偏愛のススメ
ANNE MAGAZINEの乙部アンです。
昨日は久しぶりに
長年お仕事をしている大好きなスタイリストさんとの打ち合わせでした。
と言っても実質の打ち合わせは最初の1時間ほどで、
あとの2時間はノンストップで近況やら
仕事に関しての真面目な話やら
自粛中に気づいたことの話やら。
でもそんな雑談から新しいアイデアが浮かんで
話はまたコンテ上に戻るという繰り返しを楽しんでいました。
近頃の引きこもり生活で
しばらく犬語と猫語しか話していなかった私は
徐々に社会復帰をはじめています(笑)。
大人のおしゃれは「いつも同じ」でいい
そこで話題に上がったのが、大人になってからのおしゃれの話。
私自身、この自粛中にクローゼットを見直した時に
同じようなアイテムばかり持っていることに気づいたのですが
他人には分からないような微差でも
それらは私にとってすべてお気に入りで
無理やり幅を持たせることは必要ないということ。
「いつも同じ」と揶揄されがちな大人のワードローブですが
実はそれでいいんだということ。
(「いつも同じ」を不満に感じるのなら、そのクローゼットに問題があります)
大人って本当は
あれこれいろんなものを着なくてもよくて
心から好きな服が集まった結果、
それが似たものだっていいということ。
実際に、ファッション誌を読む人なら誰もが知っているそのスタイリストさんは
いつも素敵にTシャツを着こなしていて
いつも同じだけれど同じじゃない。
スタイルは確立しているのにそれがマンネリじゃない。
「この人といえば、こんな着こなし!」というアイコンが
仕事のオファーにも、プライベートの交友関係の広さにも
如実に表れています。
ハメを外してもかっこいい理由
そして反対に
今までは「こうしなきゃいけない」と肩肘張っていたものがスッと楽になって
自分の中での思い込みやルールを外してもいいのだということ。
例えばヒールを履かなければ外に出られなかった二十歳ごろの私が
25歳を過ぎた頃、フラットシューズのヘルシーな美しさを許容し
30歳で膝を隠すスカートのエレガンスを知り
いつかのメイク講座をきっかけに
下まぶたにアイラインを引かない自分の方が好きになって
今では髪を巻かない日をあえてつくることが楽しみなように
大人になるって
好きなものがくっきりと輪郭を表してくるのと同時に、許容範囲が広がることでもある。
絶対揺るぎない自分が出来上がるのと同時に
自由な自分でいる時間が増えてくる。
軸ができるから、ちょっとハメを外しても「自分らしさ」は脅かされない。
大人のおしゃれはきっと、そんなアンビバレントな魅力の塊。
なんとなく「すべてが嫌いじゃない」人より
「これが好き!」という人の方が圧倒的にチャーミング。
そう、大人のおしゃれは“偏愛”ありきなのです。
偏りはゆたかさと可能性と希少価値の結晶。
その一見偏った世界の中であなただけが取れる最高のバランスこそが
きっとあなただけのおしゃれであり、個性であり、魅力なのだから。
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