福生という町で育ってきた⑥2023年

母親とぼーっとゆく年くる年を眺めていたら、オープン前のエスコンフィールド中継を中学の同級生がやってて母と変な声出したのが2023年の始まり。
生活の設計フロントマンである大塚君のインターン仲間、小山凌はNHKのアナウンサーとなっていた。


ゴールデンウィーク、ついに福生チキンシャックを訪れることができた。
真昼間のDJイベントだった。ビールを頼むと大瓶が出てきた時点で良い場所だと確信した。
浜松に負けず劣らず懐の深い、居心地の良い場所だっった。
その週の木曜は予定があり、セッションナイトに行けたのは最後30分だけになってしまった。

10年ぶりに行った七夕祭で、セッションのほぼホストである同い年のドラマー、阿部君と知り合う。まさに高校時代、あのセッションで腕を磨いていた名ドラマーだった。

夏休み、改めてセッションナイトに参加できた。
やはり凄い人ばかりだった。そして優しく愉快な人ばかりだった。
ベロンベロンで「もう一軒行こうよ!」と話してくれた赤髪の凄腕ギタリストは、RIZEのRIOさんだった。結局連れの人が全力で止めて連れ帰ってた。
トロンボーン奏者NAPPI(Hainuwell)さんとも知り合った。小中学校の先輩で、友達のお兄ちゃんが同級生だった。ちなみにそいつどいつの刺身さんも同級生らしい。

赤い公園のベース藤本ひかりさんは今、君島大空トリオでベースを弾いている。まさかこんなところで繋がるとはと感動していた。
そして森、道、市場でライブを見た後、偶然近くに御一行がいた。震える足で近づき、ついに話すことができた。やはりみなさん優しかった。

今年のフジロック、もう通しでは行かないと思ってたのにラインナップが良過ぎて結局通しで行ってしまった。
多忙を極める岡田拓郎さんはROTH BART BARONとしてのラストステージ、優河 with 魔法バンド、そして去年加わったnever young beach。
君島大空さんはルーキー以来の合奏形態、さらに独奏の2ステージ。
そして日曜朝ヘブンの民謡クルセイダース、その後こでらんに〜でもう1ステージ。

離れて12年、実家も5年前にさらに奥の瑞穂町に引っ越してしまったが、やっと気づいた。福生はとんでもない音楽の町だった。


中学の音楽室で混ざる勇気があれば
立川バベルを素通りせず、足を踏み入れていれば
赤線通りの入り口を右折して、足を踏み入れていれば
自分は彼ら彼女らのファンではなく、友達だっただろうか。


でもここまでの人生のおかげで、今年は本当に出逢いに恵まれた、幸せな1年になった。
浜松でも沢山の出会いがあった。素晴らしいミュージシャン、アーティストばかりだった。これもまた、いつが時が来たら長々と書くと思う。

だから、全部これで良かったんだと思う。

来年はもっと素晴らしい1年になるだろう。そうに決まってる。

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