寄生虫が人の性格を変える?
寄生虫が人の性格や行動に影響を与える可能性があるとされている説があります。
例えば、「トキソプラズマ・ゴンディイ」という寄生虫は、ネコを介して人や他の動物に感染することが知られています。
この寄生虫が人の脳に入り込むと、脳内の神経伝達物質の分泌に影響を与え、性格や行動に変化をもたらす可能性があるとされているそうです。
研究によると、トキソプラズマに感染した人は、感染していない人に比べてリスクを取りやすくなる傾向があることが報告されています。
また、男性では短気になりやすい一方で、女性ではより社交的になるという傾向があるともいわれています。
しかし、こうした変化は必ずしも全員に見られるわけではなく、個人差も大きいようです。
このように、寄生虫が人の性格や行動に影響を与える可能性があることがわかってきましたが、まだまだ研究段階であり、今後また違った発見があるかもしれません。