069 何歳からでも留学は楽しい。上は60代までの日本人留学生がいた(韓国語学留学)
今回は、語学留学時代のクラスメイトの年齢について書いてみようと思う。
と言うのも、このnoteを見てくださる方の中には、シニアの年齢になって「韓国留学に興味があるけど、年齢的にどうなんだろう」って考えてる方もいるのかな…なんて気になったから。
私が韓国ソウルにある某大学の語学堂で韓国語を学んだのは2006年。当時私は高校を卒業したばかりの18歳だった。
2024年、18歳の倍の年齢になった今、「60歳ぐらいになったらまた韓国以外の国(ヨーロッパあたり)に1年ぐらい留学してみたいな」と思うように。
30代、40代や、シニアと呼ばれる年になってから留学を考える方も多いと思うんですよね。
という訳で、今回は年齢を重ねてからの語学留学について、当時私のクラスメイトだった20代~50代の方のことを思い出しながら書いてみよう。
語学留学中の生活について
語学留学中の生活についてはこちらのnoteをご覧ください。
■ 014 韓国語学留学中の生活はこんな感じ
日本から来た留学生の年齢分布(※私調べ)
今は分からないけど、2006年当時の語学堂は「入学可能年齢18歳から」としていたところがほとんどだったと思う。年齢の上限が設けられていたかどうか、18歳だった自分には無関係だったので全く覚えていない。
「正規課程」と呼ばれていた、約3ヶ月のコースを3回受講し、4月から12月まで語学堂で韓国語を学んだ。
3つのクラスに在籍した私の体感だと、年齢層の分布(日本から来た留学生に限る)は
10代 10%
20代 40%
30代 30%
40代 10%
50代 10%
60代 少数(5%に満たない)
こんな感じだと思う。ざっくりだけど。
10代(すなわち18歳 or 19歳)
当時の私のように、日本で高校を卒業してすぐ来ている18歳、19歳は少数でした。10〜15人程度のクラスに1人、多くて2人。
今のように韓国が若い女性に人気があった時代でなく、「韓国留学」と言えば大学留学ではなく語学留学がほとんどで、結果として私が辿った「語学留学から大学入学」っていうルートが稀だったのかも。今は多いはず。
20代(交換留学生、大卒後すぐ、退職など)
20代は大学に交換留学で来ている交換留学生が語学堂(その大学附属である)の授業も聞いているパターンがあるのと、大学卒業後に語学留学に来た22〜23歳の人、そして就職を経て語学留学に来た20代後半の元会社員、という人が結構いて、結果として20代の人数が多かった。
日本の大学在学中に就活が上手くいかず、好きだった韓国語を勉強しに来たというお姉さんと仲良くしてもらっていました。そのお姉さん以外にも同じような経緯で語学留学に来てる日本人女性はたくさんいた。
まだ大学生にもなっていない、もちろん社会で働いた経験もない18歳の私は、20代のお姉さんたちに色んな事を教えてもらいました。
今でも印象に残っているのは「日本で働いていた時と、韓国で勉強している今、どっちの方が楽しいですか?」と私が尋ねて、「絶対今だよ。仕事してた時毎日ただただ憂鬱だったもん。今何て楽しいだけ。最高!働くって大変だよ。今のうちにたくさん遊んどいたほうがいいよ」みたいなことを言われたこと。
そして仕事を辞めて韓国に来ていたお姉さんたちは、自分たちの留学の終わり際について「とりあえず貯金が続くまで」と口を揃えて言っていました。当時は「そっか、大変だな」ぐらいにしか思っていなかったけど、ミドサーOLになった今はその言葉の重みが分かる。これが仕事辞めて来た留学生のリアルだ。
30代(退職、駐在主婦さんなど)
30代は20代と同じく仕事を辞めて語学留学をした元会社員、旦那さんが韓国駐在になって語学堂に通い始めた主婦さんというパターンが多かった。
個人的な予想だけど、2006年から20年弱経った今、結婚する年齢も遅くなってきているはずなので、2006年に私の周りに多かった「韓国が好きで、日本での仕事を辞めたタイミングで1年ほど語学留学に来た20代の独身女性」のレンジが、20代と30代でほぼ同じぐらいになってるんじゃないかな。
40代(韓国ドラマ好きの主婦さんの単身留学)
40代主婦さんで、ずっと韓国ドラマが好きで、旦那さんに交渉を重ね3ヶ月だけ語学留学をしてもいいと言ってもらって語学堂に来ているって人もクラスメイトにいました。
50代(韓国料理とポシャギきっかけ)
50代で、韓国料理とポシャギが好きで、現地で習いたいから来たっていうお姉様もクラスメイトにいました。
10代、40代、50代は「いなくなはないけど少数派だね」って雰囲気。
60代(定年後に単身で渡韓)
60代のクラスメイト、私にはいなかったけど隣のクラスにはいました。日本で定年を過ぎ、奥さんを説得して単独で韓国に来たおじいさん。
直接お話しする機会はなかったけど、隣のクラスに友達がいて少しそのおじいさんの話を聞いたことがあります。
私の印象だと65歳を超えていて、本当にどこにでもいる普通のおじいさんだった。
「自分はみんなより歳をとってるから、倍勉強しなきゃ」と真面目に韓国語の勉強をしていると友達が言っていました。
テスト終わりにクラスで打ち上げをする文化があったのですが、おじいさんのクラスはおじいさんが支払いをしてくれてたとか(笑)
「退職金で投資をして、儲かったから」と奢ってくれたと友達から聞きました。太っ腹!
留学したければ何歳からでもしたらいい。私も60代でヨーロッパに留学したい
当時18歳だった私は、ただボケっーと「20代とか30代で仕事辞めてくるとか、40代、50代、60代で家族を説得して単身で留学に来るとか、みんなすごいなー攻めてるなー」って思ってた。
振り返って客観的に見ると、日本で高校を卒業したと同時にノープランで語学留学した自分もなかなか攻めてるんだけどね。
語学堂では色んな年齢の方と、クラスメートとして年齢差はあるものの同じポジションで接することができ、私にとっては財産になる貴重な経験をたくさんさせてもらった。
「18歳で、若い年で留学できてうらやましい。これから何でもできるね!」みたいなニュアンスのことを数えきれないぐらいたくさんの日本から来た先輩から言われた。本当にそうだと思う。
みんな帰国後のことを不安に思いながらも、今を目いっぱい楽しんで、韓国留学生活を満喫している姿を思い出します。みんな楽しそうだった。
そんな先輩たちの姿を間近で見ていたからこそ、自分もいつかシニアになって時間に余裕が出来たら次はヨーロッパあたりに留学したいな…なんて考えるようになったのかも。
なのでもし今このnoteを見て、年齢を理由に留学を迷っている方がいたら、人それぞれ事情はあるとは思うけれど、私は背中を押してみたいと思います。
使い古されたフレーズだけど、「人生は一度きり」なんで。
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