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【NBA】ダラス・マーベリックスの将来

2020年シーズン、競合犇めく西で7位でフィニッシュし
プレーオフ出場したマーベリックスについて。
個人的な予想は良くて6位、悪くて8~10位くらいだったので、
読みは当たったかなぁ~という所でした。
プレーオフではLukaの大活躍もあり、あのLACから2つ星を取りましたが、
やはり欠けているものが見えるシリーズでした。
ここでは彼らとチームの今、そして未来についてあーだこーだ
書こうと思います。

目次

1.チームのコアメンバー
2.主なロールプレイヤー
3.サラリーキャップ
4.キープすべき選手、そうでない選手
5.獲得したい選手
6.今後

1.チームのコア

【1stオプション】
Luka Doncic(21)
今や押しも押されぬDALのエース。
ただバスケが上手いだけの選手はごまんといるが、それだけではなく
プレーオフでも勝負強さを見せました。
向こう10年以上はリーグの顔になるでしょう。

【2ndオプション】
Kristaps Porzingis(25)
Lukaの相棒であるユニコーン、今季はやはりACL断裂からの
カムバックシーズンというのもあり、やや低調でした。
健康で戻ってくるであろう来季はNYK時代の実力を証明するでしょう。

2.ロールプレイヤー

Dorian Finney-Smith(27)
ドラフト外から這い上がったDALでNo.1の3&Dプレイヤー
※3&D...3ptとDFが上手い選手の総称
目立たないが、強いチームには彼のような選手は必要不可欠です。

Tim Hardaway Jr(28)
NYKからKPとトレードでやってきたコンボガード
※コンボガード...PGとSGを兼務する人
ショットセレクションの悪さと乱発癖はあるが、当たった日は
とことんシュートが入るタイプの選手。

Seth Curry(30)
言うまでもなくチームでNo.1のシューター
アンダーレートされてるので、陽の目を浴びてほしい一人。
今期は3ptを1試合平均5.0本放っていて、45.2%で成功させているので、
もっと打ってもいいと思います。

Maxi Kleber(28)
今流行りのストレッチビッグ
※ストレッチビッグ...3ptを打てる大きい選手の総称
Lukaとのピック&ポップ、スモールボールの時の
センターとしても重宝する選手です。

Boban Marjanovic(32)
ジャンプしなくてもリングに届く224cmの巨人
3ptも打てるので、要所では活躍します。
あとすごく性格が良い。

Dwight Powell(29)
今期試合中にアキレスを切ってしまったアスレチック系のビッグマン
動けるビッグマン、ピック&ロールのリムランナーとして良かったが、
来季は元通り以上の姿で戻ってこられるかどうかは怪しいところです。

3.サラリーキャップ

2020年現在、DALのサラリーキャップ状況は以下の通り

きゃっぷ

ご覧の通り、2021年に大きくキャップが空く予定です。
21年オフは以前から大物がたくさん市場に出る年なので、
恐らくこの年に勝負をかけてくるチームは多いでしょう。
DALもその内の1チームだと思います。
ただ、チームの構成もあるので、FAに話題を移す前に今のロスターを
精査してみましょう。
※200名以上いるので、興味のある方は下記からどうぞ。
2021年オフ FA取得選手

4.キープすべき選手、そうでない選手

チームのコア、ロールプレイヤーで挙げた8人の内、
2020/21年で契約が切れる選手は以下の通り。
・Tim Hardaway Jr(28)   18.97mil
・Boban Marjanovic(32) 3.5mil
上記の2名は恐らくカットする事になるでしょう。
HardawayはPOなので本人が望めば残れますが、約19milは実力に対して
サラリーが高すぎるので、2021/22オフには減額となる見込みです。
※ここは当時エクステンションしたNYKが悪い
Bobanは3.5milですが、年齢やDALのバスケットのスタイルを考えると
フィットはしなさそうです。

ではこの2名以外の6名の内、手放してはいけないのは以下4名
Luka Doncic(21)
Kristaps Porzingis(25)
Dorian Finney-Smith(27)
Maxi Kleber(28)
Seth Curry(30)

まずDALのバスケットは、LukaをPGに置き、サイズのアドバンテージを
要しながらLukaのドライブ→相手が寄ってくればキックアウト
※キックアウト...外の空いたシューターにパスを出す事
そうでなければそのままLukaがゴール下でフィニッシュを狙うという
非常にシンプルなスタイルです。
ゴールの方向から返ってくるボールをキャッチし、そのままシュートを放つ「キャッチ&シュート」が最も確率が良いとされます。
★理由:ゴールの方向から返ってくる=シューターの目線がゴール側を
 向いているので、目線がブレにくく確率に直結する為
なので、オンコート5人全員がシュートを打てる事が前提条件になります。
上記の5名の内、LukaとPorzingisは自身でシュート機会を作り出せ、
Finney-Smith、Kleber、Sethは貰ったパスをシュートに繋げるられるので、
残すべきという判断になりました。
Sethは年齢もあり微妙ですが、シューターは身体能力に頼らなくても、
活躍できるというのは歴史が証明しています。(Ray Allen等々)

Dwight Powellに関しては、アキレスの断裂という大怪我を
アスレチック系の彼がやってしまった事もあり、
プレーが戻らなければ残念ながらカットになるかも知れません。

5.獲得したい選手

今のDALが西を勝ち抜く為に足りないのは、以下だと思われます。
・Lukaがベンチの時、オフェンスをコントロールできるPG
・得点力のあるウイング
・スターター/控えで使えるセンター

~FA市場~
Monte Morris(26) 制限なしFA
平均9.0点 FG45.9% 3pt 37.8%
DENの控えで堅実なPGです。
アシスト/ターンオーバー比が9本くらいで、堅実なタイプでミスが少なく、
計算が立ちやすい選手です。

Evan Fournier(28)-SG 制限なしFA
平均18.5点 FG 46.7% 3pt 39.9%
現在ORLで点を取りまくってるSGです。
自分でクリエイトが出来、シュートも打てるので、ドライブが多く、
パスを供給できるLukaの横に置くのにはピッタリでしょう。

Daniel Theis(29) プレイヤーオプション
平均9.2点  FG 56.6% 3pt 33.3%
今のNBAにぴったりなセンターです。
シュートが打てて、スクリーン、リバウンドもサボらずに
動けるビッグマンなので欲しいチームは多いでしょう。
Lukaとのピック&ポップ相手にもフィットしそう。

~ドラフト~
Vernon Carey(19) デューク大
サイズがあり動けるビッグマンです。
リム周りではパワフルなフィニッシュが出来るので、
怪我から戻ってくるPowellに似たようなタイプでしょうか。
バックアップとしては十分使えると思います。

※ドラフトはまだ洗い出し切れてないので適当です

6.今後

最低でもこれから5年の間はLukaとPorzingisがワンツーパンチになるので、
彼らの横にどういう選手を揃えるか、で未来が決まるでしょう。
理想はキャップの空く21年オフに上記で挙げたようなタイプの選手を
複数獲得したいですが、思い切った動きをしようと思えば出来るだけの
余裕はあります。
訳:ロールプレーヤーではなく3人目のスターを狙う動きもあり得る

ただ、昨年のGSWを見るように、チームにいるスター選手だけで
キャップが埋まってしまい、ベンチを強化できないというのは
大きなリスクになりえるので、個人的には優秀なロールプレイヤーを
集めた方が良いと思います。


以上

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