「霊王の波動」リリース後のラビュリンスについて
2024年7月27日 RAGE OF THE ABYSSにてかなり汎用性の高い通常罠が収録されました。
以前発売された《霊王の咆哮》も非常に強力な効果ではあったものの手札から発動した場合闇・炎・水属性の効果を発動できなくなってしまう制約上ラビュリンスの効果を以後一切発動できなくなるというところが微妙に噛み合わず採用を見送っていましたが、今回の《霊王の波動》はどうやら相性が良さそうです。
今回の記事では
① ラビュリンスにおける《霊王の波動》は有用か?
②《霊王の波動》を最大限に活かせるラビュリンスの構築は?
③私が実際に使っている《霊王の波動》入りラビュリンスの構築と基本展開
を解説していきます。
自己紹介(興味ない方は読み飛ばしてください)
普段福岡で遊戯王をやっています。
ラビュリンスは2022/5から(遊戯王辞めている期間もありましたが)使用しており、先日のYCSJ 東京2024ではラビュリンス使用者の中で唯一2日目に進出しました。
それ以前に使用していたデッキの解説はこちらになります。3年前の記事ですが、参考にしていただけたらと思います。
ラビュリンスにおける《霊王の波動》は有用か?
まず、《霊王の波動》をラビュリンスに採用するメリット•デメリットをまとめていきます。
手札誘発が使えなくなる件については、そもそもGもフワロスも先撃ちだったり《霊王の波動》にチェーンして発動することもできるのでそこまで問題にはならなさそうですが、デモンスミスが使用できなくなるデメリットはかなり大きそうです。
参考:今年の日本選手権TOP4デッキ(紅涙の魔ラクリモーサのリリース前)
結論としては、デッキに噛み合うカードではあるけど構築制限がかかるためこのカードのために既存の構築を大きく変えなければならない(但し、デモンスミスを採用した場合とどちらがデッキパワーが高いかは未知数)
でしょうか。少なくともとりあえず入れた方が良いカードではないことは間違いないです。
《霊王の波動》を最大限に活かせるラビュリンスの構築は?
先ほどはラビュリンスに《霊王の波動》を採用できるか?を考えてみました。今度は逆に《霊王の波動》を採用する前提だとしたらラビュリンスはどういう型になるか?を考えてみます。
①永続型や純構築
②炎•水•闇属性中心の他のテーマとの混ぜ物
例:バージェストマ、破械・ユベルなど
※メリットデメリットは混ぜる相方に大きく依存するため省略 《ウェルカム・ラビュリンス》や《魔界特派員デスキャスター》などで悪魔族縛りがついたあとは出力が大きく下がったり、ラビュリンス自体ではあまり重く受けない《マルチャミー・フワロス》などに重くなりやすいのがデメリットかも
③私が実際に使っている《霊王の波動》入りラビュリンスの構築と基本展開(有料部分)
《霊王の波動》をラビュリンスに採用するにあたって、ラビュリンス自体のパワーの低さを永続罠を用いて相手を同じ土俵に立たせる形で補う方法と他のテーマのカードを用いてデッキパワーを底上げする方法の2つのアプローチで考えている時に、あることで行き詰まりました。
ラビュリンスもウェルカム系の罠に《霊王の波動》が直撃したらまずい
《灰流うらら》や《屋敷わらし》とは違いモンスターの妨害ではないことが採用する上での利点であった《霊王の波動》ですが、裏を返せば《白銀の城のラビュリンス》の先出しでケアできないタイプの妨害カードになり得ます。つまり、《霊王の波動》を採用しながら《霊王の波動》対策も同時に行う必要があるわけです。
そこで目をつけたのが闇属性モンスターのみを用いて万能妨害を用意する罪宝+アザミナギミックでした。
デッキレシピ
他のアザミナを使用するデッキではあまり見かけないカードの解説
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