【極上の書き心地】セーラー万年筆SHIKIORIー四季織ー垂雪(しずりゆき)
今年1月に自分へのお年玉として購入した、セーラー万年筆SHIKIORIー四季織の垂雪(しずりゆき)。
セーラー万年筆独特のシャリシャリ感と紙に吸い付くような書き心地の万年筆です。
そこで、今回はセーラー万年筆SHIKIORIー四季織ー垂雪の魅力をご紹介します。
書き心地や重さ、実際に持ってみた感じも合わせてお伝えします。
【セーラー万年筆】SHIKIORIー四季織ーとは
今回、私が購入した万年筆SHIKIORIー四季織ーとは、セーラー万年筆から発売されている筆記具シリーズ。
日本の四季を感じられるよう、作られた万年筆です。
SHIKIORIー四季織シリーズは、下記のようにいくつかシリーズがあります。
山水(さんすい)
雨音(あまおと)
おとぎばなし
月夜の水面(つくよのみなも)
雪月空葉(せつげつそらは)
ひさかた
このほかに、数量限定で発売された穣(みのり)というシリーズもあります。
それぞれのんシリーズは、4種類のデザインに分けられて販売。
私が今回購入した「垂雪」は、雪月空葉シリーズの1本です。
万年筆全体の定価は6,600円〜40,700円。
垂雪の定価は17,600円となっています。
どれも可愛らしく、持っているだけでテンションが上がりそうな万年筆ばかりです。
書き心地
万年筆でもっとも気になるのは、書き心地です。
垂雪では、セーラー万年筆の独特な書き心地である「シャリシャリ感」がとても出ていました。
シャリシャリ感とは、実際に音が聞こえるわけではないのですが、文字を書いているときの感覚が「シャリシャリ」といった感じです。
セーラー万年筆の書き心地は、万年筆ユーザーの中で「シャリシャリ」といわれているため、この記事でも同じ表現を使わせていただきます。
とてもなめらかな書き心地で、ひっかかりもなく、思ったことをスラスラ書けます。
PILOT万年筆のような「カリカリ感」はなく、するするとインクが出てくるため気持ち良く文字が書けました。
セーラー万年筆独特の書き味と、スラスラ書ける感覚を味わいたい人におすすめです。
大きさ
垂雪の大きさは公式HPによると、筆記時で144ミリ、収納時で123ミリです。
実際に測ってみると、キャップを付けた状態で12.5cm。
キャップを外した状態だと、11cmです。
キャップを付けた状態だと、14.5cmくらいです。
小さすぎず、大きすぎずといった感じですね。
キャップは付けて書いても、外して書いてもどちらでも書けます。
つけて書くか、外して書くかは好みの問題といえそうです。
筆箱にも入れられるし、手帳用の万年筆としても良いサイズだと思います。
選択したニブ
万年筆のペン先は、「ニブ」といいます。
ちなみに今回私が購入したのは、「中細(MF)」というサイズ。
中細字というのは、細字と中字の真ん中ということです。
今回購入した垂雪のニブの太さは、極細(EF)と中細(MF)の2種類のみ。
私はニブが細いよりも太い方が好みのため、今回は中細を選択しました。
ニブの太さは、メーカーによって異なります。
購入するときは、サイト等で販売しているニブの太さを確認するのがおすすめです。
実際に書いてみた感じはこんな感じです。
手元にある万年筆がPILOTばかりだったため、比較対象もPILOTのみとなってしまいました。
こうして写真で見てみると、ニブの太さによって書く字に差があるのが分かります。
なるべくカリカリ書きたい人であれば極細を、さらさらとひっかかりなく書きたい人なら中細がおすすめです。
手帳に使いたい人なら、極細がいいでしょう。
初めて万年筆を購入する人なら、極細よりも中細(MF)がいいかなと思います。
持ってみた感じや重さは?
垂雪の重さは、17g。
ジェットストリームは9.3g、SARASAが9.07gなので、一般的なボールペンの重さは大体9g前後です。
垂雪は、一般的なボールペンの2倍といった感じですね。
万年筆によっては、重みを利用して筆記するタイプの万年筆もありますが、垂雪は軽いタイプ。
17gなので、使用中は必要以上に重さを感じることなく、サクサク書けます。
軽い万年筆なので、長時間持っていても疲れません。
個人的には、キャップをつけて筆記する方が合っているようです。
ニブは、とてもキレイな金。
太陽の光に照らされたニブは、本当にキレイです…!
いろいろな紙に書いてみた
個人的にとても気になる部分…。
それは、紙との相性です。
そこで、ここからはさまざまな紙との相性をみるために、実際に書いてみました。
万年筆と一緒に紙を購入する場合に参考にしてもらえたら嬉しいです。
今回、垂雪との相性を確認したのは、以下の紙またはノートになります。
DAISOコピー用紙
MarumanクロッキーSQ
LIFE MARGINノート
雪彩紙(サンレイド)
一つずつご紹介します。
DAISOコピー用紙
まずは、DAISOのコピー用紙。
A5のコピー用紙です。110円で180枚入っていてすごくお得です!
コスパがとてもいい紙なのですが、垂雪ととても相性が良く、書きやすいです。
MarumanクロッキーSQ
次は、文房具屋さんで一度は見たことがあるであろう、Marumanクロッキー。
白とクリームタイプの2種類がありますが、今回は、クリームタイプで試してみました。
中の紙は、クリーム色で少し厚め。
万年筆のニブがうまくハマってスラスラと良い書き心地を体感させてくれます。
紙の裏にインクが抜けることもないので安心して書けます。
ちなみに表紙は、「おさるのジョージ」です。
完全に娘の影響で好きになってしまいました。
LIFE MARGINノートA5
そして、LIFEのMARGINノートA5です。
中は表面がつるつるした紙になっています。
こちらのノートは表面がつるつるしているため、軽やかに、そして滑るように文字が書けました。
セーラー万年筆だけど、万年筆特有の「ぬらぬら感」が味わえます。
ぬらぬら感というのは、万年筆からインクが出て、文字が滑るように書ける状態を表します。
書いていてとても気持ちがいい紙ですね!
雪彩紙(サンレイド)
最後は、雪彩紙(サンレイド)A5の用紙です。
こちらは、地元新潟で有名な文房具店「タキザワPENBOXさん」で購入した紙になります。
ちなみにタキザワPENBOXさんは、新潟県の文房具店でもっとも有名なお店。
県内一、万年筆の取りそろえが多いお店で、オリジナルインクなども販売しています。
雪彩紙(サンレイド)は、万年筆と非常に相性が良く、質感がMarumanクロッキーのクリームに似ています。
万年筆で書くと、ニブがしっかりと紙に馴染んでいき、気持ち良い書き心地を体験できました。
セーラー万年筆SHIKIORIー四季織ー垂雪を3か月使ってみて
セーラー万年筆SHIKIORIー四季織ーの垂雪を購入し、早3か月が経とうとしています。
使ってみた感想は以下の2点です。
モチベーションがアップした
モヤモヤした感情を可視化できた
まず、モチベーションについてです。
手帳を書いたり、日々の記録をつけたりするモチベーションが爆上がりしました!
仕事や育児で疲れていると、疲労から書けない日々が続くことも…。
しかし、垂雪を買ってからは書く頻度が格段にアップしました。
また、手帳や日々の記録が習慣化してくると、モヤモヤした感情を可視化できるように。
結果、自分のストレスコントロールが確実に上手くなっていきました。
お店とネットどちらで買う?
「万年筆が欲しい…」となると、気になるのは「お店とネットのどちらで買った方がいいのか」といった問題だと思います。
というのも、お店だと書き心地を試せますが、ネットで買うと試し書きができません。
結論、値段を重視するならネット、書き味を重視するなら店頭です。
ネットはものによっては、店頭の半額ほどの値段で購入できます。
ただ、試し書きができないため、書き味は一か八かの勝負になってきます!
お店で購入する場合は、試し書きをしてから購入できるので、納得したうえで購入が可能です。
一方、値段はセールでもやっていない限り定価で販売されているため、場合によってはネット価格の倍することもあります。
自分にとっての優先順位は値段と書き味のどちらなのかを考えた上で、購入場所を決めるといいでしょう。
まとめ
今回は、セーラー万年筆SHIKIORIー四季織ー垂雪についてご紹介しました!
垂雪は、書き心地がシャリシャリしていて、書くことへのモチベーションを爆上げしてくれます。
垂雪のニブは、極細字と中細字の2種類。
ひっかかりなく書き心地を楽しみたい人なら中細字がおすすめです。
また、手帳など細かい部分を書くために使いたい場合は、極細字がいいでしょう。
全体の重さも17gと軽く、長時間持っていても疲れにくいです。
万年筆には、相性の良い紙があり、中でもDAISOのコピー用紙は相性が抜群でした。
お店とネットのどちらで購入するかに迷ったら、値段と書き味でどちらが優先順位が高いかを考えましょう。
万年筆は少し高い買い物になりますが、手に入れるとQOLが爆上がりするだけでなく、自分自身の感情コントロールにも役立ちますよ。
興味がある人はぜひ購入してみてくださいね~!
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