061 韓国の大学生は死ぬほど勉強して、思いっきり遊ぶ
私見ですが…
韓国の大学に正規留学した経験から、タイトルの通り、「韓国の大学生は死ぬほど勉強して、思いっきり遊ぶ」と思っている。ほぼ確信に近い。
(サムネイル画像は、私がテスト勉強で図書館に籠る時に必須で持ち込んでいたグッズたち。実際に図書館の自習ブースで撮影)
■競争が激しい韓国社会
韓国が超学歴社会ということは日本でもよく知られているだろう。
競争が激しい韓国社会では、少しでもいい大学に入るために子供だけでなく親も必死で受験をサポートする。
大学に入学してからも競争は続く。
就職活動では、大学での成績、取得した資格、課外活動が問われる。
高校生の間にはいい大学に入るため必死で受験勉強をして、
大学在学中はいい会社に入るために必死で良い成績を取って、語学などのスコアを集める。
ずーっと競争しっぱなしなのだ。
■学期中は死ぬほど勉強する
日本とは比べ物にならないくらい競争が激しい韓国社会。
私がいた大学は韓国でも名門と呼ばれていたこともあり、周りの韓国人の学生は本当に優秀で勤勉だった。
学期中は死ぬほど勉強する。
学校の図書館は24時間空いていて、図書館に住んでいる学生がたくさんいた。
↓↓図書館に住んでいる学生の話
うろ覚えだけど確か3回欠席するとF(落第)という暗黙のルールがあり、みんなちゃんと出席していた。(実は…途中で「Fでも仕方ない」とあきらめて、中間試験以降出席しなかった専攻の授業ひとつがなぜかCでパスできたことがあった。謎だ。これはたぶんものすごい例外)
↓↓一緒にカフェでテスト勉強をする友達。(自分の写真がなかった)
一番前の教授からよく見える席に座るために、みんなできるだけ早く教室に行っていた。
私は日本の大学の授業にもぐりこんだ経験があって、みんな後ろの席から順に座っていく風景が韓国と違いすぎて驚いた。
教授に顔を覚えてもらって、いい成績をもらったりあわゆくば何かしらの人脈に結び付けたい…と野心高い韓国の学生たちは思っていたに違いない。
私が通っていた大学の韓国人たちは、みんな優秀で勤勉で、野心を持っていた。
(私は引っ込み思案な日本人でなおかつ落ちこぼれていたので、後ろの席を好んだ)
予習復習、
膨大な量の課題、
中間試験、
期末試験…
韓国の大学生は学期中はめちゃくちゃ勉強していた。
で、期末試験が終わって夏休みor冬休みになると、その反動でめちゃくちゃ遊ぶ。
■休みはひたすら遊ぶ
韓国の大学のスケジュールはこんな感じ。
3月1日:前期スタート
6月後半ごろ:前期期末試験終了、夏休みスタート
9月1日:後期スタート
12月後半ごろ:後期期末試験終了、冬休みスタート
夏休みと冬休みはそれぞれ2ヵ月と少しある。80日ずつぐらいかな?この長い休みを利用して、学期中の鬱憤をはらすかのように遊んでいた。
名門に分類される大学にいたからか、学費が高い大学にいたからか、周りの韓国人はアルバイトをしていない子の方が多かった。学期中にアルバイトしている子は本当に少数で、長期休暇に家庭教師をしたりインターンをしたり…という程度だった。
夏休みと冬休みの長期休暇にすることと言えば、まずは海外旅行。ヨーロッパ周遊が人気だった。
アルバイトをしていないはずなのに、資金の出所が謎だと思ってた。
親がくれるんですよね。うらやましい。
私がいた大学に裕福な子が多かったのは間違いない。ただそれを除外しても、日本よりは大学生になっても親のすねをかじる人が多いです。
あとはひたすら飲んで、騒いでみたり、
アメリカドラマをひたすら一気見したり、
学期中に多忙でできなかった娯楽をむさぼる。
↓↓2年の夏休みに、学部の友達たちと1泊でソクチョの海に遊びに行った時。ピンクが私
■長期休暇にもスペック収集
かと言っても80日間ずっと遊んでいるわけではなく、スペック収集に奔走していた。
学生向けのシンポジウムに参加したり、
民間の語学学校で「夏休みTOEIC集中コース」みたいなのに登録して、外国語のスペックを高めたり、
プチ語学留学をしたり、
希望する業界でインターン経験を積んだり、
結局はいい会社に就職するためのスペック収集に長期休暇も奔走する…という人が多かった。
↓↓2年の夏休みに参加した、国際青少年キャンプ?みたいな名前のキャンプでの写真。
このキャンプでは約1週間色んな国の学生が集まって、交流を深めたりボランティアに参加したり、普段できないようなことが体験できた。
こういった類のキャンプへの参加も、韓国の学生にとっては一種のスペック収集。
ちなみに写真はピンクで塗りつぶしているのが私。参加していた大学生は約1/3が外国人、2/3が韓国人という割合だった。
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つくづく、韓国は本当に競争が激しい社会だ。
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