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あのころみんなが着ていた服(80年代/90年代)

ピンクハウスの服

ピンクハウスの服に憧れていた。

私が着ても絶対に似合わない服。

光GENJIのコンサートがあると、その会場に向かう電車の中はピンクハウスの服を着た女の子たちでいっぱいだった。上から下までピンクハウス。

いったいいくらかかっただろうといらぬ心配をしたりする。

ヴィオロンの服

 原宿にあった、ヴィオロンの服を着ているお姉さま方がいた。アンティーク調のレースの服である。

特別な、美しい人たちの集団に見えた。あれを着ていたのは、ハードロック系のお姉さま方だっただろうか。何故だかジェラルミンケースを持ち、ヴィオロン族と呼ばれていたらしい。ロックというのはレースと親和性が高いのだろうか?ゴスロリ少女達もこの末裔のように思う。

ブランドの服

あの頃はDCブランド全盛期で、コムデ・ギャルソンやヨージ・ヤマモトの黒い服を着ている人が多かった。カラス族なる言葉もあった。全身真っ黒だから。そんな時代を生きてしまったので、今でもクローゼットの中はほとんど黒の服で埋めつくされている。おかげでいつ葬式が入っても困らない。

ボディコン

ワンレン・ボディコン。平野ノラのおかげで通じやすい言葉になったか。あのチューブのようなボディコンの服、大きな肩パッドの入ったジャケット。ピンキー&ダイアン。みんな前髪をクジャクのように広げて立たせていた。ヘアスプレーでバリバリに固めていた。今は見ないソバージュヘア。女子大生は、ほぼ半数が同じような髪形をしていたと思う。


イベント(同人誌即売会)があると、そのために服を買っていた。イベントのためにオシャレをしていた。会場で、同じ趣向を持つ人と会うために、会話を交わすためにオシャレをしていった。もう、着ている服を見るだけで、だいたいどのジャンルの人か見分けられる、そんな雰囲気もあった。大手サークルの作家さんは、全身シャネルやら、ゴルチェ(好きだった)やらピンクハウスやらの服を着ていた。そんな時代。

今は、ユニクロの服しか買えない(何故か、他の服売り場に行っても、食指が動かないのだ)。しかし、あのころみたいに張り切って、イベントのために服を買って出かけてみたいと思う今日この頃である。




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