034 「韓国の大学を受験する」と決めるまでの葛藤
以前のnoteで書いた通り、私は高校卒業後にまず韓国へ語学留学をし、その途中で大学を受験して学部に入学した。
語学留学と比べ、大学入学は比べ物にならないぐらいハードルが高い。
語学留学をしていた時の私の年齢は18歳。日本に帰国して大学受験をするか、韓国で大学受験をするか、葛藤して出した答えは「韓国で大学受験」。
大学卒業から10年ほど経った。今でも私の経歴を人に話すと「よく韓国で大学に入ろうと思ったね。すごいね」という反応をされることがある。自分でもそう思う。笑
今回は、韓国での大学受験を選択するまでの葛藤について書き残してみよう。
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まずそれまでの私の経歴を整理すると、
・日本生まれ日本育ち、両親ともに日本人の「ただの日本人」
・韓国が好きになって韓国語を勉強し始めたのが中学3年生
・高校を卒業後、韓国ソウルへ語学留学
当初の予定は、3ヶ月の語学留学の後には、日本で大学受験をするつもりで渡韓。
ものすごく勉強ができたわけではないけど、成績はそこそこ。偏差値は60から65ぐらいの高校に通ってた。同級生は大学に進む子が大部分。私も大学には行きたかったし、行くものだと思ってた。
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外国人入試は一般入試より早く、夏にはもう終わっている大学もあった。早く決めて、書類や試験の準備に取り掛からなければならない状況。
気になっている大学のなかで一番遅い外国人入試のスケジュールでも、10月末までに書類一式を提出しなければならなかった。提出書類は日本の学校の卒業証明や、推薦書など入手に時間がかかるものが多い。
7月末をデッドラインに決めて、悩み続けた。
その結果…
「必ず韓国の大学に入る!」と思うまでの覚悟ができず、かと言えって日本に帰りたくもなかった。
そう、決められなかったのだ。
そして私は真ん中の選択肢を選んだ。
韓国の大学はある程度レベルの高い2つだけ受ける。合格したら入学して卒業まで頑張る。どちらも不合格だったら日本に帰って受験する。
逃げた答えだな。苦笑
「必ず韓国の大学に行きたい」と思っていたなら、滑り止めを含め3~4つ大学を受験したかもしれない。でもそこまでの覚悟がない。2校に絞って受験することにした。