【院長が語る】名古屋市北区の小児科:こばやしこどもクリニック小林院長の経歴
名古屋市北区にある小児科クリニック:こばやしこどもクリニック。
このクリニックの院長の小児科医、小林先生にインタビューをしました。
こばやしこどもクリニックを開業するまでのご経歴やどんな経験をされたのかを語っていただきました。
先生のご経歴を教えてください。
医学部を卒業後、市立四日市病院に勤務し、その後一旦大学病院に勤務し、西尾市民病院で小児科部長を務めました。
それまでは、ずっと臨床現場で患者さんを診てきました。
特に新生児医療をおこなっていました。
西尾市民病院の後は、名古屋市立病院に10数年勤務しました。
その時に研究で、先天代謝異常(ミトコンドリア病)の研究をおこなっていました。
その後、守山市民病院に勤務し、開業をしました。
研究と臨床の両方でキャリアを積まれてこられたのですね。
そうですね。研究は楽しいですが、どこかで行き詰まってしまうこともあって不安もあり、臨床の現場に立ちつづけることを心がけていました。
特に臨床現場でも、大学以外の病院では、すべての患者さんを診てきました。
大学病院は、ある程度専門的な疾患の患者さんが来院されますが、市民病院は軽症から重症まで幅広い患者さんが来院するので、全般的に診察をしてきました。
その経験は、今のクリニックでも活きていると思います。
研究でミトコンドリア病を専門にされたきっかけはありますでしょうか?
もともと生化学に興味がありました。
その中心となるのがミトコンドリアです。
研究前までは、ミトコンドリア異常の方は出生しないものだと思っていましたが、実際には先天的にミトコンドリアの障害を持った患者さんがいることに衝撃を受けました。
そこからミトコンドリア病の研究を始めたのですが、当時はミトコンドリア病という名前もなく、多くが様々な神経疾患だと思われていました。
しかし、その神経疾患の原因の一部がミトコンドリアにあるということを突き止めました。
実は、日本で初めてミトコンドリア病が原因だという疾患を発表したのが私なんです。
そこから開業された経緯はなんでしょうか?
ずっと最後は臨床だろうと考えていましたが、私の父、祖父が開業医だったのもあり、開業するのが当たり前だったのもあります。私で3代目になります。
開業してから20年経っていますが、どっぷりと開業医に浸かっており、日々実践を積んでおります。
開業前に培った長年の臨床スキルをさらに開業医として磨いています。
ご経歴から先生の強みを教えてください。
多くの患者さんを診てきた経験から、いろいろな症状に関心を持って、患者さんと一緒に治療を行なっていくことだと思います。
市民病院時代に軽症の患者さんから重症の患者さんまで幅広く診察してきた経験と、研究で培った探究心を持って、患者さんに向き合っています。
たくさんの患者さんを診るのではなく、一人一人丁寧に診察をしていくことを心がけています。
(著:村上嘉一)
こばやしこどもクリニックについて
ホームページ:https://kobayashi-child-clinic.com/
院長:小林 正紀
場所:〒462-0053 名古屋市北区光音寺町2丁目13
(地下鉄 庄内通駅より徒歩17分)
(市バス 又穂住宅東(名駅13,栄11系統)徒歩4分)
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