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天使の話

11月って苦手みたいで、なんだか毎年弱ってる。
なにか変えたいな〜と悩み込んだり、寂しくなったり、辛い気持ちになったり、体調崩す時期。

今年はどうしても新しい職場がしんどくて、すぐ辞めちゃって、なんにもなくなって、血迷って、自分が切羽詰まるだけの事を押し進めて苦しくなって、逃げたいのに自業自得で、人にはあんまり言いたくなくて、結局どれが辛いのか分からなくなって毎日泣いてた。

大好きな友達に会っても、元気じゃない自分が大好きな人の時間を奪っちゃうのが苦しくて、人にも会えなくて、の繰り返し。

スピリチュアルとか宇宙の世界の話を聞くのは前から好きだったから、YouTubeで色々聴いて、とりあえず「今」を大事にして、やりたくなったことだけやろうって思ったら突然、近くの神社に行きたくなって夜1人で行ってきた。
小さい神社だから誰もいなくて、普段なら怖いとかめんどくさいとか思いそうなのにそんなこと考えもしなくて、ただご挨拶と普段のお礼を伝えて、「聴いてくれてありがとう」って唱えたらなんか気持ちが楽になったのね。
その後二日間、余計なことを考えなくなったから「あーお礼しなきゃな」ってまた思って、少しおしゃれして、少しだけお賽銭の額も増やして「ありがとうございます。幸せになりました。これからも導いてね」って唱えて帰ってたら天気が良くて気持ちよくて、このまま帰るのもったいなくて、近くの公園のベンチに座ってぼーっとしてた。
普段なら絶対こんなことしない。「家帰ってなんかドラマ観よ」って思ってる。でもなんか来たかった。

そしたらね、知らないおじいちゃんが近づいてきて「そこ座ってもいい?」って。
「いいよ。じゃあ私が奥に行くから隣には座ってていい?」って聞いたらいいみたいだったから、隣のベンチに移動してまたぼーっとしてたらおじいちゃんは焼酎飲み始めて、色々話しかけてくれたの。
全然違和感なく聞いてたんだけど途中でおじいちゃんも「あれ?オレなんであんたにこんな話してるんだろうな?」って少し戸惑ってた。
話の内容がね、面白いくらいに私が悩んでた事の応えだったの。全く関係ない話なのに、結論が全部そうなの。
私からは何にも言ってないから、本当に不思議だった。

やっと最後に、「ところであんた、なんでこんなところにいるんだ?」って聞いてきたから「わかんない。どうしたらいいかわかんなくて来た。仕事辞めてなんにもなくなっちゃって、1人でどう生きようかなって考えに来た。」って返したら「あんたは明るいよ。それ以外で何を悩む?何が不安だ?不安になる必要がない!明るい子なんだから!それにな、急に喋りはじめたのジジイの話を黙って聞けるなんて太っ腹だ!好きに生きな!なんだって悩みなんかじゃないんだよ。あんたは明るい子!それでいい!」だって。

なんか、すごかった。
明るくたってなんにもならないと思ってたけど充分だったんだね。そうだ。立派な財産だ。

初めて会った人なのに、安心できる大きな愛を感じたし、言葉に表せないくらい嬉しい幸せな気持ちになった。
どうしよう。どうしよう。ってばっかり思ってた自分に自信が持てた。不思議だね。

あれこれ考えず、思いついたその時その瞬間に気分のいい事を起こしていくと、こんなにいい出会いがあるんだなって思ったら、もう少し気楽に生きていけるかも。
だって私、明るいし。♬


【あなたちょっと心配しすぎよ】って、天使がおじいちゃんの体と声を使って伝えてくれたんだろうなあ

天使が味方についてくれてる。見守られてる。導きもあるってことを実感できる経験だった。
忘れたくないのに、元気になった時に忘れてそうだから、慌てて書き留めてみた。自分用だけど、もし苦しんでる誰かの目に留まって、ほんの少しでも元気でてくれたら嬉しいな。

生きてくのって苦しいけど、楽できる選択肢があるなら、とことん楽しちゃおうね。


あ、おじいちゃん。体と声貸してくれてありがとう。「オレの名前が知りたいの?次会った時な!」って粋な振られ方しちゃったから、また会えたらいいな。



「生きてくのに悩みなんか必要ない!」


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