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自分の声が嫌いだ。

自分の中に反響して認識している「わたし」の声と、周りの人たちに聴こえている「わたし」の声にはとてもギャップがある。
録音した時にそれを強く感じる。
わたしの声はそんな声じゃない。
いつもそう思うのだ。

自分が認識している音は、実際の音よりももうワントーンぐらい低い。そんな声じゃない!といつも思いながら、生きている。

配信アプリで配信を始めてからもうすぐ4年になろうとしている。4年の間、ずっと支えてくれているリスナーさんがいて、彼等はありがたいことに、わたしの声を好んでくれているのだ。
「良い声だよ」
と言われると、嫌いな声でも少し好きになれるかもしれない。と思うようになる。
配信アプリなのに動画配信はほぼやらないラジオ配信なので、必然的にビジュアルより声になるのだ。
コンプレックスは少しずつ、解消され始めている。
何事も続けることは大事だな、と感じている。

最近本格的にラジオ配信アプリをはじめた。
すると、今までコンプレックスだった「声を出すこと」が面白くなってきた。
これをはじめたきっかけは事務所から「ボイスサンプルを送って」と言われたことがきっかけだ。短い台本を読んでみることが、意外と楽しいことに気づく。これを続けてみるのも良いかもしれない、と、今は朗読を中心に録音して、それを自分のページにアップしている。
できるだけ色んな声で読めるように、色んなフリー台本を探しては読んでいる。長いものから短いものまで。これを続けることによって、「読むこと」と「演じること」に慣れたら良いなぁと思いながら。
続けることで、もしかしたら事務所の案件がとれるようになるかもしれない。

朗読をアップしていくうちに、聴いてくれたひとが、「聞き取りやすい声」と言ってくれた。
自分の嫌いな部分が、褒められると、少し嬉しくなって、もっと頑張ろうと思える。色んな台本を読んで色んな人に届けることができたらいいなと思えるようになってきた。
役者をする上で、声の演技も大事だな、と思えるように。

コンプレックスが、もしかしたらコンプレックスじゃなくなるかもしれない。
嫌いな部分が好きになれたら、もっと自分に自信が持てるかもしれない。

自分の変化を楽しく受け入れられるようになれば、もっと楽しい人生になるかもしれない。
その為にこれからも声を出す。
これを続けていって、いつか独特な自分の声を好きになれる日がくれば良い。

https://spoon.onelink.me/Uuzo/7d368835

Anne

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