インスタ映えの浮羽稲荷神社@浮羽
最近よくTVで目にするようになった朱色の鳥居が連なる神社。
インスタなどのSNSでも多くの人が投稿しているこの写真。
しかし、伏見稲荷大社の千本鳥居でも山口県の元乃隅稲成神社でもないこの写真はどこの鳥居なの?
福岡県うきは市浮羽町にある浮羽稲荷神社の鳥居です。
耳納連山の麓にこの風景が見られます。
浮羽町から八女のほしの村に繋がる県道52号線を走り始めると、すぐ目の前に道路の延長上に鳥居が連なっているのが見えてきます。
道路脇に一の鳥居があります。
この先の駐車場に車を停めて、一の鳥居から階段を上ると、
千本鳥居のようなたくさんの鳥居が現れます。
それとともに石段が山上まで続いています。
浮羽稲荷神社は300段の階段に91基の鳥居が連なっているそうです。
朱色が眩しい!
途中で振り返ると眼下に筑後平野と浮羽の街並みが見えて、絶景です。
しかし結構な急勾配で、足が上がりません。(涙
階段を上り終わるとそこに二の鳥居(?)が現れます。
鳥居がたくさんあるのでどれが二の鳥居や三の鳥居なのか解りませんが、たぶんこれが二の鳥居だと思います。(笑
この鳥居の反対側に駐車場があります。
ここまで車で登ってくることも出来ます。
足に自信のない方は、車でここまでお越しください。
二の鳥居を一礼して進むと、最後の階段が現れます。
これが三の鳥居だと思います。(笑
あれ? 本殿前に最後の鳥居があります。
この鳥居の手前に手水社があり、身を清めて進みます。
鳥居を越えると、狛犬の狐がお出迎え。
階段を上り詰めるとそこが御本殿です。
拝殿にて参拝。
御祭神
・稲魂大神 京都伏見稲荷大社
・大山昨神 京都松尾大社
・菅原道真公 太宰府天満宮
御由緒
昭和三十二年 (一九五七) 十二月、京都伏見、稲荷大明神を新設の城ヶ鼻公園内に勧請した。
発起人は三斤会会員で、 御幸地区民及び町内有志が賛助した。
昭和守十二年 (一九三七)、 三斤会 (附記参照) の席上で、「町民の憩の場として町内に公園を設置しては如何」との問題が提起され、会員討議の結果、千足の南方、妹川星野ヘの直線県道の突き当たりの山腹が良いとの結論に達した。
その後、 話は進展しないまま時代は移り、 太平洋戦争となり、 敗戦の混乱の世が続いて、ようやく社会情勢が治まってきた昭和三十年 (一九五五) に至り、 三斤会 (当時生き残りは山崎、山手、久保田、谷ロ、松田の五人) において話が再燃、 たまたま山手は教師をやめて町議となり、活動開始となった。
すなわち町・議会・御幸地区・篤志家等に働き掛けて、 昭和三十年に公園設立会 (会長平川唯雄ほか会員二〇人)を組織して、城ヶ鼻公園設立新計画を作って実施に踏み切った。
新計画は憩の場としての公園と、信仰の場としての神社を結ぴ付けて建設するというのが構想であった。
出所:浮羽稲荷神社HPより引用
浮羽稲荷神社は、城ヶ鼻公園内にある神社で、京都の伏見稲荷神社から稲魂神 通称「稲荷大神」、同じく京都の松尾大社から大山咋の神、そして太宰府天満宮から菅原道真公の三神が祀られています。
御利益として、商売繁盛、五穀豊穣、酒造と健康、長命長寿、学問の神様といわれています。
御朱印
本殿社務所は無人のため、社務所では御朱印をいただくことはできません。
しかしながら、地元浮羽町のスーパーマーケット「サンピット バリュー」で、御朱印が頂けます。
インスタ映えする鳥居と筑後平野の風景は、とても癒されます。
眼下に広がる風景は、とても気持ちが良いものです。
神社といえば古くからあるものだと思っていましたが、浮羽稲荷神社は最近創建されたものだと知り、とても驚きました。
このようなことを言って良いのか解りませんが、町の有志一同が発案し、議会を経て建てられたとのことですが、今の世の中では政教分離に抵触するのではないでしょうか?(笑
とはいえ、町の人たちの思いがこもった神社は、町の人達の願いを一身に受けて、この場所に建立したのだと思います。
そして今のような姿となり、多くの人の参詣を受けているだと感じました。
天気の良い日にドライブがてら、ここを訪れてみてはどうですか?
社殿から広がる素敵な眺望は、日々の喧騒から心を解き放ち、あなたを癒してくれると思います。
神社 : 浮羽稲荷神社
住所 : 福岡県うきは市浮羽町流川1513-9
HP : https://ukiha-inari.jp/