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月と少年

これは
不思議な不思議な「月の満ち欠け屋さん」のお話。

月は新月から満月へ。満月から新月へ満ち欠けを繰り返していますよね。
その
「満ち欠け」を毎晩大きな布をかぶせて行っているお仕事。

すごい仕事だよね~。

とっても難しいお仕事で
なかなかなれない仕事。

でも主人公ティモレオンは難しい試験に合格して
今満ち欠け屋さんを行っているおじいさんと交代することになった。

のだけど・・・

月に行くための大事な薬を落としてしまって・・・
さあ!大変!!

というお話。

今満ち欠け屋さんをしているおじいさんはかれこれ300年も働いているので
もうへとへと。
早く変わってあげたい。
自分が早くいかないと・・・
月が満ち欠けしなくなる。大変!!

色々な人に色々なアイディアをもらいながら
月に行こうとするティモレオン。

そのアイディアが面白かったり
自分ならどうするかな~と考えさせられたり。

でもね。
やっぱりこういう時って
「鶴の一声」
っていうモノがあるんだよね。

とっても小さな女の子のアイディアでめでたく月にたどり着くことができるんですね。

とっても小さくて
声も小さいけれど
聞き逃さなかったみんな。

きっと
雑音だらけなら聞こえなかったかもしれない。
な~に。こんな小娘が。とバカにしたら
間違いなく月には行けなかったんだろうと思う。

これって
自分も日常生活で行っていないだろうか。

大人の意見でも、子供の意見でも平等に聞いているだろうか。
先生の意見でも、後輩の意見でも聞けているだろうか。

忖度って言葉も流行ったけど(笑)

忖度って・・・
どうなんだろうね。
どうなんだろう。

それでいいのかな。

文化的に公にはならないところで
だけどきっとずっと昔からあるだろう

「忖度」という現実。

良い悪いではなく

「考えよう」ってことね。

どうなのかな?って。


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