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レベラーのTRPG日誌【2022年度】

 最終更新日23.3.29.

次の年度のTRPG日誌


◆ゴリラよ あなたは強かった クトゥルフ神話 23.3.26.

 今回は、謎人さんGM(KP)で、2023年3月26日に行った、2つ目のクトゥルフ神話TRPGのセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。
 今回のセッションは、読者の方がいつかやるかもしれない有名シナリオを行っています!

●プレイヤーキャラクター
・鈴木隆憲(すずきたかのり)
 ODAさんが使用。
 超心理学者を目指す15歳の高校生。
 精神分析も使える。
・毛利論(もうりろん)
 レベラーが使用。
 探偵志望の17歳女子高生。
 格闘性能も高い。
 過去の冒険の後遺症で「眼鏡をかけた小学生の悪霊にとり憑かれている」
と思い込んでいる。

●セッションの流れ
 前回のセッション「また明日。」が起こった町からの帰り道、鈴木と毛利は、電車内で、ゴリラに声をかけられます。
 
鈴木も毛利も、ゴリラの出現に度肝を抜かれ、危うく正気度が減りそうになります。
 
そんな中でも、鈴木は、ゴリラが何かを訴えていることに気づきますが、当然、ゴリラ語は分かりません。
 しかし!
 「偶然」電車に乗り合わせていた、ワタヌキ=サンが、「偶然」ゴリラ語を知っていました。
 彼の通訳で、ゴリラが訴えている内容が分かります。
曰く「バナナを売ってもらえない呪いをかけられた。何とかして欲しい」。

 「他のヒトに、バナナを買ってきてもらってはどうか?」など、妥協案を出しますが……。
 鈴木は、ゴリラが妥協案に納得せず、イライラして怒っていることに気づきます(アイデアロールエクストリーム成功)
 仕方なく、10万円で、ゴリラの依頼を受けることに。

 ゴリラの住む町に行き、図書館で「バナナを売ってもらえない呪い」について調べます。
 しかし、鈴木も毛利も図書館判定に失敗!
 まあ、そもそも、一般の図書館に「バナナを売ってもらえない呪い」に関する本が置いてあるわけはないのですが。

 その後、聞き込み中に2人目の「町で生活するゴリラ」を見つけて正気度が減ったりしつつも、最終的に、バナナを売ってくれない八百屋に行ってみよう、ということになりました。
(なお、聞き込みの結果「八百屋の親父は魔法使いらしい」という、眉唾物の情報を、ゴリラから聞きました。)

 八百屋は居留守を使っていましたが、隣の精肉店の親父に10万円を払うと、出てきました。
 バナナを売らない理由を聞かれると「町を普通にゴリラが歩いていて、バナナを買いに来るのはおかしい、と思いなおしたから」だそうです。
 確かに。ゴリラが町を闊歩して普通に生活しているのは、おかしいですよね。
 毛利が説得を試みますが、失敗!
 戦闘になります!
 八百屋の親父は、星間怪獣ビヤーキーを繰り出してきました!
 八百屋の親父は、本当に、魔法使いだった!
 眉唾物の噂は、真実だったのです!

 しかし!
 鈴木と毛利には、ゴリラという、強い味方がいます!
 ビヤーキーが壊した壁から、露出した電気コードを引き抜いたゴリラ!
 それを武器にして、宇宙怪獣を、ビリビリ電気コード絞殺!
 
 毛利に殴られた八百屋の親父は降伏して、めでたく、ゴリラの呪いは解かれました!
 ツッコミどころ満載のシナリオ!
 ですが、実は、毛利はこのシナリオ中に「また明日。」のシナリオで減った以上の正気度を減らしています。
 恐るべしゴリラ!

 クトゥルフ神話TRPGは、ホラーシナリオや、脱出ゲームみたいなシナリオがメインです。でも、たまには、こういうギャグシナリオも良いですね!


◆また明日。 クトゥルフ神話 23.3.26.

 今回は、謎人さんGM(KP)で、2023年3月26日に行った、1つ目のクトゥルフ神話TRPGのセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。
 今回のセッションは、読者の方がいつかやるかもしれない有名シナリオを行っています!

●プレイヤーキャラクター
・鈴木隆憲(すずきたかのり)
 ODAさんが使用。
 超心理学者を目指す15歳の高校生。
 精神分析も使える。
・毛利論(もうりろん)
 レベラーが使用。
 探偵志望の17歳女子高生。
 格闘性能も高い。
 過去の冒険の後遺症で「眼鏡をかけた小学生の悪霊にとり憑かれている」
と思い込んでいる。

●セッションの流れ
 鈴木、毛利の2人は、「シライシ彗星」で話題になっている町で、偶然、出会います!
 
超心理学者を目指す鈴木がこの町に来た目的は、「町の裏山がピラミッドである」という説を検証するため(ガセネタだった模様)。
 
一方毛利が町に来た目的は、長年会っていなかった友人アスカ(男)とデートするためです。
 (なお、毛利は、毛利蘭のパチモンキャラなので、アスカの名前を新一に変えるという案も出ましたが、結局シナリオ通りにすることになりました。)
 
 鈴木は、山がピラミッドではないと判断し、山にある天文台に移動します。この天文台では、シライシ彗星を見つけたシライシ博士がいるはずですが、噂では、最近、シライシ博士はいつも「留守」ということで、面会は出来ないようです。
 また、鈴木は、インターネットで調べて、SNS上で「シライシ彗星は肉眼で地上から見えるとされているが、彗星が、地上から肉眼で見えるわけはない」と批判されていることも知ります。
 
毛利の方は、デートしたアスカが、いつもよりやつれていることに気づいただけです。
 鈴木と毛利は、街に一つしかない同じホテルに泊まることに。
 
 その夜、鈴木と毛利は、現実的な恐ろしい夢を見ます。
 どこか高いところから町が滅びる様子を見守っている夢です。
 少し歩くと、すすり泣く人物と、その側に立つ人物が見えます。立っている方の人物が、空を指さして言います。
「あれの名を言ってごらん」
 空には、赤さび色の巨大なシライシ彗星がありました。

 翌日、夢のことを情報共有した鈴木と毛利は、怪しいとみて調査を始めます。
 鈴木は、街の科学館で彗星について調べることに。
 「彗星とは、太陽の周りを楕円軌道で回る星」などの彗星に関する基礎知識を得ます。そして、プレイヤー知識で「ハレー彗星が近づいたとき、空気が無くなる等のデマが流れて、息を止める練習をしたヒトなどがいた」ということも思い出します。
 そして、鈴木は、昼間なのに青空で赤く輝く「シライシ彗星」を見てしまいます。
 彗星から視線のようなものを感じた鈴木は、正気度を減らしてしまいます。
 一方、毛利は、アスカの両親が勤める病院に。
 シライシ博士が精神病棟にいるという秘密の噂を聞いたので、誰もいない間に、病室に突撃!
 シライシ博士は「あの彗星は私が呼びだしたんだ」等とうわ言のように言っており、かなりヤバ気な様子。
 さらに、手には、前のセッションでも出てきた、魔導書っぽい本がありました。何の本なのかは、毛利には分かりません!
 盗んで帰ろうとしましたが、ちょっと目を離した隙に、本は消えていました。

 その後、天文台や海を調べましたが、特に情報は得られず。
 ただ、ハレー彗星のときと同じく、海で「息止めの練習」をしている子どもたちが多くいました。
 
 そして最後に、夢に出てきた町を見下ろす場所と思われる、山に行きます。
 アスカが、やたらと慣れた様子で毛利を案内してくれます。
 そして、毛利の方も、初めて来たはずなのに「前に、ここに来たことがあるような感覚」を覚えます。
 結局、この日の捜査では、今回の事件(?)の真相は分かりませんでした。そもそも「シライシ彗星がヤバそう」以外の事件は、まだ起きていないのですが。
 むしろ、この町以外の全世界で、火山が噴火したり、地震が起こったり、津波が起こったり、大変なことになっているようです。
 調査を終えてホテルに帰った鈴木は、またもや、雲間からわずかに見えた「シライシ彗星」と「目が合って」正気度を減らしてしまいます。
 これだけ正気度を減らすのですから、やはり、ただの彗星ではないようです。
 そして、再び悪夢を見ます。
 町が壊滅して、どこか安全な場所に逃げる、毛利と誰かと鈴木。
 しかし、ビルが倒壊して、毛利と鈴木は下敷きになってしまいます。
 空には、やはり、赤さび色の「シライシ彗星」が、輝いています。しかも、地球に衝突せんばかりの巨大さで。
 鈴木は、アイデアロールでエクストリーム成功。夢に出てきた3人目が、アスカだと確信します。シライシ博士だけではなく、アスカも、この事件の鍵を握っているのでしょうか!?

 悪夢から覚めた朝、毛利は、アスカから謎の無言電話を受けます。
 声は聞こえませんが、「何か決意をして、行動をしようとしているようです。
 嫌な予感がするので、アスカの家へ走る鈴木と毛利!
 玄関の鍵が開いていたので、不審に思い、アスカの部屋を捜索。
 アスカの部屋には、壁一面の「正」の字と、シライシ博士が持っていた魔導書が!
 毛利が盗もうとした魔導書が消えていたのは、アスカが先に盗んでいたからなのでしょうか?
 鈴木は、魔導書の正体が『グラーキ黙示録5巻』だと気づきます。
(ちなみに、過去のセッションでも、この本に1回遭遇しています!
 『グラーキ黙示録』が広く流通している日本! 恐ろしい世界ですね!)
 鈴木は、正気度を減らしながら黙示録を読みます(カッコのセッションに続き2回目)。
 そして、「シライシ彗星の正体」が、惑星破滅の先触れ、グロースという存在であること。そして、現在、地球で起こっている天変地異は、グロースのせいであることを確信しました。(放っておくと、地球中にいる旧支配者が復活してしまうらしい)。
 そして、アスカの机の上には「戻すための呪文」と書かれた、メモ用紙がありました。
 鈴木は、この呪文がグロースを異世界に戻すための呪文だと見抜き、毛利にも教えます。

 毛利の方は、鈴木の日記を盗み見ます。
 日記には、鈴木と毛利がデートをしてからの3日間が、何百回もループしている様子が書かれていました。
 今までのループはいずれも「3日目で、世界が滅び、アスカ以外全滅」で終わっています。
 つまり、今まで見た夢は、夢ではなく、過去のループで実際に起こったことだったのです!
 そして、部屋にある大量の「正」は、おそらく、ループ回数でしょう。
 アスカの日記に最後には「ループはもう終わるだろう。毛利とは、再会できそうにない」とありました。

 アスカは、グロースを止めるために、1人で呪文を唱えるつもりのようです!
 この呪文は、1人で成功させようと思うと、かなりMPを消費しないといけません。
 瘴気でも減るので、ループで精神をすり減らしているアスカは、発狂してしまうかもしれません!

 鈴木と毛利は、大嵐の中、走ります!
 おそらく、アスカがいるのは、昨日、毛利とアスカが行った山の上!
 
(毛利が道を覚えていたので、スムーズに行けました。)

 予想通り、山の上にはアスカが!
 事情を話し、超心理学者の鈴木を中心に、3人で呪文を唱えます!
 3人なら、MP消費を頭割りできるので、1人への負担が減ります!
 グロース返しの呪文は、何とか成功!!
 地球は、滅びずに済みました。

 アスカは、何百回のループから解放され、鈴木と毛利は、帰路につきました。

 シナリオも良く、GMのおかげもあり、NPCが、ちゃんとヒロインしていました。
 「1人で悩む友を救う話」のような感じで、いつもの謎解きやホラーとは違う、クトゥルフ神話TRPGを楽しめた気がします!


◆おまえがちょうど良い クトゥルフ神話 23.3.11.

 今回は、ODAさんGM(KP)で、2023年3月11日に行った、クトゥルフ神話TRPGの公式セッションについて!

 なお、以下の文章には、公式ルールブックに載っているシナリオのネタバレが含まれます。
 

●プレイヤーキャラクター
・阿南泰次郎(あなんたいじろう)

 Gonさんが使用。
 17才のアニマルセラピスト志望の高校生。
 生物学部に所属している。
・神郷セイラ(かみさとせいら)
 謎人さんが使用。
 冒険家の教授(インディー・ジョーンズみたいな)志望の高校生。17才。
 阿南とは同じ部活で、
 鹿皇院とは、メスティン(キャンプで使う調理器具)料理仲間。
・鹿皇院指人(ろくおういんゆびひと)
 palm‐12さんが使用。
 ネット配信者の高校生。16才。
 メスティンで、ファミチキやLチキを調理している様子を配信している。
・河井正太郎(かわいしょうたろう)
 レベラーが使用。
 作家志望の高校生。16才。
 図書委員。
 

●セッションの流れ
 このセッションでは、ルールブックに載っているシナリオをプレイしており、なおかつ、以下には、シナリオのネタバレがあります!
 
 高校生の探索者達(阿南、神郷、鹿皇院、河井)は、それぞれ、不思議な経験をします!

 鹿王院は、夕方に学校の廊下を歩いているとき、突然、声を聞きます。
「お前はダメだ」
 周囲を見回しても、誰もいません。 
 しかし、鹿王院は、声の調子から、相手が落胆している様子であることを察知します。さらに、声を聞いたとき、甘い花の香りがしたことに気づきます。
 鹿王院は、この出来事を配信で話して、他のPC達にも情報共有
します。

 阿南と神郷は、暗い階段の踊り場で、2,5mほどもある黒影法師を目撃します。異様な姿を見て、減少する2人の正気度。
「探さないと。探してあげないと」
 影法師は、甘い香りを漂わせながら、そんなことを言っていました。

 河井は、授業中に爆睡していたところ、「お前がちょうどいい」と耳元で囁かれます。
 慌てて周囲を見ますが、花の香りがするだけで、誰もいません。
 後ろの席の鹿王院も、河井に話しかける人影は見ていません。
 囁き声は、中年男性っぽい声でしたが、中年男性の教師は、近くにはいません。

 鹿王院と河井のクラスの、次の授業。
 担当の教員が、河井の名前を「ヨサカ」と間違えます。
 鹿王院と河井は、気になって調べてみますが、同じクラスはもちろん、学校全体を探しても「ヨサカ」という生徒はいません。
 なお、それが原因で、河井のあだ名は、ヨサカになってしまいます。
 鹿王院は、「河井が、教師にヨサカと間違えて呼ばれた」件も、プライバシーに配慮しつつ配信で情報共有します。
 
すると、配信中に事件が!
 スマホが鳴り、出てみると、以前廊下で聞いた声がします!
「お前は、ヨサカの友達だよな? ヨサカと、これからも仲良くしてやれよ」
 それだけ言うと、電話は切れました。
 そして、通話チャットの電話帳に記録された河井の名前が「与坂」に代わっていました。コワイ!
 鹿王院は、すぐに「与坂」の名前を削除して、「ヨサコイ」に上書きします。
 
 一方、河井は「自分のことを、ヨサカと呼ぶイジメに、悪い教師も加担している」と認識。さらに、2年生からは、ドスコイ・ヨーサーとまで言われます。
 それに追い打ちをかけて、今度は、温厚なはずのクラス担任ローランド先生が「お前は与坂のハズ」と言ってきます。
 否定しても、クラス名簿にまで「与坂正太郎」と書いてあります。
 鹿王院が「与坂という名字なら、あいうえお順のクラス名簿の前の方に書いてあるのはおかしい。実際は、河井なのでは」と指摘。
 しかし、いつもと様子の違うローランド先生は「お前は与坂でなければならない」と、泡を吹いて言います。
 阿南が精神分析でローランドを落ち着かせて、河井が、何事かと集まってきた他の先生を説得して事なきを得ます。

 イジメ以上に、何かおかしなことが起こっている。
 そう感じた探索者達は、図書室で「与坂」という名前を調べることに。
 その結果、16年前の卒業アルバムに「与坂 梨世」という名前の生徒を発見。阿南と鹿王院は、与坂の卒業写真が、顔の写真い制服と背景を合成した写真だと見抜きます。 
 さらに、写真の与坂の顔は、どこか河井に似ています。
 これは、何か裏がありそう!
 阿南、鹿王院、神郷、河井は、図書室ではなく、街の図書館で古新聞を調べることに。
 そのとき、学校のスピーカーから、例の男の声が。
「与坂さん。早くお母さんに会いに行ってください」
という放送が、延々と続きます。
 河井は、スマホで母親に連絡しますが、母親は、全くそのことを知りません。
 鹿王院、阿南、神郷、河井は、放送室に行きますが、部屋には鍵が掛かっており、鍵を開けて入ってみても、誰もいませんでした。
 ただし、放送室には、例の花の香りが。
 謎は深まるばかりです。

 改めて、街の図書館で古新聞を調べますが、16年前に与坂が関係した事件が報道された形式はありません。また、教員は転勤が多く、16年前を知る教員も、現在の学校にはいません。
 16年前からいるカウンセラーはいましたが、河井の質問の仕方が悪く、情報は聞き出せません。

 阿南が、犯人(?)から漂う花の香りについて、調べてみます。
 その結果、カンパニュラという花であることが判明します。花言葉の1つが「誠実」だそうです。
 この辺りで、調査が行き詰まりそうになりますが、どうにかして、与坂さんの同級生を探し当てることに成功。
 元同級生から得た情報で、改めてカウンセラーに、話を聞きます。
 すると、与坂さんが「妊娠して、教師に心無い対応をされた末、転校。その後自殺したというウワサ」の女性だと分かります。なお、与坂に心無い対応をした教員も、その後、学校を退職したそうです。
 卒業アルバムが合成写真だったのは、卒業アルバム用の写真を撮る前に、転校したからだったのですね。

 鹿王院の提案で、16年前のアルバムを見て、去年のアルバムから急にいなくなっている教員を特定。さらに、ハッキングで、教員の住んでいる、学校近くのアパートを探し当てます。
 
 教員の部屋のベランダには、カンパニュラの花が。
 やはり、この教師が、今回の事件の黒幕なのでしょうか?
 (しかし、神郷と阿南が見かけた影は、2.5m。教員がそんなに大きいとは考えづらいのですが……。しかも、どうやって、他の教員や電話帳を書き換えた?)
 教員の部屋の郵便受けには、怪奇現象が始まった日から、ずっと郵便が溜まっています。事件を起こすために外出している?
 
 ドアのカギが開いていたので、チャイムを押してから、意を決して突入!
 教員の部屋の中には――人の形に生えたカンパニュラが!
 阿南と鹿王院がよく見ると、人間の死体の上に、カンパニュラが生えています!
 これが、教員のなれの果て!?
 部屋には、他に、縄文時代のヴィーナス像みたいな、五つの乳房がある石像が。おそらく、古代の豊穣の女神的な何かでしょう。
 神郷は、この石像から、明らかに超常的な力を感じ、第六感で「像を、ここで破壊するのはマズい」と知ります。
 部屋には、教員が自問自答したノートもありました。
 阿南が見てみると、与坂の件で自責の念にさいなまれた教員が、自問自答をしているノートだと分かります。
 最後には「死んだ与坂への罪滅ぼしは、立派になった子供と会わせてやるやることだ。豊穣の女神よ、どうか――」と書いてあります。
 与坂の代わりが、河井? それを、死んだ与坂と、会わせるといことは……。
 
 そのとき、学校の前にいる与坂梨世っぽい中年女性の姿が、アパートから見えました。
 アパートの処理を鹿王院に任せて、河井は、中年女性に話しかけます。
 女性の正体は、やはり、大人になった与坂梨世でした。
 亡霊ではありません。高校時代の大変な出来事を乗り越えて、シングルマザーとして頑張っている、生身の人間です。
 カウンセラーさん(か、彼女の知り合い)が、与坂を探している高校生がいることを、本人に連絡した結果、本人が、過去にけりを付けるためにも学校近くに来たのです。
 しかも、16年前に妊娠していた、与坂の娘、アンリも一緒に!
 アンリは、今、与坂とは別行動で、学校の中を見学しているそうです。
 嫌な予感がする!
 急いで、鹿王院、阿南、神郷、河井は、学校中を探して、アンリを見つけます!
 予想通り、アンリは、教員の亡霊に襲われていました。
「お前はもっとちょうどいい」
 高校時代の与坂とそっくりなアンリ。さらに、与坂の娘なので、苗字は最初から与坂。河井にやったように、無理やり与坂にする必要もありません。
 実の娘のアンリを、「与坂の娘の代わり」として、死んだ(と思い込んでいる)与坂に会わせようとする(=殺そうとする)教員の亡霊。
 与坂梨世が自殺していないことと、アンリが梨世の実の娘であることを告げると、教員の亡霊は正気に戻ります。
 亡霊は、与坂に謝罪をして消え、事件は終わりました。

 今回は、いつもより、レベラーのプレイングが雑で、他のプレイヤーさんに、申し訳なかったです。
 それでも、TRPGを楽しませてもらいました!


◆死にたがりの電車 クトゥルフ神話 23.3.5.

 今回は、謎人さんGM(KP)で、2023年3月5日に行った、2つ目のクトゥルフ神話TRPGのセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。
 今回のセッションは、特に「解決方法」が大事な有名シナリオを行っています!
 
有名シナリオ「クトゥルフ神話TRPGおすすめシナリオ10選」をする予定の方は見ない方が良いです!!

●プレイヤーキャラクター
・西本啓至(にしもとけいじ)

 空音さんが使用。
 28歳の理系の大学院生。
 恩師である教授が死亡したため、研究室が閉鎖になり、今年度中に博士になって院を出なければならなくなった。
 承認欲求が強い。
・鈴木隆憲(すずきたかのり)
 ODAさんが使用。
 超心理学者を目指す15歳の高校生。
 精神分析も使える。
・毛利論(もうりろん)
 レベラーが使用。
 探偵志望の17歳女子高生。
 格闘性能も高い。
 過去の冒険の後遺症で「眼鏡をかけた小学生の悪霊にとり憑かれている」
と思い込んでいる。

●セッションの流れ
 西本、鈴木、毛利の3人は、不思議な力で駅のホームから落ちる!
 そして、電車に轢かれそうになった、その瞬間――
闇の中を走る、バラバラ死体だらけの電車の中にいた。
 例によって、いつもの不思議空間です。
 謎を解いて、特定の行動をしないと出られないようです。
 しかも!
 今回は、時間に猶予が無いらしいです!
 車内アナウンスによると、3つの駅を通過して目的地に到着する、とのこと。「間違えて乗った方は、乗務員にお伝えください」とのアナウンスもありました。
 まさか、目的地に到着する前に乗務員に伝えられなければ、あの世に行ってしまう? さっき、電車に轢かれそうになっていたので、あり得そうです。

 改めて、周囲を見てみると、バラバラ死体だらけの上、壁には「死にたくない」という血文字がビッシリ書かれていることが分かりました。さらに、よく見ると、「奴らは死に寄って来る」という血文字も。
 西本が、前のセッションで手に入れた医学書を駆使して、バラバラ死体を調べます。どうやら、細長いもので貫かれたり、人間とは思えない力で引きちぎられたり、拷問されて死亡したようです。
 下手に動くと、PC達も、このような運命になってしまうのでしょうか?

 西本が、最後尾の電車に行って乗務員に伝えようと提案したので、そうすることに。
 一方、毛利は、大量の死体に強迫観念を刺激され「死体がこんなにたくさん! メガネの小僧が殺人事件を誘発しているんだわ」と狂乱します。
 毛利がそう言った瞬間!
 彼女めがけて、窓の外から槍が飛んでくる!
 ギリギリ当たりませんでしたが、当たっていたら、えらいことになっていたでしょう。

 敵は窓から来るらしいと分かったので、身を低くして最後尾の車両へ。
 最後尾車両のイスには、1人の男がうつむいて腰かけていました。生きているかどうかは分かりません。
 西本と毛利が近づいてみると、喉を切裂かれて上、エグイ拷問がくわえられていることが分かります。
 鈴木、西本、毛利の正気度が、減るくらいのオソロシイ状態です。
 この拷問が「コロンビアのネクタイ」ということを、鈴木は知っていました(検索しない方が良い)。
 喉を切裂かれてしゃべれない男は、「介錯を頼む」と訴えかけてきます。
 そして、「殺してくれ」か「死にたい」と言った瞬間――
窓の外から飛んできた槍に貫かれて、介錯されました。
 窓の外に、一瞬、テラテラした皮膚の2,3mの巨体が見えます。

 追撃は無いようだったので、改めて、電車最後尾の車掌スペースに。
 しかし、西本が声をかけた車掌は、人間ではありませんでした!
 アニメ『銀河鉄道999』の車掌さんみたいな姿。しかし、目はなく、口だけがあります。
 声をかけても、何も反応せず。
 体に触ると、やっと反応します。
「私はアナウンスするだけの乗務員なので、御用の方は、他の乗務員にお伝えください」とのこと。
 車掌が駄目なら、運転手!
 というわけで、今度は、先頭の車両を目指します。
 
 最初の車両を通り抜けて、前から二番目の車両へ。
 その車両は、乗客全員がコロンビアネクタイ死しているという、地獄のような凄惨な場所でした。
 「みんな死んでいる」と発言した鈴木を、窓の外から槍が襲い掛かります! 今回も、ギリギリ、当たりませんでした。
 「奴らは死に寄って来る」という血文字は、このことを意味していたのかもしれません。
 西本は、目星に成功し、コロンビア死した遺体の1人が、手紙を握っていることに気づきます。手紙の内容は、絶望した誰かを励ますような文章でした。さらに、よく見ると、遺体は、生前に虐待を受けたような形跡があります。
 これらの事実は、この列車で起こったと思われる惨劇と、何か関係があるのでしょうか?

 さらに、前から二両目の列車には、1人の人間が前の列車へ引きずられていった跡がありました。前の列車の窓は赤く染まっており、先は見えません。
 引きずられていった人物が元々いた席の横に、目から血を流した少女がいました!
 初めての生きた人間!
 彼女は西本を「お兄ちゃん」と呼んで抱き着きます。目をつぶっているので、周囲の惨劇は見えていない様子。
 鈴木は、少女の反応が「不定の狂気」であると見抜きます。
 鈴木は、今、無理に正気に戻すと、パニックになるかもしれないので、そのままにしておくことを主張し、西本と毛利は、それに従います。
 後から見ると、この判断が、かなりファインプレーでした。
 少女の狂気を癒したり、お兄ちゃんじゃないと教えていたりしたら、大変なことになってしました。

 西本を兄ともい込む少女を連れて、一番前の列車へ。
 血に染まって先が見えない窓の向こうで、「死にたくないよお!」と少年の声が。少女が「お兄ちゃん?」と反応します。
 窓の向こうの少年の声は、遠くへと消えてゆきます。
 
 毛利が一番前の列車に突入!
 そこには、テラテラした皮膚の巨大蝦蟇蛙オバケが、切断された少年の腕を舐めていました。少年自体は、電車の外に放り出されたようです。

 実は、このセッションの前に、KPから「戦闘は推奨しない」と説明を受けていました。しかし、こんな現場を見たら、そのままにしてはおけません。

 少年を殺した蝦蟇蛙オバケに怒った毛利は、ナイフで攻撃!
 サイコロで最大値を出したのに、ほぼ攻撃が通りません!
 命の危機を感じて、毛利は、前の車両に逃げ帰ります!
 蝦蟇蛙オバケ(ムーンビースト)は、追いかけてこず、窓の外に行ってしまいました。
 
 改めて、一番前の車両に入ると、先ほどの子供(お兄ちゃん?)の腕が残っていました。腕には手紙が。
 鈴木が手紙を見ると「生きて」と書かれていました。

 とにかく、運転手に話をすることに。
 運転手も、車掌と同じような999的外見でしたが、彼には、車掌にはない耳が付いていました。言葉は通じそうです。
 このまま死の国に連れていかれてはたまらないので、「生きたいんです」と伝えると、素直に、電車を止めて降ろしてくれました。
 電車で通った道を徒歩で逆走し、途中で、電車の外に落とされていたお兄ちゃんも助けて、無事、元の世界に生還!
 気が付いたら、PC達と兄妹は、駅のホームと電車の間におり、「ホームから落ちたけど、奇跡的に電車に轢かれずに済んだ」という扱いになりました。 

 このシナリオには1時間30分という時間制限があり、今回のセッションでは、かなりギリギリのクリアでした。こういうのも、面白いですね!
 今回も、下に書いた「リボルバー」のシナリオと共に、TRPGを楽しめました!


◆リボルバー クトゥルフ神話 23.3.5.

 今回は、謎人さんGM(KP)で、2023年3月5日に行った、クトゥルフ神話TRPGのセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。
 今回のセッションは、特に「解決方法」が大事な有名シナリオを行っています!
 
有名シナリオ「クトゥルフ神話TRPGおすすめシナリオ10選」をする予定の方は見ない方が良いです!!

●プレイヤーキャラクター
・西本啓至(にしもとけいじ)

 空音さんが使用。
 28歳の理系の大学院生。
 恩師である教授が死亡したため、研究室が閉鎖になり、今年度中に博士になって院を出なければならなくなった。
 承認欲求が強い。
・鈴木隆憲(すずきたかのり)
 ODAさんが使用。
 超心理学者を目指す15歳の高校生。
 精神分析も使える。
・毛利論(もうりろん)
 レベラーが使用。
 探偵志望の17歳女子高生。
 格闘性能も高い。
 過去の冒険の後遺症で「眼鏡をかけた小学生の悪霊にとり憑かれている」
と思い込んでいる。

●セッションの流れ
 西本、鈴木、毛利の3人は、気が付くと、円形の部屋にいた。
 少し前に銀行に入ったらしいことは憶えていますが、そこから、どうやってこの空間に来たかは記憶にありません。
 ドーム状の天井には「おはようございます。いまをとりもどすため、はりきっておねがいします」とのメッセージ。
 これは、いつもの謎空間です!
 たぶん、空間に秘められた謎を解かないと、出られない! 

 早速、周囲を見る、鈴木、西本、毛利。
 円形の部屋にはテーブルがあり、警官が持っているようなリボルバー拳銃が置いてあります。その横には、電話線とコンセントの差込口。
 しかし、差し込むべき電話線や電化製品のコードは、見当たりません。

 とりあえず、周囲の壁に6つのドアがあるので、一つずつ入ってみることに。

 1つ目の部屋は、子供部屋のようです。
 子どもが遊ぶボールプールのように、床に沢山のボールがありました。
 さらに、プラレール、クマのぬいぐるみ、そして、近未来的なモニター(画面)がありました!
 毛利がボールやら何やらを調べて回りますが、空振り! 
 一方、西本は、プラレールを調べて「りぼるびんぐ らん たーん」という平仮名英語を発見!
 鈴木と共に読み解くと「回る、走る、向きを変える」あるいは「走馬燈」という意味だと分かります。
 
さらに、クマのぬいぐるみに「ぷっと ふらわあ いんとぅ みい」という文章が書いてあるのが見つかります。
 「花を私の中に置いて」的な意味でしょうか?

 とりあえず、部屋にあったものを、全て中央の部屋に持って行きます。
 そして、近未来的なモニターのコードを、壁のコンセントに挿す!
 モニターには、銀行の受付係の人と「一時停止」の文字が映っています。
 鈴木(アイデアロールクリティカル)は、気づきます!
 一時停止ということは、リモコン化何かがあれば、映像を動かせるはず!

 
 そんなわけで、リモコンを探しつつ、2つ目の部屋へ! 
 しかし、2つ目の部屋は、ドアに鍵がかかっていて、入れません。
 探し物リストに「鍵」も追加です!

 3つ目の部屋は、トイレでした。
 しかし、なぜか、天井の小さな穴から長い電車のつり革のようなものが垂れ下がっています。
 鈴木は、つり革を引っ張ってみます。手ごたえはありましたが、何が起こったかは、よく分かりません。
 どこか、別の部屋で、何かが起きたのでしょうか?
 そして、鈴木は(西本が、イタズラで外からドアを閉めたために)トイレのドアの裏に暗号のようなものを見つけます。
 暗号は、一部が欠けた円形が、何個か並んだもので「上から見たホールケーキを、色々な角度で切り分けている」ようにも見えます。一部は、パックマン型のものもあります。
 これだけでは、何をしてよいのかわからないので、次の部屋へ。

 4つ目の部屋は、寝室?でした。
 円形のベッドの上で、男がこん睡状態です。
 鈴木が、男を起こそうとしますが、深いこん睡状態らしく、目を覚ましません。
 その間に、西本は、横にあったタンスを調べ――真ん中の引き出しから、人間と思しき肉塊を発見してしまいます! 正気度減少です!
 
上の引き出しには「勇気ある者には、安らかな眠りを」という謎めいたメッセージが描かれた紙があり、下の引き出しは、鍵がかかっていました。
 毛利は、男のバックを勝手に開ける!
 男が、銀行に金を借りに来た自営業だとわかります。後、家族構成とか、電話番号も。

 5つ目の部屋は、キッチン!
 鍋を見た西本は、またも人肉に遭遇し、正気度を減らしてしまいます。
 
なお、肉の正体は、さっきモニターに映っていた受付銀行員のなれの果てのようです。コワイ!
 とりあえず、キッチンに小麦粉(不可算名詞のふらわあ)があったので、子供部屋にあったクマのぬいぐるみに入れてみることに。
 クマのぬいぐるみに、小麦粉を突っ込む!
 冷静に考えると狂気的な行動です!
 そして、もっと狂気的なことが起こりました!
 クマのぬいぐるみの首が180度回って、血を吐いた!

 全員が正気度チェックをする中、西本は、吐き出された血の中から、鍵を発見しました。

 6つ目の部屋は、書庫でした。
 そして、なぜか、他の部屋は円形なのに、この部屋だけ普通の四角形です。不思議に思いながら、毛利が、部屋の扉を見ると――血の文字が!!
「書き換えてしまったら、この部屋に入ってはいけない」
 書き換える!? 何を!?
 一方、鈴木と西本は、本棚を調べます。和英辞典、医学書、ユークリッド幾何学の本、そして、『使い方』と書かれた本がみつかりました。
 
『使い方』の本には、イラストが一枚。
 イラストには、銃あるいはリモコンを近未来型モニターに向けて撃っているか、スイッチを押している様子が、描かれています。
 銃を?モニターに?

 これで、残るは、鍵が掛かった2つ目の部屋だけになりました。
 幸い、鍵は見つけてありますので、開くことが出来ます。
 
 そして、やっと入った2つ目の部屋は――牢屋でした!
 円形の部屋が鉄格子で区切られており、その奥に囚人服の男が。鎖で手足を壁に繋がれており、壁の近くにしか動けません。
 男は、ヤクザとひと悶着を起こして、金が必要な様子。PC達と同じく、直前の記憶はなく、気が付いたら、鎖につながれていたそうです。
 鉄格子の中をよく見ると、男の他に、何かの鍵がありました。しかし、PC達は鉄格子の外ですし、男は、鎖で繋がれているため、取れません。
 ここで鈴木は、トイレ(隣の部屋)のつり革のことを思い出します。
 予想通り、つり革を引っ張ると、何かの仕掛けが作動して、男の両手足に繋がれた鎖がゆるくなりました。
まだ、鎖は付いたままですが、男は自由に動けるようになりました!
 男は、PC達のお願いに応じて、鍵を拾って、渡してくれます。ついでに、牢屋の外に何故かあった、黒電話も持って行きます。
 そこまでは、良かったのですが……。
 その後、男を繋ぐ鎖が、急に壁に巻き取られる!
 男は抵抗しますが、最後は、四肢切断状態で息絶えます! 
 鉄格子ごしなので、PCも助けられませんでした。
 (毛利が、「鉄格子を拳銃で撃って壊してみては?」と提案。後で分かったことですが、実際にやっていたら、少しマズかったかも。)

 男の死を無駄にしないためにも、男がくれた鍵を活用!
 鍵が掛かっていた、寝室の引き出しを開けます。
 中には、再生ボタンしかないリモコンが!
 さっそく、一時停止になっているモニターを再生します!

 モニターの中では、まず、PC達が、銀行の奥に行ったことが分かります。どうやら、記憶がない間の映像のようです。
 そして、その直後、銀行強盗が起こったようです!
 受付係が、画面外の銀行強盗に恐怖し、手を上げる。
 さっきのこん睡男が、必死の形相で、画面外の銀行強盗にとびかかり、その直後に、画面は砂嵐になり、元の一時停止に戻ります。
 結論から言うと「銀行強盗が、クソ強力な爆弾を爆発させた。この過去を改変されない限り、PC達は、銀行もろとも吹き飛ぶ」ということのようです。
 しかし、これだけでは、何をすればよいのか、まだ分かりません。
 画面の中の(たぶん、少し前の)銀行強盗を、どうやって止める?
 
 そこで、なぜか牢屋にあった黒電話を使ってみることに。
 西本が、中央の部屋にあった、電話線の差込口に挿します。
 電話は、ちゃんと使えるようになったようです。
 さて、どこに電話するか――。
 ここで、トイレの裏に書かれたホールケーキ暗号が、使えました。
 黒電話を、切り分けられたホールケーキの弧と同じだけ回すと――銀行に繋がりました! 
 しかも、銀行強盗が起こる前の銀行に!
 毛利が、銀行強盗について知らせようとしますが、信用度が足りず失敗!
 警察に連絡したり、過去の自分達を動かそうとしたり、色々しますが、失 敗。結局、最後は、犯人が銀行を爆破してしまいます。
 とはいえ、過去を改変したことで、画面に映っていなかった犯人が、画面に映るようになりました。
 その姿は――さっき、四肢切断された、あの囚人服の男です!

 そうこうしている内に、「過去を改変した」ことに反応して、四角い書庫の角から、ティンダロスの猟犬が出現! 
 鈴木が、一時的狂気に陥ってしまいます!
 扉の「書き換えてしまったら後は、ここに入るな」というメッセージは、このことを意味していたのです!
 
 ここで、本当に、何をしてよいか分からなくなったプレイヤー達。
 KPの温情のアイデアロールに、西本と鈴木が2回成功し、以下の情報を思いつきます。
・まだ、拳銃の弾は調べていない。
・『使い方』に描いてあった絵は、やはり「画面に銃弾を撃て」なのでは?
 
 さっそく、西本が弾丸を調べたところ「メッチャ、魔法がかかってそうな弾丸」だと分かります。
 この魔法の弾丸を、画面に、撃つ?
 
 もしや!!

 再び、再生ボタンを押し、モニターに銀行強盗の犯人が映ったところで――映った犯人を、鈴木がモニター越しに銃撃! 
 みごと、銀行獏は前に、犯人を倒しました!
 ついでに、再び襲ってきた、ティンダロスの猟犬も撃退!
 この銃、強い! 
 でも、やはりというべきか、次のセッションに持ち出せぬよう、現実に戻った際に、消滅してしまいました。

 そう、PC達は、銀行ごと爆破され吹き飛ばされた、という「今」を書き換え、現実に戻ってきたのです!
 書き換えられた現実では、銀行強盗犯は、爆弾を作動する前に心臓補佐で死亡。PC全員が、無事に、銀行から生還しました。
 そして、この軽々により、西本は医学を、鈴木と毛利は目星の能力を成長させました。
 良かった!

 今回のシナリオは、以前のアリスの塔のシナリオやロッカーのシナリオと同じくらい、難しかったです。
 GMの温情がなければ、ずっと異空間から脱出できなかったかもしれません。
 でも、色々と考えられて、TRPGをとても楽しめました!
 3月5日(日)には、もう1つクトゥルフ神話TRPGをしましたが、そちらも、楽しかったです!


◆バイオハザード・ヴィレッジ風キャンペーン 4回目 S.W.2.5 23.2.20.

 今回は、レベラーのGMで、2023年2月19日に行った、ソードワールド2.5のTRPGセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
ユーコ・プルッカ(サオリ)

 空音さんが使用。
 17才女性の人間。
 技能は、プリースト(神官・太陽神)レベル13、レンジャー(野外活動家)9、セージ(知識人)11、ソーサラー(攻撃魔法)5、フェンサー(軽戦士)3、マギテック(魔法の機械操作者)10。石や木を加工する技術も持つ。
純潔な処女神になることを目指している。
(ソードワールドの世界では、それほど突飛でも危ない思想でもない。)
 実際に、神になる運命であるらしいことが判明。
 
ティア・ホーンス
 ODAさんが使用。
 10才女性の、火吹きルーンフォーク(人造人間)。
 技能は、マギテック(魔法の機械操作者)11、エンハンサー(呼吸で自己強化する人)13、スカウト(盗賊技能を持つ人)11、ファイター(戦士)7、コンジャラー(補助魔法)5、セージ1。
 かつて(魔動機文明時代)、”火吹き執事雑技団”を作るために用意されたジェネレーター(人造人間製造機)から、最近生まれた火吹きメイド。
 呼吸法で自らの傷を癒したり、背中に羽を生やしたり色々出来る。
 瘴気などに対する完全な抗体を持っていることが判明。

ナナキリ・トーリン(藤林七霧)
 謎人さんが使用。
 18才女性の、ナイトメア(強いけど差別される突然変異)サムライ。
 ファイター13、スカウト9、ソーサラー8、マギテック6、エンハンサー7、バード5、フェアリーテイマー(妖精魔法使い)3。
 東方の良い家の出身で、陶芸家であり、楽器で町の皆を起こしたりもする。
「Not忍者! Yes侍!」
 ナイトメアゆえに座敷牢に閉じ込められていたが「看守が人食い鬼に入れ替わっている」という夢を見て脱走。その夢は現実となったので、人食い鬼を倒し「ナナキリ」という名を得る。
 キルゼ石の力を使えることが判明。

●セッションの流れ
 アイテムなしの状態から進める、バイオハザード・ヴィレッジっぽいキャンペーン(続きものの連続セッション)の4回目!

 前回、スカーレット夫人に続き、変人マローを倒した、ティア、ユーコ、ナナキリ。
 しかし、勝利の翌日、三聖人の最後の1人イグゾーの配下が、生き残りの避難所を襲います!
 人間から変化した筋肉のバケモノが、さらに機械で強化された強敵です!
 しかし、ユーコが新型の敵の能力を見抜いたため、スムーズに対応できました!
 ティアのメイド火炎放射で、旧型の前衛が1ターンで全滅!
 
続いて、ナナキリが、新型の装甲のHPを1ターンで1/3近く減らします!
 新型の敵
は、レーザー銃でユーコにダメージを与えますが、2ターン目に、ユーコの反撃で撃破されました!

 壊れた機械マッスル兵(機甲ゾンバルク)から、イグゾーの声が。
 イグゾーは、PC達に協力を申し出てきます。
 工場にいる自分の所までたどり着けば、PC達の実力を認めて、協力してくれるそうです。
 怪しい……。
 ナナキリ、ティア、ユーコは、万全の装備を値切って買ってから、イグゾーの工場に向かいます。
 地下鉄から、直接、工場の地下に侵入!
 立ちはだかる新型の敵3体を、ナナキリとティアの敵にブロックされない能力で突破!(ユーコはティアのバイクの後ろに乗りました)

 巨大な棚が並ぶ工場の倉庫で、多数の新型の敵が待ち構えていました。
 しかし、ティアが、倉庫の動く棚の操作方法を解析して、敵を閉じ込めるような形で棚を動かし、全ての敵を封じ込めます。
 
 地下の倉庫では、この時点で何も見つからなかったので、とりあえず1階に移動。
 1階では、ナナキリが、トイレに逃げ込んでいた生き残りを救出。
 生き残りの工場作業員は、キルゼ石の力で筋肉のバケモノに変化しかかっていましたが、ナナキリがキルゼ石を制御した結果、人間に戻ります。

 1階にもイグゾーはいなさそうだったので、2階へ。
 2階には、赤いランプが5つついた鉄の扉がありました。
 ユーコの知識によると、こういった扉は、IDカードか赤ランプを破壊すれば開きます。しかし、開いたと同時に、敵が出てきそう!

 IDカードを求めて、再び1階に。
 ティアが、1階の食堂で、工場作業員が忘れたIDカードを発見。
 ついでに、生命探知の魔法を使います。

 一階には、新たな生命反応はありませんでしたが、地下に、弱い生命反応が!
 生命反応があったのは、さっきは調べていなかった、ゴミ捨て場のあたりです!

 ティアは、機械攪乱魔法とバイクを使って、新型の敵をかわしながら、ゴミ捨て場に行く! みごと、倒れていたゴリラを、救出します!
 このときティアは、途中で2つ目のエレベーターを見て、そのエレベーターが壊れていることと、そのエレベーターを使えば、他の手段では行けない地下二階へいけることを確認しました。
 それと、助けたゴリラは、ゴミ捨て場の中にあった『大破局の直後の日記』を持っていました。
 日記をユーコの知識とナナキリが翻訳魔法で読み解いた結果、以下のようなことが分かります。
1.この日記は、イグゾーが昔書いたものだ。
2.敵のボス、マザーマッスル(マリー)は、イグゾーと同郷で、共にこの場所に逃げてきた。
3.イグゾーは、キルゼ石を5つ肩に埋め込まれた結果、今の邪悪な性格になった。

 新たな情報とゴリラを手に入れたユーコ、ナナキリ、ティアは、2階の扉の前に戻ります。
 手に入れたIDを差し込みますが、扉は開きません。作業員のIDでは、研究室に入る権限はなかったのです。
 仕方なく、ナナキリが、赤いランプを薙ぎ払いで一気に壊して、敵が襲ってくる前に、素早く室内に入って扉を閉める!
 この部屋で、ティアとナナキリは「鍵の設計図」を見つけます。
 
何の鍵かは、まだ分かりませんが、とりあえず大事に持っておくことに。

 他には何もなさそうだったので、研究室から、試作品製作室へ移動。
 ティアが、タイタン・メイドキックで、試作品製造室の壁をぶち破ってダイナミック入室しました。
 研究室内には5人の研究員が生き残っていましたが、ビックリ仰天です!
 試作品製造室で、「歯車の設計図」を発見しますが、ティアが、この設計図をとると、敵が出現しそうであることを見抜きます。
 なので、とりあえず、先に他を探索。
 探索の結果、イグゾーがいそうな地下二階に行くには、エレベーターを修理する必要があること、そして、エレベーターを修理するには「歯車、パーツ2つ、モーターみたいな機械」が必要なことが分かりました。
 やっぱり、「歯車の設計図」は、とらないといけなさそうです。

 そこで、ティア、ナナキリ、ユーコは、研究員を避難させた上で、「歯車の設計図」をとる!
 予想通り、上半身が巨大チェーンソープロペラになった、機械マッスル怪物が現れます。
 プロペラ野郎の弱点は炎だと、ユーコが見抜きます。
 さらに、ユーコは、ナナキリを魔法で強化!
 ティアは、メイド火炎放射で、敵の弱点をつき大ダメージ。
 ナナキリも、斬撃と接近戦用攻撃魔法ブラストで、追撃します。
 
プレペラ野郎は、火炎放射で、後衛に板ティアとユーコダメージを与えましたが、返しのターンで、ユーコに倒されてしまいます。

 こうして「歯車の設計図」で歯車を作ることが可能になり、プロペラ野郎を解体したことで、モーターみたいな機械も手に入れます。
 2つ必要なパーツは、最初に倒した新型の敵の残骸から回収してあったものと、壊れていない方のエレベーターから取ったものでまかないました。
 これで、地下二階に繋がるエレベーターの修理が完了!
 さっそく、地下二階に行きます!

 揺れる振り子機械やキルゼ石の扉を、ナナキリの活躍で突破しつつ、地下二階の最深部へ。
 さっきの「謎の鍵の設計図」も、ここで役立ちました。

 地下二階の最深部には、予想通りイグゾーがいました。
 ここまでたどり着いたPC達に「大したもんだ」と言い、一緒にマザーマッスルを倒して世界を支配しないか、と提案してきます。
 当然、ユーコ、ティア、ナナキリは、拒否!
 戦闘です!
 戦闘は、案外、アッサリ終りました!
 ユーコが見つけた弱点、右肩の5つの目を、集中攻撃!
 ティアのメイド火炎放射に連発に、ナナキリのダブル薙ぎ払い、さらにユーコのフォース!
 イグゾーは防御を固めましたが、一撃もダメージを与えることなく、2ターン目に目玉を、すべて潰されました。
 ユーコが見抜いた通り、右肩の目玉を全て潰されたイグゾーは、改心。
 降伏して、事情を説明しました。

 いわく、マザー・マッスル(マリー)は、200年前の大破局で子供をすべてうしない、完全に狂っている。
 筋肉のバケモノを全て吸収して、超マッスルになった身体に神を降ろし、空手チョップで、世界を作った2つの始まりの剣と世界その物を破壊する気なのです。
 さらに!
 始まりの剣を召喚するため、神になる運命であるスカーレット夫人とユーコを見つけ出して、魔法で運命を加速させたとのこと。
 
 そのとき!
 噂をすれば影! 工場に、第一話で倒したスカーレット夫人が来襲します!
 一度死んだ彼女ですが、神になる運命によって始まりの剣(イグニス)が召喚されて、その力で復活!
 神になりかけのアンデットとして、ユーコ、ティア、ナナキリの前に立ちはだかります!!

 神になりかけのスカーレット夫人の、防御力は絶大!
 神から以外のすべての攻撃は、半減されます。
 しかし!
 同じく神になりかけのユーコが、ティアとナナキリの武器に神の力を分け与える。ティアとナナキリが、ドラゴン形態のスカーレット夫人の翼を、絶妙に痛めつけます。
 
夫人は空に飛びあがり、全員に軽減不可能の(2D6-2)×10ダメージを与えようとします。
 しかし! 空に飛びあがっている状態のときに、ティアが神のグレネードランチャーで翼を狙撃!
 上空で翼を破壊されたスカーレット夫人は、墜落!
 地面に落ちて大ダメージを受けて、今度こそ、完全に死亡、消滅しました!

 こうして、2人のボスを倒した、ナナキリ、ティア、ユーコ。
 しかし、ユーコを神にするために、運命の力で舞い降りた始まりの剣(ルミエル)は、マザー・マッスルの魔法で、とられてしまいます。
 このままでは、狂ったマッスルが、始まりの剣と世界を空手チョップで割る儀式を始めてしまいます!
 
 このような、絶体絶命の状態で、今回は終了です!
 色々、GMに至らないところもありましたが、プレイヤーさんのアイデアのおかげで、今回もTRPGを楽しめました!
 (てか、明らかに敵が多すぎた。プレイヤーさんが機転を利かせて戦闘回避してくれなければ、所要時間で、絶対終ってなかった!)


◆ファンデルヴァーの失われた鉱山 5回目 D&D 23.2.19.

  今回は、ODAさんのGMで、2023年2月11日に行った、D&DのTRPGセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
・サミオル

 Gonさんが使用。
 ハイ・エルフのウィザード。
 キノコや草の煙を吸引する癖がある。
 普段はボーっとしているが、ケンカを吹っ掛けてきた相手は全力で潰す。
・トビー・ハードウッド
 NiKeさんが使用。
 ハーフリングのローグ。男性!
・アルミ・アンバーリーチェアー
 palm‐12さんが使用。
 人間のクレリック。
 無鉄砲な楽天家で、聖遺物奪還のためなら、命がけの冒険も辞さない。
・エルシー・クピンガ
 謎人さんが使用。
 クピンガとは「アフリカ式投げナイフ」のこと。
 山ドワーフのファイター。元兵士で、口癖は「帰りたい」。
 敵には容赦ない。
・ライザ・カマヌンチャク
 レベラーが使用。
 丘ドワーフのモンク。
 秩序にして邪悪。2回目から加入。

●セッションの流れ
 古代の鉱山と魔法の鍛冶場をめぐる冒険の5回目!
 
前回、ゴブリンの一党、ギザキバ族の砦を襲撃し、数人のゴブリンを倒したところからの続きです。
 ギザキバ族によって、依頼人のグンドレンが誘拐されていますので、グンドレンも取り返す必要があります。

 PC一行(サミオル、トビー、アルミ、エルシー、ライザ)は、ゴブリンの見張りを倒しましたが、内1体は、他の味方に知らせに行ってしまいました!
 たくさんのゴブリンが、侵入者を排除しに来るかもしれません!
 座して攻撃を待つよりは、こちらから行こう!
 というわけで、知らせに行ったゴブリンが走って行った方角の部屋に移動します。
 ちなみに、隊列は、盗賊のトビーと戦士のエルシーが前衛、魔法使いサミオルと忍者?のライザが中衛、神官のアルミが光栄です

 隣の部屋は、礼拝堂になっていました。
 敵の姿は見えないので、部屋を捜索しようとしたところ――
天井から、巨大芋虫が落ちてきます!
 不意打ちです!!
 トビーは、この芋虫の正体が、グリックというモンスターだと見抜きます。体が頑丈でダメージが通りにくい上、口の周りの触手で敵をからめ取って、クチバシで追撃してきます。
 不意打ちを逃れたトビー、アルミ、サミオルが、巨大芋虫を攻撃!
 ライザも、拳法攻撃で2回殴りますが――2回ともファンブル!(20面体サイコロで1を出す。自動で失敗)
 ここから、PC側のサイコロの目が、悪くなります。
 物理攻撃は全て外れて、サミオルだけが魔法で10点ダメージを与えます!
 
残った少数のHPをライザがクリティカル(20面体ダイスで20を出す。ダメージサイコロ倍)でオーバーキル!
 戦闘終了です!
 改めて、礼拝堂の中を調べます。
 トビーが、敵がいそうな方向の扉に聞き耳。何も聞こえないことを確認。
 さらに、扉自体も調べます。扉自体に、罠は、見つかりませんでした。
 
 これだけ調べた上で、扉の向こうの部屋に入り――扉の前のワイヤートラップに引っかかってしまいます!!
 大量のガレキが、落下してきました!
 幸い、トビーは直前でガレキの落下に気づきましたが、それでも、4点ダメージを受けます。
 さらに!
 ガレキが崩れた音を聞いて、ゴブリン3体、ホブゴブリン4体、ゴブリン弓兵4体が、攻撃を仕掛けてきます!!
 ピンチ!

 ホブゴブリン達の1体を、サミオルが魔法で眠らせます。
 しかしそれでも、3体の総攻撃で、1人部屋に入っていたトビーが気絶!
 トビーを、ライザが礼拝堂に引っ張り込み、アルミが、回復魔法で2人のHPを回復させます。目を覚ましたトビーは、一旦、後ろに下がりました。
 戦士であるエルシーは、敵のさらなる攻撃に備えて、狭い扉を塞ぐようにして、防御姿勢をとります。
 
その後、礼拝堂と罠のあった部屋を繋ぐ扉を挟んで、苦しい攻防が続きます。
 しかし!
 ここで、サミオルが、ファイヤーボールの魔法の巻物を使う!
 判定は成功! ダメージも37点と大きい!
 扉の前で密集していたホブゴブリンとゴブリンは、火球爆発で全滅
です!

 これで、だいぶと楽になりました。
 調子に乗ったライザは、弓を射て来るゴブリンがいる部屋の内、一方にダッシュ。
 一方、アルミは、もう一方の部屋のゴブリンの動きを封じます。
 その間に、残りメンバーで、一方の部屋の弓ゴブリン2体を倒しました。
 取って返して、アルミがけん制していた方の部屋の弓ゴブリンもアルミとエルシー倒し、戦闘終了です!
 戦闘後、アルミは、改めて、ダメージの残るトビーのHPを、魔法で回復させます。

 ここで、お昼になったので、一旦、お昼休み休憩をとりました。

 休憩後は、とりあえず、ゲーム内でも小休憩をとろうという話に。
 休憩が出来そうな部屋を探します。
 弓ゴブリンがいた部屋は、小さい上、汚いので、隣の部屋を見てみることに。
 隣の部屋は、比較的キレイでしたが、ゴブリン7体が宴会をしていました!
 覗いたライザに気づいた宴会ゴブリン達が、襲い掛かってきます!!
 
 まず、サミオルが先手を取って、魔法でゴブリン2体を眠らせます。
 リーダーと思しき太ったゴブリンが、すぐに2体を起こしてしましましたが、敵の硬度を消費させることが出来ました。
 その間に、アルミが怪我をしたライザを魔法で回復させ、エルシーが1体を倒します。
 サミオルは、ファイアボルトの魔法で攻撃。2ターンで1体を倒します。
 トビーは急所狙いで、2ターン連続、1撃でゴブリンを倒しました。
 
戦闘終了です!
 PC達は、ゴブリン達が宴会をしていた部屋で、小休憩をとることが出来ました。

 小休憩後PC達は、満を持して、一番奥の塔の部屋に行きます。
 トビーが調べたところ、室内には何体かの生き物がおり、扉に罠はないそうです。
 
戦士のエルシーと、モンクのライザを先頭に入ると――ドラウ(悪いエルフ)が、依頼人グンドレンを、虐めていました!
「立ち去らないと、グンドレンの命はない」
 ドラウはそう言いましたが、ライザは、敵が魔法使いだと考えて、突撃!
 戦闘が開始されました!

 ライザはなぜか、一番に突撃したはずなのに、イニシアチブが悪く、ほぼ最後に行動!
 その前に、素早く動いたサミオルとエルシー、トビーが、グンドレンを殺そうとするドラウに猛攻!
 ドラウの手番が来るまでに、ドラウを倒せば、依頼人グンドレンは生き残ります!
 サミオルがマジック・ミサイルで13点、エルシーも戦闘スキルをすべて使って、20点近くダメージを与えます。
1回の攻撃ファンブルが無ければ、ドラウを倒せていたかもしれません。
 結局、ドラウを手番までに倒すことは出来ず、グンドレンは殺されてしまいました。
 その後2ターン程で、サミオルがマジック・ミサイルでドラウにトドメを刺し、アルミが召喚した生きている武器が、乱入して来た砦の主を倒しました。
 
戦闘自体は終わりましたが、依頼人が死亡……。
 戦闘を開始したライザのプレイヤーは、レベラーでしたが、正直、このときは、もう少し考えてから行動をすればよかったです。本当に申し訳ないです。

 砦の主を倒したので、制圧自体は完了。後は、残りの部屋をサッと見ます。
 トビーとサミオルが、塔に強い怪物が閉じ込められていることに気づきます。サミオルの発案で、生肉をあげることで懐柔して、戦闘にはなりませんでした。
 アルミが火鉢から金色の魔法の像を見つけたり、ゴブリンの司祭を倒したり、食料庫で依頼人の護衛の装備一式を見つけたりもしました。

 その後、依頼人の遺体を収容して、近くの町ファンダリンに帰還。
 途中で、別のゴブリンの一隊と出会ったりもしましたが、トビーの説得で、戦闘にはなりませんでした。

 私のウッカリな判断で、依頼人が死んだこともありましたが、今回も、TRPGを楽しめました!!


◆キャラクタービルディングブック使用キャンペーン S.W.2.5 23.1.29.

 今回は、ODAさんのGMで、2023年1月29日に行った、ソードワールド2.5のTRPGセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
ミラベル・ミーガン

 空音さんが使用。
 人間女性の戦士。
 技能は、ファイター(戦士)レベル2、レンジャー(野外活動家)1、セージ(知識人)1。
 奈落の魔域に落ちたが生還!
 今は親を探して冒険をしている。
 魔域に落ちたときに、自分を救出してくれたポルポルを、勇者だと思っている。
 
ポルポル・マッカヌヒー
 謎人さんが使用。
 人間の女性剣士。
 技能は、フェンサー(軽戦士)2、スカウト(盗賊技能を持つ人)2。
 急所を狙う戦法を得意とする。欲しいものは逃さない主義。
 レモンイエローのラッコが好き。
 タクワンのことを、勇者だと評価している。

タクワン(俗名メリー・メントモリー)
 レベラーが使用。
 女性の大根メリア(植物人間)の神官。
 妖精の神のプリースト(神官)レベル2、スカウトレベル1、セージレベル1。
 短命種メリアとして、人生をしっかりと生きて、最終的には、美味しいオツケモノになることを目指す僧侶。
 土に埋まる修行をしていた時、勇者の剣と間違われてポルポルに抜かれた。抜いたのはポルポルだが、ちょうどタクワンの後ろから抜いたので、本人からは見えず。タクワンは、視界に入ったミラベルを、勇者だと思う。

●セッションの流れ
 『キャラクタービルディングブック』というサプリを使ったキャンペーン(続きものの連続セッション)の1回目!
 
久しぶりの、初期作成キャラでのキャンペーンです!

 新人冒険者であるミラベル、ポルポル、タクワンの3人は、行商人を護衛する長期契約を結びました。
 依頼人は、元冒険者のレプラカーン(消えるのが得意な妖精)女性、ミリヤム。関西弁で喋る、面白いキャラです!
 彼女は4足歩行の魔動機がひくトレーラーのようなものに乗って、各地を移動しながら商売を始めつもりであるそうです。
 ポルポル、ミラベル、タクワンの3人は、数か月から半年程の間、ミリヤムが様々な場所に行くとき、旅の護衛をすることになります。
 行商先でミリヤムが商売をしている間は、冒険者として別の依頼を受けても構わない、とのことです。

 そういう訳で、翌日、最初の仕事として、サンソン村への旅を護衛することに!
 ポルポルとミラベルは、徒歩でトレーラーの前と横を警戒して、タクワンがトレーラーの上から周囲を警戒する、という体制で進みます。
 2日目の食事時に狼3頭が襲ってきましたが、タクワンが弱点を見抜き、ポルポルの指揮で先手を取り、ミラベルとポルポルのダブルクリティカルで、危なげなく勝利しました。
 毛皮を取った後、狼の死体は、弔われて土に還されました。

 こうして、ほぼ、何事もなく、サンソン村に突着。
 依頼人ミリヤムが村長にあいさつに行くというので、ミラベルとタクワンもついていきます。
 あいさつの後、村長は「村の近くの洞窟に蛮族(人型モンスター)が住み着いた」と相談してきます。
 ミラベルは、目撃証言から、蛮族の正体が、ゴブリンであると見抜き、弱点も看破します。
 村長は、ミラベルとタクワンに、ゴブリン退治を依頼してきます。ミリヤムも、取引先の村に貢献することで商売がしやすくなると乗り気です。
 ポルポル、ミラベル、タクワンにも断る理由はないので、依頼を受けることに。

 翌日、猟師の案内で、ゴブリンの巣になっている洞窟に行きます。
 入口には見張りらしきゴブリンが2匹。
 冒険者たちは、ミラベルを先頭に、見張りゴブリンに強襲をかけます!
 ポルポルが先手を取り、2ラウンド程で1体を撃破
してしまいます!
 2体目の見張りがポルポルに反撃! 3点のダメージを与えます!
 ポルポルは、お返しに23点ダメージのクリティカルヒット!
 2体を消し飛ばしました!
 戦闘後、誰も出てきそうにないことを確認した後、ミラベルが、薬草でポルポルの傷を癒します。

 一行は、ポルポル、タクワン、ミラベルの隊列で、ゴブリンの住む洞窟内へ!
 
途中で3体のゴブリンに遭遇しましたが、これも、難なく倒します。

 さらに洞窟の奥に進むと、待っていたのは――ゴブリン2体と、毛むくじゃらの人型の敵!!
 ミラベルが、毛むくじゃらの正体はボルグという蛮族だと見抜きます!
 今回も、ポルポルの活躍で、先手が取れました!
 タクワンが防御魔法を全員にかけてから、ミラベルとポルポルが突撃!
 
タクワンは2ラウンド目に蛮族にマイナス修正を与える魔法を使いますが、ボルグには効きませんでした。
 しかし! 同じ2ラウンド目、ミラベルがゴブリン1体を撃破!
 5ラウンド目には、ポルポルが、再び大ダメージをたたき出します!
 
ボルグの攻撃で、ミラベルのHPが一桁まで減らされますが、それはタクワンが回復します。
 最後はミラベルが、人間の特殊能力、サイコロを反転させる「運命変転」を使って、ボルグにトドメ!
 敵を全滅させることが出来ました。
 洞窟には、他にモンスターはおらず、サンソン村の安全は確保されたようです。

 こうして、ミリヤムの護衛で訪れたサンソン村での冒険は終了。
 郵便配達などの依頼も含めて、ミラベル、ポルポル、タクワンは600ガメル弱の収入を得ました。
 次は、もう少し遠い街へ、ミリヤムを護衛してゆくことになるそうです!
 ミラベルの部位をヘビーメイスに変えるなどの買い物をして、冒険者たちは、次の剛瑛の旅に備えます!

 久しぶりの初期作成キャラの戦闘であり、同時に、久しぶりの熟練戦闘でした。
 最近は前衛後衛以外の距離の概念がない基本戦闘ばかりやっていましたが、厳密に距離を見なければならない戦闘も、良いものですね!
 今日も、TRPGを楽しめました!


◆バイオハザード・ヴィレッジ風キャンペーン 3回目 S.W.2.5 23.1.9.

 今回は、レベラーのGMで、2023年1月9日に行った、ソードワールド2.5のTRPGセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
ユーコ・プルッカ(サオリ)

 空音さんが使用。
 17才女性の人間。
 技能は、プリースト(神官・太陽神)レベル11、レンジャー(野外活動家)9、セージ(知識人)9、ソーサラー(攻撃魔法)5、フェンサー(軽戦士)3。石や木を加工する技術も持つ。
純潔な処女神になることを目指している。
(ソードワールドの世界では、それほど突飛でも危ない思想でもない。)
 実際に、神になる運命であるらしいことが判明。
 
ティア・ホーンス
 ODAさんが使用。
 10才女性の、火吹きルーンフォーク(人造人間)。
 技能は、マギテック(魔法の機械操作者)11、エンハンサー(呼吸で自己強化する人)11、スカウト(盗賊技能を持つ人)9、ファイター(戦士)7、コンジャラー(補助魔法)5、セージ1。
 かつて(魔動機文明時代)、”火吹き執事雑技団”を作るために用意されたジェネレーター(人造人間製造機)から、最近生まれた火吹きメイド。
 呼吸法で自らの傷を癒したり、背中に羽を生やしたり色々出来る。
 瘴気などに対する完全な抗体を持っていることが判明。

ナナキリ・トーリン(藤林七霧)
 謎人さんが使用。
 18才女性の、ナイトメア(強いけど差別される突然変異)サムライ。
 ファイター11、スカウト9、ソーサラー8、マギテック6、エンハンサー7、バード4、フェアリーテイマー(妖精魔法使い)1。
 東方の良い家の出身で、陶芸家であり、楽器で町の皆を起こしたりもする。
「Not忍者! Yes侍!」
 ナイトメアゆえに座敷牢に閉じ込められていたが「看守が人食い鬼に入れ替わっている」という夢を見て脱走。その夢は現実となったので、人食い鬼を倒し「ナナキリ」という名を得る。
 キルゼ石の力を使えることが判明。

●セッションの流れ
 アイテムなしの状態から進める、バイオハザード・ヴィレッジっぽいキャンペーン(続きものの連続セッション)の3回目!
 
前回は、GM(=レベラー)の準備不足で申し訳ない結果になってしまったので、今回は、頑張りたいです!

 前回、三聖人の1人であるスカーレット夫人を倒した、ティア、ユーコ、ナナキリ。
 助けた村人(とオツケモノ)を連れて、一旦、地下の一室に避難します。
 しかし、地下室には食料が少ししかなく、長く避難生活をすることはできません。さらに、村の近くのダム湖から、新たに大量の瘴気が流れ込んできています。

 食料を確保し、瘴気を止めるため、ユーコ、ティア、ナナキリ、そして、ティアに惚れたオツケモノは、ダム湖に向かいます!
 ナナキリを抱えたティアが、グライダーマントで滑空し、ユーコが壁歩きの魔法でグライダーの上に立った状態で、ダム湖に到着!
(厳密なルールでは可能かどうか分かりませんが、面白いので、GMが許可しました!)
 湖面には霧がかかっており、ネッシーのような影が2つ見えます。
 ユーコが太陽神の魔法で、霧を晴らす!
 ネッシーのような影の正体が、まさに、白日の下にさらされます!
 ネッシーのように見えていたのは、なんと! 
 巨大な怪物と化したマローの腕!
 マローは、敵のボス三聖人の1人であり、ダム湖とその近くにある食品工場を取り仕切っている怪人物です。

 ティア、ナナキリ、ユーコと、体長40m近くの怪物となったマローの戦いが始まります!
 
プレイヤー同士の作戦会議の後、なんと! ティア、ナナキリ、ユーコは、逃げ出します!
 同時に、カメレオンのような保護色で、ティアは、自らの姿を消しました!
 マローは追いかけますが、ナナキリとユーコは、壁歩きの魔法でダムの向こう側まで逃げたため、追いつけません。

 しかたなく、ダム湖の中で待ち伏せするマローを、突如、炎が襲う!
 何もない空中の一点から、突然、火炎が噴き出したのです!
 実は、迷彩で姿を消したティアは、逃げてはいませんでした。
 背中に翼を生やして、空中から密かにマローに接近し、迷彩で隠れたまま、口から火炎を吐き出したのです!
 なお、ティアの外見はメイドなので、イラストにしたら、かなり映えそうな絵面になっています!
 マロー視点では、ティアの奇襲攻撃の正体は、一切分からない!!
 なので、まったく対処できず、上半身を焼かれて、戦闘が終わりました!!
 今回のシナリオで、一番巨大で、一番強い敵なのにw!

 とは言え!
 マローは、まだ生きています。
 ダム湖のマップ内にいる野菜生物か筋肉モンスター1体を媒介に、マップ内のどこかで復活したのです。
 マローを完全に倒すには、マップ内の野菜と筋肉を全滅させた上で倒すか、マローが復活の魔法を使う前に、倒してしまう必要があります。
 マップ内の野菜と筋肉怪物を全滅させるため、ユーコの提案で「ダムの放水を止めて、ダム湖のマップ全体を水に沈めよう」ということになりかけます。
 
しかし、マップ全体を水没させると、食品工場もダメになってしまう可能性が。さらに、湖底に瘴気発生装置があるという情報もあります。
 そこで、逆にダム湖の水を全部抜いて、湖底の瘴気発生装置を破壊することにします。
 なお、ダムの操作方法は、魔動機械の心得があるティアとナナキリが、調べて分かりました。
 また、ダム内には筋肉機械の怪物と化した村人が3人いましたが、ユーコの力で元の人間にもどりました(しかも、元に戻す判定では、2連続クリティカル!)。

 そんなわけで、食料を確保し、瘴気発生装置を壊すために、ダム湖の周辺を探索することに。 
 そんなナナキリ、ティア、ユーコの前に、達の前に、花園に囲まれた家が。
 実はこの家の中には、幻覚を見せる花粉が充満しており、抵抗に失敗したPCは、巨大な赤ん坊に追いかけられる幻覚を見てしまいます。
 しかし!
 ティアも! ナナキリも! ユーコも!
 全員が、抵抗に成功!!
 誰も、幻覚を見ない!

 その後、ティアが生命探知の魔法で、幻覚花粉の源である植物モンスターを発見!
 火炎放射で焼き殺しました!
 
なお、この家は、ハーブ売りの家だったようです。ハーブ売りの娘のゴーストが、MPが回復するハーブをくれました。
 
 次に、ユーコ、ナナキリ、ティアは、ダム湖に流れ込む川の水門に来ました。
 水門の上にいた筋肉の化物を撃退した後、ナナキリが、呼吸法で筋力を強化!
 ユーコとティアの助けも借りて、サビた水門のハンドルを回します。
 水門が閉まり、ダム湖の水がなくなるまでの時間が、短くなりました。

 水門の次は、和風(に相当するアルフレイムの文化)の立派な家に行きあたりました。
 表札には「薔薇の館」とあり、枯山水の庭では、むくつけきマッチョ男の像が薔薇に絡まれています。
 瘴気を防ぐ防護服を着た女将が、ナナキリ、ユーコ、ティアを、プロジェクターがある茶室に通します。
 茶室の床の間には、達筆に「ガチムチ」と書道された掛け軸が。
 PC3人の前には、茶菓子として、マッチョ男の等身大チョコレート像がだされます。
 女将は、マローと、その上にいるマザー・マッスルの目的を伝えたい、と言ってきます。
 ユーコ、ナナキリ、ティアは、女将の様子を、ものすごく怪しみつつも、とりあえず、話を聞くことにします。

 女将の話は、以下の通り。

  • 始まりの剣ルミエルによって作られた人族と、始まりの剣イグニスによって作られた蛮族は、古代から現代まで争いを続けている。

  • 第三の始まりの剣カルディアは、ルミエル陣営にもイグニス陣営にも属さず、木っ端みじんに砕けた。

  • 始まりの剣カルディアが砕けたことで、世界にマナが満ちて、人族と蛮族は魔法が使えるようになった。

  • カルディアと同じ始まりの剣であるルミエルとイグニスも、砕けば、人々に恩恵を与えるに違いない、とマザー・マッスルは考えたらしい。

  • マザー・マッスルの目的は、ルミエルとイグニスを空手チョップで砕くこと。

  • ルミエルとイグニスを砕けば、その力が世界中に満ちて、人族と蛮族が全員マッチョになって、平和に肩を組み合う世界になる、とマローは考えている。

 女将の説明が終わると同時に、部屋のフスマが開いて、人間形態のマローが現れます。
 女将の正体は、マローが操る人間だったのです!
 マローは、ユーコ、ティア、ナナキリに、仲間になるように言います。
 当然、3人は、それを拒否!

 マローが思い描く「平和な未来」には、マッチョな薔薇男立しかおらず、女性や百合の可能性が、皆無だったためです。

 人間形態のマローとの、戦闘開始です!
 ユーコが、マローの弱点を見抜きます!
 ナナキリとティアが素早く動き、先手で、2回攻撃!!
 ナナキリのドラゴンスレイヤー2連撃!
 ティアの2回火炎放射!!
 最後は、ユーコの神聖魔法攻撃――で、1点だけHPが残る!

 そこに、ついてきていたオツケモノが特攻!
 あえなく、マローに食べられてしまいますが、根性でマローのどに詰まって、命と引き換えに、マローのHPを1点削りました。

 こうして、マローは、筋肉怪物を起点に復活する魔法を使う間もなく、倒されてしまいました!
 これで、今回のシナリオのボスは、撃破です!!
 とは言え、瘴気を発生させる装置は、まだ見つかっていませんし、食料もまだ手に入っていません。
 ティア、ユーコ、ナナキリは、探索を続けます。

 第2の水門では、筋肉の化物をユーコが人間に戻し、ナナキリが水門を閉めます。
 これによって、ダム湖の水が、ほぼすべて抜けました。
 水が抜けたダム湖の湖底には、情報通り、瘴気が立ち上るマローの研究所がありました。
 ユーコ、ナナキリ、ティアは、さっそく研究所の中へ。
 まず、ナナキリが瘴気発生装置を壊して、村へ流れる瘴気をとめます。
 
また、1/4の魔域の核も手に入れました。これで、魔域の核の半分を手に入れたことになります。あと半分手に入れれば、村を含む不思議空間から脱出できます。
 一方、ティアは、ワクチン製造機を発見し、自分の抗体を元に、ワクチンを2つ製造します。
これを使えば、NPC2人を「瘴気を吸っても、ゾンビや筋肉怪物にならない」状態にすることが出来ます。
 そして、ユーコは、第2話で奪われていた、自分の身体を発見。
 「神の奇跡で作られた仮初の肉体」から、本来の肉体に戻りました。
 
研究所には、マローの研究日誌もありました。
 薔薇の館で聞いたことに加えて、以下のことが分かりました。

  • マザー・マッスルは、筋肉の怪物を全て吸収して筋肉巨人になろうとしている。

  • 筋肉巨人になった後、そこにキルゼ―モール神を神降ろしして、神の空手チョップで、始まりの剣2本を折るつもり。

 さらに、ナナキリは、研究室の奥で、炎の壁で塞がれた廊下と、謎のレバーを発見しました。レバーを下げて、一定時間だけ、炎や竜巻の壁が消えるギミックでしたが、ナナキリは、ティアとの令閨で簡単に突破! 
 互いの使い魔を交換して、ティアと連絡を取ってレバーを降ろしてもらいつつ、ティアの作ったバイクで、一気に炎の壁が消えた廊下を駆け抜けました。
 廊下の先は、マローの家。
 マローがしていた、比較的安全な研究に関する日誌がありました。
 どうやら、オツケモノは、マローが食卓に笑顔を広めるために作った「意志を持つ加工食品」の成功第一号だったようです。
 マローの手から逃げたオツケモノでしたが、マローは「これで、孤独な食卓にも、笑顔が戻る」と大変期待していたようです。
 マローの研究室と家では、これ以上は、何も見つかりませんでした。
 とりあえず、目的の半分である「瘴気を発生させる装置を破壊する」ことは、達成しました。

 後は、食料だけ!
 ユーコ、ティア、ナナキリは、食品工場へ!
 ここにも筋肉の化物がいましたが、ティアの火炎放射とナナキリの剣で弱らせられた後、ユーコによって人間に戻されました。
 ナナキリが、完全適応者の力で工場を動かして、食料生産を再開させ、さらに、地下に逃げ込んでいた村人が、筋肉の化物になるのも、完全適応者の力で防ぎました。
(キルゼ石という魔法の石が、筋肉の化物になるカギになっている。
 キルゼ石は、魔法の扉の開け閉めや工場の機械の制御にも使われている。
 ナナキリは、キルゼ石を大量に埋め込まれた筋肉の化物にされようとしたが、その力を逆に取り込んで、キルゼ石をある程度制御できるようになった。)
 こうして、無事に食料の生産も再開。
 生産された食料を持って、ティア、ユーコ、ナナキリは、村に戻りました。これで、ある程度の期間、村の生き残りが、地下の避難所で生き延びられます。 

 これで、今回のセッションは無事終了。
 しかし、マザー・マッスルと、最後の三聖人イグゾーは、まだ残っています。次回、ナナキリ、ティア、ユーコを待ち受ける冒険とは!?


◆薔薇の館 クトゥルフ神話 22.12.25.

 今回は、謎人さんGMで、2022年12月25日に行った、2つ目のクトゥルフ神話TRPGのセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。
 今回のセッションは、特に「解決方法」が大事な有名シナリオを行っています!
 
有名シナリオ「クトゥルフ神話TRPGおすすめシナリオ10選」をする予定の方は見ない方が良いです!!

●プレイヤーキャラクター
・西本啓至(にしもとけいじ)

 空音さんが使用。
 28歳の理系の大学院生。
 恩師である教授が死亡したため、研究室が閉鎖になり、今年度中に博士になって院を出なければならなくなった。
 承認欲求が強い。
・鈴木隆憲(すずきたかのり)
 ODAさんが使用。
 超心理学者を目指す15歳の高校生。
 精神分析も使える。
・毛利論(もうりろん)
 レベラーが使用。
 探偵志望の17歳女子高生。
 格闘性能も高い。
 前回の冒険の後遺症で「眼鏡をかけた小学生の悪霊にとり憑かれている」
と思い込んでいる。

●セッションの流れ
 別々の場所でネットを見ていた西本、鈴木、毛利の3人は――
気が付くと、森の中にいた。
 目の前には洋館があり、それ以外の方向に行こうとしても、いつの間にか洋館の前に戻ってきてしまいます。
 これは、いつもの謎空間です!
 たぶん、空間に秘められた謎を解かないと、出られない! 
 
 入口の扉を開けると、いきなり壁があり、ネットの検索サイトっぽいものが!
 さらに、入口の横をよく見ると「昔の個人サイトの注意書き」のような看板が。
 †(ダガーマーク)を多用した文章と、中二病っぽい言い回し。そして「薔薇の館」といういかにもなサイト名。
 ネットサーフィン中に迷い込んだことも考え合わせると、今回の謎空間のテーマは「痛い黒歴史の個人サイト」のようです。
 実際に、そういったサイトを運営していた空音さん(西本のプレイヤー)が、色々解説してくださいました!

 鈴木が看板を良く調べた結果、入口の扉の横に、小さなドア(楽園への門)があることが分かりました。ここから入れます!
 「正面入口ではなく横から入る」というのも、昔の個人サイトの風習だそうです。
 
 「楽園への門」から入ると、十字架と薔薇の入場者カウンターが作動!
 鈴木は、見事「キリ番(1000等のキリの良い番号に来店)」を踏み、「踏み逃げ禁止」と言われてしまいました。
 これは、何となく、聞いたことがある文化です!

 「楽園への門」の先は広間で、4つの扉がありました。
扉1.主の部屋
扉2.画廊
扉3.神に通じる部屋(工事中。入口に板が打ち付けてある)
扉4.たわいもない部屋
 
 毛利が「こういうサイトには、隠しリンクがある!」と叫んで、広間を調べますが、目星判定に失敗! 何も見つけられません!
 毛利の目星は90%の確率で成功するはずなのに……。
 代わって、鈴木が、広間の壁にあった分かりにくい扉(=隠しリンク)を見つけます!
 しかし、パスワードがないので入れません。

 仕方なく、1つずつ、扉に入ってみます。
 まずは、たわいもない部屋!
 机と、そこに置かれた本がありました。
 本は、「薔薇の園 lose gargen」というタイトルで、このサイトの管理人の日記のようです。
 しかし、日記の更新は、数年前の日付でパタリと途切れています。

 次は、神に通じる部屋!
 毛利が板をいっぺがして中をのぞくと、壊された核や扉、そして、死体の山が!
 明らかに危険そうなので、後回しにします。

 次に入った「主(あるじ)の部屋」には、管理人の名前や、オリキャラと管理人の会話、「アラシは帰れ」などの文章が書かれた紙がありました。
 ネットである限り、アラシは、いつの時代もいたのですね……。
 そして、オリキャラと管理人の会話を見て、プレイヤーの空音さんが、恥ずかしさで精神ダメージを受けていました!
 PCではなく、プレイヤーに直接ダメージを与えてくるとは!
 さすがシナリオ10選に選ばれるシナリオ! オソロシイ!
 
 そして、一枚だけ、白紙の紙もありました。
 ひょっとして、隠し部屋のパスワードが隠されている!?
 そう思った毛利が光に透かして見たり、表面を指でなぞったりしましたが、よく分かりません。
 西本と鈴木は、INT判定に成功し「何か特殊な光で、文字が浮き出すのかも?」と気づきます。
 特殊な光に関しては、一旦おいて、主の部屋を出ます。

 次は、画廊に入ります。
 画廊の部屋の壁には、中二病オリキャラのイラストが!
 多分管理人が描いたのでしょう。
 奥に行くほど、イラストが上手くなり、より耽美になっていきます。
 そして、ここでも、プレイヤーの空音さんに、精神ダメージが入ります!
 
画廊の部屋の一番奥には、扉があり、その横には「キリ番イラスト」として――
キリ番を踏んだ鈴木の胸にハサミが刺されている絵が!
 コワイ!
 
さらに! 
どこからともなく斧が飛んできて、鈴木のイラストに刺さる!
ついでに、毛利も刺さってしまうところでした。
斧を投げた者の姿は見えませんが、気配などから「透明な何か」が近づいてくるのが分かります!
 毛利は、幸運度を消費する選択ルールで、ギリギリ攻撃を避ける!
 画廊の外に出て、扉を封鎖しようとしますが「透明な何か」の力が強すぎて、無理でした!
 探索者達(西本、鈴木、毛利)は、仕方なく、死体の山がある「神々に通じる部屋」に逃げ込みます!
 全員で「神々に通じる部屋」の扉を内側から押さえて、入ってこようとする「透明な何か」の侵入を防ごうとします。
 西本が判定にハード成功したおかげで、侵入阻止は辛くも成功!
 「透明な何か」は、どこかへ去って行ったようです。
 鈴木がチラッと確認したおかげで、「透明な何か」は画廊の部屋の中に戻ったことが分かりました。

 西本は、死体が持っていたペンライトとメモも見つけますが……。
 ここで、西本のプレイヤーである空音さんの様子が、おかしくなります。
 
 シナリオで精神的ダメージを受け過ぎて、スマホを使って、自分の黒歴史サイトを削除し始めました!
 これが、このシナリオの真の恐ろしさ!?

 ちなみに、レベラーの黒歴史サイトは↓です。

 そんなこともありつつ、死体が持っていたメモ用紙を調べてみます。
 ペンライトは、ブラックライトを出す特殊なもののようです。
 さっそく、主の部屋で見つけた白紙にライトを当ててみます。
 見事「○○の館」という文字が浮かび上がってきました!
 このサイト名は「薔薇の館」なので、薔薇がパスワードでしょう!
 しかし!
 死体が持っていたメモには「パスワードは分かった。しかし扉は開かなかった」とあります。
 なぜ!?
 探索者達は、すぐに気づきます。
 「たわいもない部屋」で見つけた本に「薔薇の園 lose gargen」とあったことに。正しいつづりRoseではダメ、ということですね……。

 謎が解けたので、隠し部屋へ!
 隠し部屋には、「今は絶滅したような」表現されたガラケーが。
 なお、プレイヤーのODAさんは、当日、普通にガラケーを持ってきていました!
 ガラケーの画面には「薔薇の館」のサイトが表示されていましたが、探索者達が近づくと、画面は「見ないで」というメッセージで埋め尽くされます。
 そして!
 隠し部屋の扉をぶち破って、黒いゴムのようなハサミ怪物が、侵入してきました!
 その恐ろしい姿を見た鈴木が、失神!
 西本と毛利の2人だけでは、この怪物には、勝て無さそうです!
 西本と毛利は、失神した鈴木を抱えて、ダッシュ!
 西本がクリティカル成功!
 探索者達は、怪物の横をすり抜けて、まだ行っていない画廊の奥の扉へ逃げ込むことに成功しました!
 逃げる際に怪物が透明に変身したのを見たので、さっき毛利が襲われたのも、この怪物らしいことが分かりました。
 
 画廊の奥の部屋には、事件の真相の手掛かりがありました。
 ファンタジーやお守りの本の中に、1冊だけ、明らかにヤバイ魔導書めいたものがあります。
 そこには、クトゥルフ神話でおなじみのドリームランドの生き物と契約する方法が!
 さっきのハサミのバケモノは、契約でここを守っている、ドリームランドの怪物のようです。
 魔導書には、バケモノが「繋がりのあるアイテムを壊すと消滅する」ことそして「透明の間も、ブラックライトを当てると見える」ことが書かれていました。
 「つながりのあるアイテム」というのは、間違いなく、あのガラケーでしょう。残念ながら、隠し部屋から脱出するときに落として、今も隠し部屋にあります。

 鈴木が、画廊の奥の部屋にあったファンタジー棍棒を構え、西本がブラックライトを構える。そして、再び隠し部屋にダッシュします!
 ガラケーに近づくと、再びバケモノが現れますが、鈴木が棍棒でガラケーを破壊する方が早かった!
 
ガラケー破壊と同時にバケモノは消滅し――それぞれのパソコンの前で突っ伏していた鈴木、西本、毛利は、目を覚ましました。
 4回目の恐ろしい体験も、何とか、生き延びることが出来ました!

 真相は「パスワードを忘れて黒歴史サイトを消せなくなった管理人が、見られるのが恥ずかしいため、サイトを見た人をバケモノに殺させていた」というもの。
 ガラケーを壊すと、サイトが閉鎖状態になり、元の世界に戻れるということでした。

 しかし、まさかセッション中に、現実世界で実際に黒歴史サイトの閉鎖が行われるとはw
 こういう、奇跡的なこともあるものですねw


◆堕ちた先に在ったのは? クトゥルフ神話 22.12.25.

 今回は、謎人さんGMで、2022年12月25日に行った、クトゥルフ神話TRPGのセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。
 今回のセッションは、特に「解決方法」が大事な有名シナリオを行っています!
 
有名シナリオ「クトゥルフ神話TRPGおすすめシナリオ10選」をする予定の方は見ない方が良いです!!

●プレイヤーキャラクター
・西本啓至(にしもとけいじ)

 空音さんが使用。
 28歳の理系の大学院生。
 恩師である教授が死亡したため、研究室が閉鎖になり、今年度中に博士になって院を出なければならなくなった。
 承認欲求が強い。
・鈴木隆憲(すずきたかのり)
 ODAさんが使用。
 超心理学者を目指す15歳の高校生。
 精神分析も使える。
・毛利論(もうりろん)
 レベラーが使用。
 探偵志望の17歳女子高生。
 格闘性能も高い。
 前回の冒険の後遺症で「眼鏡をかけた小学生の悪霊にとり憑かれている」
と思い込んでいる。

●セッションの流れ
 西本、鈴木、毛利の3人は『不思議の国のアリス』がテーマの喫茶店に、来ました。
 そして、気が付くと、塔が建つ謎空間に飛ばされていました。
 3人で経験する不思議体験は、これが3回目!!
 過去の経験上、こういう謎空間を脱出するには、空間内にある謎を解くしかありません!

 塔の前には白兎がおり、探索者達(鈴木、西本、毛利)を見ると、塔の入口の下にあるネコ扉に逃げ込んでゆきます!
 そして、塔の入口には、赤文字で「ウェルカム、アリス!」。
 この空間の謎のテーマは、どうも、不思議の国のアリスらしいです!

 探索者達は、塔の中に入ります!
 中は、お茶会の準備が整った空間。室内なのに、頭上には青空。
 テーブルの上に、ティーセットや料理がのっています。
 机の1つを調べてみると、
「生きるか死ぬかは、女王様への捧げもの次第」的なことが書かれた紙切れがありました。
 さらに、茶器には見えない、重そうな器が。
 学者である鈴木は、この器が聖杯であることを、一目で見抜きます!(クリティカル)
 一方、西本は、テーブルの下に、さっき逃げた白兎を発見!
 
しかし、誰一人信用ロールに成功しなかったため、兎を抱き上げられません。さらに、ファンブルを出した西本は、突如現れて消えた黒猫に引っかかれて、1点ダメージを受けてしまいます。
 
 お茶会の部屋では、これ以上何もなさそうです。
 探索者達は、1階の奥の部屋に移動します。
 奥の部屋で、西本は、下へ続くハシゴと大きな箱を見つけます。
 また、ロープ、棍棒、鞭、ランタン、鍵、ロウソクなどもありました。
 
大きな箱の中からは、大量の蜘蛛が出てきて、危うく、毛利の正気度が削れるところでした。

 そんなことがありつつも、とりあえず、ランタンに火をつけて、ハシゴを地下に降りる探索者達。
 地下は、机と本棚が並んだ、書斎のような部屋でした。
 西本は、机を調べてノートとペンを発見します!
 ノートは、どうやら、先に来た探索者が書いたレポートのようです。
 
だいたい、以下のようなことが分かりました。

  • 先行の探索者も、アリス喫茶店から飛ばされてきた。

  • それぞれの部屋に女性(女王?)の像があるらしい。

  • 剣をささげたアユムという探索者が、首を斬られて死んだ。

  • 猫に気を付けろ?(さっき西本をひっかいて1点ダメージを与えた猫のこと?)

 本棚には、『不思議の国のアリス』とその研究所。さらに、トランプの歴史やトランプ占いの本がありました。
 鈴木、西本、毛利は、手分けしてそれらの本を読み、トランプのマークの意味などを学びます。
 地下の書斎で分かることは、これ以上無さそうです。
 探索者達は、1階に戻り、上に続く螺旋階段を上りました。

 螺旋階段は、6階まで続いており、1階ごとに1つの扉があります。
 3階の扉の前に、黒猫がいました。
 さっき、西本を傷つけた猫です!!

 毛利が、棍棒を振り上げて、黒猫を殴りつけようとします!
 棍棒が当たる前に、黒猫は爆発!!
 毛利は3点のダメージを受け、正気度が4点減少しました。
 いや、まあ、いきなり猫を棍棒で叩き潰そうとした時点で、結構、正気度が減っていた気もしますがw
 しかし、この行動により「本当に、猫は危険だ」と分かります。

 3階の黒猫(爆発済み)は一旦おいて、鈴木、西本、毛利は、2階の扉に入ります。
 部屋には、剣を持った甲冑が並んでおり、奥には女王と思われる像と台座が。そして、部屋全体に、鉄のような臭いがします。
 女王の像(胸にクラブ型の宝石)に近づいて調べてみると、台座には錆びた剣と「無礼者には死を」と書かれたトランプが。
 そして! 
 像の前には首を斬られて死んだ死体が!
 どうやら、これが、前の探索者のメモにあったアユム=サンのようです。
 死体を見つけた毛利は、危うく正気度減少をこらえて、台座に県の代わりに棍棒を捧げます!
 ――何も起こりません!
 不正解なら切り殺されるようなので、とりあえず、正解として、3階へ。

 3階の扉(爆弾猫がいた扉)の中は、真っ暗。
 廊下の向こうでは、黒猫が挑発しています。
 ランタンで照らしてみると、微かな明かりの中で、どうも、さっきの女王と同じように見える像が、奥にあるのが、うっすらと見えます。
 爆発する黒猫が恐いので、ここは一旦パス!

 次は、4階の扉に入ります。
 ここも同じように、女王の像(胸にダイヤ側の穴)と台座があります。
 そして、鈴木と西本は見つけてしまいました! 新旧2つの死体を!
 
新しい死体は男性のようですが、古い方は、腐敗してよく分かりません。
 そして、台座には金貨が入った麻袋が。
 それを見た鈴木は、不思議な力で、金貨の入った麻袋が欲しくなり、それをとってしまいます!
 西本と毛利が止めようとしますが、2人とも失敗します!
 鈴木が金貨の袋をとった途端、扉の鍵が勝手に閉まり、古い方の死体が起き上がり、襲い掛かってきました!
 死体を見た鈴木は、危うく発狂しかけましたが、90もあるINTの判定に、奇跡的に失敗したため、発狂せずに済みます!
 扉が閉まっている以上、このまま腐った死体と戦闘するしかない!? 
 ――と思ったその時!
 INT判定に成功した西本が、扉の内側に鍵穴があることに気づきます!
 物置部屋で見つけた鍵が、使えるかもしれません!
 
使ってみると、予想通り扉が開く!”
 全員、腐った死体から逃げることが出来ました!
 逃げるまでに、西本が1回攻撃されますが、避けることが出来ました。
 腐った死体は、部屋の外まで追いかけてこようとしますが、部屋を出て正気に戻った鈴木が、金貨袋を部屋に投げ入れると、安心したように動きを止めました。
 
 5階の部屋は、生きた心臓の瓶がある、不気味な部屋でした。
 しかし! 部屋に入った毛利は、頭が悪いので、生きた心臓であることに気づきません!
 ゆえに正気度も減らない!
 
奥には、いつもの女王像(胸にハートの宝石)と台座。
 台座に、聖杯を置くと、何も起こりません。斬りつけられなかったので、たぶん正解なのでしょう。
 6階の扉には、トランプの4つのマークの形をしたくぼみと、それに対応するスイッチが付いていました。ただし、現在の状態では、スイッチを押せそうにありません。
 くぼみに何かを嵌めれば、押せるようになる?
 女王像の胸にあった宝石が、ちょうどくぼみに嵌りそうですが……。
 ただ、今までの部屋で、女王の像から宝石が取れる気配はなかった気がします。ただ、ダイヤの女王だけ、胸にダイヤ型の穴があったので、宝石が取れていたのかもしれませんが……。
 それと、6階の扉には、ちゅうにびょうっぽい、オサレポエムが書いてありました。
 探索者達は、トランプのマークについての本を読んでいたので、意味は、大体わかります。

 色々、試行錯誤したり相談したりした結果、オサレポエムの順番通りに、女王への捧げものをしてゆくことに。
 まず、ダイヤの部屋に戻る!
 鈴木が、金貨袋を台座に戻して調べ直すと、新しい方の死体が、ダイヤの宝石を持っていました。そしてその宝石は、予想通り、6階のスイッチのくぼみに嵌りました。
 
オサレポエムから読み取れる順番によれば、2つ目がクラブの部屋で、3つ目がハートの部屋!
 
棍棒と聖杯を台座に置き直すと、女王の胸のクラブ型の宝石、ハート型の宝石が外れました!
 最後は、爆発する猫の部屋!
 たぶん、スペードの部屋のはずです。
 爆発黒猫を、好物と箱で釣って、一時的に隔離(その過程で、1階の白兎を味方に付けました)。
 その間に、慎重に進みます。
 すると、廊下の先に槍の落とし穴があり、その先には、女王の像に見せかけた猫の像がありました! 
 本物の女王の像(胸にスペードの宝石)は、入口からは見えないところにありました。
 女王像の前の台座に、クラブの部屋の甲冑から持ってきた剣を捧げると、スペードの宝石が外れました。
 しかし! ここからが狡猾な罠!
 宝石が外れたとたん、外の廊下がドンドン傾斜していきます!
 このままでは、坂道に落ちてしまう!
 外で待機していた鈴木が、機転を利かせてロープを垂らす!
 中の毛利は、何とか、命からがら脱出できました!

 
 これで宝石はそろった!
 6階の扉のスイッチにあるくぼみに、順番ごとに宝石を嵌めます。
 すると、扉のオサレポエムが、別のものに変わります。
 そのポエムも、トランプのマークの意味から読み解いて、順番にスイッチを押す!!
 これで、謎空間脱出!
 
 
鈴木、西本、毛利は、元居た喫茶店で目を覚ましました。
 
不思議なことに、塔で死体になっていた男性も、隣の席で生きています。(兎を連れて帰った特典だそうです)。
 とにかく、今回も、西本、鈴木、毛利は、危険な冒険から生還したのでした!
 
 謎解きシナリオとして、本当に面白かったです!!
 そして、12月25日は、さらに、もう1つクトゥルフ神話TRPGのシナリオをしました!


◆恐怖! 青白い地下洞窟 ~若者たちは見た~ クトゥルフ神話TRPG 22.12.19.


  今回は、空音さんのGMで、2022年12月19日に行った、クトゥルフ神話TRPGのセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
・山田プリキュア(可愛回復)

 ODAさんが使用。
 28才、山田家の長男で、高給取りのボディガード。
 お金持ちの子供を怖がらせずに警護するため、プリキュアの格好をしている。身長は、2m近くある。
 近接攻撃、投擲、回避、応急処置、目星、精神分析、図書館学などに通じる。
・山田ゴンザレス
 レベラーが使用。
 27才(17才)の、山田家次男。
 貧乏な私立探偵であり、NPCイジリ・ルイと付き合っている。
 近接攻撃、投擲、回避、目星、隠密等の能力を持つ。
・山田ハーマイオニー
 謎人さんが使用。
 25歳の、山田家長女。商店を開いている。
 電子機器修理、隠密、魅惑、目星、等の能力を持つ。

●セッションの流れ
 こちら↓で公開されていたシナリオを、プレイさせていただきました。

 作者のきりたき様。素敵なシナリオを、ありがとうございました!

 シナリオの骨子は「いなくなった彼女を探しながら、虫だらけの変な洞窟を逃げ回る」というもの。パニックホラーです!

 山田家の3人(プリキュア、ゴンザレス、ハーマイオニー)は、肝試しとして、『神隠し』の噂がある廃墟に行くことに。ゴンザレスの彼女、井尻と、一家の友人、河合も一緒です。
 廃墟に入る前、ゴンザレスは、井尻の顔色が悪いことに気づきます。「怖いなら帰るか?」と煽るゴンザレスに、井尻は「大丈夫」と返し、肝試し続行。山田家の3人とNPC2人は、古い廃墟の中に侵入します!

 少し歩くと、突然、廃墟の床が崩落!
 3人と2人は落下――と思いきや!

 浮遊感を感じたかと思うと、山田家の3人とNPC2人は、円形の白い空間にいました!
 信じられないのですが、テレポートをしてしまったようです!!
 全員、まるでMPを消費したかのような、不思議な精神疲労を感じます。
 PC達の周りには、一か所だけ歯抜けになった、石のサークル。
 ハーマイオニーの記憶では、テレポート直前にいた廃墟にも、同じような石のサークルがあったようです。
 
 
とにかく、出口を探して歩くしかありません。
 ボディガード業のプリキュアが、コンバット用懐中電灯を構えつつ、先頭を行きます。
 通路の先にいたのは、普通の日本人女性。
 数日前に、友人と共に、この空間に迷い込んだそうです。
 ある友人は死に、ある者とははぐれ、今は一人になってしまったとのこと。
 プリキュアが、何か質問しようとすると、女性は急に苦しみ出します。
 そして、肉体が膨らみ、爆発四散! 
 これは、クトゥルフ神拳!?
 否!!
 砕けた女性の頭から、ゼリー状の白い地虫が這い出てきます。

 プリキュアは、正気度を削られつつも、何とか持ちこたえます。
 そして、妹弟達の精神を心配して、この事実を伝えませんでした。

 しかし、その配慮をあざ笑うかのように、周囲の壁の亀裂から、大量の白いゼリー虫が!!
 逃げる一行!
 ハーマイオニーだけが、一瞬、追いつかれそうになりましたが、最低限の正気度減少だけで、何とか逃げ延びました。

 そして、何とか地虫が追ってこない場所に到着したのですが――井尻がいない!
 ゴンザレスが、井尻の名前を呼びながら、元来た道を探します。
 しかし、井尻はどこにもいません!
 とは言え、悪いことだけではありませんでした。
 ハーマイオニーが、正気度を1点回復できるお菓子+飲料水を、6回分も見つけたのです!
 この気色悪い洞窟は、滞在しているだけで正気度が減る模様。
 
回復手段があるのは、ありがたいです!
 とは言え、脱出できなければ、いずれ発狂するのは確実。
 PCである山田一家と、たった1人となったNPCの川合は、出口と井尻を探して歩き始めます。
 そこに、襲い掛かる地震!
 貴重なNPC川合を、崩れた瓦礫が襲います! 8点ものダメージ!
 ハーマイオニーが、川合に応急処置をして、ゴンザレスが担いで行くことに。
 その後、プリキュアが広い空間で目星エクストリーム成功を決めたり、英国人のNPCアニーさん(盾役)を助けたり、ゴンザレスがガイコツの塔にビビったり(正気度減少)しつつ、探索を進めます。
 
 山田一家とNPC2人は、教壇のようなものがある部屋にたどり着きました。
 ハーマイオニーが、この場にそぐわない、新しい日誌を発見。それを、読み解きます。
 どうやら、ヤバい宗教の古い遺跡に、最近、新しい信者が引っ越して来たようです。人間の頭に虫を入れてドッペルゲンガーを作るとか、ドッペルゲンガーで芋づる式に仲間を増やすとか、何とかの門が生きているとか、むしろ入れられた人は一定期間で死ぬとか、ろくでもない魔法的な記述が多くありました。
 そして、これを読んで、正気度が30台になっていたハーマイオニーは、お菓子を全部食べます! これで、少しは正気度がマシになりました。
 滞在するだけで正気度が減る洞窟は、本当にきついです!

 山田一家が次に見つけたのは、書物庫のような場所!
 アルファベットとひらがなで、変な文字列が書かれた紙がありました。
 その下にはギャル文字で「あいことば」と書かれています。
 プリキュアとゴンザレスは、この文字が井尻の筆跡らしいと見抜きます。
 
先ほど分かれた井尻が、ここまで来て、謎のメモが合言葉だと見抜いた?
 しかし、決して頭は良く無いハズの井尻が、素早くそんなことが出来るでしょうか? 謎です。
 
さらに、書庫には『グラーキ黙示録4巻』という、1~3巻の存在を探したくなる書物が。しかし、難しいので、読むのは時間がかかりそうです。
 不快な洞窟に長くいたくないので、とりあえず、読まずに持って行くことに。
 
書庫からは、英語のノートも見つかりますが、誰も読めませんでした。
 NPCの英国人アニーさんに読んでもらおうとも思ったのですが、さすがに、それはズルかと思い(母国語に関係するINT値も見つからなかったので)断念。
 ただし、ハーマイオニーが、同じく井尻の筆跡で「石は持って行こう」と書いてあるのを見つけます。
 
やはり怪しい。PC達が、井尻と一緒にテレポートして来たとき、すでに、石は無かったハズ?
 PCに隠れて、井尻が石をこっそり持って行ったとしても、この場所っでそのことを書く意味が分からない?
 もしや……井尻はドッペルゲンガー?
 この時点で、ゴンザレスが「井尻は、数日前に、この場所に下見に来た」ということを皆に告げます。
 
そのときに、ドッペルゲンガーと入れ替わられていたのかも?
 
推測はできるものの、井尻本体と、脱出の手掛かりは、まだありません。
 しいて言うなら、井尻を探し出して、井尻が持って行った石でスタート地点の石サークルを完成させれば、それで元の場所にテレポートできるかも?
 どちらにせよ、井尻、あるいは、そのドッペルゲンガーを見つける必要があります。

 PC山田一家は、井尻を探して、さらに奥に進みます。
 グールに出会って、英国人NPCがお亡くなりになったり、新たなNPC(盾役)に出会ったりしつつ、大きな門がある場所にたどり着きました。
 大きな門の扉の一部に、人間用と思われる小さな扉が付いていました。
 しかし、大きな門も小さな扉も、開きません。
 門の前には、井尻のスマホが落ちていました。
 画面には「肝試しの下見に来たけど、変な空間に迷い込んだ。巨大な門から、楕円形の何かが出て来るのを見た」という文章が。
 下見の時点で井尻がここに来たということは、やはり、今日、一緒に来た井尻は、ドッペルゲンガーだったのでしょう。
 そして、この門から出て来る巨大な楕円形の者とは?
 PC達が、その者に出会ってしまったら、一体、どうなってしまうのでしょうか?

 門の開け方が分からない山田一家は、とりあえず、さらに奥に。
 正気度が回復するありがたい池を経由して、一行は、死体置き場に到着します!
 プリキュアとゴンザレスだけが部屋に入り、探索。
 正気度が不安なハーマイオニーは、外で待機です。

 プリキュアとゴンザレスは、室内で発見した古い日誌を持って出てきます。
 古い日誌をハーマイオニーが解読!
 しかし! 最後にあった血がベッタリのページで、さらに正気度を減らしてしまいます! ピンチ!
 古い日誌の内容は「洞窟探検家が、虫だらけの洞窟内で死ぬ前に「何かの叫び声のような振動」を感じた」というものです。
 やっぱり、洞窟の奥には、ヤバいのがいそう……。

 さらに進むと、狭い空間にたどり着きます。
 プリキュアが幸運判定に成功したので、「包帯や食物など、必要な何かを見つけたことにしてよい」ということになりました!
 ゴンザレスは、ストーンサークルから取り除かれた石を見つけたい、と提案しましたが、さすがに、それは無理でした。
 結局、包帯を手に入れたことにして、最初からいる友人NPC川合の怪我の手当てをしました。

 これ以上、手掛かりがありそうな場所はありません。
 狭い空間、扉の部屋、広い空間、書庫、教壇がある部屋、で全てのようです。
 考えた末、大きな門の前で、井尻文字で「あいことば」と書かれた紙にある、訳の分からない平仮名を読んでみることに。
 すると、大きな門は開きませんでしたが、門の一部にある人間サイズの扉が開きました。
 そこにいたのは――白い井尻(たぶんドッペル)と、糸でぐるぐる巻きにされた井尻(たぶん本物)です!!
 ゴンザレスが、白井尻のポケットに、石らしい膨らみを見つけます。

 その後、バットで攻撃してくる白井尻との戦いに!
 しかし!
 ギミックが結構、難しい!
 詳しくは掛けませんが、下手に攻撃すると、白ゼリー地虫に寄生されてしまいます!
 相談の結果、仕方なく、NPC2号(途中で出会った方)を犠牲にすることに!
 その間に、プリキュアが判定を成功させ、白井尻から、石を取り戻す!
 ハーマイオニーが、糸巻かれ井尻を救出する!
 ゴンザレスが救出された井尻を抱えて逃げる!

 白井尻とゼリー白地虫は、不思議なリズムで、ボス(邪神の一種)を呼び出します!
 スマホに書いてあった「巨大な楕円形の何か」に違いありません!
 
 ここからは、逃げる! 逃げる! ひたすら逃げてスタート地点に戻ります!!
 後ろから迫る、巨大な蜘蛛の邪神(アルフォートというらしいです)から、3回の判定で逃げます!
 アルフォートは巨大なため、小さい部屋を経由で行けば有利だったそうですが、その時は、そんなこと気づきませんでした!
 ひたすら、3回判定!
 2回目の判定で、プリキュアとゴンザレスが失敗!
 しかし、ゴンザレスは、幸運度を減らす選択ルールで無理やり成功に!
 プリキュアは、ハーマイオニーの支援で、何とか、アルフォートにい追いつかれて発狂せずに済みました。
 それと、逃走判定の最後に、ハーマイオニーがクリティカルを出しました!

 そんなこともありつつ、スタート地点に戻る山田家と川合と井尻!
 偽井尻が持っていた石で、ストーンサークルを再建して、テレポートで逃げます!
 しかし、このままでは、アルフォートもテレポートしてきます!!
 プリキュアが機転を利かせて、脱出側のストーンサークルの石を外す!
 これで、何とか、アルフォートから逃げ切りました!!

 なお、脱出後、『グラーキ黙示録4巻』の解読をしぶって、危うく、PCが全滅しかけました。
 実は、井尻だけではかう、いつの間にかPCと川合の中にも白いゼリー地虫が侵入していました。
 放っておくと、最初の女性NPCみたいに、北斗神拳のごとく爆発四散してしまうそうです。
 
 そんなわけで、『グラーキ黙示録4巻』の翻訳にとりかかる山田一家。
 英語で書かれているようなので、一瞬『グーグル翻訳版 グラーキ黙示録4巻』が誕生しかけました。
 しかし、プリキュアが「この内容をネット上に漏らすのはマズい」と判断して回避。
 結局、頑張って、普通に斜め読みして、白ゼリー地虫=アルフォートの末裔を除去する呪文を見つけました。
 正気度とMPが一番残っているプリキュアが、呪文を行使!
 全員を癒しました!

 これでやっと、正真正銘の「生還」です!!
 残ったヤバい遺跡は、警察(公安?)が、何とかしてくれたそうです。
 井尻とゴンザレスは結婚して、井尻は、山田姓に。
 下の名前がルイだったため、山田ルイ53世っぽい名前の女性が誕生しました!
 めでたしめでたし!

 いや、難易度が高かった!
 キーパーが優しかったから良かったものの、そうでなければ、2回くらいキャラロストしていたと思います。
 こういうバランスのシナリオも、たまには、よいですね!!
 今回も、TRPGを楽しめました!!


◆ファンデルヴァーの失われた鉱山 5回目 D&D 22.12.10.

  今回は、ODAさんのGMで、2022年12月10日に行った、D&DのTRPGセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
・サミオル

 Gonさんが使用。
 ハイ・エルフのウィザード。
 キノコや草の煙を吸引する癖がある。
 普段はボーっとしているが、ケンカを吹っ掛けてきた相手は全力で潰す。
・トビー・ハードウッド
 NiKeさんが使用。
 ハーフリングのローグ。男性!
・アルミ・アンバーリーチェアー
 palm‐12さんが使用。
 人間のクレリック。
 無鉄砲な楽天家で、聖遺物奪還のためなら、命がけの冒険も辞さない。
・エルシー・クピンガ
 謎人さんが使用。
 クピンガとは「アフリカ式投げナイフ」のこと。
 山ドワーフのファイター。元兵士で、口癖は「帰りたい」。
 敵には容赦ない。
・ライザ・カマヌンチャク
 レベラーが使用。
 丘ドワーフのモンク。
 秩序にして邪悪。2回目から加入。

●セッションの流れ
 古代の鉱山と魔法の鍛冶場をめぐる冒険の5回目!
 
今回は、誘拐された依頼人グンドレンを救出すため、廃村や砦に向かいます。

 一旦、拠点の町(ネヴァーウィンター?)まで戻る途中に、いきなりワンダリングモンスターに出会います。
 スタージという、口が長い蝙蝠のようなモンスターが、8体も出現!
 MtG(マジックザギャザリング)のカードにもなっているので、レベラーも、見た目は知っています。しかし、能力は分からない! 
 8体もいるのと合わせて、不安です! 
 しかし、戦ってみると、エルシーとトビー達の攻撃が、次々とスタージを破壊!
 ライザとアルミが喰いつかれて、ドキッとした場面もありましたが、比較的短時間で、勝利出来ました。

 ネヴァーウィンターの町では、保存食を買い足すとともに、サミオルがアルミから100金貨を借りて、魔法関係の準備をしました。
 次の目的地は、サンダーツリーという村の廃墟!
 この廃墟に住むドルイドが、依頼人を誘拐したゴブリンの砦か、依頼人が探している波音の洞窟の場所を知っているかもしれない、という情報を得たからです。
 さらに、以前助けたサンダーツリーの旧住人から「家に隠したエメラルドのネックレスを譲る」とも言われて、隠し場所を押してもらっています。

 サンダーツリーへの旅の間は、運よく、ワンダリングモンスターには出会わず。
 サンダーツリー廃墟の入口には「ゾンビと植物モンスターがいて危険」という看板が立てられていました。
 看板の通り、ネックレスがあるという家に行く途中の道に、次々と植物モンスターが出現します。
 特に2回目の遭遇では、誰も木がモンスターだと気づけず、不意打ちを受けてしまいました!
 トビーが6点ダメージを受けたり、反撃を、案外、避けられたりします!
 しかし、トビーの反撃や、アルミの攻撃が敵の数を減らします。
 トドメは、サミオルの攻撃魔法!
 植物型モンスター達は、全滅
しました。
 また、この家では、トビーが隠し財産を発見しました。

 ネックレスがある家を目指す一行ですが、その過程で、人間が住んでいそうな別の家を見つけました。
 入口で声をかけてみると、出てきたのは、噂の物知りドルイド。
 これはラッキーです!
 さっそく、事情を説明して、ゴブリンの砦と波音の洞窟の場所を尋ねます。
 ドルイドは、ゴブリンの砦に関してはタダで教えてくれました。
 しかし、波音の洞窟の方は別。教えて欲しければ、サンダーツリーの廃墟に、最近住み着いたドラゴンを追い出して欲しいとのことでした。
 ドラゴンは、たぶん、とても強いです!
 場合によっては、波音の洞窟を諦める必要があるかもしれません。
 また、ドルイドは「村の東側に、マントと黒い仮面の怪しい奴が住み着いた」とも教えてくれます。
 
 一行は、とりあえず予定通り、エメレルドのネックレスを回収。
 ドラゴンとの戦いは一旦保留にして、廃村の東側に隠れているという黒仮面を探すことにします。黒仮面がドラゴンを操って射るとすれば、交渉次第では、戦闘なしでドラゴンを追い払えるかもしれない、と思ったからです。
 黒仮面のアジトを探していると、また、モンスターに出くわします!
 今度は、植物ではなく、ゾンビが2体――しかも、特殊能力を持った灰色のゾンビーーです!
 エルシーが、先陣をきって、灰ゾンビに斬りかかります! 
 かなりのダメージを与えますが、ゾンビが灰を吐き出して、行動にマイナス修正を受けてしまいます。
 どうやら、1回目に攻撃を受けた際に、周囲にマイナス修正をまき散らすようです。
 そこで、エルシー以外が近づいていない状態で、トビーが2体目を弓矢で攻撃。
 
1回目の攻撃を受けた2体目の灰ゾンビは、灰を周囲にまき散らします。しかし、周囲には、すでにマイナス修正を受けているエルシーしかおらず、灰は不発になりました。
 灰をまき散らすのは1回だけなので、これで、他のPCも、安心して近づけます!
 エルシーに斬られた1体目を、サミオルが魔法でさらに削ります。
 
トドメは、ライザのラッキーパンチ(クリティカル)です!
 2体目も、アルミの追撃で大ダメージを受け、エルシーがトドメ!
 
――かと思いきや、特殊能力により、灰ゾンビはHP1で立っている!
(1体目は、偶然クリティカルで死んだので、この特殊能力が使われなかった。)
 トビーがさらにトドメ!
 
――しかし、それでも、特殊能力でゾンビは死なず! HP1で立っている。
 サミオルの3回目のトドメ! ついに、灰ゾンビは、土にかえりました。
 
 そんな苦労もしつつ、ついに、黒仮面のアジトを見つけます。
 話してみると、どうやら、ドラゴンと交渉しようとしている邪悪臭い奴らのようです。
 しかし、いきなり攻撃するには、証拠が足りない。どうすべきか……。
 結局、ドラゴンの住処に行くしかない、という結論になりました。
 特にアルミは「ドラゴンは、聖遺物を持っているかもしれない」ということで、非常に乗り気です!
 ドラゴンに、交渉で立ち退いてもらえないか、と少し期待しましたが、やはり、その考えは甘かったです!
 ドラゴンは、いきなり、こちらを攻撃してきます!
 先制でエルシーとトビーが30点近くダメージを与えます!
 しかし、反撃でエルシーが倒れる!
 さすがに、ドラゴンの攻撃力は、高いようです!
 アルミが回復魔法を使い、エルシーは、何とか戦線に復帰します!
 そして、復帰したエルシーがさらに強打!
 倒せはしませんでしたが、ドラゴンは、痛がって逃げてゆきました。
 
ドラゴンを、サンダーツリーの廃墟から追い払う依頼は達成。ドルイドは、約束通り、波音の洞窟に案内してくれることを、約束します。

 とは言え、当面の目的は、波音の洞窟よりも、依頼人グンドレンの救出です!
 まずは、ゴブリンの砦に向かわなければなりません。
 今度も、一旦町に戻り、ドルイドから教えてもらった場所に向かいます。
 
 砦には、正面入り口と裏口があるようです。
 正面は警備が厳しいハズなので、裏口へ!
 トビーが、罠が無いか確認した上で、裏口の扉を開錠します!
 砦なので、内部から矢を射るための穴があったりしてビビりましたが、特に、何も飛んできませんでした。
 砦内は、カーテンや扉で仕切られていたので、とりあえず、明けやすいカーテンを片っ端から開けてゆきます。
 正面入り口以外で、壁が崩壊して外に出られる場所を見つけた以外は、特に収穫はありませんでした。
 さらに! 
 行き止まりには、ゴブリン用の寝藁とホフゴブリンの兵2体がいます。
 ホフゴブリンの1体は、サミオルの魔法で倒しますが、もう1体が、仲間を呼びに別室に走ってしまいました!
 そして、敵に見つかってしまったこの状況で、次回へ続きます!!
 
 次回は、敵のアジトで、敵に見つかった状態から開始!!
 一体、どうなってしまうのでしょうか!?

 今回も、TRPGを楽しめました!!


◆バイオハザード・ヴィレッジ風キャンペーン 2回目 S.W.2.5 22.11.20.

 今回は、レベラーのGMで、2022年11月20日に行った、ソードワールド2.5のTRPGセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
ユーコ・プルッカ(サオリ)

 空音さんが使用。
 17才女性の人間。
 技能は、プリースト(神官・太陽神)レベル10、レンジャー(野外活動家)9、セージ(知識人)9、ソーサラー(攻撃魔法)5、フェンサー(軽戦士)3。石や木を加工する技術も持つ。
純潔な処女神になることを目指している。
(ソードワールドの世界では、それほど突飛でも危ない思想でもない。)
 
ティア・ホーンス
 ODAさんが使用。
 10才女性の、火吹きルーンフォーク(人造人間)。
 技能は、マギテック(魔法の機械操作者)10、エンハンサー(呼吸で自己強化する人)10、スカウト(盗賊技能を持つ人)9、ファイター(戦士)7、コンジャラー(補助魔法)5、セージ1。
 かつて(魔動機文明時代)、”火吹き執事雑技団”を作るために用意されたジェネレーター(人造人間製造機)から、最近生まれた火吹きメイド。
 呼吸法で自らの傷を癒したり、背中に羽を生やしたり色々出来る。

ナナキリ・トーリン(藤林七霧)
 謎人さんが使用。
 18才女性の、ナイトメア(強いけど差別される突然変異)サムライ。
 ファイター10、スカウト9、ソーサラー8、マギテック6、エンハンサー4、バード3。
 東方の良い家の出身で、陶芸家であり、楽器で町の皆を起こしたりもする。
「Not忍者! Yes侍!」
 ナイトメアゆえに座敷牢に閉じ込められていたが「看守が人食い鬼に入れ替わっている」という夢を見て脱走。その夢は現実となったので、人食い鬼を倒し「ナナキリ」という名を得る。

●セッションの流れ
 アイテムなしの状態から進める、バイオハザード・ヴィレッジっぽいキャンペーン(続きものの連続セッション)の2回目!
 
1回目はお試し企画のようなものだったので、本当のストーリーが始まるのは今回からです!

 前回、モンスターだらけの地下鉄駅から、列車で脱出した、ティア、ユーコ、ナナキリ。
 列車が着いた場所は、魔域(何でもありの天然ダンジョン)の中にある村でした。
 村は、300年ほど前に、外の世界から隔離されました。人々は、瘴気に苦しみながらも、魔域の核を探し出して、外に脱出することを夢見ています。  
 村の中心になっているのは、キルゼモール神の啓示を受けたマザー・マッスルと、その部下の三聖人です。

 ナナキリ、ティア、ユーコは、村の中で仕事をしながら、1週間ほど過ごしました。
 そして、突然、夜中に誘拐されます。
 

 マザー・マッスルと三聖人が、ユーコ、ティア、ナナキリの首を魔法で切ります。魔法で切ったたため、PC達は切られた後も生きています。
 マザー・マッスル達は、PC達の身体を魔法生物の素材にしようとしているようです。
 しかし、ユーコ、ナナキリ、ティアは、それぞれ、以下の理由で肉体を再生します。

  •  ユーコ:信仰しているティダン神に「神になるまで死ぬべきではない」と言われ仮初の肉体をもらう。

  •  ナナキリ:埋め込まれた敵の力で、自力で身体を再生。

  •  ティア:何者かによって、機械の身体を取り付けられる。

 なお、耳の良いティアは、機械の身体を取り付けたのが、3聖人の1人イグゾーだと看破します。

 ユーコ、ナナキリ、ティアが目覚めた場所は、礼拝堂。
 どうやら、棺の中に入れられていたようです。
 礼拝堂の入口をバリケードで封鎖していた大怪我の男たちがいました。
 彼らは、棺から復活したナナキリ、ティア、ユーコの姿を見てパニックになりますが、ティアに活を入れられ、正気に戻ります。

 その後、外から入口のバリケードが外から破壊!
 筋肉の塊のような人型のバケモノ2体と、目玉コウモリの群が襲ってきます!
 コウモリの群は、ファストアクションで2回攻撃したティアの火炎放射で瞬殺。
 筋肉のバケモノの1体は、ナナキリが斬り捨てる!
 もう1体は、ティアにトドメを刺され、神になる予定のユーコの不思議な力で、人間に戻りました。
 
そう! 筋肉のバケモノ達は、人間が変化したものだったのです!
 PC達は、マザー・マッスルと3聖人が悪の根源だと見抜きます。

 その間に、入口外の廊下からは、新たな敵の群が10体ほど近づいてきます。
 男たちは(女風呂覗きのための)隠し通路があり、そこから逃げようと言いますが、ナナキリ、ティア、ユーコは別の道を選びます。
 ナナキリとティアが作った魔動バイクで、廊下の怪物達の間を縫うようにして、外に突っ切る!!
 ティアとナナキリは、影走りの能力があるので、妨害を回避して走れます!
 この間、ユーコはバイクの後ろに乗り、男たちは、隠し通路の中に隠れてもらっています。

 バイクで行く先は、3聖人の1人の部屋の風呂場!
 あらかじめ、ティアの生物探知魔法で、そこにいることは分かっています!!

 完全にGMの予想外!
 狭い風呂場でボス戦です!!
 ちょっとお色気シーンを入れようとした結果が、これですw!!
 
 しかも、今回のボス、3聖人の1人スカーレット夫人は、巨大ドラゴンもどきに変身する!(バイオハザードヴィレッジのドミトレスク夫人がモデルなので)
 狭い風呂場では、戦闘力の真価を発揮できない!!
 完全に、プレイヤーの作戦勝利です
 それでも、瞬殺はされませんでした。

 変身前は、大した攻撃が無いので、その間にユーコが、前衛のナナキリを強化。
 変身してからは、まず、ナナキリが、ドラゴン型頭部にクリティカルも含む猛攻! ユーコがトドメを刺します。

 頭が死亡したため、スカーレット夫人の魔法に対する抵抗力が落ちます。
 翼、胴体を中心に火炎放射で攻撃をしていたティアが、翼を落とし、胴体にも大ダメージ!
 胴体のトドメは、ナナキリとユーコが刺し、チェックメイトです!
 
 ボスを倒したナナキリ、ユーコ、ティアは、塔の上で「人間を筋肉のバケモノに変える瘴気を出す装置」を発見して壊します。
 塔の上には、奪われていたナナキリのボディもあります。
 魔法で切られていただけなので、元のナナキリと、無事合体します。
 そして、もう1つ。スカーレット夫人は、1/4に切られた魔域の核を隠していました。
 ユーコとナナキリの知識によると、これを4つ集めて破壊すれば、魔域か消滅して、人々は外に出られます。
 人々が望んでいた脱出のカギは、どうやら、マザー・マッスルと3聖人によって隠されていたようなのです。
 おそらく、残りの魔域の核とPC達の身体は、マザー・マッスルと残りの3聖人が持っていることでしょう。
 塔から見える湖と農場(何かネッシーの背中っぽいのがチラッと見える)、工場(巨大な鉄の何かが見える)に、向かいます。

 正直、今回のセッションは、プレイヤーさんに申し訳ない内容になってしましました。
 準備時間が短いのもあって、GMが、色々ミスをしてしまいました。
 とりあえず次回は、特定のストーリーに誘導しようとするのではなく、マップとボスを作って、その中でPCに自由に動いてもらう形にしたいと思います。


◆ファンデルヴァーの失われた鉱山 4回目 D&D 22.11.12.

  今回は、ODAさんのGMで、2022年11月12日に行った、D&DのTRPGセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
・サミオル

 Gonさんが使用。
 ハイ・エルフのウィザード。
 キノコや草の煙を吸引する癖がある。
 普段はボーっとしているが、ケンカを吹っ掛けてきた相手は全力で潰す。
・トビー・ハードウッド
 NiKeさんが使用。
 ハーフリングのローグ。男性!
・アルミ・アンバーリーチェアー
 palm‐12さんが使用。
 人間のクレリック。
 無鉄砲な楽天家で、聖遺物奪還のためなら、命がけの冒険も辞さない。
・エルシー・クピンガ
 謎人さんが使用。
 クピンガとは「アフリカ式投げナイフ」のこと。
 山ドワーフのファイター。元兵士で、口癖は「帰りたい」。
 敵には容赦ない。
・ライザ・カマヌンチャク
 レベラーが使用。
 丘ドワーフのモンク。
 秩序にして邪悪。2回目から加入。

●セッションの流れ
 古代の鉱山と魔法の鍛冶場をめぐる冒険の4回目!
 
今回は、グンドレンの捜索の前に、色々な人から頼まれた、小ミッションをこなしてゆきます。
 
 複数のミッションを、どのような順番でこなすか?
 議論の末、以下のように決まりました!

  1. コニーベリーの廃墟で、バンシーから呪文書の情報を聞く。

  2. オールドアウルウェルの廃墟で、アンデッドの出没と謎の人物を調べる。

  3. ワイバーンの止まり岩で、オークを倒す。

  4. サンダーツリーの廃墟で、宝を掘り、グンドレンの情報をドルイドに聞く。

 PC一行(サミオル、トビー、アルミ、エルシー、ライザ)は、まず、コニーベリーの廃墟へと向かいます。
 隊列は、トビーとエルシーが先頭、サミオルとアルミが中央、ライザが最後尾です。
 4日の旅程の途中、1度だけ、オーガと出会い、戦闘になりました。 
 戦闘では、アルミが、ガイデッドボルトという魔法で12点ものダメージを与えつつ、次の攻撃を補助します。
 ガイデッドボルトのおかげで、ライザがクリティカル。それなりのダメージを与えます。
 そして、戦士のエルシーがオーガにトドメ!
 割と危なげなく、オーガを倒すことが出来ました!

 コニーベリーの廃墟に着いた一行(サミオル、トビー、アルミ、エルシー、ライザ)は、さっそく、バンシーに会います。
 バンシーは不機嫌な予数でしたが、トビーが宝石の櫛(依頼人からもらった)を渡すと、態度が一変。1つだけ質問に答えてくれる、そうです。
 依頼人に言われた通り、呪文書について尋ねます。
 バンシーの答えは「100年ほど前に、ヅェルノスという死霊術師に売った」というもの。
 よく分かりませんが、とりあえず、このことを依頼人に伝えれば依頼達成です。

 次は、オールドアウルウェル(古い梟の水場)の廃墟へ。
 今度の旅程は1日ほど。ワンダリングモンスターにも会いませんでした。
 廃墟の見張り塔の近くには、派手なテントが。
 近づくと、ゾンビの衛兵が多数飛び出してきました!! 
 さらに、ゾンビを使役していると思われる赤ローブのハゲ男が、テントから出てきます。
 赤ローブ男の目的は2つ。ワイバーンの止まり石のオークとオーガを退けること、そして、バンシーにとある質問をすることです。
 PC達は、まず「バンシーは、綺麗な宝石が付いた櫛を渡せば質問に答えてくれた」という情報を提供。
 さらに、この後、ワイバーンの止まり石のオーク達も討伐する予定であることも伝え、赤ローブ男に、退去してくれるよう言います。赤ローブの男も、そのことに同意。この件は、これで手を打つことにしました。

 一行(サミオル、トビー、アルミ、エルシー、ライザ)は、オールドアウルウェルから、ワイバーンの止まり岩へ!
 ローブ男退去のためにも、頑張ってオーク(とオーガ)を倒さねばなりません!
 今回もワンダリングモンスターには合わずに到着。
 トビーが、わずか1時間で、オークの野営地を見つけます。
 オークの野営地は峡谷の奥の洞窟で、少し手前の丸石に、見張りらしきオークがいます。
 野営地のオークに気づかれないように、見張りだけを落としたいところです。
 相談の結果、まずはライザが魔法で、見張りオークの周辺に音を消すフィールドを作る。
 次に、エルシーとアルミがオークに奇襲成功!弓でダメージを与えます。
 最後は、サミオルがマジックミサイルでトドメ!
 
 見張りのオークは、音もなく斃れました。
 トビーが洞窟前を偵察し、安全を確認。
 一行(サミオル、トビー、アルミ、エルシー、ライザ)は、オークの野営地である洞窟に突入します!
 
 洞窟内では、大オーク1体、不潔オーガ1体、普通のオーク6体が酒盛りをしていました!
 見張りが倒されたため、一行の侵入に気づいていません!
 奇襲をするチャンスです!!

 まず、サミオルが眠りの魔法! 普通オークの内、2体が眠りました!
 アルミは、オーガへ! 勝手に戦ってくれる魔法の剣を召喚します!
 続いて、トビーがアルミの近くのオーガに15点ものダメージ! 
 エルシーも別のオーガを屠ります! 
 
ライザの攻撃も合わせて、オーガが2体減りました!
 2ラウンド目!
 アルミが、全自動攻撃剣とガイディングボルトで計26点ものダメージ! オーガの反撃も回避します!
 サミオルは、さらに1体のオークを眠らせる。
 そして、エルシーは、フェイント攻撃×2回!
 何と! 大オークを一撃で倒してしまいます!!
 
ボスがやられたのを見て、生き残っていた普通オーク1体は、逃げ出しました。
 一方、知能の低いオーガは、満身創痍で暴れ続けます!
 アルミにクリティカル攻撃が当たり、26点ものダメージ!
 しかし、無駄な抵抗もここまで。
 サミオルが、ファイアボルト! 満身創痍のオーガを介錯します!

 洞窟の宝を回収した一行は、ひとまず、ファンダリンの町に戻ることに。
 途中で、赤オーブハゲの所に顔を出し、約束通り撤退してくれるよう言います。
 次回は、ファンダリンに戻るために、昼間と夜のワンダリング判定を3回ずつ行うところから始まります(メモ)。

 このような感じで、今日も、TRPGを楽しめました!!


◆バイオハザード・ヴィレッジ風キャンペーン 1回目 S.W.2.5 22.10.23.


 今回は、レベラーのGMで、2022年10月23日に行った、ソードワールド2.5のTRPGセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
ユーコ・プルッカ(サオリ)

 空音さんが使用。
 17才女性の人間。
 技能は、プリースト(神官・太陽神)レベル9、レンジャー(野外活動家)9、セージ(知識人)9、ソーサラー(攻撃魔法)5、フェンサー(軽戦士)3。石や木を加工する技術も持つ。
純潔な処女神になることを目指している。
(ソードワールドの世界では、それほど突飛でも危ない思想でもない。)
 
ティア・ホーンス
 ODAさんが使用。
 10才女性の、火吹きルーンフォーク(人造人間)。
 技能は、マギテック(魔法の機械操作者)9、エンハンサー(呼吸で自己強化する人)9、スカウト(盗賊技能を持つ人)9、ファイター(戦士)7、コンジャラー(補助魔法)5、セージ1。
 かつて(魔動機文明時代)、”火吹き執事雑技団”を作るために用意されたジェネレーター(人造人間製造機)から、最近生まれた火吹きメイド。
 呼吸法で自らの傷を癒したり、背中に羽を生やしたり色々出来る。

ナナキリ・トーリン(藤林七霧)
 謎人さんが使用。
 18才女性の、ナイトメア(強いけど差別される突然変異)サムライ。
 ファイター9、スカウト9、ソーサラー8、マギテック6、エンハンサー3、バード3。
 東方の良い家の出身で、陶芸家であり、楽器で町の皆を起こしたりもする。
「Not忍者! Yes侍!」
 ナイトメアゆえに座敷牢に閉じ込められていたが「看守が人食い鬼に入れ替わっている」という夢を見て脱走。その夢は現実となったので、人食い鬼を倒し「ナナキリ」という名を得る。

●セッションの流れ
 バイオハザード・ヴィレッジっぽいキャンペーン(続きものの連続セッション)の1回目!
 PCは、初期アイテムなしで戦います!

 ティア、ユーコ、ナナキリは、悪夢から目覚めると、地下鉄の列車内にいました。
 列車内には、他の冒険者もいますが、目を覚ましたのは3人だけ。
 周囲には、紫色の有害そうな瘴気が漂っています。
 ユーコの知識によると、この瘴気は、吸った生物の身体を作り替えるもの。さらに、作り替える過程で負荷に耐えられなくなった生物は、死亡した上でゾンビになってしまいます!
 さらに!
 このような危険な状態なのに、全員、武器もアイテムも持っていません!

 ナナキリは、素手で使える魔法で、ソーサラー・コンジャラー魔法を使うのに必要な「発動体」を作り出します。まず、自分の「発動体」を。続けて、ユーコとティアの「発動体」も用意します。
 ティアは、網棚から、マギテック魔法を使うのに必要なマギスフィアを発見します。ただし、一番小さなマギスフィアなので、まだ使えない魔法もあります。
 ユーコは、まだ寝ているらしい他の冒険者の様子を見ようとしますが――冒険者たちは、死亡していました!
 ユーコの医学知識によれば、冒険者達は瘴気で死亡しており、もうすぐゾンビ化してしまいます。

 そこまでしたとき、地下鉄の扉が開き、銃使い風のマッチョ冒険者が逃げ込んできます。
 大怪我をしている銃使いはエイサーと名乗り、PC達に、ナイフと壊れたマギスフィアを渡します。
 なぜ武器を渡すのか?
 エイサーを追ってくる、ゾンビの群と戦ってもらうためです!

 まともな武器はナイフしかない中で、初戦闘です!!

 結論から言うと、ナナキリが、ゾンビの群を瞬殺しました!
 
スカウト技能を持つナナキリとティアは、戦闘で先制をとると、2回行動できるのです!
 ナナキリが強く、相手がゾンビの中でも雑魚だったので、反撃もされぬまま、1ラウンドで全滅させることができました!
 ゾンビの群を退治した後、ナナキリとティアは、改めて列車内を丹念に探索します。
 ナナキリは、荷物を運ぶための背負い袋と、スクラップを発見。
 ティアは、聖印にもなるマギスフィア、魔香草、ギターを発見します。
 
聖印とギターが手に入ったので、ユーコが神聖魔法を、ナナキリがバードの呪歌を使うことが出来るようになります!
 列車探索の間に、ユーコは、エイサーの様子を診断します。
 
見たところ、エイサーは瘴気の悪影響を受けていないようです。
 本人の説明によると、エイサーの右肩に埋め込まれた宝玉が、エイサーの体内の瘴気を吸着しているようです。
 しかし!
 たまたま、この手の宝玉に詳しかったナナキリ(判定クリティカル)は、この宝玉が「それ自体が生きている感じがする」ことを見抜きます。
 ナナキリは「瘴気をため込んだ宝玉が、埋め込まれた相手を操るのでは」と懸念しますが、今の所、その証拠はありません。
 また、ユーコとナナキリは、呪歌と神聖魔法で、負傷しているエイサーの傷の治療も行いました。
 
助けられたエイサーは、向こうのホームにある別の列車で、安全圏に逃げられることを教えてくれます。
 
 そのとき、瘴気で死亡した冒険者達が、ゾンビ化して襲ってきます!
 さっきの雑魚ゾンビよりは強敵ですが、やはり、PC達の敵ではありませんでした!
 ナナキリが2連撃ナイフで切り刻み、ティアが火を噴く!
 冒険者ゾンビ達は、攻撃をする間もなく全滅!
 ユーコは、ゾンビ達の死骸からグレネードスフィア
(グレネード専用マギスフィア、グレネードのクリティカル地が9になる)を発見しました。

 列車から駅に出たPC達。
 駅にも、紫色の瘴気が漂っています。
 このままでは、列車にいた冒険者同様、瘴気の毒で死亡して、ゾンビになってしまうかもしれません。
 とりあえず、キオスク(駅の売店)を探索しようとしますが、植物の根が天井のスキマから垂れ下がり、キオスクのドアに絡みついています。
 ティアが、根っこに火炎放射!
 すると、根っこが動き出す、赤い目が現れる!
 ティアは一旦引き、ユーコがモンスターの正体を見極めます。
 モンスターの攻撃範囲も分かったので、攻撃範囲外から、ナナキリがナイフを投げる! 見事、植物モンスターの根を撃破!
 これで、キオスクに入れるようになりました。

 キオスクないには、笛と背負い袋の他に、自販機と謎の機械が。
 ティアが、機械を解析する魔法を使う!
 謎の機械の正体が「スクラップを入れると、各種アイテムを製造できる、リサイクル3Dプリンタ」だることが分かります。
 
 
キオスクを出て、再びホームに戻った一行。
 キオスクの横にも根っこの壁があり、ホームの後ろ側へいけません。
 そこで、キオスクの建物の上に登って、それを乗り越えるようにしてホームの上へ。
 ナナキリがごみ箱を探索して、スクラップと古新聞を見つけます。
 ユーコが古新聞を読むと、以下のことが分かります。

  •  古新聞は、魔動機文明が滅びた大破局の直後(300年ほど前)のもの。

  •  その時期に、紫色の瘴気はこの地方に出現していた。

  •  瘴気と終末カルトとの関係が噂されていた。

 情報が増えたところで、地下鉄のホームから階段で上の階に行きます。
 上階にも冒険者ゾンビの群がいましたが、ナナキリのクリティカルもあり瞬殺!

 ティアが、駅員室で争う音が聞こえることに気づき、駅員室へ。
 
中では、人型の魔動機械が、エイサーの仲間ビリーを襲っていました。
 強そうな相手を前に、ティアは、スフィンクスの呼吸で知力を上げて全力で火吹き!!
 ナナキリも、マギスフィアを魔法で剣に変形させで、斬る!
 
人型魔動機械の反撃で、ナナキリとティアが20点以上のダメージを受けますが、次のラウンドで、無事、敵を倒すことが出来ました!
 ユーコが敵を解剖した結果、これは完全な機械ではなく、人型魔法生物を機会で強化したものだと分かりました。
 その後ユーコは、ナナキリと共に、怪我をしていたビリーの治療を行ったり、パスワード式の忘れ物箱に入っていたマギスフィア(大)を見つけたりしました。
 マギスフィア(大)を手に入れたことで、全てのマギテック術が使えるようになります!

 ビリーも保護したPC達は、またもや、廊下を塞ぐ植物の根に行きあたります。
 ティアの火炎放射が、一撃で、植物の根2つを、焼き払いました!
 
その後、配管室の中を見ると、植物モンスターの根の親玉がいました。
 ツルや根の数が多い上、入口からは部分遮蔽になっており、遠くから火を噴くことは出来ません。
 そこで、配管室の壁から露出している根を各個撃破!
 最後に、ティアがナナキリの魔法で天井に張り付き、そこから部分遮蔽を無視して火炎放射!
 見事、植物モンスターの本体を焼き切りました!
 ティアの範囲火炎放射攻撃は、火が弱点汚植物モンスターに、滅茶苦茶有効だったのです!!

 植物モンスターを倒した一行は、ついにもう1つのホームにたどり着きます。
 後は、列車に乗れば、安全圏まで行ける――ハズでしたが!
 列車に残っていたエイサー達の仲間シータが、人型魔動機(サイボーグ)2体に襲われています!!
 これは、強敵になりそう!
 ナナキリは、魔法でユーコの魔法力を強化、さらに剣を作ります。
 ユーコは聖なる防御の魔法でナナキリ、ティアにHP30点分の盾を作ります。
 ティアは、魔動機を解析する魔法で、魔動機械サイボーグの正体を見抜きます!

 これだけ準備をすれば、さすがに2体の強敵にも勝てます!!
 ティアの2連続火炎放射と、トドメのユーコの神の拳の魔法が、魔動機械サイボーグを撃破!
 
 その後、ナナキリとティアは、アイテムを回収。
 
キオスクにあった3Dプリンタをそのまま持って帰ります。
 駅長室に「グレネードランチャーの絶景図」があり、スクラップの数も足りているので、次回に、いつでもグレネードランチャーを作れるようになりました。

 アイテム回収後、ユーコ、ティア、ナナキリとNPC3人は、列車で安全圏まで脱出しました。
 そう、その「安全圏」が、どれほどオソロシイ村化も知らずに。

 こうして、1回目のバイオハザード・ヴィレッジ風アイテムなしシナリオは終わりました。
 レベラーが行うシナリオにしては、矛盾も少なく、楽しんでもらえたのではないかと思います。
 ただし、普通のシナリオと比べて、モンスターとの戦闘がアッサリしすぎていたかもしれません。
 次からは、もう少しPCがピンチになるような強さのモンスターを出したいと思います!

 GMも、本当に楽しめました! 
 お付き合いいただいた、空音さん、ODAさん、謎人さん。本当にありがとうございました!
 2回目以降のセッションからもよろしくお願いします!


◆邪悪なる者に休息なし 3回目 ファイティングファンタジー 22.10.15.

  今回は、NiKeさんのGMで、2022年10月15日に行った、ファイティングファンタジー(サプリ、破滅のデーモン使用)のTRPGセッションについて!

 なお、以下の文章には、公式シナリオ「邪悪なる者に休息なし」のネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
・ピーク

 Gonさんが使用。
 空を飛ぶデーモンバット(悪魔火炎蝙蝠)!
 魔法で洞窟巨人を呼び出すことが出来る。
 鑑定も得意。
 今回の冒険後「盾と剣を持った、蜘蛛脚悪魔」になる。
・ボルファス
 ODAさんが使用。
 ヘルハウンド(火炎悪魔犬)!
 今回の冒険後「両手が刃物のヒレになった魚頭悪魔」に進化。
・オドロ
 palm‐12さんが使用。
 混沌のカオス・デーモン。
 蜘蛛の神の眷族。
 再生能力を持ち、背中に刺があり複眼。
 今回の冒険後「再生能力を持ち、酸の唾を吐く悪魔馬」になる。
・ボブ
 謎人さんが使用。
 デーモン・トード(蛙)の盗賊。
 蛙の敏捷さで跳びまわる上、短距離テレポートまでする。
 人間の脚が生えているが、特に使い道はない!
 今回の冒険後「テレポートする悪魔馬」になる。
・フワワ
 レベラーが使用。
 マイナー・デーモン(比較的人間に近い)の戦士。
 こん棒で敵を殴る。刺付きのシッポで攻撃することも可能。
 今回の冒険後、悪魔馬になる。

●セッションの流れ
 デーモンのPCを遊べる公式サプリに、収録されたシナリオ!
 5人のデーモン、ボルファス、ピーク、オドロ、ボブ、フワワは、邪神の助力で敵の本拠地前にテレポート!
 今度こそ、標的、ガブラッシュを殺すことができるか!?

 5人がテレポートした場所は、半径4kmのプリン型の丘の前。
 空を飛べるピークが偵察を行った結果、以下のことが分かります。

  • プリン岡の上に新しい拠点を作っている様子。

  • 防御柵は1/3ほどしかできていないが、柵が無い部分はゾンビが守っている。

  • 大きな建物は完成しており、4体のゾンビが入口を守っている。

  • ゾンビ警備員とそれを操る魔術師の他、多数の傭兵がいる。

  • オーガの姿は見えない。

  • 移動式の牢屋に、ゴブリン13体が監禁されている。

 とりあえず、防御柵がないところにはゾンビがいるので、防護柵がある所を上ることに!
 まず、ピークが縄を持って飛行して、頂上へ。やっぱり、飛べるって便利! そして、ボブはテレポートで、判定無しで頂上へ!
 フワワが失敗したりしつつも、残りのメンバーも岡の上に到着。
 そこから、柵が途切れたところまで移動して、侵入しようとしますが――。
 ここで、5体の見張りゾンビに見つかってしまいます!
 戦闘開始です!
 最初は5vs5でしたが、オドロとピークが受け持ったゾンビを2ターンで倒す!
 
2人が他の3人に助太刀したことで、ゾンビ達は速やかに全滅しました!

 見張りのゾンビを倒したことは、周囲には知られていないようです。
 しかし、敵は多数。
 混乱を起こすため、ピークが、捕まっている13人のゴブリンを解放しにいきます!
 それと並行して、一番大きな建物を、ボブが偵察!
 窓からのぞくと、ガブラッシュと思われるオーガが1人でいます!
 
チャンスです!
 オドロ、ボブ、ボルファス、フワワは、建物を強襲!!
 
入口のゾンビ4人に襲い掛かります!
 しかし!
 ゾンビ警備員が、案外強かった!
 倒しはしたものの、フワワの耐久力(HP)が残り1、ボルファスの耐久力が残り2に!
 ゴブリンを解放し終えたピークが助けに来なければ、フワワは、まず間違いなくやられていました!
 
デーモンなので回復魔法や、食事で回復することも出来ない!
 仕方なく、強襲を続けます! ガブラッシュは1人なので、人数の力に物を言わせれば勝てる――ハズ!

 ピークの見た通り、室内には、ガブラッシュが1人だけ! 
 ところが!
 ガブラッシュは、突然の攻撃に驚いた様子はない!
 むしろ、PC達の襲撃を事前に知っていたような口ぶりです!
 悠々と構えるガブラッシュを前に、ピークが洞窟巨人を召喚!
 戦闘開始です!!

 1ターン目!
 ガブラッシュが秘密兵器の、デーモンへの全体攻撃アイテムを使用!
 これで、フワワとボルファスが死亡!
 ボルファスは、エッセンスを消費して復活!
 フワワも、何とか、幸運判定に成功してHP1で復活します。

 ボルファスもフワワも立っている!
 数の力は、まだ、こちらに分があります!
 オドロの攻撃(+針による軽減不可ダメージ1点)がガブラッシュに命中!
 ボブ、ピーク、ピークが操る洞窟巨人も、これに続きます!
 
連続攻撃で、ガブラッシュは死亡!
 ボルファスが、ガブラッシュの持っていた斧で持ち主の首を切断!
 しるしを外にいた部下共に見せると、ガブラッシュの部下たちは散り散りに逃げてゆきます!

 こうして、契約通り「ガブラッシュを倒す」ことに成功したオドロ、ボルファス、ピーク、ボブ、フワワ。
 これで、不快な人間界から、晴れて魔界に帰れる
――かと思いきや!!
 悪人に休息なし。PC達を召喚した魔法使いは、彼らに、新たな任務を命じるのでした!
 あ、これは、謀反を起こして魔法使いを倒さない限り、死ぬまで使われるパターンかも!

 とは言え、3回のキャンペーンは終了です!!
 レベルが上がるごとに身体が変化するデーモンPCは、楽しかったです!!


◆One Step to Hell ダブルクロス 22.9.25.

 今回は、謎人さんGMで、2022年9月25日に行った、ダブルクロスのセッションについて!

 以下には、ネットで公開されているシナリオ↓「One Step to Hell」のネタバレが含まれます!

●プレイヤーキャラクター
・古館和広(ふるたちかずひろ)

 空音さんが使用。
 ピュアキュマイラ(肉体強化変身が出来る)。
 平凡な高校生だったが、NPCの女子高生、林野澪(はやしのれい)と仲良くなったことから、事件に巻き込まれる。
 同じクラスの千之(ちの)に対して、隔意と遺志を感じている。
・千之利久(ちのりく)
 ODAさんが使用。
 UGN(正義の組織)の協力者である、女子高生。
 オルクス(結界使いみたいな)とソラリス(毒を体内で生成)の力を持つ。
 ウィルス感染の疑いがある林野、および、彼女と仲の良い古館を、監視している。
 木来に対して、慈愛と疎外感を感じている。
・木来居蔵(きぐるいぞう)
 レベラーが使用。
 UGNの支部長の狂人。
 ノイマン(天才)、ハヌマーン(身軽な空気使い)の力を持つ。
 日頃から支部の人手が足りない上、数少ない協力者、晴乃司夜伊(はれのしやい)が町を離れるという話を聞き、頭を悩ませる。
 古館に、有為と隔意を感じている。

●セッションの流れ
 
平凡な高校生が、オーヴァード(ウィルス感染によって超能力を得た者)になり、過酷な闘いへの第一歩を踏み出すシナリオ!
 甘酸っぱい恋も!?
 
 「
平凡な高校生」古館和弘は、林野澪に、放課後デートに誘われます。
 半額のフライドポテトを食べたり、音ゲーで遊んだりした後、路地裏で、良い雰囲気に。
 林野は、何かをためらっている様子でしたが、やがて、意を決します。
 次の瞬間、古館は、何者かによって腹部を切裂かれ、意識を失ってしまいました!
 
 千之利久は、襲撃を察して、すぐに現場へ急ぐ!
 
千之は、以前から、オーヴァードの疑いがある林野を見張っていたのです。襲撃を防げなかったのは、直前に、迷子を見かけて、それを放っておけなかったからです。
 千之が現場で見たのは、腹から血を流して倒れている古館のみ!
 林野の姿は、そこにはありませんでした!
 さらに! オーヴァードに襲われた古館が、ウィルスに感染して、自身もオーヴァードとなったことが判明します!!

 ただちに、支部長の木来に、連絡が行きます。
 ちょうど、協力者である晴乃司夜伊から、町を離れることになったと告げられる木来。人材不足を悩む暇もなく、古館が入院する病院に急行します。
 木来は、病院で人払いをして、世間では秘密になっているレネゲイトウィルスと、その感染により超能力者になったオーヴァードの説明をします。
 木来の妄想で、一部単語がおかしい説明ですが、秘書が訂正してくれるので安心です。(敵のことを「明智光秀の残党」と言うなど)
 
基本的な説明の後、古館が襲われた事件について話します。
 現場から姿を消した林野が、怪しいという話に。
 林野がいないと知った古館は、いてもたってもいられず、林野がいるかもしれない学校へ!

 学校には、林野の姿はありませんでした。
 同級生たちも(UGNが隠蔽しているので)事件のことは知らず「林野と古館が一緒に休んで、デートでもしているのかと思った」などと言っています。
 学校の屋上で、改めて合流した、古館、千之、木来とその秘書。
 木来が、改めて、林野が怪しいと伝えます。
 しかし、古館は、襲われたときに「ワーディングなんてかけたら、相手の恐怖の顔が見れない」的な男の声を聞いた、と証言します。
 さらに、木来の秘書によると、最近、この周辺で、オーヴァードによる連続殺人事件が起こっているそうです。ワーディング(超能力で一般人や監視カメラを無効化する)を使わずに殺すのが、犯行の特徴とのこと。
 まだ容疑が残る林野を探すために、オーヴァードとなった古館は、千之、木来と協力して、連続殺人事件を調査することになりました。
 
 連続殺人事件調査の第一歩として、千之が、情報を集めます。
 千之の活躍で分かったのは、以下のこと。

  • 殺された被害者に、共通の特徴らしいものはなさそう。

  • 監視カメラに映っていた犯人の横顔。灰色のジャンパーの男。

  • 犯人はハヌマーン(身軽な空気使い)のようだ。

 さらに、古館が(スキルが無いのに)林野についての情報収集に成功!
 これが愛の力!? 分かったのは以下の点。

  • 一年半ほど前に転校してきた。

  • 転校以前の足取りや戸籍は、UGNのネットワークを使っても一切不明。

  • 晴乃司夜伊と何か関係がありそう?

さらに! 
古館は、林野の机の中から、一般人らしくない特殊なスマホを見つけます!
タイミング良く掛かってきた電話をとると、林野の声が。
林野は、自分の正体がオーヴァードによって作り出された仮初の生命「従者」が、自我を持った者であると伝えてきます。
 そして、古館とデートが出来て嬉しかったと礼を言いい、改めて、別れを告げます。
 古舘は、自分も、林野とデートが出来て嬉しかったことを伝えます。
 電話は「屋上でお弁当を食べた思い出」の話をした後、切れます。

 その後、古館の情報から、千之が、春乃司について調査。
 驚くべき事実を突き止めます!

 春乃は、かつて悪の組織ファルスハーツの一員であったのです。
 さらに「従者」を一般人の社会に紛れ込ませて、有望な若者をファルスハーツに勧誘する手口をよく使っていたらしいのです!

 千之は、情報を木来に伝えます!
 木来は、自分が今まで協力者だと思っていた春乃司に、疑わしい過去があったことに、戸惑います。
 実は、千之が情報を持ってくる少し前、春乃司から「連続殺人犯のオーヴァードが、学校に潜んでいる。目立たないよう少数で行った方が良い」との情報を得ていたのです。
 
 怪しい春乃司の情報であっても、学校に殺人犯が潜んでいる可能性を無視することはできません。
 千之と木来は、学校へ急ぎます。
 同じ頃、古館も「林野が屋上デートの話をしたのは、そこで待っているという意味では無いか」と察して学校へ!

 偶然合流した3人は、屋上へ向かおうとしますが!!
 目の前に、連続殺人犯が現れます!!
 情報通りの、灰色上着の男です。
 千之の支援で大幅強化された古館が、殺人犯の男を爪で切り浅く!
 一気に40点以上のダメージを与えます!
 同じく千之の支援を受けた木来は、
奇声を上げて木刀と刀で20点ダメージ。
 反撃で、古館が1度倒れますが、ウィルスの力で復活して、連続殺人犯の男にトドメを刺します。
 これで、連続殺人事件の犯人は倒しましたが、林野と春乃司の件はまだです。
 予定通り屋上に行く、古館、千之、木来!

 屋上には、悪の正体を現した春乃司と、悲しそうな林野の姿が!
 林野ソックリの「従者」を召喚して、襲い掛かってきます!

 林野自身も、攻撃するよう命令されますが、主人に反抗して無視します。
 その間に、木来が「従者」を攻撃!
 古館は、護衛のいない春乃司本人を倒そうとします!
 そんな彼らを、ウィルスの浸食度がヤバくなりつつも、千之が、支援!
 
対抗して、敵は、2ターン目にさらに「従者」を増やします。
 しかし、「従者」の攻撃は、千之の妨害によって当たらない!
 千之へも攻撃が行きますが、千之は、何とか耐えます。
 それでも、敵の攻撃は激しく、古館は、倒されてしまいます。
 人間関係を犠牲に、古館は復活!
 見事、春乃司との苦闘を制しました!

 春乃司が死亡すると、林野以外の「従者」は消えてしまいます。
 林野も消えますが、数か月後に、復活してクラスに復帰!
 クラスメイト(千之含む)の目も気にせず、古館は林野を抱きしめるのでした!!

 2回連続戦闘で、千之と古館の浸食率がマズいことになっていましたが、
何とか、大団円を迎えることが出来ました!!
 攻撃力と妨害って、やっぱり、大事ですね!!


◆邪悪なる者に休息なし 2回目 ファイティングファンタジー 22.9.10.

  今回は、NiKeさんのGMで、2022年9月10日に行った、ファイティングファンタジー(サプリ、破滅のデーモン使用)のTRPGセッションについて!

 なお、以下の文章には、公式シナリオ「邪悪なる者に休息なし」のネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
・ピーク

 Gonさんが使用。
 火を吐くメイズ・フィーンドの魔法使いだったが、
今回の冒険でデーモンバット(悪魔火炎蝙蝠)に進化!
 魔法で洞窟巨人を呼び出すことが出来る。
 鑑定も得意。
・ボルファス
 ODAさんが使用。
 メイズ・フィーンドの戦士だったが、
今回の冒険でヘルハウンド(火炎悪魔犬)に進化!
 悪魔パーティのリーダー。
 メイズ・フィーンドの特性として、花をくれた相手には攻撃できなくなる。
・オドロ
 palm‐12さんが使用。
 混沌のカオス・デーモン。
 蜘蛛の神の眷族。
 再生能力が、背中に刺があり複眼。
 今回の冒険で、さらに、追加の目が増える!
・ボブ
 謎人さんが使用。
 デーモン・トード(蛙)の盗賊。
 蛙の敏捷さで跳びまわる上、短距離テレポートまでする。
 すごい機動力。
 今回の冒険で、人間の脚が生える!
・フワワ
 レベラーが使用。
 マイナー・デーモン(比較的人間に近い)の戦士。
 こん棒で敵を殴る。
 今回の冒険で、シッポが生える。

●セッションの流れ
 デーモンのPCを遊べる公式サプリに、収録されたシナリオ!
 5人のデーモン、ボルファス、ピーク、オドロ、ボブ、フワワは、ガブラッシュを殺すため、古の悪の神殿へ!

 しかし、神殿内に、ガブラッシュやその部下はいないようです。
 数日前に何者かがいた形跡はあるので、ガブラッシュとその部隊が、ここを根城にしていたという情報自体は、間違いではなさそうですが。
 悪の神殿の中には、血がしみ込んだ祭壇の他、3つの扉が。
 ボブが調べたところ、3つの扉とも鍵がかかっておらず、長い間、開けられた形跡がないようです。
 順番を決めるヒントもないようなので、とりあえず、左の扉を開けて入ります!
 中の部屋は円形で、壁際にあるドーナツ型の床以外の部分は、深い(20mくらい)穴になっていました。穴の底は、人間と思しきガイコツで埋まっており、いかにも悪の神殿と言った感じです。
 そんな部屋に入った、ボルファス、ピーク、オドロ、ボブ、フワワを、突如現れた亡霊が襲います!
 
これだけガイコツがあれば、亡霊の1体や2体いてもおかしくはありませんよね。今回は1体ですが。
 ボルファス、ピークは、この亡霊には人間の武器は効かないと知っていました。そのため、こん棒で戦うフワワは、素手で殴るしかなくなります!
 さらに! この亡霊には「1/3の確率で、ダメージを与えた相手の技術点を1減らす」という嫌な能力も!
 この能力で、ピークの技術点が1点下げられてしまいました!
 しかし、しょせんは1体!
 ボルファス、ボブ、オドロの攻撃。さらに、ピークの火炎放射が、亡霊を倒します!
 穴の中には、悪の呪文を助けてダイス目に+2できるナイスな頭ガイコツ(血まみれ)が!
 このアイテムは、魔法を使うピークが持つことになりました。
 ピークは、亡霊に技術点を下げられてしまいましたが、魔法に関しては、このアイテムでむしろプラスになりました!

 次は、真ん中の扉!
 扉の先は、温泉ランドでした!
 死神などの不吉な石像がズラーッとお出迎え!
 悪魔であるPC達が目の前を通ると、目を赤く光らせて歓迎してくれます。
 廊下の先には扉があり、ちょうど5人分のゲーミング浴槽が用意されていました!!
 まず、ピークが浸かってみる!
 悪魔としてのエッセンスが1増えて、メイズ・フィーンド(迷宮火吹き悪魔)からデーモンバット(燃える悪魔蝙蝠)に進化!
 
技術点や攻撃力がパワーアップし、1回なら死んでも復活できるようになります。さらに、亡霊による技術点へのマイナス効果も消えました!
 
スゴイ効能の温泉です!
 次に入浴したボブは、蛙の体から追加で人間の脚が生えて、攻撃の選択肢が増える! やったぁ!
 ボルファスは、エッセンスが増えてヘルハウンド(炎の犬悪魔)に進化!
 オドロは追加の目が増えて、知覚のレベルが1上がる!
 フワワには、尻尾が生える!
 棍棒攻撃と同時に、2体目の敵にモーニングスター相当の尻尾攻撃を行うことが出来るようになりました!
 ただし、尻尾が生えたので、フードをかぶって人間に偽装することは、ほぼ無理になります。

 温泉を楽しむボルファス、ボブ、ピーク、オドロ、フワワに、悪の神様からの神託が!
 標的のガブラッシュの居場所を知るために、人間の村(町?)で情報を聞くか、転移の魔法を使うかを迫ってきます。
 PC達は、転移の魔法を選択!
 すると、悪の神様から、魔法のレシピが書かれた、ありがたい石板が下賜 されました。

 ここからが第2話!
 ボルファス、ボブ、ピーク、オドロ、フワワは、悪の神様からの神託に従い、テレポートの魔法に必要なアイテムを集めます!
 アイテムがありそうな場所の候補が書かれた地図まで、悪の神様が用意してくれています。先ほどの温泉と言い、本当にサービス精神旺盛の神様です。
 必要なアイテムは5種類!
 1つ目のアイテムは、マスティコアの歯。ボルファスとオドロによると、マスティコアは、高い崖や岩だらけの場所に住んでいることが多いそうです。
 2つ目のアイテムは、スリック(カエル人間)の皮。スリックの住処は静かな水辺であると、オドロが知っていました!
 3つ目のアイテムは、ジャイアントの歯。これに関しても、オドロが知っていました。ジャイアントは森や洞窟に住んでいることが多いそうです。
 4つ目のアイテムは、水晶の原石。オドロ、ピーク、ボルファスが、岩場で見つかることが多いことを知っていました。
 5つ目のアイテムは、デーモン草。オドロによると、ジメジメした場所に生えるそうです。恐るべし! オドロの知識量!

 博識なオドロの情報をもとに、まずは、マスティコアを求めて、岩場に行きます。
 
岩場では、割と目立つ場所に、マスティコアの巣がありました!
 しかし、高い場所なので、全員が上るとなると、骨が折れます。
 前回、屍術師の弟子から奪ったロープを使おうかと考えていると――
飛行とテレポートで先に上っていたピークとボブが、マスティコアが死んでいるのを発見! 
 そのまま、死体から頭蓋骨を剥ぎ取って、飛行が出来るピークが、安全に、下まで運びました。
 飛行要因がいない場合、判定で失敗すると頭蓋骨を落として、割ってしまう危険があったようです。
 
 次は、カエル人間スリックの皮!
 池に行きましたが、空振り。次は、沼に向かいます。
 すると、6体のスリックが、問答無用で襲い掛かってきます!
 PC達は悪魔ですからね。仕方ないですね。
 戦闘は、ファンブルによってボルファスがピンチになることもありましたが、オドロの活躍で、2体を撃破!
 
残ったスリックたちは逃げていきました。これで、スリックの皮ゲット!

 次は、デーモン草を求めて、ジメジメしてそうな塔の廃墟に!
 ボルファスが、塔の上の方に、デーモン草が生えているのを発見!
 飛行出来るピークが階段を使わずに、飛行で草を回収!

 階段を使っていたら、落下の危険もあったようです。
 マスティコアのときもそうですが、飛行できる仲間がいて良かった!

 次は、水晶の原石を求めて、積み石の塔ケルンに。
 ボブ、オドロ、ボルファスが、積み石の中に水晶の原石があるのを発見。
 比較的、スムーズに手に入れます!

 最後は、ジャイアントの歯!
 ジャイアントと戦うことを想定して、1日休んで、スリック戦の傷を癒します。デーモンは、時間がたつと勝手に身体が修復するので便利です!
 体力がマックスになったところで、ジャイアントがいそうな森へ!
 いないなら、洞窟へ行く予定です!
 運よく、森のログハウスの中にジャイアントを発見!
 ボブが、抜けた歯が無いかを聞きますが、ジャイアントは問答無用で攻撃してきます!
 
まずは投石! これを、フワワは、何とか避けます。
 ボルファスが反撃+火炎放射! 合計5点のダメージを与えます。
 これらの攻撃も効き、比較的短時間でジャイアントを撃破!
 魔法の素材にもなる歯を、全部抜きます!

 これでテレポートの魔法に必要な素材がコンプリート!
 ボルファス、オドロ、ボブ、ピーク、フワワは、敵が待つ場所までテレポートしていくのでした。
 次回は、いよいよ、最終話です!!
 はたして、標的のガブラッシュを倒せるのでしょうか!?


◆The First Case ダブルクロス 22.8.28.

 今回は、ODAさんGMで、2022年8月28日に行った、ダブルクロスのセッションについて!

●プレイヤーキャラクター
・日百合魔梨(ひゆりまり)

 レベラーが使用。
 魔法少女ヒューリーマリーであると、周囲から勘違いされている.
 変な服を着た18歳。
 あくあに親近感を抱いている。
・川島あくあ
 空音さんが使用。
 17歳の女子高生で、UGN(正義の組織)のエージェント。
 コミュニケーションが苦手らしい。フェリシアに感服している。
・勘解由小路・フェリシア・綾乃・(以下省略)
 謎人さんが使用。
 弱冠7才(27才)にして、UGNの支部長となった天才少女。
 日百合に侮蔑の感情を抱いている。
 耳元で囁くことで、あくあの能力をパワーアップさせることが出来る。

●セッションの流れ
 
山の動物を食いつくす、怪人野犬を退治するシナリオ。
 UGNの支部長フェリシアとエージェントのあくあは、H県(兵庫県)・統括支部長から、山の動物が少なくなっている事件を調査するよう頼まれる。
 同じ頃、日百合も、クラスメイトから「野生動物を襲う、巨大な影が、山に出没している」という噂を聞き、支部長のフェリシアに連絡を取ります。
 
 同僚の勧めもあり、フェリシアとあくあは、現地調査に向かう前に、研究者の話を聞くことに。日百合も合流して、学園都市に向かいます。
 
UGNの学園都市支部で、タキ博士(マッドサイエンティスト風)に話を聞きますが、ハッキリした情報は得られません。
 しかし、山で現地調査をしたエージェントがいることを教えてくれます。
 現地調査をしたのは、犬のエージェント、ジローとサブロー。
 犬種はシェパードです。
 彼らの話によると、山で動物を食いつくしている怪物の正体は、野犬のジャーム(ウィルス怪人)のようです。
 足跡からして、シェパードの3倍ほどの大きさですが、どうも、狼の匂いではないそうです。
 
 (その日の帰りに、オカモトマンと名乗る、タロウマンのような奇人に出会いましたが、天才のフェリシアを含めて、誰も正体が分からず。見なかったことにしました。)

 翌日、以上の聞き込みの情報を基礎に、支部長フェリシアと、あくあが、情報を収集、解析します。
 まず、フェリシアが、スゴイ頭脳で、野犬ジャームの能力を「キマイラ、エグザイル」であることを特定。
特徴が分かった敵に、ルプスというコードネームを付けます。
 あくあは、警察や組織の調査結果から、ルプスの巣があると思われる場所を特定します。

 巣が特定できれば、後は討伐に行くだけ!
 タキ博士の準備してくれた登山装備を身に着け、ブタメンを食事にして、フェリシア、あくあ、日百合は、怪人犬ルプスの巣へ!
 たちまち、激しい戦闘が始まります!!

 元々は、動きの遅くないルプスですが、特殊能力で先手全体攻撃!!
 いきなり、PC全員のHPが0になってしまいます!
 しかし、あくあ、フェリシア、日百合もウィルスで強化されたオーヴァード。すぐに瀕死から復活して立ち上がります!
 反撃として、まずは、フェリシアが、あくあと日百合のダメージを+15!
 強化を受けたあくあと日百合は、ルプスに40点近くのダメージを与えます!
 
しかし、ルプスの反撃も激しい!
 日百合やフェリシアは、ふたたびHP0になってしまいますが、2人とも、何とか復活します。
 あくあは、サポートデバイスで自らを強化し、フェリシアの強化も含めて69点ダメージ!!
 
日百合がトドメを刺したかに見えましたが、ルプスは能力で復活!!
 フェリシアに支援されたあくあが、砂の刃を空から降らして88点ダメージ!! 
 今度こそ、ルプスに、完全にトドメを刺しました!!
 
 その後、コードネーム、ルプスは、「たま」という名前を付けられ、埋葬されました。
 平和になった山で、フェリシア、あくあ、日百合がキャンプをして、エンディングを迎えます。


◆邪悪なる者に休息なし 1回目 ファイティングファンタジー 22.8.13.

  今回は、NiKeさんのGMで、2022年8月13日に行った、ファイティングファンタジー(サプリ、破滅のデーモン使用)のTRPGセッションについて!

 なお、以下の文章には、公式シナリオ「邪悪なる者に休息なし」のネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
・ピーク

 Gonさんが使用。
 火を吐くメイズ・フィーンドの魔法使い。
 魔法で洞窟巨人を呼び出すことが出来る。
 鑑定も得意。
・ボルファス
 ODAさんが使用。
 メイズ・フィーンドの戦士。
 悪魔パーティのリーダー。
 メイズ・フィーンドの特性として、花をくれた相手には攻撃できなくなる。
・オドロ
 palm‐12さんが使用。
 混沌のカオス・デーモン。
 蜘蛛の神の眷族。
 再生能力が、背中に刺があり複眼。
・ボブ
 謎人さんが使用。
 デーモン・トード(蛙)の盗賊。
 蛙の敏捷さで跳びまわる上、短距離テレポートまでする。
 すごい機動力。
・フワワ
 レベラーが使用。
 マイナー・デーモン(比較的人間に近い)の戦士。
 こん棒で敵を殴る。

●セッションの流れ
 デーモンのPCを遊べる公式サプリに、収録されたシナリオ!
 5人のデーモン、ボルファス、ピーク、オドロ、ボブ、フワワは、魔法使いに召喚されて、命令を受けてしまいます。

 本当は、寒くて不快な人間界にはいたくないのですが、魔法で拘束されている以上、どうしようもありません!

 命令の内容は、召喚者の敵の部下を倒すこと。
 特に、ガブラッシュという名前のオーガが率いる部隊が、メインターゲットです。

 ボルファス、ピーク、オドロ、ボブ、フワワは、最低限の説明だけを受けて、作戦決行の地に飛ばされます!
 そこで出会ったのは、見回り中のゴブリン5人。
 魔術師の敵の配下のようです!
 命令では「敵の配下に出会ったら、ぶっ殺せ」とあります。
 オドロは「相手を騙して情報を聞き取る」という選択肢も考えていましたが、フワワが突っ込んで戦闘開始です!
 実際の殴り合いが始まる前に、蛙のボブが、跳躍攻撃!
 ゴブリン(HP5)の1人に3点ダメ―ジを与えます!
 さらに、オドロが、身体のトゲトゲを駆使して、合計4点ダメージ!
 
ゴブリンも負けずに反撃!
 GMの素晴らしいダイス目の力で、何度もPCの攻撃を回避し、ボブに、無視できないダメージを与えます!
 一方、PC側のダイスは今一。メイズ・フィーンドの2人は、特殊能力の火炎放射が、全く当たりません!
 しかし!
 オドロのクリティカルヒットで敵の数が減り、徐々にPCが盛り返します。
 
最終的には、残り3体(うち1体重症)になったゴブリン達が逃げ出します。
 ボブの妨害の下、ボルファスが代表でダイスを振り、逃げるゴブリンを捕獲! 情報を聞き出した後、始末しました!
 情報によると、近くに、見習いネクロマンサーとガイコツ2体、ゾンビ10体が駐屯しているそうです。全部、依頼人の敵の配下です。
 ゾンビは、戦闘力だけならPC達下級デーモンと同じくらい。
 それを、10体を一気に相手をするのはキツイ!

 そこで、ボブがゾンビをおびき出すことに。
 ボブは、幸運判定に成功して、3体のゾンビをおびき寄せることが出来ました。
そしてボブは、特に打ち合わせもせずフワワが勝手に掘っていた落とし穴に自力で気づき、それを避けます。
 知性の無いゾンビは落とし穴にはまり、袋叩きにあって死亡。
 残りの敵は、ゾンビ7体、ガイコツ2体、見習いネクロマンサーに減りました。
 それでも、まだ敵の数は多い。
 そこで、またもボブがこっそり敵の野営地に近づき、そのまま馬車とテントに放火! 敵が混乱する中、一気に、見習いネクロマンサーの首を取りに行きます!
 この戦闘では、ピークが巨人を召喚!
 PC達の中で、一番強い戦力です!
 その巨人を率いて、ピークとオドロが、見習いネクロマンサーと、護衛のガイコツ2体を襲います!
 リーダーのボルファスは2体のゾンビを引き受け、フワワとボブは2人で1体のゾンビをタコ殴りにしようとします。
 
今回も、GMのダイス目は、かなり強かったです。
 それでも、ボルファスがクリティカルダメージ等でゾンビを次々と倒し、ピークの巨人が見習いネクロマンサーを少しずつ削っていきます。
 ガイコツやゾンビの増援は、オドロに倒されました。
 
状況不利と見たネクロマンサー見習いは、降伏します(悪魔相手に、降伏!?)。
 見習いネクロマンサーの情報では、討伐対象のガブラッシュは「悪の神殿の廃墟」を拠点にしているらしいです。
 もっとも、現在、そこに実際にいるかどうかは分からないとのことですが。
 PC達は、見習いネクロマンサーを斬り捨てて、悪の神殿の廃墟へ!!
 ここで、レベラーが時間切れとなってしまい、一旦、本日のセッションは終わることとなりました。(合わせていただいて、申し訳ありませんでした!)
 果たして、悪の神殿の廃墟にガブラッシュはいるのでしょうか?


◆海賊王セッション 5回目 S.W.2.5 22.8.7.

 今回は、レベラーのGMで、2022年8月7日に行った、ソードワールド2.5のTRPGセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
・ユースティアナ=マッケンジー

 空音さんが使用。
 17才女性の、人間戦士。
 技能は、ファイター(戦士)レベル9、セージ(知識人)4、エンハンサー(呼吸で自己強化)5、ソーサラー(攻撃魔法)2、コンジャラー(支援魔法)3。
 伝説の海賊王の子孫であり、ノーブル(貴族)の一般技能も持つ。
 
・ライラルサリア=アーチェンラルド
 ODAさんが使用。
 280才女性の、エルフ神官。
 技能は、プリースト(神官・知識の神)7、レンジャー(野外活動)5、セージ5、ソーサラー3。
 長年、役所で勤めていたが、イルカに乗ったプルーニャに誘われて、冒険に出た。役所時代に使っていた魔法パソコンが、実はすごい性能のモノだと分かる。
・プルーニャ=クロスタータ
 謎人さんが使用。
 17才女性の、エルフ格闘家。
 グラップラー(格闘家)8、プリースト(炎の神)5、スカウト(盗賊技能)7、エンハンサー5、セージ1。
 海エルフの部族を統一して王となるべく、イルカに乗って出発した。
 ただし、ライダー(乗り手)技能を持っていないので、冒険中にイルカは使えない。

●セッションの流れ
 海賊王の伝説と、エルフ諸島の独立をめぐる冒険の、5回目!

 ユースティアナ、ライラルサリア(以下ライラ)、プルーニャの3人は、NPCの仲間を引き連れて、ウルトラ巨大ミラージ共和国連邦の首都パラノマに到着。

 パラノマでは、蛮族海軍司令官バルボスを封印する魔法が、解けつつありました。パラノマの人々は、周囲を凍らせる迷惑な魔法の氷の中に、バルボスが封印されていると知らなかったのです。
 さらに、パラノマの宮殿とバルボスを巻き込んだ、奈落の魔域(自然発生する、何でもありのダンジョン)が発生してしまっています!
 
国の中心で大事件で起こった大事件を解決するため、ウルトラミラージ共和国は「魔域を攻略し、バルボスを倒した冒険者に、出来る範囲で何でも願いを叶える」とお触れを出します。
 もちろん、ユースティアナ、プルーニャ、ライラは、魔域に突入します。
 バルボスはユースティアナの祖先ノレフィの宿敵!
 さらに、依頼を達成すれば、プルーニャが国王となったエルフの諸島の独立を認めさせることが出来るかもしれません!

 魔域に入ったユースティアナ、プルーニャ、ライラは、別々の場所にいました。そう、魔域の中では、何が起こるか分からないのです!

 まずは、ユースティアナのシーン!
 ユースティアナは、パラノマにある実家の前にいました。
 
魔域の中は海になっており、小さな島の上に、ユースティアナの実家だけが建っています。
 そして、ユースティアナの祖先、海賊王ノレフィと思われる人物が、ユースティアナを、船の上に誘います。
 
ユースティアナに魔剣を部屋の外の台座に刺すよう言った後、ノレフィは、自らの剣も台座に刺して、船長室の機械に目的地を入力します。
 ユースティアナに会いたい人物がいるとのこと。
 しかし! これは罠でした!
 ノレフィと思われる人物の正体は、姿を変えたデーモン!!
 魔剣を持っていないユースティアナに襲い掛かります!
 しかし!
 ユースティアナは、冷静に、戦闘準備で魔剣の特殊能力を使う!
 
魔剣がユースティアナの手元にテレポートしてきます!
 魔剣さえあればユースティアナの方が有利!
 変身するデーモンを、巨大剣ドラゴンスレイヤーに宿った魔剣で、両断しました!

 ユースティアナは、デーモンの持っていた剣を手に入れます。
 (実はここで船内を探索すると鎧の防御点を+1するアイテムが見つかりました!)
 デーモンを倒した後も、船は自動操縦で、目的地に向かい続けます。

 次はプルーニャのシーン!
 プルーニャは、城の門だけがある孤島にいました。
 門は、物理でも魔法でも開きそうにありません。
 しかし、表面に次の文章が書かれていました。
「職業を述べよ。影に閉ざされた扉を開け
 close in Kg」
 文章の上下には、4文字が入る四角い枠が4つ。

 プルーニャは、扉を調べて「アルファベットが、扉から外れて、四角い枠にはまりそうだ」と気づきます。
 そして、しばらく考えた末、パズルの答えを導き出しました!
 職業は「King」。プルーニャは、エルフ諸島の王を目指して旅立ったからです。
 
そして、4文字が入る下の枠には「opeN」。
 
cとlを合わせて180度回転させてpを作り、角ばったsの字を90度回転させてNにしたのです。
 プルーニャがパズルを解いたので、扉が開きます!
 扉の向こうには、死神のような形の影と、影に倒された戦士と、倒されつつある戦士の姿が。
 ユースティアナやライラと分断されているため、影の正体が分からないまま戦いが始まります!
 この敵は、回避力が高い! (戦士相手のみ)攻撃力も高い!
 プルーニャは、6、6の出目の自動成功で、攻撃を当てます!
 しかし! 敵の防御点が高すぎて、ダメージが通らない!
 倒されそうな戦士の「そいつは、戦士や格闘家では倒せない」という言葉を聞き、プルーニャは、魔法攻撃に切り替えます!
 一撃で、敵を重症に追い込みます
が、1ラウンド足りず、敵の攻撃で気絶してしまいます!
 
 大ピンチのところに、ユースティアナが乗る自動操縦船が通りかかりました!
 ユースティアナは、強敵の影の正体・弱点を見破ります!

 「戦士殺しの影」という、物理攻撃には強い反面、魔法攻撃が弱点の魔法生物です。
 ユースティアナは、ソーサラー攻撃魔法で、プルーニャが重症にした影にトドメを刺しました!
 その後、影に倒された戦士たちやプルーニャを介抱して、共に、自動操縦の船に乗ります。
 
 最後は、ライラのシーン!
 ライラは、幼い頃に迷い込んだ迷宮と、同じ所にいました。
 280才のライラですが、幼い頃の記憶を呼び起こすことに成功! 
 
記憶を頼りに、無傷で、迷宮の出口付近までたどり着けました。
 しかし!
 迷宮の出口付近に、戦士型の影の姿が!
 ライラは、影の正体が「魔道士殺しの影」だと見抜きます。
 魔法攻撃がほぼ効かない、厄介な敵です。
 ライラは、「ロ」の字型の廊下を、全力疾走!!
 10秒で60mを走って、(敏捷判定に成功して)「魔道士殺しの影」から逃げ切ります!

 280才のライラですが、エルフなので、俊敏なのです!
 迷宮の外は海で、ユースティアナとプルーニャを乗せた自動操縦船が目の前を通ってゆきます。
 もちろん、ライラも船に乗って、共に目的地に行きます!

 どうやら、船の目的地は、凍り付いた宮殿のようです。
 ノレフィに変装していたデーモンの話からして、ユースティアナに会いたい相手というのは、復活しつつあるバルボスのようです。
 宮殿に向かう途中、とある建物から、助けを求める声が!
 ユースティアナの記憶によって、その建物は、首都パラノマを守る「守りの剣」が安置されている施設だと分かります。子供のころ、ユースティアナはここで「守りの剣」に触ったことがあります。そう言えば、変身デーモンから手に入れた剣が、その時の剣に似ている気がします。
 ここで、改めてライラが、ユースティアナがデーモンから手に入れた剣を見ます。ライラは、その件が「守りの剣」であると見抜きました。
 
その「守りの剣」を安置する重要施設が、「魔道士殺しの影」「戦士殺しの影」2体ずつに、襲われているようです。助けを求められていますし、放ってはおけません!
 厄介な影たちとの戦いです!
 まず、プルーニャが、敏捷力を上げる指輪を消費して先手を取ります!
 
そして、先手を取ったことにより、プルーニャの1ラウンド目の行動回数が増える! 
 勢いのまま「魔術師殺しの影」2体を、1ラウンドで全滅させます!
 
反撃で「戦士殺しの影」2体が、プルーニャを攻撃!
 サイコロの期待値では、プルーニャは、倒されてしまいます!
 しかし! プルーニャは、出目6,6の自動成功で、影の攻撃を回避!
 同じ敵に、2度、気絶させられることあはりません!
 「戦士殺しの影」は、ライラが、レベル8の強力攻撃魔法で倒しました!

 
 ユースティアナ、ライラ、プルーニャは、建物の中に入り、中の人から事情を聴きます。
 どうやら、さっきの変身デーモンが、ここから「守りの剣」を盗んでいたようです。
 もちろん、ユースティアナは「守りの剣」を返却します。
 数時間かけて儀式をすれば、首都パラノマにいる蛮族(人型モンスター)やアンデッドは、動けなくなります。
 しかし、その前に、宮殿にいるバルボスの封印が完全に解けてしまう!
 儀式が終わるのを待ってバルボスを倒しに行くことは出来ません。
 「守りの剣」の安置所から宮殿に続く秘密の通路を通って、ユースティアナ、プルーニャ、ライラは、宿敵バルボスの元に向かいます!

 バルボスは、氷の呪が完全に解けておらず、宮殿の奥にこもっていました。
 しかし、それでもレベル13、14相当で、厄介な能力を持ちす。
 ユースティアナが持つ魔剣の力で、バルボスの全能力(ダメージ、防御点、HP含む)が-3されていなければ、勝てるかどうかは分からないところです。
 バルボスは、自分と相討ちになり氷の呪をかけたノレフィの子孫がユースティアナだと看破。6つ首の影ハイドラの姿になって、襲い掛かります!!
 6つの首の内、本物は1つだけ。
 しかも、ラウンドごとに、本物の首の場所が変わります。 
 さらに! 偽物の首はどれだけ破壊しても、ラウンド終了時に再生します! 
 しかも! 偽物の首も普通に攻撃をしてくるので、攻撃回数は6回!
 どの首も「毎ラウンド、各PCから与えられた1回目のダメージを30点軽減する」能力まっで持っています!
 このような強敵、ですが――。
 まず、ライラが1ラウンド目の本物の首を見抜きます!
 次にプルーニャが先制をとり、本物の首に、行動回数が増えた4回攻撃!

 1回目の攻撃は、ダメージ30軽減で無効化されましたが、3回の攻撃は大ダメージを与えます!
 最後は、ライラが魔法を2回撃つ特技!
 1回目の攻撃魔法で、ダメージ30軽減を消費させて、2回目でトドメ!
 
キャンペーンのラスボスの第一形態を、わずか1ラウンドで倒してしまいます!! 
  
 3ラウンドの準備を経て、バルボスは、第2形態に!!
 その姿は、海賊王ノレフィそっくりに変身しています。
 能力も、毎ラウンド「魔道士殺しの影」か「戦士殺しの影」を1体作り出しながら、全体攻撃を行うというもの。
 その上、ダメージを受ける度に毒の血を吹き出し、生命力抵抗に失敗したPCにダメージを与えます。
 先ほど見たように「魔道士殺しの影」「戦士殺しの影」だけでも、プルーニャ、ユースティアナを倒すだけの攻撃力があります(一番命中率の高い戦士と魔法使いだけを狙うので、ユースティアナは狙われない)。後衛にいたとしても、1ラウンド消費して後衛にテレポートする能力を持つので、攻撃されてしまいます。

 これは、勝てないのでは?
 そう思いつつも、作戦を練るプルーニャ、ライラ、ユースティアナ!
 その結果、次のような作戦で動きます!
 3ラウンドの準備ターン!
 まず、ユースティアナの魔剣の力で魔物知識判定をやり直して、ライラがバルボスの弱点(刃に弱い)を発見! その後、ユースティアナは、2ラウンドかけて、自分の命中率と生命力抵抗を上げる!
 ライラは、2人から魔晶石(MPの代わりになる石)を受け取った後、2ラウンドをけて、ユースティアナとプルーニャの命中と生命力抵抗を上げる。
 プルーニャは、2ラウンドかけて、聖なる武器強化の魔法を自分とユースティアナにかけた後、荷物から器用度を強化する指輪を装備。
 
その後、戦闘開始!
 プルーニャが先制をとり、全員が後衛から始める!
 そのまま、プルーニャは後衛から、バルボスに2連続攻撃魔法!
 ライラも、より強力な攻撃魔法で、バルボスのHPを減らす!
 
ダメージをうけたバルボスから毒の血が飛ぶが、PCは全員、遠くの後衛にいるため、毒の血は届かない。
 その後、ユースティアナが、1人で前線に!
 魔剣化したドラゴンスレイヤーで、バルボスに、30点以上のダメージ!
 
毒の血で6点ダメージを受けてしまいますが、ユースティアナの最大HPは82なので、まだまだ大丈夫です!
 バルボスは、「魔道士殺し」を生み出した後、後衛まで届く毒のブレス範囲攻撃!!
 HPの高いユースティアナは毒攻撃に耐え、プルーニャとライラも、後衛にいるおかげもあり、それほどダメージを受けませんでした。
 「魔道士殺し」の影は、1ラウンドかけて後衛にテレポートしましたが、攻撃をする前に、プルーニャが一発で倒しました!
 影が死ぬとバルボスのHPが30減るので、大ダメージです!
 その後も、ユースティアナが「運命変転」能力でサイコロの出目を強化するなどして、毎ターン30~40点のダメージをバルボスに与えます!
 魔法で自身の生命抵抗力を上げているため、2ラウンド目以降は、毒の血のダメージもほとんど受けません。
 後ろにテレポートした「魔道士殺しの影」は、攻撃前に、安定してプルーニャが倒します!
 回復役のライラも、隙をみて、後ろから強力な攻撃魔法を撃ちます!
 
 こうして、4ラウンドの先手には、ユースティアナの魔剣が、240もあったバルボスのHPを削り切っていました!!
 最後まで、前線では、バルボスとユースティアナが1vs1でした!
 
バルボスを倒すと、その背後に、魔域の核が出てきました。
 それを破壊すると、魔域は消滅です!
 プルーニャは、魔域とバルボスを倒した褒美として、大ミラージ連邦に「エルフの諸島の独立と、平和条約」を認めさせました。
 
そして、まだまだ治まっていない、エルフの諸島を、改めて統一するために、旅にでました!
 こうして、海賊と大ミラージ連邦を相手にしたこのセッションは終了!

 GMの反省点としては「ここには書いていない変な小ネタを入れすぎ」「戦闘が「答えが分からなければ負けるが、分かれば楽勝」になりがち」等多くありました。
 ただ、セッションの以前の話と比べれば、各キャラに、見せ場があったような気もします。(いや、プレイヤーさんが楽しかったかは分かりませんが。)。
 後、NPCが活躍しすぎていたのも、少しは緩和されたかと思います。

 何はともあれ、キャンペーンは、無事大団円です!


◆海賊王セッション 4回目 S.W.2.5 22.6.26.

 今回は、レベラーのGMで、2022年6月26日に行った、ソードワールド2.5のTRPGセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
・ユースティアナ=マッケンジー

 空音さんが使用。
 17才女性の、人間戦士。
 技能は、ファイター(戦士)レベル7、セージ(知識人)4、エンハンサー(呼吸で自己強化)3、ソーサラー(攻撃魔法)2、コンジャラー(支援魔法)3。
 伝説の海賊王の子孫であり、ノーブル(貴族)の一般技能も持つ。
・ライラルサリア=アーチェンラルド
 ODAさんが使用。
 280才女性の、エルフ神官。
 技能は、プリースト(神官・知識の神)7、レンジャー(野外活動)5、セージ5、ソーサラー3。
 長年、役所で勤めていたが、イルカに乗ったプルーニャに誘われて、冒険に出た。役所時代に使っていた魔法パソコンが、実はすごい性能のモノだと分かる。
・プルーニャ=クロスタータ
 謎人さんが使用。
 17才女性の、エルフ格闘家。
 グラップラー(格闘家)7、プリースト(炎の神)5、スカウト(盗賊技能)5、エンハンサー3、セージ1。
 海エルフの部族を統一して王となるべく、イルカに乗って出発した。
 ただし、ライダー(乗り手)技能を持っていないので、冒険中にイルカは使えない。

●セッションの流れ
 海賊王の伝説と、エルフ諸島の独立をめぐる冒険の、4回目!

 ユースティアナ、ライラルサリア(以下ライラ)、プルーニャの3人は、空猿島に到着しました。NPCのフック女、ラカン、タルヒゲも一緒です。
 空猿島については、ユースティアナが良く知っていました。海賊王が蛮族の海軍司令官バルボスを封印した地ノレフィ島を監視しているのが、空猿島の人々です。
 島の名前は、海賊王ノレフィの部下、空猿から来ています。
 しかし、最近の空猿島は、色々大変です。3年前の蛮族の襲撃で人口が激減している上、海エルフの部族会議に出席した代表団全員が、人食いオーガと入れ替わられていた、という事件もありました。
 さらに、空猿島に近づく際、ライラが「オーガのように変身をする人影」を見かけています。遠くの鐘楼の上の人影なので、見間違いの可能性もありますが。

 警戒しながら、出迎えの島民達に、事情を話します。
 中でも、村長の祖母と孫は、非常に驚いた様子。
 オーガかどうか確かめるために、蛮族だけに効く魔法を使いたいところ。ですが、一般的に、その魔法をいきなり使うのは失礼なこととされています。
 色々あって、他の島民は島の各所に帰りました。
 そして、ライラが、村長と祖母ととりまきだけに蛮族だけに効く魔法を使います。
 全員が、オーガでした!
 雷を撃ち出す魔法で大ダメージを受けつつも、プルーニャの拳とライラの魔法、そして、ユースティアナのクリティカル斬撃で、敵を撃退します。
 こうなると、島民全員が、オーガに入れ替わらている可能性があります。
 疑いを確かめるため、ライラは、行商人の店の客に、いきなり蛮族にしか効かない魔法を撃つ!
 今回も、客全員が下級オーガでした。
 
下級なので、戦闘は省略して、倒します。
 しかし、このとき、下級オーガを倒したところを、鐘楼の上の人物(たぶんオーガ)に見られてしまったようです。
 鐘の音で仲間に何かを知らせていたようでしたが、ひとまず無視。

 プルーニャ、ユースティアナ、ライラは、海賊王の部下、空猿の家に行くことにします。
 途中で、3人の島民に化けていたオーガ(元々は、空猿の家の管理人に化けていた)を倒し、空猿の家に到着。
 プルーニャがピッキングで扉の鍵を開け、空猿の家の二階を捜査。
 不完全だと思われる、魔法陣を見つけます。
 島民(オーガ)は、空猿は空に飛び立ったまま行方不明だと言われていました。実際は、この不完全な魔法陣のせいで、飛行魔法が制御できずに、帰ってこられないのかもしれません。

 捜査をしている内に、鐘の音で招集されたオーガ達が空猿の家を襲撃してきました。
 特に強いのは、5人組のオーガ、オーガレンジャー!
 ライラが歌の魔法で、味方を全体強化!
 プルーニャがクリティカルで、オーガイエローを始め、何体かのオーガを倒します。
 
オーガレンジャー側も反撃!
 1ターン目に倒されたレッド以外の4人が、ユースティアナを集中攻撃!
 しかし!
 HPが高いユースティアナは、4人の攻撃を凌ぎます。
 次のターンのイエローとピンクの近接魔法攻撃でも、倒れません!
 そして、返す刀で、最後に残ったピンクにトドメ!
 
PC達は、オーガレンジャーを倒した勢いで、空猿の家を襲ったオーガを全滅させます。
 これで、島のオーガは全滅です。
 どうやら、3年前に蛮族の襲撃があった際に、本来の島民は全滅していたようです。代わりに、オーガが、食べた住民の姿に変身して、生活をしていたようです。

 オーガは全滅したのですが、空猿の魔法陣を修復する材料が足りません。
 さらに、死に際のオーガが「何か」を解放したようです。
 それらを調べるために、プルーニャが村長の家を家探し。
 魔法陣の材料と共に、手紙を発見しました。
手紙によると、オーガ達は、バルボスの後継者の海賊の一員であり、ノレフィ島に封印されているバルボスを復活させるつもりのようです。

 続いて、ライラ、ユースティアナ、プルーニャは、ノレフィ島を監視する 塔を捜索しました。その結果、地下室への秘密階段を発見!
 
さっき倒したオーガのリモコンによって地下牢から解放された、オーガバーサーカーと戦います。
 オーガバーサーカーは、レベル11。
 PC達は7レベルなので、4レベルも上のモンスターです。
 特殊な能力は無いのですが、攻撃が避けられなければ、倒れるまで殴られ続けます(ただし3回まで)。
 当然、命中率やダメージも、滅茶苦茶高い!
 その強敵オーガバーサーカーの攻撃を――プルーニャがカウンターでしのぐ!
 さらに! ユースティアナも、ファンブルを運命変転して回避!
 何と! 全員が、オーガバーサーカーの攻撃を、全回避して倒せました!
 プルーニャの命中率(回避率よりは上げやすい)を上げまくってカウンターに徹する戦術があったとはいえ、本当に、ビックリです!!
 
監視塔では、最後の魔法陣の材料も入手しました。
 これで、空猿の魔法陣を修復できます。

 空猿の家に戻って魔法陣を修復すると、空猿が、空を飛んで戻ってきました。予測通り、オーガによって魔法陣を不完全にされたため、飛行魔法を制御できなくなっていたようです。
 空猿は、ユースティアナにノレフィの魔剣の1つを託して、バルボスの復活阻止を頼んできます。 

 ユースティアナ、ライラ、プルーニャは、ノレフィ島に!
 しかし!
 ノレフィ島はもぬけの殻!
 
氷の中に封印されたバルボスも、蛮族の海賊団も、いませんでした。
 そう言えば、監視塔からノレフィ島(バルボスが氷で封印されている)を見たときも、不思議なことに、凍っているハズの島が、凍っていませんでした。
 プルーニャが見つけた手紙によると、蛮族の海賊団は、バルボスが入った氷の塊に重りをつけて、海底を引きずって運んで行ったようです。
 
運んで行く先は、ウルトラ巨大ミラージ連邦。
 連邦の人間を上手く利用して、バルボスの封印(人間でないと解けない)を解くつもりのようです。

 プルーニャ、ライラ、ユースティアナは、ミラージ連邦を目指して海犬島に引き返します。
 そこで、エルフ諸島を支配下に置こうとしていたミラージの手先、ミラージトルーパーを倒し(GMの設定ミスで、ものすごくグダグダになってしまいました……)ました。
 ミラージトルーパーの上官の話では「ミラージの首都に、バルボスが入った氷が投げ込まれた。バルボスの呪の巻き添えでミラージの首都が凍り付きつつあるので、それを阻止するため、ミラージの人間が封印を解こうとしている」ということのようです。
 これが分かったところで、今回のセッションは終了です!

 次回は最終回!
 ウルトラ巨大ミラージ共和国連邦の首都で、復活させられつつある、バルボスを倒します!


◆ファンデルヴァーの失われた鉱山 3回目 D&D 22.6.11.

  今回は、ODAさんのGMで、2022年5月14日に行った、D&DのTRPGセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
・サミオル

 Gonさんが使用。
 ハイ・エルフのウィザード。
 キノコや草の煙を吸引する癖がある。
 普段はボーっとしているが、ケンカを吹っ掛けてきた相手は全力で潰す。
・トビー・ハードウッド
 NiKeさんが使用。
 ハーフリングのローグ。男性!
・アルミ・アンバーリーチェアー
 palm‐12さんが使用。
 人間のクレリック。
 無鉄砲な楽天家で、聖遺物奪還のためなら、命がけの冒険も辞さない。
・エルシー・クピンガ
 謎人さんが使用。
 クピンガとは「アフリカ式投げナイフ」のこと。
 山ドワーフのファイター。元兵士で、口癖は「帰りたい」。
 敵には容赦ない。
・ライザ・カマヌンチャク
 レベラーが使用。
 丘ドワーフのモンク。
 秩序にして邪悪。2回目から加入。

●セッションの流れ
 古代の鉱山と魔法の鍛冶場をめぐる冒険の3回目!
 
前回、レベラーが抜けた後「悪の組織・赤印組」のアジトへの秘密通路(洞窟)を見つけたところからの続きです。

 PC一行(サミオル、トビー、アルミ、エルシー、ライザ)は、秘密通路である洞窟から、赤印組のアジトへ侵入!
 洞窟を入って少し行ったところには、大地の裂け目があり、2本の橋が架かっていました。
 ローグであるトビーが橋を調べます。
 その結果、2つの内、一方は「よほど体重が軽いヒトでない限り、渡ると、橋が崩れ落ちる」ことが判明。
 調べずに渡っていたら、1/2の確率で、大地の裂け目の底に落ちる羽目になっていました!

 一行が、安全な方の橋を渡ろうとしたとき、アルミが、岩壁に張り付いた一つ目の化物を発見します!
 
どう対処するかをPC同士で議論した結果「ひとまず」肉をあげて手名付けることに。
 肉をもらった一つ目怪物は、以下の情報を教えてくれます。

  • 赤印組のボスはガラス杖というあだ名の人間である。

  • 黒蜘蛛と呼ばれる存在が、ファンダリンの町から冒険者を追い払うために、ガラス杖に命令して赤印組を作らせた。

  • 黒蜘蛛は、赤印組を強化するため、バグベア3体を派遣した。

  • バグベアたちは、西の部屋にいる。

  • 東には、スケルトン(動くガイコツ)が見張りをする牢獄がある。

 前回のボス、バグベアが3体もいる!
 おそらく魔法使いであるガラス杖と、バグベア3体を同時に倒すのは困難です。
 と言うわけで、一行は、バグベアを各個撃破すべく、西の部屋に。
 トビーが、階段や扉を調べたり聞き耳したりしつつ進み、ついに、中からゴブリン語らしき叫びのする部屋を見つけました。
 (もっとも、ゴブリン語が分かるのはサミオルのみ。
なので、ゴブリン語と断定はできませんでした。)

 部屋に跳びこんで、バグベア退治開始です!
 イニシアチブのダイス目は上々!
 PC全員が、バグベアより速く動けました!
 まずは、サミオルとアルミが攻撃魔法!
 ライザがトドメを刺して、1体減らします。
 しかし、バグベアの反撃で、ライザのHPが一気に半分以下に!
 エルシーが囮になってくれたり、アルミが回復魔法を撃ってくれたりしなければ、ライザは次のターンに倒れていたところでした。
 
HP回復後も、ライザは3回連続で攻撃を外すという、不調ぶり!
 一方で、トビーは味方との連携による急所攻撃で、バグベアに14点もの大ダメージを与えます!
 そして、サミオルが、火の攻撃魔法で、2体目のバグベアを撃破!
 エルシーの近接攻撃もあり、3体目のバグベアも、敗北します。

 アルミが、再びHP半分になったライザを治療している間に、サミオルが、バグベアの部下(?)のゴブリンを尋問します。
 分かったことは、以下の通り。

  • 北側の洞窟の行き止まりに、ボスの部屋への隠し通路があるらしい。

  • 牢屋を守るスケルトンは、赤印組の制服を着ていれば襲ってこない。

 ゴブリンの情報をもとに、隠し通路から、赤印組のボス・ガラス杖の部屋を目指すことに!
 ゴブリンが言っていた場所で、アルミとサミオルが、隠し通路の入口を発見します。
 トビーが聞き耳をした結果、ガラス杖の部屋の中では「少なくとも、生物が大きな動きをしている気配はない」らしいことが分かります。
 
ガラス杖がいるかどうかは不明ですが、いざ突入!
 
 結論から言うと、ガラス杖はいました。
 しかし、うかつにも、トレードマークのガラス製の杖を横に置いていたので、それを素早くパクられて、魔法が使えなくなってしまいます。
 戦闘なしで、赤印組のボスを捕獲しました!

 後は、残党を倒して、牢屋に捕まっている人々を助けるだけ!
 ここで、レベラーは、時間切れになり、帰宅します。

 後から、謎人さんにお教えいただいた話によると、以下のような流れになったそうです。
 
 敵の残党は、普通に倒せたので、その後に、スケルトンが守る牢獄へ!
 情報通り、赤印組の服を着ると、スケルトンは襲ってこなくなります。
 それを、アルミが片っ端から粉砕!
 しかし、どうやら、普通の人間の看守もいたようです。
 彼らは、トビーをタコ殴りにします!(たぶん、ローグなので、先に偵察を死に言ったところを、襲われたものと思われます。)
 その後の戦闘では、エルシーが壁になることで、看守を各個撃破することに成功します!

 牢屋に捕まっていたのは、奴隷として売られそうになっていた一家。
 一家は、助けてもらったお礼にPC達に情報をくれます。
 どこかの滅んだ町に、家宝の首飾りが眠っているとのこと。
 後のセッションで、訪れることになるかもしれませんね。

 その後、赤印組の戦闘員が3人現れたようですが「今までと同じ戦闘が繰り返されるだけ」ということで、省略されました。

 これで一件落着! ファンダリンの町に撤収!
 ――かと思いきや、PC達は、ここで、洞窟の入口にいた、一つ目の化け物のことを思い出します。
 肉と交換で情報をくれた相手ですが、町の近くに、一応ヒトも食べる化け物がいるのは、よろしくない。
 というわけで、ゴブリンとバグベアの死体をプレゼントして、一つ目の化け物が死体に注意を向けた瞬間に、不意打ち! 
 
しかし! 最初の攻撃では、倒しきれず!
 化け物は、反撃で、トビーに腐食の視線を向けてきますが、トビーは、これに耐えます。さらに、反撃がクリティカルして大ダメージ。残りHPをライザ(レベラーが帰った後も、謎人さんが操作してくれていた)が削りきります。
 
これで、アジトに巣くっていた悪は、一掃できました。
 
後は町に帰るだけです。
 しかし、帰りに、橋の下の地割れを調べてみると、赤印組に殺された犠牲者の死体が沢山!
 これは放っておけません! ということで、埋葬をするために、地割れの底に降りて死体を回収します。
 死体回収の過程で、同じく地割れに埋まっていた魔法剣をゲット!
 これは、戦士であるエルシーが、人助けに役立てるため使うことに!
 
 
こうして、PC達一行は、赤印組を壊滅させ、犠牲者の死体も埋葬することが出来ました。活躍した一行に、色々な組織からスカウトが来ますが、一旦保留にして、改めて、他のクエストをこなしつつ、本来の依頼人であるグンドレンを探すことにします!

 はたして、一行は、グンドレンを救出して、伝説のファンデルバーの失われた鉱山にたどり着くことが出来るのでしょうか!?


◆ロッカー クトゥルフ神話 22.5.15.

 今回は、謎人さんGMで、2022年5月15日に行った、クトゥルフ神話TRPGのセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。
 今回のセッションは、特に「解決方法」が大事な有名シナリオを行っています!
 
有名シナリオ「クトゥルフ神話TRPGおすすめシナリオ10選」をする予定の方は見ない方が良いです!!

●プレイヤーキャラクター
・西本啓至(にしもとけいじ)

 空音さんが使用。
 28歳の理系の大学院生。
 恩師である教授が死亡したため、研究室が閉鎖になり、今年度中に博士になって院を出なければならなくなった。
 承認欲求が強い。
・鈴木隆憲(すずきたかのり)
 ODAさんが使用。
 超心理学者を目指す15歳の高校生。
 精神分析も使える。
・毛利論(もうりろん)
 レベラーが使用。
 探偵志望の17歳女子高生。
 格闘性能も高い。
 前回の冒険の後遺症で「眼鏡をかけた小学生の悪霊にとり憑かれている」
と思い込んでいる。

●セッションの流れ
 西本、鈴木、毛利の3人は、突如、ロッカーが5つある部屋にテレポートしてしまいます。
  
突然のテレポートは、奇妙な動物園の事件以来、2回目です。
 ロッカー以外何もない部屋で「動物園から脱出した君たちに興味がわいた」という声が心に響きます。
 その声で、毛利は、狂気がフラッシュバック!
 「メガネの小学生の姿をした悪霊が、私達を殺人事件に巻き込もうとしている!」とわめきだします。

 毛利をなだめたのは、4人目の人物、野見山ゆうすけ(NPC)です。
 毛利が鍵がかかったロッカーを殴って、ダメージ反射を受けている間に、鈴木が、ロッカーの様子を調べて「破壊などは不可能な、超常的なロッカー」であることに気づきます(判定でエクストリーム成功!)。
 鈴木は、ロッカーの扉に開いた隙間から、中を覗きます。
 
分かったのは、以下のこと。

  • 一番右のロッカー     :中に貼り紙があるようだ。

  • 右から2つ目3つ目のロッカー:空っぽのようだ。

  • 右から4つ目のロッカー    :ミイラになった死体が!

  • 一番左の大きなロッカー  :鍋とか本とかが見える。他にも色々。

 4つ目のロッカーのミイラは、恐ろしい状態になっていました。
 死体は鎖でつながれ、ロッカーの壁には「出して」「許さない」という言葉が爪で彫られています。
 鈴木は、恐怖に耐えて、他のメンバーに中を見ないよう言います。
 好奇心の強い西本は見ましたが、何とか、恐怖に耐えられました。

 脱出のヒントを探そうと、とりあえず、唯一鍵がかかっていない大きなロッカーを開けます。
 
大きなロッカーの中身は、熱い鍋と絵本と温度計と「67」と書かれた熱々カイロ、そして、他色々なアイテムが。
 
 まずは、絵本を調べてみます。
 イソップ童話の絵本らしく「ライオンと猪が泉で水を飲む順番をめぐって争い、殺し合いになるところに――」というところで、最後のページが破らられています。
 鈴木と西本がINT(知力)判定に成功して、内容を思い出します。
 (NPCゆうすけが先生だったので、その知識も助けになりました。)
「殺し合い寸前だったライオンと猪は、殺し合いで死んだ方を食べようとハゲワシが来ているのを見て、我に返ります。こんなことで殺し合いをしては無益だと悟り、お互い譲り合って泉を使った」ということです。
 間違った時の、PC達の運命を暗示しているようで恐ろしい絵本です!

 鈴木、西本、毛利は、ロッカーの中のものの調査を続けます。
 そんな中、ロッカーの壁に「全てのものを解き放つこと」というような内容の文章を見つけます(なお、これは誤読で、後で鈴木が見直したら「全てのモノを出して、扉を閉めること」という文章でした)。

 他に手段も思いつかないので、全てのアイテムをロッカーから出すPC達。
 すると、一番大きなロッカーが閉まり、代わりに、今まで開かなかった、一番右のロッカーが開きます!
 
ロッカーの中には、先ほど鈴木が見たように貼り紙が。
 紙には「一度に開くのは1つ」と書かれており、それとは別にロッカーの中に「100」という数字が。

 ここで、毛利が閃きます!
 温度計でアイテムの温度を調べて、100度である土鍋をロッカーに入れます。すると、一番右のロッカーが閉まり、代わりに2番目のロッカーが開きます!
 「攻略方法が分かった!」と思った毛利は、同じように「ロッカー内に書いてある数字と同じ温度のアイテムをロッカーに入れていく」という方法で、ロッカーを攻略していきます。
 3つ目を攻略したことで、まだ開きませんが、外への出入り口と思しきドアが出現します。
 そして、最後に開いたのは「ミイラが入ったロッカー」。
 これは、鈴木と西本が、他の2人の正気度を減らさないように、2人だけで対処します。
 
ミイラ入りロッカーの扉に書かれていた数字は36。
 室内で用意できる、36度のものは「人間」だけです。
 毛利が、物を温めようとしますが、不思議な力で、温めることが出来ません。
 鈴木が「2つの温度の合計が36度になるアイテム」を入れようとしますが、不思議な力で入れられません。
 ちょうどアイテムに「睡眠薬」があります。
 もしや、NPCのゆうすけを眠らせて、ロッカーに入れなければならない?
 しかし!
 「ロッカーが一度閉まったら、少なくとも中の者が活きている間は絶対に開かない」というテレパシーが。
 つまり、ロッカーに入ったゆうすけは、あのミイラのような、無残な死体になるしかないのです!

 NPCを犠牲にするしかないのか?
 
PC達の考えも知らず、ゆうすけはリュックからチョコバーを取り出して「少し休まないか」と提案してきます。
 鈴木は、最後の望みとして、ゆうすけのリュックの中身を見せてもらうことに。何か、打開のカギは、無いのでしょうか?
 リュックの中身は、小学生用の絵本と九九練習用の数字マグネットです。
 
毛利が、6×6という文字のマグネットが貼りつけられたホワイトボード入れようと提案しますが、失敗。
 色々試した後、鈴木が「36」のマグネットが貼りつけられたホワイトボードを入れようとすると――見事に入りました!
 そして、出口の扉も開き、無事、脱出出来ました!

 
 結論から言うと、毛利の「ロッカーに書かれた数字と同じ体温のものを入れればよい」という推測は間違いでした。
 本当は「ロッカーの数字と同じ数字が書かれたアイテム」を入れなければならなかったのです。
 実は、100度の土鍋の底には「100」と書いてあり、67度のカイロにも67と書いてありました。他のアイテムも同様です。
 もしも、NPCを犠牲にしていれば、恐ろしい悪夢と遭遇することになっていたらしいです。


◆モニターの向こうには後編 ビギニングアイドル 22.5.15.

 今回は、空音さんGMで、2022年5月15日に行った、ビギニングアイドルのセッションについて! 5月5日に行ったセッションの続きです!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
・桃井神無(ももいかんな)

 ODAさんが使用。
 新アイドルユニット、揺らぐ桃色日和のセンター。
 何でも出来る天才で、目が合っただけの相手にも「縁が出来たな」と関係を結ぶことが出来る。しかし、密かに悩みを抱えている。牛乳が好き。
・ミ☆コスモ(ほしのこすも)
 謎人さんが使用。
 本名、小泉。
 136㎝の14才。気配りができる、ほのぼの系アイドル。
・エミリー・コロソフ
 レベラーが使用。
 体長190㎝以上の、超大型オレ様アイドル。

●セッションの流れ
 アイドルユニット桃色日和(桃井神無、ミ☆コスモ(ほしのこすも)、エミリー・コロソフ)は、ついにデビューコンサートの日を迎えます!

 コンサート前半は、無事に終えることが出来ましたが、よりプレッシャーがかかる、後半戦が残っています!

 後半戦の最初は、カヴァー曲の披露。
 リーダーの桃井と、エミリーが、無事に成功させます!

 歌の後のMCでは、エミリーが「お前もナマハゲにならないか」と言ってスベリます。
 しかし、桃井とコスモが煉獄さん(鬼滅の刃)と桃太郎の物まねをして場を盛り上げました!
 そして迎えた、最後の曲!
 桃井はメンタルが0になって心が折れかけますが、メンタルケアで踏みとどまる!
 さらに、必殺技ビギニングピカピカラヴを使って、観客のボルテージを116まで上げます!

 アンコールでは、全員が、お互いへの理解の絆を使って、相互に助け合います(シンフォニー)!
 エミリーが歌に失敗しかけましたが、桃井のフォロー(カバーポジション)のおかげで、事なきを得ます!

 残りメンタルは、桃井2、コスモ1、エミリー1!
 心が折れ掛ける寸前でしたが、何とかアンコールの歌を歌い切る!
 観客のボルテージが、さらに上がりました!

 新人アイドルとしては異例の大盛況となり、バラエティ番組にも取り上げられました!
 それを、配信者もしているコスモは視聴配信。エミリーは、着物姿で茶室の掛け軸型ディスプレイで視聴します。
 同じ頃、桃井は、屋上で大の字になって大空と一体化していました。
 そして、帰りに出会った、デビュー予定の後輩アイドル候補と肩がぶつかり――「これで、お前たちとも縁が出来た!」
 
 こんな感じで、アイドルユニット桃色日和の活動がはじまりました!


◆ファンデルヴァーの失われた鉱山 2回目 D&D 22.5.14. 

 今回は、ODAさんのGMで、2022年5月14日に行った、D&DのTRPGセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
・サミオル

 Gonさんが使用。
 ハイ・エルフのウィザード。
 キノコや草の煙を吸引する癖がある。
 普段はボーっとしているが、ケンカを吹っ掛けてきた相手は全力で潰す。
・トビー・ハードウッド
 NiKeさんが使用。
 ハーフリングのローグ。男性!
・アルミ・アンバーリーチェアー
 palm‐12さんが使用。
 人間のクレリック。
 無鉄砲な楽天家で、聖遺物奪還のためなら、命がけの冒険も辞さない。
・エルシー・クピンガ
 謎人さんが使用。
 クピンガとは「アフリカ式投げナイフ」のこと。
 山ドワーフのファイター。元兵士で、口癖は「帰りたい」。
 敵には容赦ない。
・ライザ・カマヌンチャク
 レベラーが使用。
 丘ドワーフのモンク。
 秩序にして邪悪。2回目(今回)から加入。

●セッションの流れ
 古代の鉱山と魔法の鍛冶場をめぐる冒険の2回目!
 (
レベラー自身は、1回目には不参加。)
 サミオル、トビー、アルミ、エルシーは、1回目のラストで、依頼人を誘拐したバグベア(強いゴブリン)を撃破!
 そして、今回の最初に、バグベアの部屋に捕まっていたライザを仲間にします。しかし、依頼人グンドレンも、その護衛シルダーも、見つかりません。
 そこで、前回、調査を後回しにした最後の部屋を調べることに!
 前回、捕虜のゴブリンから「その部屋にシルダーが捕まっている」という情報もあったらしいです。

 部屋に行くと、手前に5匹、奥の一段高い場所に1匹のゴブリンが!
 さらに、一段高い場所には、捕まっていたシルダーの姿が見えます!
 戦ってシルダーを奪還します!
 まず、サミオルが魔法で2匹のゴブリンを眠らせる!
 さらに、トビーとライザがダメージを与えます!
 エイミーがウォーハンマーでゴブリンを倒し、最後の1体をアルミが魔法(ガイデットボルト)で仕留める!
 HP1で助け出されたシルダーも、アルミの回復魔法で傷を癒され、死の危機から救われました。

 シルダーの話によると、古代鉱山と魔法の鍛冶場の場所を記した地図が、ゴブリン・ギザキバ族の城に持って行かれたそうです。
 その城の場所は、前回の冒険で、捕虜のゴブリンから聞いています。
 とは言え、いきなり城には行けないので、まずは、最初の依頼の目的地であり一番近い町、ファンダリンに行くことに。

 ファンダリンの町で、当初の荷物運びの依頼を達成した一行。
 さらに、バグベアのアジトで見つけた荷物を商館に届けて、追加のお金を得ます。
 しかし、宿屋の店主や店員によると、ファンダリンの町では、あちらこちらでトラブルが起こっているようです。

  • 幸運の社のシスターが旅から帰ったら、怪我をしていた。

  • トライボア街道のオーク山賊を討伐するため戦力募集中。

  • 赤印組のゴロツキが町を蹂躙。殺人事件を起こしている。

 その他「依頼人グンドレンの兄弟が、町の周辺で野営をしている」「エダーマスの果樹園の主は元冒険者」「ピップが、森で赤印組の秘密のトンネルを見かけて殺されそうになった」というような情報も。
 クレリック(神官)であるアルミの提案で、まずは、幸運の社のシスターに会いに行くことに。
 アルミは、怪我をしたシスターを魔法で癒した後、事情をたずねます。
 
シスターは、PC達が冒険者とみると、事情を話しつつ、ある依頼をしてきます。
 シスターの怪我は、アガサという名のバンシーとの交渉に行く旅の途中で負ったものとのこと。さらに、肝心のアガサにも、会えなかったそうです。
 シスターはPCに、交渉の続きをしてくれるよう頼みます。
 しかし、元々の依頼人グンドレンが行方不明の上、ファンダリンの町もトラブルだらけ。PC達は、一旦、答えを保留にします。
 次は、元冒険者の果樹園主エダーマスを訪ねようと、シスターの家を出たところで――赤印組のゴロツキが、因縁をつけてきます!
 戦闘開始!
 サミオルは、いきなり魔法クリティカル!
 エルシー、トビー、アルミ、ライザも猛攻でダメージを与えます!
 
劣勢になったゴロツキですが、根性のクリティカルで、ライザのHPを残り3に!
 本来なら、ゴロツキを捕虜にしたいところでしたが、その余裕がなくなりました!
 サミオルとトビーが、攻撃魔法と矢でゴロツキを全滅させました!

 ここまで来たところで、レベラーが時間切れ! 
 途中ですが、TRPGを抜けさせていただくことになりました!
 申し訳ありませんでしたが、楽しかったです!
 この続きは、おそらく、来月にすることになると思いますので、楽しみです!


◆奇妙な動物園 クトゥルフ神話 22.5.5.

 今回は、謎人さんGMで、2022年5月5日に行った、クトゥルフ神話TRPGのセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
・西本啓至(にしもとけいじ)

 空音さんが使用。
 28歳の理系の大学院生。
 恩師である教授が死亡したため、研究室が閉鎖になり、今年度中に博士になって院を出なければならなくなった。
 承認欲求が強い。
・鈴木隆憲(すずきたかのり)
 ODAさんが使用。
 超心理学者を目指す15歳の高校生。
 精神分析も使える。
・毛利論(もうりろん)
 レベラーが使用。
 探偵志望の17歳女子高生。
 格闘性能も高い。

●セッションの流れ
 西本、鈴木、毛利の3人は、突如、誰も客がいない動物園にテレポートしてしまう。
 
テレポート先の動物園は、誰もいないばかりでなく、闇に囲まれ、空には 太陽がない謎の空間だった。
 鈴木が、外の世界に連絡を取ろうとするが、スマホは通じなかった。

 しかも、近くの檻にいた人間くらいの大きさのコウモリが喋った!
「コウモリによると、この動物園は、長居すべき場所ではないらしい」
 とは言え、元の場所に戻ろうにも、動物園の外は闇ばかり。
 普通の手段では、出られないようだ。
 西本、鈴木、毛利は、急いで、動物園からの脱出方法を探すことに。

 動物園のマップを頼りに、一通り、檻の中を見てみることに。
 毛利が発狂して、鈴木の精神分析のお世話になったりしつつも、以下のことが分かる。

  • ここに迷い込んだ人間は、動物にされて檻に入れられてしまうらしい。

  • 猫は寝ています。

  • ミミズクはいいやつ。人間時代のことを少しは憶えている。

  • この動物園は「人の形をした、人ならざる者」が暇つぶしで作ったもの。

  • ヘビの檻には、メッチャコワイやつがいる(毛利が発狂)。

 一通り檻を見ただけでは、脱出方法は分からず。
 発狂した毛利を介抱するためにも、一旦、休憩室に行きます。

 休憩室には、ノートと謎の箱が。
 ノートは、この動物園を作った存在が使っていたもののようです。
 それを呼んだことで、以下のことが分かりました。

  • この動物園には、脱出できるように、あえて出口が作られている。

  • 脱出は難しいらしく、今まで脱出した人間はいない。

  • 動物園を作った存在は、マスターキーを失くしたらしい。

  • 動物園を作った存在は、動物園に飽きて、最近はほとんど来ない。

 また、休憩室の図書館には「動物の視野、色の見え方」等に関する本がありました。

 この辺りで、西本と毛利の身体に変化が!
 どうやら、少しずつ動物化しているようです!
 
やはり、この動物園に長居するのは、マズい!

 鈴木、西本、毛利の3人は、園内探索を続けます。
 猿の穴、猿の山、猿の海という謎の施設がありました。
 
それぞれの場所の入口には、見猿、言わ猿、聞か猿の像が。
 さらに、巨大なスフィンクスの像がありましたが、誰一人スフィンクスについて知らなかったため「変なマスティコアの像」としか分かりませんでした。
 
しかし、像に玉を入れるような凹みがあることは、分かりました。
 
 その後、正気度や感覚などの色々な犠牲を払いつつ、西本が黄色い玉を、鈴木が青い玉と赤い玉を、毛利が紅い玉を手に入れます。
 そんなことをしている内にも、西本と毛利の動物化は進行!
 
西本がチーターに、毛利がキツネになりつつあります。

 とりあえず、玉のどれかを、スフィンクス増にはめ込めば何かが起こるのでしょう。
 毛利の赤玉を犠牲にしつつ、鈴木が青玉をスフィンクスの像にはめ込むと、これが正解!
 
スフィンクスの像が動き出し、謎かけをしてきます。
 
しかし!
 スフィンクスの謎に答えるためには、四角いアイテムを2つ石板に嵌めないといけないのですが、それが無い!

 頭を悩ませた末に、休憩室にあった箱を破壊して、中身を確認する。
 箱の中には、檻の鍵と思しきものが!
 檻の錠を次々と開けて、中を調査
 寝ている猫の檻の中で、壊れた四角いアイテムを発見します。
 それを、赤い玉の不思議パワーで修復。
 あと一つの四角いアイテムがあれば、スフィンクスの謎に答えられます。
 探していないのは、恐ろしい存在がいる、蛇の檻の中のみ!
 戦闘覚悟で、檻の鍵を開けると、西本が持っていた黄色い玉が、不思議パワーでオソロシイ者を倒します。
 鈴木が、2つのアイテムに「太陽」と書き、それを石板にはめ込みます。
 それで、謎かけの答えは正解!
 3人と猫とコウモリとミミズクは、外の世界に脱出出来ました!
 
 
ネット上で大人気のシナリオだけあって、緊張感があり、なおかつ難易度も適切な良いシナリオでした!!


◆モニターの向こうには ビギニングアイドル 22.5.5.

 今回は、空音さんGMで、2022年5月5日に行った、ビギニングアイドルのセッションについて!

 なお、以下の文章には、シナリオのネタバレが含まれます。

●プレイヤーキャラクター
・桃井神無(ももいかんな)

 ODAさんが使用。
 新アイドルユニット、揺らぐ桃色日和のセンター。
 何でも出来る天才で、目が合っただけの相手にも「縁が出来たな」と関係を結ぶことが出来る。しかし、密かに悩みを抱えている。牛乳が好き。
・ミ☆コスモ(ほしのこすも)
 謎人さんが使用。
 本名、小泉。
 136㎝の14才。気配りができる、ほのぼの系アイドル。
・エミリー・コロソフ
 レベラーが使用。
 体長190㎝以上の、超大型オレ様アイドル。

●セッションの流れ
 桃井神無、ミ☆コスモ、エミリー・コロソフは、アイドルグループ”揺らぐ桃色日和”としてデビューすることに
なった。
 1か月後のデビューライブに向けて、仕事や休暇を頑張る3人。
 以下のような行為で絆を深めて、経験を積んでゆく。

  • エミリーと桃井が、宇宙人に出会ったと思ったが気が付いたらベッドにいた。

  • 桃井とコスモが「カブトムシ捕獲・耐久配信」を大成功させる。

  • コスモが美容院でイメチェンに成功(エミリーはナマハゲ風の髪型を勧めたが、それは不採用)。

  • 前の清掃に協力して、帰りに喫茶店でティーをいただく。桃井とコスモで「アイドルとはどうあるべきか」の議論に花が咲く。

 そんな中、コスモとエミリーは、桃井が悩んでいることに気づく。
 「憧れのアイドルのように、本当に絆を結べているのか」ということで悩んでいるらしい。
 コスモとの励ましで、元気を取り戻した桃井は、駆け出しスキル「ビギニング・ぴかぴか・ラヴ」を覚える。

 そして、いよいよ、デビューライブ当日!
 桃井の天才的なスキルもあり、前半戦は、無事に終わりました!

 しかし、ここで現実の時間切れ。
 ライブの後半は、別の日にすることになりました。
 果たして、桃井、コスモ、エミリーは、心が折れずにライブをやりとげ、ファンを獲得することが出来るでしょうか!?


◆The First Case ダブルクロス 22.4.24.

 今回は、ODAさんGMで、2022年4月24日に行った、ダブルクロスのセッションについて!

●プレイヤーキャラクター
・日百合魔梨(ひゆりまり)

 レベラーが使用。
 魔法少女ヒューリーマリーであると、周囲から勘違いされている、変な服を着た18歳。ゲーム開始時点では、まだオーヴァード(超人)ではない。
 フェリシアに好意を抱いている。
・川島あくあ
 空音さんが使用。
 17歳の女子高生で、UGN(正義の組織)のエージェント。
 コミュニケーションが苦手らしい。日百合に純愛を抱いている。
・勘解由小路・フェリシア・綾乃・(以下省略)
 謎人さんが使用。
 弱冠7才(27才)にして、UGNの支部長となった天才少女。
 あくあに執着心を抱いており、耳元で囁くことで、あくあの能力をパワーアップさせることが出来る。

●セッションの流れ
 
町に出没するジャーム(怪人)を退治するシナリオ。
 UGNの支部長フェリシアと、エージェントのあくあは、町に出没して人間を害するジャームを討伐することに。
 2人以外のエージェントは、支部の倉庫に眠っていた多数の拷問器具が付喪神化したのを鎮圧するのに忙しく、手を貸すことが出来ません。

 一方、日百合は、高校の先生から「最近、変質者が人を襲っているようなので、遅くなる前に帰りなさい」と言われて、家路を急ぎます。
 しかし! 警告は遅すぎたようです!
 通学路で、突然、日百合の周辺から、人の気配が消えます。
 その直後に、正体不明の人影が襲ってきました。
「真理を知りたくないか?」
 謎めいた言葉と共に、人影は右手で日百合の頭を掴みます。

 怪人の気配を察知して、あくあとフェリシアが来たときには、日百合1人が、通学路に倒れているだけでした。
 
そして、その後、日百合がウィルスに感染して、超人化していることが判明します。
 自分を襲った犯人を止めるために、日百合もUGNに協力することになりました。
 その後、日百合の戦闘訓練で、あくあが一撃で練習相手をノックアウトしたり
した後、まずは、怪人の情報を収集することになります。
 ウワサに敏感な日百合が、ストレングラーと呼ばれる怪人は、連続絞殺魔がウィルスで怪人化した者だという情報を得ました。
 その情報を基礎に、フェリシアは、警察のコネと自らの天才頭脳でストレングラーと日百合を襲った犯人は別であるらしいと推理し、そして、ストレングラーが次に出現しそうな場所をも突き止めました。

 フェリシア、あくあ、日百合は、ストレングラーが出現しそうな場所で、一般人(ストレングラーが襲いそうなキラキラした女子)に変装して待ちます。
 そして、ついに、ストレングラーが現れました!
 マンホールのスキマから、鞭状の腕を持つ正気を失った男が出現します!
 ボス戦開始です!

 ストレングラーの範囲攻撃で、2ターンで、あくあと日百合のHPが0に。
 2人は、人間性を犠牲にしたり、超人の能力を使ったりして攻撃を続けます。
 あくあの攻撃と、フェリシアの耳元囁き強化が効き、最後は、日百合がトドメを刺しました。

 こうして、町を徘徊する危険な絞殺怪人は、倒されました。
 町には、一応の平和が訪れます。
 しかし、日百合を襲った怪人--「真理が知りたくないか?」と意味深なことを言っていた奴--の正体は、まだ分かりません。
 彼女らの戦いは、始まったばかりなのです!

次の年度のTRPG日誌

以下:単語説明

  • TRPG(テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム。会話でドラクエをするような非電源ゲーム。外部リンク

  • セッション(みんなでTRPGのシナリオを遊ぶこと)

  • ゲームマスター(GM。TRPGセッションの進行役)

  • ダブルクロス(TRPGのルール。現代っぽい世界を舞台に、ウィルスによって超人化した主人公が、ウィルスの浸食が進んで人間でなくなった敵と戦う。外部リンク

  • ビギニングアイドル(TRPGのルール。新人アイドルになって、レッスンしたり、営業したり、悩んだりして、成長していく話。外部リンク)

  • ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D。TRPGの元祖。ファンタジー系。外部リンク