おおきな木
村上春樹さんが訳したこの絵本。
世界的大ベストセラー絵本であり
英語版も読みやすいと小学生の英語の勉強かねて使っている方もいらっしゃるようですね。
何がいいって・・・
「ザ!!人間!!!」って思うところ。
人間ってさ。こんなもんなんだよ。
なんかさ。自分もそうだったな~って思う事。たくさんある。
小さな時は「木は友達」って言っていたけど
大きくなるにつれて「他の友達」だったり「恋人」だったりと居たくなるんだよね。
小さいときは「ママ大好き!」だったのに・・・
と嘆くお母さんの気持ちがわかります(笑)
でもそれが成長っていうのもわかります。
そして大きくなればなるほど。
年を取ればとるほど
「あれが欲しい」「これが欲しい」ってね。
あ~。ごめんなさい。って思うよね。
「恋人へのプレゼント」「洋服」「家」・・・
お金が欲しくなるよね。
自分で何とか出来ればいいんだけど・・・
この子はこの「木」に何とかしてもらうんだよね・・・
この「木」も嬉しそうに助けてあげるのも・・・なんとも切ない。
そうこうしているうちに
依存することの快感と依存されることへの快感・・・。
こういう事って・・・あるよね。
木なんてさ。最後は本当に切り株だけになってしまった。
ナンニモナイ。何もしてあげられない。
そんな状況でも「座ってもらえた」幸せ。
そして
座れる幸せ。
ワタシはどう生きていきたいのか・・・。
とっても考えさせられる絵本。
「ぼく」側になっていないかな。
「木」側になっていないかな。
さあ。どう生きたいかな?
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