「東方名華祭」に行ってきた。
というのも、娘がこれにはまってまして。
いやはや、30年ぶりくらいではなかろうか。四半世紀を超え、同人誌即売会に足を踏み入れてきました。といっても「東方Project作品オンリー同人誌即売会」なんですけども。久々にポートメッセ名古屋に行きました。うーん、懐かしい。建物は相変わらず。第二展示室の四方の壁に掲げられた「東西南北」の表示に過去がフラッシュバックしてきます。
「やっぱり人間好きなものにはまっているときが一番生きているって感じがするよね」
どう考えても、コミケに行くのが楽しみだったあのころが一番「楽しかった」私は、ついでについていくことにしたのでした。本来であれば、同じ趣味の友達と行くのが正解なのですが、諸事情によりそれがかなわず。娘は同人誌即売会も行ったことがないので、非常に楽しみにしておりました。
午前10:30頃会場に着くと、もう建物内に列が出来ておりました。開場は12:00だったのですが、室内で待つなんて余裕です。真夏の炎天下の室外で並び続けた晴海の夏コミを想えば、1時間半なんて・・・。ただ、一時間半あればやっておきたいことはあるのだが、とけち臭い根性が湧いてきます。娘はもう嬉しくてたまらない様子で、「これがみんな東方Fanの同志だなんて、嬉しすぎる」と興奮しています。思ったより男子ばっかりなんだなあ、と以外でありました。というのは、彼女が小学生の頃、同じように東方好きの年下の女の子と一緒に遊びに連れて行った事があったからです。フランドールの羽をつけて遊びたいというので、それが許されそうな明治村に連れて行きました。そのせいで、東方は、女の子に人気があるのだと勝手に考えていました。
12:00 さて、会場の時の拍手の音。
走らないように気を付けながら、チェック済のブースへと向かう娘。
!!!!!!!!!!!!!!!
席が空!
どうやら目的のサークルさんは、今日は欠席のご様子。残念でした。
どうも、本よりグッズの方が多いくらい?「このために残しておいたんだから!」と次々グッズを買いあさっていらっしゃいますが、大丈夫なのか?アクセサリーやらCDやらキーホルダーやらけっこうな時間をとって眺めてらっしゃる。そして買っていく。ちゃりんちゃりん。それと同じ金額を稼ぐためにどれだけ労働しなきゃならないか解ってるのかしらなどと無粋なことを考えつつ、だが、このような喜びを得る以外に何に使うのかとも思いつつ。
自分も何か気になるものはないかと回ってみました。
何度回っても、気になってしまう。
気になってしまうので娘に立ち読みさせに行く。
すると、その本は、「描くのが初めての人」を集めた本だということがわかり、「そういう企画もありか」と思って買ってしまいました。「初めて」は、ピンポイントなので。処女じゃないけれど、1度きりしかないチャンスではありませんか。すてきなみんなの記念だと思うとご祝儀払わずにはいられません。どうか、それぞれの人みんながが自分の人生を楽しめますように。(「すずだんご」さんというサークルでした 東方はじめて合同)
さて、娘は一番の目的だった本を「残り少なかったからよかったですって言ってた」と手に入れご満悦。「これ読み終わったら、死んでもいい」などと言っていました。よかったね。