研究室での教育

学生は真面目に研究(実験)をやってくれます。

まともなデータを出されると感動して、完璧ですね、すばらしい、

などと褒めたりすると、良くないということが判明。

今後の方針などを提案すると

”いつまで実験やるんですか(実験は続くんですか)。?”と聞いてきた。いつまでって来年の3月までに決まっているではないか、と内心思う。

早く終わらせて国家試験勉強に集中したい、と言ってくる。

今は卒業研究期間なんだからちゃんとやってください、としか言いようがない。

確かに国家試験が心配なのはわかるがーー。

これまでの女子学生はこんなこと言ってこなかった。

女子学生は実験と国家試験勉強を両立できる能力が男子学生より上回っている、と考えられる。

ただ女子学生にも優秀だねと褒めたり、8割完成したね、などと言うと、やる気をますます出すわけではなくその反対ではないかという印象を受けた。

それも研究をしっかりやったところで将来の本業にそれほど役に立つものではないことを教員の私が薄々知っているからでもある。

実験で厳しく叱ったりしたらどうなるのかは未だ不明。やや厳しくしてもいいのかもしれない。

とにかく良いデータを出しても決して褒めないことにした。


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