1130_わたしの欠片
【140字小説】
朝起きた瞬間から私の欠片が集まり始める。足元から1つずつ集まり、体が出来る。けれど心の欠片がなかなか揃わない。実は昨日の夜から右の2つの欠片が見当たらなかったりする。うーんと目を閉じ、ふと手元にある本を開く。じんわりと失っていた欠片が滲み出て、心が埋まる。ようやく私が出来上がる。
【140字小説】
朝起きた瞬間から私の欠片が集まり始める。足元から1つずつ集まり、体が出来る。けれど心の欠片がなかなか揃わない。実は昨日の夜から右の2つの欠片が見当たらなかったりする。うーんと目を閉じ、ふと手元にある本を開く。じんわりと失っていた欠片が滲み出て、心が埋まる。ようやく私が出来上がる。