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ミッコの入院備忘録 閑話2
母が入院してからのことを備忘録として綴っておく。
その①はこちら
母のミッコは72歳。
自身が経営するティールームで週4日働いている。娘の私はフリーランスのガーデナーで、お店との関わりは裏方作業中心。お店には月5日ほど立っている。
ミッコは20年ほど前に離婚していて、今は娘の私と会社員の私の夫の3人と保護猫3匹と暮らしている。車で2時間程のところに息子(私の弟)がいる。
入院のサポートの中の日常
冷蔵庫がやってくる。
冷蔵庫がやってくる日の前日、
「明日は9:00〜11:00の間でお届けに伺いますね」と、運送会社から丁寧な電話連絡があった。
当日、私はお店なので夫に立会いをお願いする。
運送屋さんを招き入れるのも憚られる物の多さ、雑多な感じ、良くないぞ!と、家の大掃除を決行。実際、救急隊員の方を家にあげるのも恥ずかしかった。
1日でこんなに進むもんかねというほど片付いた家を見て自画自賛する。
私がんばった!えらい!
ミッコも驚くに違いない。
こんな時ではあるが、新しい家具家電が家にやってくるのはウキウキしてしまう。
当日が楽しみだ。
冷蔵庫がやってきた。
旭川に久しぶりにまとまった雪が降った朝だったので、夫が除雪機を始動して除雪をしてくれていた。
丁度除雪が終わった頃、トラックが停まった。
え。はやくね?
まだ9:00前である。
なんとなくだけど、雪も降ったし、
私が出勤した後に来るのかなーなんて思っていたので焦る。
まだ化粧すらしてない。
予想外に冷蔵庫搬入に立ち会えてしまった。
やってきた冷蔵庫は思ったよりも大きくて
古い我が家のドアを通れるのかちょっとドキドキする。
いや、ちゃんと測って注文してるから通れるんだけど。
ゆっくりと丁寧に搬入されてくる冷蔵庫は、
やっぱり凄く大きく見えて設置をお願いした場所にちゃんと入るのか不安になる。
いや、ちゃんと測って注文してるから入るんだけども。
スッポリとオーダーしたかのようにぴったりと収まった冷蔵庫を見て、むふーとなる。
嬉しい。
これまで長いこと我が家を支えてくれた冷蔵庫に別れを告げる。
今までありがとう。
リサイクル料を支払い、
入れ替わりで引き取られていった。
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決め手は「親近感」
だってDCMとは石黒ホーマからの付き合いだもの。
10年の延長保証もつけた。
この冷蔵庫も大切に使おう。
そう強く思って、脱臭剤を注文した。
その時 銀子さんは
ちなみに、
今回もウチの銀子さんは
微動だにしない置き物と化していた。
運送屋さんが彼女が床に横たわっているのを見て「わっ!ビックリした!」って言ったのは、
多分こんな太った猫見たことがなかったからだと思う。