優しさと思いやり【思考の垂れ流し】
以前も書いたことがあるのですが、単に誰かに対して優しくするのって実は簡単なんです。単純なものなら10秒もかかりません。
しかし、思いやるのはすごく難しいです。相手の気持ちを考えるという工程が入るだけなのですが、これが入るだけで本当に難しくなります。
思いやった故に、なにもしないのが正解なときもあるので、本当に難しいです。
私は、人がポケモンをするのを見るのが好きで、ポケモンの配信をよくみるのですが、ポケモンの配信でよく見かける優しさに、ポケモンの情報をコメントで伝える。というものがあります。
ポケモンのデータなんて、ネットの海ではそこら中に転がっているので、この行為は直ぐにできます。ゲームをやっている人が誰か調べて来てと言っていたのなら、これを送るのが相手を思いやるの正解の行動です。しかし、相手の状態が変わるだけでこの行動は、相手を傷つける行為にもなりえます。
世の中には、ネタバレというものがあります。大概の人はネタバレを嫌います。その人がそのゲームを初めてやり、何も知らない状態でやりたいと思っていた場合に、さっきの優しさをぶつけるとどうなるでしょう?
貴方がどんなに相手のことを思って、わざわざ調べて送った情報だとしても、その優しさは凶器となります。
わざわざ画面にネタバレ禁止と描いてある場合は、優しさですらなくなります。悪意の塊です。やってることは同じなのですが、相手の状態によってその行いの結果は変わっていきます。
このように、自分の心地良さだけをもとめる優しさの行使は簡単なのですが、相手を思いやるのは容易ではありません。
ここまで書いてあれなのですが、私も定期的にやらかします。優しさを行使する前に、この優しさの押しつけなのか、それとも相手を思いやった故の行為なのかを考えて行動して行きたいです。