悪気はなかったんだけど、ごめんね
Netflixにて配信されていた明石家さんまプロデュースのドラマを母親と一緒に観ていた
この物語の主役となるのは中尾明慶演じるジミー大西
大晦日にやっているガキの使いの笑ってはいけないシリーズでも常連だ
彼の予想だにしない一挙手一投足にダウンタウン等出演者が笑ってしまい罰ゲームとしてケツしばきを受ける。お腹がよじれるほど笑ってしまい、気づけば新年を迎えていたという人も多いだろう
ジミー大西の半生をドラマ化した作品、Jimmyを観ていた時のこと
ジミー大西は場の空気を読むのが苦手で
言ってはいけないことを平気で言ってしまうことがある。
ドラマ内では、舞台に上がったジミーが極度の緊張から放送禁止用語を叫んでしまうというところで第1話が終わった
放送禁止用語は女性器を表す言葉であった
視聴後なんとも言えない空気が流れ
私はさも知らないフリをしたが母親は固まっていた
母親が幼い頃、信号待ちをしていると停まっていたトラックのあんちゃんから声をかけられたことがあると言っていたのを思い出した
「お嬢ちゃん」と言われ振り向くと
「〇✕※△〜!」
と言われ、母が唖然としているうちにトラックは走り去っていった。
母は女性器を示すあの言葉を言われたのだ
未だにその時の話をすることがあるが
「最低だ。最低な言葉だ。大嫌い」と言っている
そんな言葉が意図せずして、子供と一緒に観ていたドラマから聞こえて来てしまった
ドラマが悪いとは思わない
そもそも放送禁止用語は地上波で流せないし、だからこそNetflixにような媒体で放送されたようなものだと推測される
「なんてタイミングが悪いんだ」と観ようと誘った自分を悔いたがもうどうしようもなかった
悪気はないんだけど…
あの時の少女は50年経っても傷を抉られている