改めて、はじめまして、アイデンティティ。
「はじめまして」。この挨拶に続く言葉が今の自分には出てきません。
2023年の春、note.を改めて仕切りなおそうと「#自己紹介」のテーマで記事を書こうと思ったが、自己紹介がかくもこれほど難しいとは。
社会人を20年もしていれば、ビジネスとプライベートのそれぞれで自己紹介のテンプレートがありました。しかし、今の自分は「ナニモノ」なのだろう?
自分が学生時代には「アイデンティティ≒自己同一性」という心理学用語が流行っていた気がします。当時の自分の年齢と同い年くらいになるZ世代も「アイデンティティ」という概念で自分のことを考えたりするのでしょうか? 最近は「自分らしさ」という表現が一番近しいか?
2023年4月の自分のアイデンティティ
まさか40代になって自分のアイデンティティを見失うとは思ってもみませんでした。2023年4月、「今の『今』」で自己紹介をするとしたら、
4月1日から無職です。
同居する家族はいません。
これだけです。
これまでの自分のアイデンティティ
今まで使ってきた自己紹介テンプレートはこうでした。
仕事は約20年、福祉業界に従事してきました。働きながら社会福祉士、自閉症スペクトラム支援士の資格を取得しました。
離婚歴1回があります。子どもはいますが、元妻と同居しており離婚してから10年以上一度も会えていません。
両親は健在とは言えませんが実家で生活しています。
趣味でもありライフワークでもあったアマチュアバンドを20年続けていましたが、3月にメンバーの転居により活動を終了しました。
自分の自己紹介を聞かされる方(この記事を読んでくださっている方)からすれば、それほど興味をひくようなこともないし、むしろ質問するのもはばかれるようなネガティブポイントばかりという印象でしょう。こうやって文字に起こすと自分が一番に思い知らされます。
今のようにSNSが生活の一部になる前から、アマチュアバンドの活動の一環でブログを15年間更新し続けてきました。それも365日の毎日。
読んでくれる方にとって「大笑いでなくても、クスッと笑えるような小笑いを」をライティングスタイルにしていましたが、運営サイトが閉鎖される都合で5年ほど前にブログ更新も終了しました。
「みんなに読んでほしい!」と面白い話がある時もあれば、「小笑いなんて言っていられない」という精神状態の時もありました。
自分に課したライティングスタイルによって、ネガティブなことを漏らさずにどうプラスに変換するのか。「365日毎日更新」という縛りによって、平凡で何もない日にいかにネタを絞り出すのか。
15年続いたブログはある意味で修行の日々だったようにも思い返されます。
これからの自分のアイデンティティ
仕事もない。家族もない。趣味もない。2023年4月の今の自分。ある意味では、人生の折り返し地点で何の縛りもないオールフリーな状態。
過去に続けたブログのルールも取り払って、40代の自分がもう一度、自分の「アイデンティティ≒自分らしさ」を、この「note.」を通して作り直していきます。
そのためには過去・現在・未来について、無理してまでポジティブに変換しないライティングスタイルで再スタートします。
学生時代によく聴いていた歌のフレーズを一つご紹介。
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