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日本五大稲荷・太鼓谷稲成神社@津和野

津和野
山口県と島根県の県境の島根県側にある津和野は、週末には観光SLが走る、山にかこまれた小さな盆地に、箱庭のような町並みが広がり、山陰の小京都とも呼ばれている街です。
また津和野といえば、サスペンスドラマのロケ地としてよくTVに出てきますし、SLが走る街、森鴎外や絵本作家の安野光雅の生誕地、祇園祭の鷺舞、銘菓源氏巻などが有名です。
さだまさしの「案山子」という曲がありますが、津和野の風景がもとになっていると言われています。
そんな津和野を象徴するのが、太鼓谷稲成神社です。
津和野の町の入り口には大鳥居が待ち構えていて、鳥居を抜けると眼下に津和野の街並みがあり、正面には津和野城跡と太鼓谷稲成神社が見えます。
願望成就の神様・日本五大稲荷の太皷谷稲成神社は、津和野観光の外せないスポットであり、津和野の街を一望できるビューポイントです。

「太鼓谷稲荷神社」ではなく「太鼓谷稲成神社」
太皷谷稲成神社の“太皷谷”は、津和野城の城山の一角で江戸時代には時刻を知らせる太鼓(太皷)が鳴り響いた谷間であることから名付けられました。また津和野城の東北、陰陽道の鬼門に位置し、古くから神聖な場所とされていました。
太鼓谷稲成神社は、日本五大稲荷の一つでもあり、唯一“いなり”の漢字が“稲荷”ではなく“稲成”で表記されています。
”成”の字が用いられた“稲成”は津和野7代藩主亀井矩貞により、願い事がよく叶う、つまり願望成就や大願成就の意味が込められています。

日本の五大稲荷神社
 ・伏見稲荷大社    近畿・京都市伏見区
 ・笠間稲荷神社    関東・茨城県笠間市
 ・竹駒神社      東北・宮城県岩沼市
 ・祐徳稲荷神社    九州・佐賀県鹿島市
 ・太皷谷稲成神社   中国・島根県津和野町

そんな太鼓谷稲成神社を参拝してきます。


山口市内から国道9号線を約45分ほど走ると、山口県と島根県の県境を超えてすぐに、大きな朱色の鳥居が見えてきます。
この鳥居をくぐり街の方へ下っていきます。
急で細い道を下り終わるとそこは津和野の城下町。
静かな街並みを横断して、津和野城跡、太鼓谷稲成神社へ向かって坂を登ります。

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眼下の町を挟んで谷の向こう側に見える太鼓谷稲成神社

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駐車場へ向かう先に二の鳥居(?)がありました。

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二の鳥居をくぐるとすぐに駐車場があり、御本殿を見ることができます。
本来は城下町から一の鳥居をくぐって、表参道を登って参拝すべきなのでしょうが、ショートカットして車での参拝です。

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駐車場には、数多くののぼりが立っていました。

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手水舎御供物
駐車場から本殿に向かう三の鳥居の前に手水舎があり、手水社の前に御供物が販売されていました。

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お供えお揚げ
お供え物の油揚げ、ローソクが用意されています。
お稲荷さんらしいと思いました。

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四ヶ所参り
太皷谷稲成神社では、“元宮”、“命婦社”、“新殿”、“新殿裏奉拝所”の順に参拝する「四ヶ所参り」の習わしがあります。
四ヶ所全てにお参りをさせていただきましたが、四ヶ所参りの習わしについては参拝後に知り、大変失礼なことをしてしまったと反省。
次回からは、正しく参拝したいと思います。

三の鳥居
さていよいよ本殿へと向かいます。

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境内へ

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拝殿

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御本殿

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元宮

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元宮は、朱色に彩られた境内の中でとてもシックな出立で参拝者を待ち構えている感じです。

境内中央には、駐車場からの出入口の階段があります。
ちょっと合理的な造りに、いいね!

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千本の鳥居のトンネル
お稲荷さんといえば、数多くの朱色の鳥居が特徴的です。
ここ太鼓谷稲成神社にも、本殿から二の鳥居がある城下町までの表参道を埋め尽くす鳥居のトンネルは圧巻で、インスタ映え間違いなし。

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鳥居のトンネルを下っていくと、城下町にたどり着きます。
城下町にある鳥居です。
扁額には、稲成神社に文字が書かれています。
ここからは、津和野の町の散策へ出かけることができます。
私が説明する必要は無いと思いますが、とても素敵な町です。
津和野の名物である「源氏巻」を食べながら散策してみてはどうでしょう。

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授与品、縁起物
招福狐の置き物は、お稲荷さんらしくとても可愛い縁起物です。
また、この書き込みのTOP画像は、お狐さまのおみくじです。
最近この手のおみくじにハマっていて、御朱印とともにお土産がわりに買って帰るようになりました。
数多くのおみくじが家に飾ってあります。(笑

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絵馬
本殿を描いた絵馬は、シンプルでとても素敵です。

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御祭神
 宇迦之御魂神(うがのみたまのかみ)=稲成大神
 伊弉冉尊(いざなみのみこと)=熊野大神

御由緒
太皷谷稲成神社は安永2年(1773年)に津和野藩主7代亀井矩貞(かめいのりさだ)公が津和野藩の安穏鎮護と領民の安寧を祈願するため、三本松城(津和野城)の鬼門にあたる東北端の太皷谷の峰に、京都の伏見稲荷大社から斎き祀ったのが始めです。
以来、歴代の藩主の崇敬が篤く、明治の版籍奉還に至るまで、藩主亀井家の祈願所として維持され、藩主以外の参拝は禁止されておりましたが、廃藩後は広く一般庶民も参拝できるようになりました。
大正13年には、北白川宮富子大妃殿下が御参拝なされ、宝物の寄進があり、宝物殿を設置し、次いで養老文庫を設けました。
昭和30年代には参拝者の激増に伴い、昭和38年9月に新社殿建設の奉賛会を結成し、昭和42年に境内地西側の山を切り開き社殿地を造成し、昭和44年12月に、新社殿が竣工、御遷宮を斎行しました。
古い社殿は、「元宮」として維持し、御分霊が奉斎してあります。
現在では日本五大稲荷の一社に数えられ、その御神徳は霊験と共に全国に崇敬景仰されております。
引用:大太鼓谷稲荷神社HPより

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御朱印

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皆さんの中には、お稲荷さま=お狐様と思っている方が多いのでは無いでしょうか?
とても象徴的なので、お狐様が神様のお姿だと私も小さい頃は思っていましたが、それは間違いです。
キツネは、お稲荷さまと私たちをつなぐ 神様の御使いです。
なので、熊野大社はカラス、八幡様はハト、天神様はウシ、氏神さまは狛犬といったのと同じで、お稲荷さまのキツネは神様ではなく、神様のお使いなのです。
それがわかるとお狐様が怖く無くなりますよね。(笑

津和野は、山陰の小京都と言われ、山間部にあるためとても静かでとても美しい隠れ里のような場所です。
城下町の通り沿って流れる掘割には多くの鯉が泳ぎ、白壁と並木の緑がとても綺麗です。
そんな街を見守る太鼓谷稲成神社
願望成就・大願成就
多くの方が一度は訪れたことがあると思いますが、津和野に行かれた際にはぜひ太鼓谷稲成神社にも行かれてください。



神社: 太鼓谷稲成神社
住所: 島根県鹿足郡津和野町後田409
HP: http://taikodani.jp/


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