和歌山市民図書館さんで刊行イベントが開催されました✨
こんにちは!あの風公式noteです📕
昨晩からの雨が続いています。静岡では雨による被害も出ているようで心配ですね。。
さて、『黒い雲と…』の歌集出版から4ヶ月が経ちました。(あっという間です!)
先週の日曜日には、刊行記念のイベントが和歌山市民図書館さんで開催されましたよ。
トークイベントのほか、岡野大嗣さんによる短歌教室も開かれるというユニークなイベントでしたので当日の模様をすこしご紹介させていただきます。
6/27(日)【1周年】「黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える」刊行記念トークイベント&言葉とふれあう短歌教室(和歌山市民図書館)
26人のがんサバイバーによって作られた歌集、「黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える」。刊行を記念して、岡野大嗣さん、尾崎ゆうこさん、筒井菜央さんをお招きしてトークイベントを開催いたします。
また、イベント終盤には参加者のみなさまから募集した短歌について岡野さんよりコメントをいただく短歌教室も開催いたします。
(和歌山市民図書館さんHPより▷https://wakayama-sp.civic-library.jp/ja/event_page/1708)
和歌山市民図書館さんと言えば、2020年の6月に移転しグランドオープンしたとても広くて綺麗な図書館です。フロアごとにテーマが分かれたこだわりの空間設計が話題となりました。
そんな素敵な空間で、あの風の歌集刊行を記念した参加型イベントを開催してくださいました。
前半は、歌集制作にまつわるトークイベントでした。監修をしてくださった歌人の岡野大嗣さん、編集を担当してくださった左右社筒井さんと、運営の尾崎でお話させていただき、後半は岡野さんによる短歌教室が開催されました。(残念ながら筒井さんと尾崎はリモートでの出演とさせていただきました。)
トークでは尾崎より、コロナ禍での「あの風プロジェクト」を企画した意図や、作り手について、歌集でも度々出てくる「AYA世代サバイバー」(若年世代がん経験者)について、岡野さんによるオンラインでの短歌レッスンの様子について、出版費用を募ったクラウドファンディングについてなど、色々お話させていただきました。
岡野さんからは、サバイバーに向けた短歌レッスンではそれぞれの作り手の「がん」という大きなストーリーを短歌という小さな器におさめる際に、個別の背景を聞きながら丁寧に進めたとのエピソードが、
筒井さんからは、企画書持込みという形ではなかなか出版まで至らないケースが少なくないなか、あの風の企画書では作り手の作品に心を打たれたことや、この歌集を出版する社会的な意義を感じ企画出版に至ったというお話が特に印象的でした。また、お聞きする機会の少ない出版のお仕事についてのお話もとても興味深かったです。
そんなトークの後で、後半は会場に参加いただいた方々とともに岡野さんによるレッスンが1時間以上行われました!こちらは参加型のレッスンで、事前に岡野さんに短歌を送ることができ、コメントを直接もらえるという贅沢な内容でした!偶然にも「31首」の作品が参加者から集まり、その全てに岡野さんがコメントをくださるというとても充実した時間でした。
久しぶりに岡野さんのレッスンを受け、
「短歌は忘れたくない心の機微を残すための小さな歌であるので、最大公約数的な表現は避ける」「理に落ちすぎていないか、言い切ってみるとどうか、愛唱性はどうかなど見直してみる」などの言葉が特に印象的でした。
スライドで紹介される皆さんの作品にもたくさん刺激をいただき、本当に忘れられない1日を過ごさせていただきました。
参加くださった皆さま、スタッフの皆さま、ありがとうございました!
和歌山市民図書館さんのインスタグラムでは、グランドオープン1周年を記念し3人からコメントをお送りさせていただいた写真が掲載されていますのでぜひチェックしてみてください!
そして、今後も歌集関連のイベントが予定されていたり‥?!
引き続きこちらのnoteをチェックしてみてください(*˙˘˙*)ஐ
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