ける仲間を募集しております。
我こそはアタオカといった方はぜひご連絡ください!

以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました!