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波乱万丈だった?初めての海外ひとり旅をふりかえる

はじめまして!
20代から約10年、ほぼ365日旅していた真矢まやです。
バックパッカー・旅行業を経て、現在はフリーでトラベルライターやSNS運用のお仕事をしています。

まずは、初Noteということで、私の旅の原点について。

今から20年程前のこと。初めての海外ひとり旅。
面白い人たちとの出会いから小旅行、テロ事件まで、2週間という短期間でしたが、今後の旅人生に影響を与える密度の濃い時間でした。


初海外は、カナダ・バンクーバー

これは私が大学時代のお話し。行き先は、カナダ・バンクーバー。目的は生きた英語を身に付けるための短期留学でした。

カナダの西側に位置するバンクーバーは、カナダ第三の都市でありながら、都市と自然が融合する美しい街。アジア系の人口率も高く、アジア人にとって馴染みやすいところでもあります。

語学学校は、その立地から南米からの留学生が多く、ラテン系の彼らはとても人なつっこくて、ベネズエラからのお姉さん、ブラジルからのおじさん、アルゼンチンからのお兄さんと仲良くなりました♪

型破りなブラジル人おじさん

なかでもミスタービーンに似たブラジル人のおじさんは、コミカルなのに勉強熱心で本当に面白かった。日本のことについて色々と聞いてくれたり「英語の勉強になるから話そう!」と、クラスメートをカフェや食事にも誘ってくれた。

特に印象に残っているのが、一緒にフードコートへお寿司を食べに行ったときのこと。おじさん、カップに入った、たーーーーっぷりのお醤油を

ぐびぐびと飲みほした(笑)

まだ海外で日本食がブームになる前のこと「それ飲み物じゃないから!」って必至に止めたのに「おいしいんだ」って言って聞かず…。お猪口サイズのカップになみなみと入ったお醤油を飲んでしまいました(苦笑)

そうかと思えば、彼は熱心なキリスト教徒で「キリストのストーリーを教えるから、日本の仏教のストーリーを聞かせてくれ」って、まじめに聞いてきたり。10代で、英語もまだまだな私はうまく答えらずに終わってしまったのだけど、もっと自国のことを知らなければ、という貴重なきっかけになりました。

2001年の留学中に起きた「9.11 アメリカ同時多発テロ」

イスラム過激派組織が、4機の飛行機を同時に乗っ取り、ビルに突っ込んだ前代未聞のテロ攻撃。私がこの事件を知ったのは、語学学校へ登校した朝のことでした。

ロビーのテレビに映る衝撃的な映像。いつもはボードゲームをしたり、お喋りをしたりで賑わっているロビーなのに、人々がみなテレビを見つめ、ただ事ではない雰囲気だった。

その日は授業の内容を変更し、先生がニューヨークのテロ事件のことや、アメリカとテロ組織との関係性や歴史を教えてくれた。(ただ英語ということもあり理解できたのは半分くらいだったように思う)。

カナダとは陸続きのアメリカ。バンクーバーからニューヨークはかなり距離があるのだけど、生徒のなかには、知り合いがニューヨークにいるという人もおり、日本にいたら遠くの出来事だったであろうことが、とても身近に感じられました。

事件が起きてすぐ、カナダを含めアメリカ大陸を往来する全ての飛行機は運行停止に。週末に日本に帰国する予定だった私は、無事に帰れるのかも分からない状況になってしまいました。

今ほどインターネットも発達しておらず、スマホのない時代。TVの英語は早口で難しく、ホームステイ先の新聞を必至に読んで情報収集。といっても私に出来ることは何もなく、様子を見ているしかなかったのだけど…。

ブラジル人のおじさんや先生たちは「飛行機が何日も運休になるなんてことはない」と励ましてくれましたが、はじめての海外、十代で経験の浅い私。飛行機が飛んで欲しい気持ちと、飛行機に乗るのが怖い気持ちがせめぎ合いました。(年を重ねた今なら、飛ばなければ待つだけと割り切れるのだけど。)

結局、数日後に飛行機は運行再開。セキュリティが強化され、数十分の遅れで出発。無事に日本に帰国できました。

カナダ・バンクーバーのおすすめ観光地

最後に、バンクーバー滞在中に印象に残った観光地を紹介します!
はじめての海外で、スーパーやショップでさえ私にとっては観光地的に楽しかったのだけど、なかでも強く覚えている場所です。

①キャピラノ吊り橋(キャピラノ渓谷)

キャピラノ吊り橋

長さ140メートル、高さ70メートルという絶景吊り橋。ゆらゆらと揺れる橋で少々スリルがあります(笑)

1889年頃の橋は、先住民と協力して建設されたもので、当初はロープと板の簡単なものだったのだとか。入口には先住民の彫刻・トーテムポールが飾られており、カナダにきた!って感じをひしひしと感じられます♪

本物のトーテムポールを見るのが初めてで、ワクワクした気持ちになりました。カナダの街でなく自然のなかで見られたのも雰囲気があり良かったです。

②バンクーバーからのデイトリップなら「ビクトリア」へ

フェアモント・エンプレスホテル(ビクトリア)

ビクトリアへは、語学学校の週末デイトリップで連れて行ってもらいました。こちらは日本人の友人たちと参加。うろ覚えだけど、学校からバスと船で数時間かけて行きました。

イギリス領時代の面影が残り、ヨーロッパ調の建物が多いビクトリア。公園が多く花々が咲き乱れ、とても美しい街だったのを覚えています。

何をしたとも覚えていないのですが、近代的なビルが立ち並ぶバンクーバーとは丸っきり違うヨーロッパ調の雰囲気に海外がはじめての私は感動。街を歩くだけで、心ときめいたのを覚えています♪

バンクーバーへ戻る船から見えたのは、たくさんの島々とオレンジ色に光る夕陽。海外で見る夕陽ってなんでか特別に見えちゃうから不思議です。

③バンクーバー郊外の川で、リバーラフティング

学校のイベントで、川下りにへ行くバスツアーにも参加しました。

川下りをする前に、ウェットスーツに着替えるんだけど、カナダ人のおばちゃんが大自然のなか、素っ裸になって着替えていたのが衝撃だった(笑)自然のなかで更衣室がなく、私は車のなかで着替えたような気がする。

カナダらしい高くそびえる木々や透き通った美しい川に触れられたのが、この時の一番の思い出。あと、メイプルツリーの説明も受けたような(うろ覚え)滝もあったような(うろ覚え)。川下りでは

back word !!  forward !!  後ろに!前に!

という声に合わせて、一生懸命に漕いだ。別のボートのドイツ人男性が大はしゃぎしていたのはよく覚えてる(笑)インストラクターが、ドイツ人はいつもこうって笑っていた。

自然のなかって楽しい。川下りは10代~20代の方におすすめのアクティビティです。

はじめての海外ひとり旅

そんな感じで、はじめての海外は色々ありましたが、トータルすれば楽しい思い出でいっぱいです。

ちょっとお店に入るだけでも、ドキドキ。まるで映画のなかにいるような、10代だった私の大冒険。

円安で海外への敷居は上がっているけれど、ぜひぜひ若いうちにたくさん旅に出て欲しいなぁと思います。

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