飛び出していこう/ネトフリ感想文
こんばんは。2020年もあと2週間ほどですね。駆け込みで振り返ろうとしてもここ最近の出来事しか思い出せなくなってきたあんぬです。
今年はお出かけよりもおうち時間を楽しもうとする流れがありましたね。
私もその流れにおおいに乗っかった人間です。
そんな我が家はネットフリックス三昧でした。(テレビにも繋いでいるので高画質で見れる、大きい音でも見れる、この環境が最高でした)
そんな数ある映像エンタテイメントの中から私の心をぐっと掴んだ作品を語ります。たぶん後2回くらいやります。
まずはひとつめ。
「The Prom」
『「私は、普通にプロムに行きたいだけ」
ガールフレンドをプロムに連れて行くことを止められた女子高生のエマ。彼女を助けるために駆けつけたのは、“元”超人気舞台俳優とその仲間たち!?』 (ネットフリックスジャパン Twitterより)
gleeの監督が作っているだけあってミュージカル感がめちゃくちゃ強くて、曲もよくって、演出も派手で豪華で!(あとお決まりのちょっとのダサさ)そしてほろりとくる展開に胸が熱くなりました。
まずですね、主人公のエマが可愛くて明るくてちょっとダサいんです(褒めてます)でもどんな人のことも受け入れるし、素直だし、芯も強い。そして歌声がとってもピュア!!
レズビアンとして周りを巻き込んでいく方法はとても現代的で面白いなあって思いました。
これは、元売れっ子セレブたちの思考とも対比されてたと思います。
きっと以前なら、LGBT応援!っていってるセレブに当事者たちが協力をお願いする形で話が進んでいったと思うけど、2020年は元セレブたちが好感度のためにエマを利用しに来ますからね。
そして彼らもエマのピュアさにおされてどんどん応援して行っちゃうのがまた可愛らしいです。
メリル・ストリープやニコール・キッドマンの落ちぶれたけどプライドが高い元セレブ感がまた絶妙です。(トップセレブなのに!)
そしてカープールカラオケでお馴染みのジェームズ・コーデンがめっちゃ歌うし踊る!
クロスウォークミュージカルを見ていた身としては映画で歌って踊ってくれるのが嬉しかったです。そして彼はもう顔に優しさが出ちゃってて…彼は絶対大丈夫!いいひと!!ってわかっちゃうんですけどね、それもまた良かったです。
そしてガールフレンドのアリッサの歌についても。
ミュージカル・ウィキッドのエルファバを思い出させるような歌声と力強さ!エマとのデュエットはハーモニーがぴったりでした。歌声がとっても好きです。そういえば歌詞にもエルファバとガリンダの言葉がありましたね。
最後なんてアリッサの涙でこちらももらい泣きでした…よかったねえ、アリッサ。
一番好きなシーンはショッピングモールでの隣人を愛せ!と歌うシーンかもしれません。ショッピングモールって踊りたくなってしまうもの?!メインキャスト少ないのに見応え十分、掛け合いもたくさんで、見ていてとっても楽しいんですよね。生粋のダンサーちゃんたちがキレッキレで踊りまくって改心するところが、そんなに簡単に改心する?!って思いながらもなんだか素直で面白かったです。いじめっ子なんだけど体つきがアスリートすぎてびっくりしました。めちゃくちゃキレキレで踊るので注目です。
最後に、今年は歯切れの悪い一年になってしまいましたが、こんなことがなければザ・プロムは配信されてなかったかもしれません。気軽に見れる環境になったのは怪我の功名ってことかなあと思っています…。
とにかく!
登場人物の全員が、なんだかんだでいい人なので、見た後はすっきり爽快で満足感たっぷりな感情をもらえます。見てよかったなあと思うはずです!
年末のお仕事に疲れた時とか、大掃除に飽きた時とか、なんだかモヤモヤした時とか、家でパーティーするときとか、是非見てください。深くは考えずとも、元気とハッピーをもらえます。
(気づけば宣伝しちゃってる…笑)