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泥だしボランティアに行ってきた

2019年10月12日に上陸し日本各地に甚大な被害をもたらした台風17号。10月19日に宮城県大郷町、10月30日と11月16日に宮城県丸森町へ泥だしボランティアに行ってきました。

8年前の東日本大震災やその後のさまざまな災害のおかげかも(せいかも)しれませんが、社会福祉協議会(社協)さんやNPOさん、そして関係各所の連携にとても感動したので覚書です。

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ボランティアに行くときは、高速料金が無料になります。NEXCO東日本のウェブサイトから用紙をダウンロード。往路と復路で1枚ずつ。高速に乗るとき、ETCじゃなくて一般用のゲートから黄色いチケットを取ります。高速を降りるときに、往路の用紙と運転免許証とチケットを渡すとゲートが開きます。帰りはボランティアセンター(ボラセン)のハンコが必要。復路の用紙にこのようにハンコを押してもらいます。帰りも同じように一般ゲートでチケットを抜き取って帰りに免許証と用紙とチケットを渡すとゲートが開きます。丸森最寄りのIC出口ではボックスのおじさまがとても丁寧に御礼を言ってくださって、すごい嬉しくなりました。やっぱ褒められると気分よいわ。

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ボラセン近くまで来ると、順路の看板が立っています。初回に来たときは曲がり角ごとに人が立っていました。

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ボラセンに到着すると受け付け。ボランティア保険に加入済みの人とまだの人で2列に分かれます。

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軽トラ持ってる人や大工さんは特別扱い。申告すると別のグループに振り分けられます。

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初回は平日の10時前に到着だったので待ち時間は15分ぐらい。今日は土曜の朝9時前に到着したので結構な混み具合でした。自分の番が来たのは10時ぐらい。5人で1グループ。お宅のニーズを書いたシートをもとに、前回からの申し送り事項も含めボラセンの方から説明を受けます。おたくにお邪魔したときは写真をバシャバシャ撮らないこと、などの注意を受けます(当たり前だよね)。

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その後は道具置き場へ。アイテムの借り入れシートに持っていきたい数を書き込んで、ねこ(一輪車)、スコップ、ブラシなどを選んで係りの人に渡します。写真のように北海道からはヘルメット、広島三原市社協からはブラシ、など過去の被災地からのご縁も感じました。そのほかにも佐賀の一輪車もあったし。アイテムの貸し出し係やってくれてたのは沖縄の生協のお兄さんだったし。神戸大学のビブス着た若者グループもいた。あったかすぎて胸熱です。

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丸森ボラセンが始まってからのニーズ推移表。入り口に掲示されています。わたしは初回は蔵があるような旧家。お皿類がものすごく多くて、泥を落としながらおうちのお母さんとたわいもない話しをしていました。2回目の今日は、ひたすら筋肉系。藁を袋に詰めたり土嚢に泥を詰めたり。良い感じで全身泥だらけになりました。

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被害が大きかった地区の小学校。現在は児童は町内の隣の小学校に通っているそうです。おたくで活動するときは必ず休憩をとること。初回は1時間に1回と言われたけど今日は10分に1回と言われました。水分補給も怠らないように。数日でなんとかなるようなものではないので、おたくの人達と雑談するのも大事な貢献だと心得て、と(そっちのが得意かも笑)。

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そして活動は3時まで。初回は同じグループの人の自家用車でお宅とボラセンを往復し、今日は丸森町のバスに送迎してもらいました。帰ってきたら、スコップなどを洗ったりトイレいったり手を洗って消毒して借りたアイテムを返却。グループのリーダーが申し送り事項などを記入したレポートを提出して終了。3時半には解散しました。

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11月16日。発災から1か月ちょっとの今日、仮設住宅の建設が始まっていました。場所は地元の高校の野球場。ということは球児達、練習できないのね・・・。ということは1か月以上、避難所で生活してらっしゃる方々がいるってことだよね。

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前回訪れたときは自衛隊の車両があって入浴支援してたけど、今日で自衛隊は任務完了で解散。帰るときには、いなかった。本当に頼もしくてありがたい存在です。ごくろうさまでした。

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ボランティアに行く人たちもだけど。社協さんやNPOさんや。ボランティアが、自分達が想定するボランティア(泥だし)だけしていられればよいのは全部ちゃんと準備してくれる人達がいるから。仙台からの送迎バスを手配したり。駐車場の案内看板を作ってどこに置くか決めて設置して、ニーズひろって割り振って、送られてきた道具がなくならないようラベルつけて、って。ぜったい結構大変な作業。しかもあちこちから集まった人達でやるわけだから。駐車場の案内の人達なんか、通り過ぎるたびに「おつかれさまです。」とか「ごくろうさまです」とか笑顔で言ってくれるし。1日働いた(気になった)だけなのに、なんかあちこちで褒められて、ものすごく立派なことをした気分(笑)

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丸森のニーズは、まだもう少し必要です。雪が降ってしまう前に、気になっている方はぜひ。