ハングリー精神って。


人生の先輩に当たる方々から、音楽活動していく中で応援してもらっていて、時にはいくつかのアドバイスを直接いただくこともあるのですが。


10代で音楽を始めて、色々わからないなりにひたすらに活動していた当時、本当にたくさんの方から様々なお言葉を頂戴したのですが、その中でも、"大事なのはハングリー精神だ"っていう言葉が、いまいちピンこなかったんですよ、19歳くらいの私ったら笑

子供の頃から自分の感情がものすごく奥底に眠っていて、いまいちこう、自分が今この瞬間何を感じているのかが分からないような、とにかくふわふわした学生時代を送っていまして。

守りたい何かや、どうしても貫きたい何かってのが、自分の中で定まっていなくって。



高校を卒業してから音楽活動をしていく中で、とある先輩に言われたハングリー精神という言葉がピンと来なかった私は、数年そのまま頭の片隅に放置してたんです、そのハングリー精神とやらを。



それからさらに時が経った今、私はそのハングリー精神とやらが、それ自身はもしかしたら負のエネルギーな場合もあるかもしれないけれど、とにもかくにも、自分を突き動かすエネルギーとなるんだろうと思っていて。



"バネ"と言いますか。



この世の中で誰かや何かに対して、怒りや憤りを感じない人間はかなり少ないと思っていて。



嫌なことに直面して、それに対して発生する怒りのエネルギーは、もしもうまく昇華できれば、あなたを飛躍させる大きなバネになるんだよって、そう言いたかったのかな、あのおじいさんはって、今なら思えると言いますか。笑





いつもジャズバーに飲みにきては、芋焼酎を飲んで、若手ジャズミュージシャンの顔を見るたびに、ハングリー、ハングリーって呪文のように言ってた意味が、今なら少しわかるというか。




それくらい、貫きたい何かが私には今あって、そのために努力してもがいて、時に辛い思いをして、否定されたり、罵倒されたりして、その相手に怒りを感じることもあって。




そんな中でも、どうしても続けたいこの音楽を、なんとか続けている今だから、ハングリー精神の意味を少し理解出来てきたのかなと、思ってるんだけど違うのかな。笑




10年後に全然違う解釈でブログを書いているかもしれないけど、とりあえず今はそう思うことにします…。笑




今宵はそんな、ハングリー精神ってなんだろうなお話でした。



日付変わって火曜日になっちゃいました。




また今夜もう一つ投稿したいと思います。





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