高配当株の暴落待ち! 待機資金はどうする?
私は、これまで、つみたてNISAにて、米国S&P500の投資信託を積み立ててきました。
と同時に、コロナショックの直後から、本格的に高配当株の購入も進めてきました。
いわゆる、インデックス投資と高配当株のハイブリッド戦略です。
ただ、高配当株は、なるべく安く買いたいと考えていて、昨今の株高の状況から、あまり買い増しができていません。
高配当株は、あまり買うタイミングは考えなくてもいいというご意見もあるかと思いますが、安く買えるに越したことは無いので、待機資金が常にある状態となっています。
この待機資金について、考えていきたいと思います。
押し目待ちに押し目無し? 待機資金の活用法
コロナショックの時は、あらゆる株が大バーゲンセールでした。
あの時に買った株は、自分の買値から見たら配当利回り10%を超えるものもあります。
しかし、このような暴落は滅多に起こるものではありません。
コロナショックレベルが10年に1回、
リーマンショックレベルが100年に1回、
といったところでしょうか。
このような暴落を待っていては、いつまでたっても投資できない状況も考えられます。
それであればいっそ、思考停止でインデックスを積み立てるという考え方もあると思いますし、資産拡大が目的であれば、それが一番の正解かもしれません。
ただ、高配当株による配当金は、もらって嬉しいのですよね。
投資を続けるモチベーションも大事なので、私は高配当株投資も行っているのです。
暴落待ちの待機資金の活用法を2つほど紹介したいと思います。
1.株主優待クロス取引
2.FXのスワップポイントサヤ取り
どちらも、買いと売りを同時に持つ戦略のため、比較的リスクが低い投資法となります。
どちらも、最大で年利4%程度狙えるので、リスクを抑えている割には、リターンの高い投資法です。
銀行に預けておくよりは、よっぽどいいですね。
次の暴落を待つまでの運用としては十分かと思います。
欠点は、どちらも手間がかかること。
また、知識が必要なため、始めるまでに勉強が必要となります。
株主優待クロス取引について
通常、株主優待をもらうには、現物の株を保有する必要があります。
ただ、株式ですので、日々値動きがあり、株主優待の価値以上の損失を被る可能性があります。
これを防ぐために、現物の株を買うのと同時に信用取引で空売りの建玉を持つのが優待クロス取引です。
こうすることで、株価が上がろうが下がろうが、トータルの損益は±0となり、株主優待を安全に手に入れることができます。
詳細は、色々な方が解説されているので、ググるなり、YouTubeで検索するなりしてくださいね。
今回紹介した2つの手法であれば、こちらの方がより安全なため、こちらをおすすめします。
株主優待という形でのリターンになりますが、数百万円くらいまでの資金であれば、ほぼリスクなく年利4%程度のリターンが狙えます。
ほぼ高配当株と同等のリターンが得られるので、暴落待ちのつなぎとしては、十分ですよね。
ただし、資金が大きくなれば、リターンは下がってきます。
多くの企業が100株などの株数が少ない方が、優待利回りを高く設定しているためです。
また、資金が多くても、取得できる銘柄に限りがあることも一因です。
最近は、かなり有名な手法になってきていることもあり、参加者が増えてきています。
空売りに関しては、証券会社から株を借りて行う必要があるのですが、株数に限りがあるため、競争が激化してきています。
とは言え、まだまだ使える手法ですので、覚えるまでは大変ですが、挑戦してみる価値はあると思います。
FXのスワップポイントサヤ取りについて
FXをやったことがある方は、ご存じかと思いますが、例えば、ドル円を買った場合、金利の低い円を売って、金利の高いドルを買うことになります。
その際、この金利の差を受け取ることができます。
これが、スワップポイントです。
逆に、ドル円を売る場合は、スワップポイントはマイナスとなり、その分を支払わなくてはならないことになります。
さらに、このスワップポイントは、FX業者によって差があります。
ここがミソ!!
スワップポイントの高い業者で買い、低い業者で売ると、その差額が利益となります。
これがスワップポイントのサヤ取りです。
異業者間で、両建てをしていますので、原理的には価格変動によるリスクが発生しないことになります。
だいぶ昔ですが、私が解説している動画がありますので、よかったらご覧ください。
原理的にはリスクは低いものの、資金管理だけはしっかりしないといけません。
急激な為替の変動で、片方のポジションだけが決済されてしまうおそれもあります。
そうなると普通にFXをしているのと同じ状態になっちゃいます。
とは言え、利益は大きくないものの、ストレスなく毎日確実にチャリンチャリン稼げるのは、気分がいいものです。
それで、やり方によっては年利3~4%が可能なので、まずまずではないかと思います。
まとめ
暴落時に株を購入するための待機資金の活用法のおすすめ
1.株主優待クロス取引
2.FXのスワップポイントサヤ取り
・どちらもリスクを抑えながら、高配当株並みのリターンを得られる。
・株主優待クロス取引のほうが、より安全。
・欠点は手間がかかるのと、勉強が必要なこと。
他にもいい活用法があるかもしれませんね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
少しでもお役に立てたら、嬉しく思います。
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