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ヴェルディ『ドン・カルロ』MET 2010


📸 Ken Howard

終了・METで8/30日8:30amから23時間配信、ヴェルディ『ドン・カルロ』伊語。1879年初演 
https://www.metopera.org/season/on-demand/opera/?upc=811357013984
Verdi’s Don Carlo
Starring Marina Poplavskaya, Anna Smirnova, Roberto Alagna, Simon Keenlyside, Ferruccio Furlanetto, and Eric Halfvarson, 🎼Yannick Nézet-Séguin. 12/11/10

見所

ヴェルディ後年の大傑作

4月半ばからの配信で初めて登場 最後の公演はこの2010版
https://www.youtube.com/watch?v=kvBrfrHfHy4

”低声歌手の活躍する歌劇
主役全員が異なった対象と苦闘し、男性は英雄として挫折し、女性は愛のために身を滅ぼす" ~wiki

ミュージカル「ミス・サイゴン」の演出家ハイトナー

あらすじ

"16世紀、フランドル地方を支配しているスペイン。父であるスペイン国王フィリッポ2世 (Furlanetto) の妃エリザベッタ (Poplavskaya) と愛し合うカルロ (Alagna)、彼と義兄弟の誓いをたてフランドル地方を救おうとするロドリーゴ (Keenlyside)、カルロを愛するが彼の本心を知って嫉妬に燃えるエボリ公女 (Smirnova)、そして王でありながら宗教の強大な力に勝てず、王妃の愛も得られず、さらに息子の言動にも苦しむ王フィリッポ・・・。それぞれの葛藤のドラマが進行する中、カルロはロドリーゴの友情によってフランドル地方を救うため立ち上がるが、父によって捕らえられてしまう。エリザベッタもまた胸に秘めたカルロへの愛を暴かれ、さらに夫とエボリの不倫も知ることになる。それぞれの運命が、今やからみつくように執念深く彼らに迫っていた・・・。"
https://www.shochiku.co.jp/met/program/s/2010-11/#program_04

wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%AD

プログラム
https://www.metopera.org/globalassets/user-information/nightly-opera-streams/week-24/playbills/dec-11-don-carlo.pdf

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
演出:ニコラス・ハイトナー

カルロ
R. アラーニャ/Roberto Alagna
仏b1963

妃エリザベッタ
マリーナ・ポプラフスカヤ/Marina Poplavskaya
ロシアb1977

義兄弟の誓いをたてたロドリーゴ
サイモン・キーンリーサイド/Simon Keenlyside
英b1959

スペイン国王フィリッポ2世
フェルッチオ・フルラネット/Ferruccio Furlanetto
伊b1949

カルロを愛するエボリ公女
アンナ・スミルノヴァ/Anna Smirnova
ロシア

🍃🇪🇸🍃

国旗MET YouTubeにたくさん本公演の動画が掲載されている
https://www.youtube.com/c/metopera/search?query=Don+Carlo

🍃🇪🇸🍃

演出:Nicholas Hytner/ニコラス・ハイトナー(英b1956)へのインタビュー動画
https://www.metopera.org/discover/video/?videoName=don-carlo-2010-11-new-production-preview&videoId=614571085001

とても情熱的に語る演出家

どうしてドン・カルロがヴェルディの典型的なオペラであるかを説明している。登場人物が異なった対象と苦闘。4幕の王が心情を歌う場面がパワフル

🍃🇪🇸🍃

ドン・カルロのMETでの公演の歴史について
https://www.metopera.org/user-information/nightly-met-opera-streams/articles/from-the-archives-don-carlo-at-the-met/
1883年のMETの初年から、1920年〜1922年を除き、1950年まで上演されなかった理由について:

1. ヴェルディが 1886年まで伊語版を改訂し続け未だかって標準版がないこと。

2. リゴレット、椿姫、アイーダのようなシンプルな個人の話ではなく、壮大な歴史物で、いくつかの話が入り組んでいて、それぞれに劇的な対立を生み出し、五人の主人公の個人的な悲劇を描いていること。

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