シナトラ研究-16: 1951年から最期までシナトラのピアニストだったBill Miller氏が選ぶシナトラベスト8
シナトラは楽譜が読めなかったので、ピアニストのBill Millerに音取りを頼っていた。シナトラの親友だったTony O氏もシナトラの音楽にいちばん貢献した人はBill Millerだと2022年に出版した本の中で語っていた。MIllerが選ぶベスト8がシナトラ101 (著:Ed O'Brien) に上がっていた。
1. Only The Lonely●1958
Piano: Bill Miller
作曲: Jimmy van Heusen
作詞: Sammy Cahn
シナトラアルバム:1958 - Sinatra Sings Only the Lonely
アルバム編曲:ネルソン・リドル
2. I Get Along Without You Very Well●1940→1955→1970
作曲:Hoagy Carmichael
作詞:Jane Brown Thompson
シナトラアルバム:1955 - In the Wee Small Hours
アルバム編曲:ネルソン・リドル
3. I Hadn't Anyone Till You●1938→1962
1938年Tony Martin版がNo. 4とトミードーシー版がNo.10のチャート入り
現代のジャズ・スタンダード曲
以下の1962年アルバムに収録
作曲・作詞:Ray Noble
アルバム編曲:Don Costa
4. I Guess I'll Hang My Tears Out to Dry●1944→1946→1958❤️いい曲
上のビデオはストーダル編曲の1946年版。動画の解説には1958年版↓をおすすめとある。上のビデオでいいコメントを読んだ。
作曲:Jule Styne
作詞:Sammy Cahn
シナトラアルバム:1958 - Frank Sinatra Sings for Only the Lonely
アルバム編曲:ネルソンリドル
5. I've Got You under My Skin●1936→1956
作詞・作曲:コール・ポーター
For 1938 ミュージカル映画・Born to Dance
シナトラアルバム:1956 - Songs for Swingin' Lovers!
アルバム編曲:ネルソン・リドル
言わぬと知れたシナトラのスイング代表曲
6. The Lady Is a Tramp●1936→1956
言わぬと知れたシナトラのスイング代表曲 No. 2
作曲:Richard Rodgers
作詞:Lorenz Hart
For 1937ミュージカルBabes in Arms
シナトラアルバム: 1957 A Swingin' Affair
Millerのピアノで始まる
1957 映画 Pal Joey (シナトラ主演)劇中歌↓
7. Don'cha Go 'Way Mad●1936→1962
作曲:Illinois Jacquet and Jimmy Mundy
作詞:Al Stillman
シナトラアルバム:1962 Sinatra and Swingin' Brass (リプリーズ)
このアルバム全体、シナトラが肩の力を抜いてゆるく歌っている印象
アルバム編曲:Neal Hefti
ちょっと変わったメロディー。好きになるとしたら時間がかかりそう。
8. One for My Baby●1943→1947
作曲:Harold Arlen
作詞:Johnny Mercer
For movie musical The Sky's the Limit (1943) フレッドアステアが歌った
シナトラアルバム:
聴き比べが面白かった!!シナトラの代表的な酒場曲
In 1947 with Columbia Records↓
In 1954 for the film soundtrack album Young at Heart↓
In 1958 for Frank Sinatra Sings for Only the Lonely↓
In 1962 for Sinatra & Sextet: Live in Paris↓
In 1962 at Royal Festival Hall in London↓
In 1966 for Sinatra at the Sands↓
In 1993, for his Duets album ケニーGと↓