【なぜこんなに?】韓国で『THE FIRST SLAM DUNK』が大人気の理由3つ
青春はまだまだ終わらない
『THE FIRST SLAM DUNK』が韓国で物凄い人気があることを前の記事で紹介しました。
口コミを紹介してから約2カ月……(更新が遅すぎっ!)
1月4日に公開されてから3ヶ月以上経ちますが、韓国ではまだ『THE FIRST SLAM DUNK』が上映されています。驚きですよね!
総動員数はなんと448万人で450万人を超えそうな勢い(4月16日現在)
『THE FIRST SLAM DUNK』がある限り、青春は終わりません!
ついついまたレビューを紹介してしまいましたが、なぜここまで『THE FIRST SLAM DUNK』が韓国で人気なのでしょうか?
「ただ単に面白いから?」だけではありません。
『THE FIRST SLAM DUNK』が大人気の理由3つ
『THE FIRST SLAM DUNK』が韓国で大人気である理由3つをさっそく紹介。
下記のような理由が考えられます。
青春時代に思いをはせる3040世代
スラムダンクで代理満足
不可能を可能にする精神
理由その① 青春時代に思いをはせる3040世代
『THE FIRST SLAM DUNK』が大人気の大きな理由の1つが3040世代です。
韓国には「3040」と呼ばれる世代があります。
「3040」は数字の意味するごとく「30代、40代」のことです。
韓国で「スラムダンク」は1992年に連載がはじまり、1996年に完結しました。「スラムダンク」連載当時の日本での人気は言うことなし!でしたが、韓国でも爆発的な人気をみせていました。
日本以外の国の中でダントツで「スラムダンク」の販売部数が多かったのも韓国です。
「スラムダンク」が韓国で圧倒的な人気を見せていた頃、ちょうど学生だったのが「3040世代」
90年代に学生だった「3040世代」も忙しい社会人になり、過去の楽しかった思い出を忘れ毎日の生活に追われている……
青春時代なんて忘れて過ごしていた「3040世代」の前に突然あらわれたのが『THE FIRST SLAM DUNK』なのです。
人気がでないわけがありませんよね。
実際に『THE FIRST SLAM DUNK』は「3040世代」の男性に最も支持されているのです。
「あの頃」に思いをはせながら涙する人が続出するのも納得できますよね。
理由その② スラムダンクで代理満足
2つ目の理由は「代理満足」です。
韓国には中学校にも高校にも日本のように部活動がなく「部活動一色の学生時代」なんて経験をすることができません。
「スラムダンク」では、登場人物たちが練習を繰り返して、どんどんバスケが上手になっていきます。
韓国人はそういった経験を「スラムダンク」をみながら疑似体験し「代理満足」をしているのです。
まるで自分が「スラムダンク」の部員であるかのように。
理由その③不可能を可能にする精神
「3040世代」に限らず「1020世代」つまり、10代・20代の若者にも人気があるのは、不可能を可能にする精神を学ぶことができるから。
1020世代がスラムダンクにのめり込む現象について、仁荷(インハ)大学の消費者学科イ・ウンヒ教授は下記のように言っています。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」というセリフにもあるように、どんなに辛く厳しい状況でも諦めずに進んでいけば「不可能を可能できること」を教えてくれるのです。
「1020世代」は不可能を可能にする湘北バスケ部に力をもらい、明日からまた厳しい競争社会に立ち向かっていくのでしょう。
不屈の精神こそ「スラムダンク」の人気なのかもしれませんね!
【おまけ】『THE FIRST SLAM DUNK』登場人物の韓国名
湘北バスケ部のメンバーの名前も韓国では韓国語に。
どんな名前になっているのか紹介しますね。
桜木花道 강백호(カン・ベクホ)
赤木剛憲 채치수(チェ・チス)
流川楓 서태웅(ソ・テウン)
三井寿 정대만(ジョン・デマン)
宮城リョータ 송태섭(ソン・テソップ)
赤木春子 채소연(チェ・ソヨン)
安西先生 안감독(アン監督)
木暮公延 권준호(クォン・ジュンホ/ジュノ)
彩子 이한나(イ・ハンナ)
以上です。
最後までお読みくださってありがとうございました!
さて私も、もう一度見に行くかな。